三十九階段

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初版刊行(参考)
種別
長編
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1,574回
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あらすじ

1959年11月06日 三十九階段 (創元推理文庫 121-1)

アフリカからロンドンに帰って来たリチャード・ハネーは退屈しきっていた。しかしふと知り合った男が殺されるにおよんで、ハネーはおそるべきスパイ団の大陰謀にまきこまれてしまった。世界大戦の一大危機を阻止する手がかりは、〈三十九階段〉ということばだけ……ハガード、ドイルとならぶイギリス冒険小説の雄、バカン不朽の代表作!(「BOOK」データベースより)

評判

三十九階段の評価:

7.00/10点 レビュー 1件。 C ランク

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平均点7.00pt

三十九階段の総合評価:

7.50/10点 レビュー 10件。

感想一覧

サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

全1件 1〜1 1/1ページ
No.1
(7pt)

全てが牧歌的な英国冒険スパイ小説の古典

1915年(大正4年)に刊行された、英国冒険スパイ小説の名作。第一次対戦前のイギリスで、ドイツのスパイを暴き出す若者の冒険サスペンスである。
自宅に帰宅したときに突然声をかけてきた男・スカッダーからイギリスの運命を左右する秘密を知らされたハネーは、その情報を政府高官に伝える決心をする。ところが翌日、自宅でスカッダーが殺されているのを発見し、さらに外を不審な男たちがうろついているのを見てハネーは即座に自宅を離れ、スコットランドに向かった。スカッダーを殺した犯人たちばかりか、殺人犯として警察にも追われる身となったハネーだったが、巧みな変装や親切な住民のおかげでスコットランドの荒野を逃げ切り、政府高官と接触することに成功した…。
スパイ、殺人、逃亡、アクション、暗号など冒険スパイ小説に必要なアイテムはもれなく盛り込まれ、話の展開もスピーディーでまさに古典、名作である。ただ、大正時代の作品だけに物語の転換点、キーポイントが、現在の読者から見るとご都合主義なのはご愛嬌。形容矛盾ではあるが、牧歌的なサスペンスと言える。
英国冒険スパイ小説の源流のひとつとして、読んで損はないとオススメする。

iisan
927253Y1

Amazonレビュー

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

No.9
(5pt)

今読んでも面白い

サスペンス映画の巨匠アルフレッド・ヒッチコックが
"最も敬愛する小説家の一人" に挙げるジョン・バカンの傑作でもあり、
ヒッチコックの初期の代表作でもある『三十九夜』の原作。

平凡な主人公がひょんなことから陰謀に巻き込まれてしまい、
スパイ団と警察から追われることになるという、「巻き込まれ型サスペンス」。

どこかのどかで牧歌的な世界観だが、無駄がなくたたみかけるように
場面が次々と変わっていくテンポの良さとスリリングな展開、
実質160P弱というコンパクトな内容により、一気に読破できる良本。

また、フランソワ・トリュフォーとの対談にて、ヒッチコックは
「映画の精神そのものが"バカン的"」と言っているだけに、
彼のルーツを知る上において、興味深い作品であることは言うまでもない。

ちなみに、この小説は三度映画化されているが
牧歌的でテンポの良さとユーモアな世界観を堪能するなら、『三十九夜 [DVD]』(A・ヒッチコック監督)
よりユーモラスで、且つカラーで堪能するなら、『三十九階段 [DVD]』(ラルフ・トーマス監督)
小説に一番忠実と云われ、且つシリアスな雰囲気を堪能するなら『39階段 [DVD]』(ドン・シャープ監督)
とそれぞれ特徴が異なるので、見比べてみるのも面白い。
三十九階段 (1959年) (創元推理文庫) Amazon書評・レビュー: 三十九階段 (1959年) (創元推理文庫)より
B000JAS7ZG
No.8
(4pt)

一期一会

南アフリカからロンドンに帰国したものの退屈しきっていたハネーは、ある男を匿った事が元で国際スパイ団の陰謀に巻き込まれてしまいます。スパイ団の追跡を逃れながらなんとか陰謀を阻止しようとするハネー青年の姿を描いた作品です。
タイトルの「三十九階段」の謎が重要になってくるのは物語の最後の局面で、作品の大部分はハネーが追っ手を幸運や機知によってかわしていく姿を描写することに費やされています。
ハネー自身その逃避行を楽しんでいることもあり、ビクビクと怯えながらの逃亡というよりは使命感に突き動かされた力強い逃亡で、読んでいるこちらにもその雄々しさというものが伝わってきます。
また、ハネーが遮蔽物のない田舎の草原をただ一人逃げていく姿などは非常に映像的であり映画化したいとヒッチコックが考えたのも頷けます。
第一次世界大戦のドイツ・フランス・イギリスの緊張を背景にしており、発表されたのが1915年ですから当時の人はどのようにこの小説を受け止めたのかも気になるところです。
三十九階段 (1959年) (創元推理文庫) Amazon書評・レビュー: 三十九階段 (1959年) (創元推理文庫)より
B000JAS7ZG
No.7
(5pt)

自らを信じよ!

人生に退屈しきっていた男、リチャード・ハネー。ため息ばかりのロンドン暮らしが一転、逃亡者となりながら国際スパイ団に立ち向かうことになる。世界大戦勃発の危機をはらむ陰謀を、何としてでも阻止しなければ。しかし、手がかりは〝三十九階段〟という謎の言葉だけ……。
ヒッチコックなどによって3度も映画化され、数多くの作家に影響を与え続けてきた、冒険小説の古典にして不滅の傑作。今なお世界中で読み継がれているのは、こんな台詞に魅せられるからだろう。
「私は常識からはずれたことならなんでも信じます。信用しないのはありきたりのことだけです」
ヒーローになる夢は常識はずれだが、信じていれば強さに変わる。自分自身を信じることこそ、人生を心躍る冒険の舞台に変える唯一の方法。
作者は、そう言いたかったのではないだろうか。
三十九階段 (1959年) (創元推理文庫) Amazon書評・レビュー: 三十九階段 (1959年) (創元推理文庫)より
B000JAS7ZG
No.6
(5pt)

今読んでも面白い

サスペンス映画の巨匠アルフレッド・ヒッチコックが
"最も敬愛する小説家の一人" に挙げるジョン・バカンの傑作でもあり、
ヒッチコックの初期の代表作でもある『三十九夜』の原作。

平凡な主人公がひょんなことから陰謀に巻き込まれてしまい、
スパイ団と警察から追われることになるという、「巻き込まれ型サスペンス」。

どこかのどかで牧歌的な世界観だが、無駄がなくたたみかけるように
場面が次々と変わっていくテンポの良さとスリリングな展開、
実質160P弱というコンパクトな内容により、一気に読破できる良本。

また、フランソワ・トリュフォーとの対談にて、ヒッチコックは
「映画の精神そのものが"バカン的"」と言っているだけに、
彼のルーツを知る上において、興味深い作品であることは言うまでもない。

ちなみに、この小説は三度映画化されているが
牧歌的でテンポの良さとユーモアな世界観を堪能するなら、『三十九夜 [DVD]』(A・ヒッチコック監督)
よりユーモラスで、且つカラーで堪能するなら、『三十九階段 [DVD]』(ラルフ・トーマス監督)
小説に一番忠実と云われ、且つシリアスな雰囲気を堪能するなら『39階段 [DVD]』(ドン・シャープ監督)
とそれぞれ特徴が異なるので、見比べてみるのも面白い。
三十九階段 (創元推理文庫 121-1) Amazon書評・レビュー: 三十九階段 (創元推理文庫 121-1)より
4488121012
No.5
(3pt)

スパイ小説の古典である。

主人公がスコットランドで逃亡生活を送りながら、警察とスパイ団から逃れようとする経緯が中心に描かれている。翻訳が優れているせいであろうか、逃亡の先々で出会う人間との言葉のやり取りが面白い。
三十九階段 Amazon書評・レビュー: 三十九階段より
4488011357

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