堕天使のコード
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幕開けは普通のミステリ調で、国際的な謀略や謎解きが、いかにも待ち受けていそうなのですが、メインとなるのは主人公の幻想です、この幻想にどんどんと引きずりこまれます。 どこまでが現実で、どこからが主人公の幻想なのか、暗調な雰囲気、そして混迷したストーリですが、これらの雰囲気が、むしろこの作品の魅力だと思います。読み進めるにつれて、整然とした筋立てに戻るのか、それとも、さらに怪奇さを増していくのか、幻想の中ではどんなことでもありなのか、と、予想がつかなくなり、緊迫感もどんどんと高まっていくのです。 ジョン・ミルトン作の「失楽園」が、この作品の大きな要素となっていますが、「失楽園」の内容について、(私自身もそうですが)事前の知識がなくても大丈夫だと思います。主人公たちのセリフや思考が「失楽園」の内容の解説のように書かれており、ストーリの展開に、もう一味の楽しみが加えられていると思います。 登場人物の親子関係、人間関係について、非常にリアルに描かれています。単に円満ということではなく、複雑な事情、周囲の人物に対する揺れ動く心理といった、リアルな人間模様が、幻想的なストーリー展開と巧みに調和がとれていたと思います。 | ||||
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