孤島パズル

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種別
長編
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あらすじ

1996年08月01日 孤島パズル (創元推理文庫―現代日本推理小説叢書)

紅一点会員のマリアが提供した“余りに推理研的な”夏休み―旅費稼ぎのバイトに憂き身をやつし、江神部長以下三名、宝捜しパズルに挑むべく赴いた南海の孤島。バカンスに集う男女、わけありの三年前、連絡船の再来は五日後。第一夜は平穏裏に更けるが、折しも嵐の第二夜、漠とした不安感は唐突に痛ましい現実へと形を変える。晨星落々、青空に陽光が戻っても心は晴れない…。(「BOOK」データベースより)

評判

孤島パズルの評価:

7.13/10点 レビュー 24件。 A ランク

書評・レビュー点数毎のグラフです

平均点7.13pt

孤島パズルの総合評価:

8.04/10点 レビュー 112件。

感想一覧

サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

全2件 1〜2 1/1ページ
No.2
(10pt)

孤島パズルの感想

英都大学推理研究会にアリスが入部して一年。
推理研に初の女子部員、有馬マリアが入部した。
マリアの亡き祖父は大そうなパズル好きで、孤島・嘉敷島に宝を隠したらしく、推理研は大いに盛り上がった。
その夏、江神さんとアリスはマリアの誘いを受け、宝探しに島へ向かった。
島には十三名の男女が集まり、各々世俗と離れ、思い思いに過ごしていた。
その夜、折悪しく台風が接近し、暴風雨の音に紛れて殺人が行われた。
無線機は壊され、船も三日は来ない絶海の孤島で、更に事件は続く。
果たして犯人は誰なのか―・・・

学生アリスシリーズ第二弾です。
フーダニット、ハウダニット、更に宝探し(暗号)と、ミステリ要素盛り沢山です。
正直、多くの人がトリックはわからなくても犯人は予想できると思います。
しかし、前作に比べ犯人の動機は重く、ストーリーもより洗練されている印象です。
途中の謎や伏線等々は上手く回収され、かつトリックやストーリーに組み込まれています。
いかにも本格らしく、また割とフェアだと思います。
江神さんが論理的に謎を解き明かし、アリスを通して読者に割合わかりやすく説明してくれます。
その過程で江神さんの人となりもうかがえます。
江神さんは探偵役ながらも、むやみに人の罪を暴こうとはしません。
しかし、真相を理解した上で放置はできないという苦悩がしのばれます。
江神さんについては解説で光原百合氏がファンレターを綴っています。
かなり熱烈なので、それはそれで一読すると面白いと思います。
アリスとマリア、二人の距離感は若者らしく青臭くて良いです。
凄惨な事件の中に青春の爽やかさを少し漂わせます。

前作に比べ非常に洗練され、面白いです。
捉えどころのない江神さんの謎、アリスとマリアの今後を含め、次作が楽しみです。

▼以下、ネタバレ感想

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あんみつ
QVSFG7MB
No.1
(9pt)

孤島パズルの感想


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氣學師
S90TRJAH

Amazonレビュー

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No.88
(4pt)

全てがほど良いミステリ

ここしばらく21世紀刊の国産ミステリを読んでいたので、少し古いもので「読者への挑戦」が付いている作品…と、こちらを選んでみました。
ストーリー展開、キャラクター描写、事件の謎や魅力、真相に至るロジックなど、どれもソツ無くほど良い加減で、バランスの良いミステリという印象です。
別の言い方をすると、キョーレツな印象には乏しいかもしれません。
(有栖川作品は他にもいくつか読んでいますが、どれもそんな感じ)
感心したのは、近年の若手ミステリ作家と比べると、地の文がとても上手いことです。
とりたてて個性的な文体ではなくも、その場の雰囲気や登場人物の心情などが、センスの良い表現で過不足なく語られていると思いました。
この作品を書いた時の有栖川さんがまだ「新人」だったことを考えると、最近の新人は地の文に関してはだいぶ力が落ちている気がします。
「読者への挑戦」は、真面目に考えましたが真相に到達できませんでした。
最終章を読んでみて、これは(勘ではなく推理で)当てるのは難しいなあ…と思った次第。
孤島パズル (創元推理文庫―現代日本推理小説叢書) Amazon書評・レビュー: 孤島パズル (創元推理文庫―現代日本推理小説叢書)より
4488414028
No.87
(5pt)

ペダンチック一歩手前の知的なプロット

処女作『月光ゲーム』のあと、三作目の『双頭の悪魔』があまりに素晴らしかったため手に取った、有栖川有栖のデビュー二作目。著者のあとがきでも「朝から深夜まで、書くことだけに没頭」したと記されているが、その言葉どおり、実に見事な推理小説に仕上がっている。

南海の孤島に集まった十三人。連続殺人事件が発生し、台風が接近、通信機は壊され、連絡船もあと三日間は来ない。伏線に次ぐ伏線、モアイ像にまつわる謎、そして思わず「あっ」と驚く結末。著者の最大の魅力は、ペダンチック一歩手前で抑えられた知的なプロットにあるのではないだろうか。

『捜査線上の夕映え』や『狩人の悪夢』も読んだが、本作の完成度はそれらとは比べものにならない。絶対にお勧め。なお、「東西ミステリーベスト100」2012年版では第95位に選出されている。
孤島パズル (創元推理文庫―現代日本推理小説叢書) Amazon書評・レビュー: 孤島パズル (創元推理文庫―現代日本推理小説叢書)より
4488414028
No.86
(4pt)

楽しく読める、クリスティ的なロジックミステリ

前作「月光ゲーム」に続いて読んだ。前作に比べると登場人物が少なく、ストーリーもロジックミステリに徹していて読みやすい。ただ、マリアとアリスのほのかなロマンス要素はあるものの、前作のような青春小説的な面白さはないし、特殊状況における冒険小説的な要素もない。また謎解きの部分については探偵本人が「紙切れより薄っぺらな小理屈」と語っているように、ごくわずかなヒントをもとに全ての謎の解釈に至っており、少し強引さを感じる。ただ、クリスティを読んでいるような雰囲気を味わえるので、読んでいて楽しいミステリであることは間違いない。
孤島パズル (創元推理文庫―現代日本推理小説叢書) Amazon書評・レビュー: 孤島パズル (創元推理文庫―現代日本推理小説叢書)より
4488414028
No.85
(4pt)

楽しく読める、クリスティ的なロジックミステリ

前作「月光ゲーム」に続いて読んだ。前作に比べると登場人物が少なく、ストーリーもロジックミステリに徹していて読みやすい。ただ、マリアとアリスのほのかなロマンス要素はあるものの、前作のような青春小説的な面白さはないし、特殊状況における冒険小説的な要素もない。また謎解きの部分については探偵本人が「紙切れより薄っぺらな小理屈」と語っているように、ごくわずかなヒントをもとに全ての謎の解釈に至っており、少し強引さを感じる。ただ、クリスティを読んでいるような雰囲気を味わえるので、読んでいて楽しいミステリであることは間違いない。
孤島パズル Amazon書評・レビュー: 孤島パズルより
4488012329
No.84
(5pt)

良い

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孤島パズル (創元推理文庫―現代日本推理小説叢書) Amazon書評・レビュー: 孤島パズル (創元推理文庫―現代日本推理小説叢書)より
4488414028

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