緑のマント
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ジョン・バカンの傑作である『三十九階段』の続編となる長編小説であり、 中近東の回教徒たちが反イギリス武力蜂起を企てており、その陰謀を探る為、 主人公のリチャード・ハネイたちが、3つの暗号を手掛かりにドイツ占領下の トルコに潜入する、というストーリー。 トルコの他にポルトガル、オランダ等のヨーロッパ諸国も舞台となっており、 前作よりも大幅にスケールアップしている他、主人公がスパイ団に追われる 側だった前作に対して、本作は自らスパイとなって偽名・変装を駆使しており、 前作よりも"スパイ小説"の名に相応しい内容です。また、第一次大戦中の作品 ということもあり、当時の反連合国(ドイツ等)を敵視した描写となっており、 プロパガンダ要素が色濃く出ています。 一部、主人公が突然一喜一憂する不自然な描写や、暗号解読・ピンチに陥った 際等の若干ご都合主義的な描写は散見するものの、エキゾチックな情景が頭に 浮かんできそうなトルコ潜伏時の場面、筆者自身が第一次大戦中、新聞特派員 であった経験が活かされた表現も垣間見えたり等、全編通してリアリズムに 富んだ描写により、ぐいぐいと引き込まれます。 作家以外にも多彩な経歴をもつ筆者ならではの豊かな経験・知識が滲み出て おり、1世紀近く前に発表されたにも関わらず、今も尚色褪せることのない 大人も楽しめる"痛快スパイ小説"の古典的名作です。 | ||||
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ジョン・バカンの傑作である『三十九階段』の続編となる長編小説であり、 中近東の回教徒たちが反イギリス武力蜂起を企てており、その陰謀を探る為、 主人公のリチャード・ハネイたちが、3つの暗号を手掛かりにドイツ占領下の トルコに潜入する、というストーリー。 トルコの他にポルトガル、オランダ等のヨーロッパ諸国も舞台となっており、 前作よりも大幅にスケールアップしている他、主人公がスパイ団に追われる 側だった前作に対して、本作は自らスパイとなって偽名・変装を駆使しており、 前作よりも"スパイ小説"の名に相応しい内容です。また、第一次大戦中の作品 ということもあり、当時の反連合国(ドイツ等)を敵視した描写となっており、 プロパガンダ要素が色濃く出ています。 一部、主人公が突然一喜一憂する不自然な描写や、暗号解読・ピンチに陥った 際等の若干ご都合主義的な描写は散見するものの、エキゾチックな情景が頭に 浮かんできそうなトルコ潜伏時の場面、筆者自身が第一次大戦中、新聞特派員 であった経験が活かされた表現も垣間見えたり等、全編通してリアリズムに 富んだ描写により、ぐいぐいと引き込まれます。 作家以外にも多彩な経歴をもつ筆者ならではの豊かな経験・知識が滲み出て おり、1世紀近く前に発表されたにも関わらず、今も尚色褪せることのない 大人も楽しめる"痛快スパイ小説"の古典的名作です。 | ||||
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