喉切り隊長



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    初公開日(参考)1958年01月
    分類

    長編小説

    閲覧回数1,589回
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    喉切り隊長 (ハヤカワ・ミステリ文庫 カ 2-12)

    1982年07月31日 喉切り隊長 (ハヤカワ・ミステリ文庫 カ 2-12)

    ※あらすじは登録されていません



    書評・レビュー点数毎のグラフです平均点7.00pt

    喉切り隊長の総合評価:7.29/10点レビュー 7件。Cランク


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    サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

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    全1件 1~1 1/1ページ
    No.1:
    (7pt)

    面白いだけに惜しい!

    カー作品には大きく分けて怪奇趣味の本格物と歴史サスペンスの2種類があるが、今回は後者に当たる。
    文庫背表紙の梗概には音もなく忍び寄っては兵士を一突きに殺害する通称「喉切り隊長」の正体とは?といった本格ミステリ色豊かに表現されていたためてっきり犯人捜しが主眼だと思われたが、ところが寧ろそっちの方は物語としてはサブ・ストーリーとして流れていき、主眼はヘッバーンのフランスにおける諜報活動にあった。

    筆者は趣向を凝らし、アランの身柄の保障を条件に喉切り隊長の犯人捜しをさせるといったサスペンス色を凝らしているのがミソ。
    しかし前述にあるように主眼はあくまでもアランの諜報活動にあり、その辺のスリルは『ビロードの悪魔』を髣髴させる出色の出来。本来ならば8点の評価を与えたいのだが、「喉切り隊長」の正体が強引過ぎる(と思われる)点と、結局「喉切り隊長」の殺害方法の不思議さについてなんら解明がされていない点の2点において7点とした。

    しかし、活字が大きくなるとカー作品がこれほどまでに読み易くなるとは思わなかった。以後もこの字組で再版される事を切に願う。

    Tetchy
    WHOKS60S
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    ※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
    未読の方はご注意ください

    No.6:
    (5pt)

    西洋時代小説好きにもミステリ好きにも揃って楽しめる小説

    帝政時代のフランスで謎の殺人鬼が暗躍し・・・というお話。

    時代小説のガイドブックによると、史実に忠実に書かれた物は歴史小説で、史実を自由に扱った小説を時代小説とするそうで、そういう意味では本書は西洋時代小説に当たると思います。歴史に名の残る重要な人物が多数出てきますが、必ずしも史実に忠実に扱ってはいないように思われるので(憶測:違ったらすいません)

    特に主役のキャラであるジョゼフ・フーシェは西洋の歴史好きには非常に著名で人気のある人物だそうで、伝記も多数あるという有名な人だったそうで、私は寡聞にしてあまり知らなかった事を恥ずかしく告白しておきます。確かに魅力的なキャラだと本書を読んで思いました。

    そして何よりもカー先生がミステリ作家だったのがよく判る作品でした。帝政期のフランスの権謀術数劇をスパイ小説風にしたり、謎の殺人鬼の犯人を意外な人物に設定したり、ただの時代小説に終わらない、ミステリとしても充実した内容になっていて驚きました。人生の殆どをミステリに捧げ、戦争中も命懸けでミステリを書いていたという特異な作家の業が判る、優れたミステリでした。

    西洋時代小説好きにもミステリ好きにも揃って楽しめる小説。是非ご一読を。
    喉切り隊長 (ハヤカワ・ミステリ文庫 カ 2-12)Amazon書評・レビュー:喉切り隊長 (ハヤカワ・ミステリ文庫 カ 2-12)より
    4150703620
    No.5:
    (4pt)

    歴史ミステリー

    歴史ミステリーというと、馴染みのない方が多いと思いますが、そこはディクスン・カー。大変読みやすく、マイナーな存在であることが大変残念です。
    喉切り隊長 (ハヤカワ・ミステリ文庫 カ 2-12)Amazon書評・レビュー:喉切り隊長 (ハヤカワ・ミステリ文庫 カ 2-12)より
    4150703620
    No.4:
    (5pt)

    ミステリ度数は低めです

    作家がこの人だからといってむやみに謎解きは期待してはいけませんよ。この作品の場合、メインは冒険小説+歴史小説であり謎解き要素は終盤のわずかだけに過ぎないのですから。とにかくワクワクさせられます。スパイが相手に感づかれぬように逃げたりや馬に乗って颯爽と逃げていく場面。本当、著者はこの手のスリルあふれる表現がうまいなとつくづく感じてしまいましたよ。最後はちょっと生煮えでしたが、なかなか楽しめました。
    喉切り隊長 (1982年) (ハヤカワ・ミステリ文庫)Amazon書評・レビュー:喉切り隊長 (1982年) (ハヤカワ・ミステリ文庫)より
    B000J7LS8W
    No.3:
    (4pt)

    歴史物の最高傑作

    犯人が意外すぎて誰も思いつかないだろうとか言ってはいけませんこれはカーの若い頃から書きたかったデュマを髣髴とさせる冒険活劇物の中にミステリの要素を絡ませたものなのです波乱万丈の物語男女のロマンその手の活劇をご堪能ください
    喉切り隊長 (ハヤカワ・ミステリ文庫 カ 2-12)Amazon書評・レビュー:喉切り隊長 (ハヤカワ・ミステリ文庫 カ 2-12)より
    4150703620
    No.2:
    (2pt)

    歴史ドラマ色が濃い作品

    推理小説を期待して購入しました。実際殺人事件があり、犯人探しあり、の推理小説ではあるのですが、同時に歴史小説(史実どおりかどうかまでは私は詳しくないのでわかりません)の色が濃いものでした。半分推理小説、半分歴史小説というところでしょうか。そのため歴史に興味のない私にとって物語の半分は読んでいても楽しくないものでした。ナポレオンが活躍した時代のヨーロッパに興味があり、推理小説も好きな方ならば最も楽しめるかもしれません。
    喉切り隊長 (ハヤカワ・ミステリ文庫 カ 2-12)Amazon書評・レビュー:喉切り隊長 (ハヤカワ・ミステリ文庫 カ 2-12)より
    4150703620



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