ジュリアン・ウェルズの葬られた秘密

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種別
長編
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あらすじ

2014年02月07日 ジュリアン・ウェルズの葬られた秘密 (ハヤカワ・ポケット・ミステリ)

「ジュリアン・ウェルズという真摯な作家がいた。あの日、彼は自殺した―彼はかけがえのない友だった」犯罪・虐殺を取材し、その本質を抉る作品を発表したジュリアンは、死の直前もロシアの殺人犯に関する資料調査に没頭していたという。執筆意欲のあった彼がなぜ死を選んだのか?親友の文芸評論家フィリップは、やがて友の周囲でかつて一人の女性が行方不明になっていたことを知る。フィリップはジュリアンの妹とともに手掛かりを追うが…。友情という名のかたちのないものをめぐる、巨匠の異色ミステリ。(「BOOK」データベースより)

評判

ジュリアン・ウェルズの葬られた秘密の評価:

6.00/10点 レビュー 1件。 C ランク

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ジュリアン・ウェルズの葬られた秘密の総合評価:

8.33/10点 レビュー 6件。

感想一覧

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Amazonレビュー

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

No.5
(5pt)

苦手な米小説でも楽しく読めた

苦手なアメリカの小説でもこれはするする読めた。
謎解きを目的にミステリーを読んでいる人にはおすすめできないけど、「ありふれた祈り」みたいな淡々と人の営みをえがいた作品が好きなら気に入るのでは。
主人公が探すのは友人である作家の自殺の原因。
おおよそ原因の検討はついていて、実際あっというどんでん返しはないけれど、その原因を推測でなく事実にするため一つひとつつぶしていく様子がていねいにえがかれているところに好感。
ジュリアン・ウェルズの葬られた秘密 (ハヤカワ・ポケット・ミステリ) Amazon書評・レビュー: ジュリアン・ウェルズの葬られた秘密 (ハヤカワ・ポケット・ミステリ)より
4150018804
No.4
(5pt)

苦手な米小説でも楽しく読めた

苦手なアメリカの小説でもこれはするする読めた。 謎解きを目的にミステリーを読んでいる人にはおすすめできないけど、「ありふれた祈り」みたいな淡々と人の営みをえがいた作品が好きなら気に入るのでは。 主人公が探すのは友人である作家の自殺の原因。 おおよそ原因の検討はついていて、実際あっというどんでん返しはないけれど、その原因を推測でなく事実にするため一つひとつつぶしていく様子がていねいにえがかれているところに好感。
ジュリアン・ウェルズの葬られた秘密 (ハヤカワ・ポケット・ミステリ) Amazon書評・レビュー: ジュリアン・ウェルズの葬られた秘密 (ハヤカワ・ポケット・ミステリ)より
4150018804
No.3
(3pt)

淡々とした流れ

結構スピード展開の速い小説の合間に読んだせいか、淡々とした流れに物足りなさを感じたかも・・・
違うタイミングで読んでいたら、感想も違ったと思います。
亡き友の巡礼といった心理的側面を描いたストーリー
内面を描いた小説が好きな方には向いてると思います。
スピーディーな展開を求める方には向きません
ジュリアン・ウェルズの葬られた秘密 (ハヤカワ・ポケット・ミステリ) Amazon書評・レビュー: ジュリアン・ウェルズの葬られた秘密 (ハヤカワ・ポケット・ミステリ)より
4150018804
No.2
(4pt)

暴力、権力、支配といったことどもについて考えさせられる重厚なミステリ。

連続殺人や大量殺戮をもっぱら取材対象としていた作家ジュリアンが自殺する。古くからの親友で文芸評論家のフィリップは、ジュリアンの取材先を巡り、彼の死の原因を突き止めようとする。
 フィリップの現在の探索の旅、ジュリアンとの過去の交友、さらにはジュリアンが作品化した犯罪の数々が三層になって物語られる重厚なミステリ。暴力、権力、支配といったことどもについて考えさせられる。
 アルゼンチンの「汚い戦争」時代(1970年代後半〜80年代前半)が重要な舞台となっている。私はこの時代については映画「オフィシャル・ストーリー」からぐらいしか知識を得ていないので、もう少し歴史的な知識があればより深い読みができるかもしれないと思う。
ジュリアン・ウェルズの葬られた秘密 (ハヤカワ・ポケット・ミステリ) Amazon書評・レビュー: ジュリアン・ウェルズの葬られた秘密 (ハヤカワ・ポケット・ミステリ)より
4150018804
No.1
(5pt)

亡き友のための巡礼

原題 The Crime of Julian Wells( 原著2012年刊)
パリ、ブエノスアイレス...虐殺や犯罪を取材してきたノンフィクション作家の友の自殺、その謎と向き合うために友人が取材した地を巡った果ての真相。
クックには珍しくスパイスリラー的な素材が選ばれているが、謀略小説的な興趣に作者の眼目はなく、あくまで友の軌跡を辿る鎮魂の旅の背景として選ばれている。
『夏草の記憶』(1995年)や『緋色の記憶』(1996年)といった凝った叙述構成の中に美しい情感と衝撃的な結末を秘めた代表作に比べれるとプロットの意外性にはやや欠けるが、若き日々への愛借の念と失われた友情への悔恨が静かな筆致で切々と語られ小説としての完成度はより熟成の度合いを増している。原題にあるCrimeとは何か、それを知った時、主人公の胸中にも、読者にも深い哀しみが訪れるのだ。
ジュリアン・ウェルズの葬られた秘密 (ハヤカワ・ポケット・ミステリ) Amazon書評・レビュー: ジュリアン・ウェルズの葬られた秘密 (ハヤカワ・ポケット・ミステリ)より
4150018804

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