喉切り隊長
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書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点7.00pt |
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サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
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カー作品には大きく分けて怪奇趣味の本格物と歴史サスペンスの2種類があるが、今回は後者に当たる。 | ||||
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※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
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帝政時代のフランスで謎の殺人鬼が暗躍し・・・というお話。 時代小説のガイドブックによると、史実に忠実に書かれた物は歴史小説で、史実を自由に扱った小説を時代小説とするそうで、そういう意味では本書は西洋時代小説に当たると思います。歴史に名の残る重要な人物が多数出てきますが、必ずしも史実に忠実に扱ってはいないように思われるので(憶測:違ったらすいません) 特に主役のキャラであるジョゼフ・フーシェは西洋の歴史好きには非常に著名で人気のある人物だそうで、伝記も多数あるという有名な人だったそうで、私は寡聞にしてあまり知らなかった事を恥ずかしく告白しておきます。確かに魅力的なキャラだと本書を読んで思いました。 そして何よりもカー先生がミステリ作家だったのがよく判る作品でした。帝政期のフランスの権謀術数劇をスパイ小説風にしたり、謎の殺人鬼の犯人を意外な人物に設定したり、ただの時代小説に終わらない、ミステリとしても充実した内容になっていて驚きました。人生の殆どをミステリに捧げ、戦争中も命懸けでミステリを書いていたという特異な作家の業が判る、優れたミステリでした。 西洋時代小説好きにもミステリ好きにも揃って楽しめる小説。是非ご一読を。 | ||||
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歴史ミステリーというと、馴染みのない方が多いと思いますが、そこはディクスン・カー。大変読みやすく、マイナーな存在であることが大変残念です。 | ||||
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作家がこの人だからといってむやみに謎解きは期待してはいけませんよ。この作品の場合、メインは冒険小説+歴史小説であり謎解き要素は終盤のわずかだけに過ぎないのですから。とにかくワクワクさせられます。スパイが相手に感づかれぬように逃げたりや馬に乗って颯爽と逃げていく場面。本当、著者はこの手のスリルあふれる表現がうまいなとつくづく感じてしまいましたよ。最後はちょっと生煮えでしたが、なかなか楽しめました。 | ||||
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犯人が意外すぎて誰も思いつかないだろうとか言ってはいけませんこれはカーの若い頃から書きたかったデュマを髣髴とさせる冒険活劇物の中にミステリの要素を絡ませたものなのです波乱万丈の物語男女のロマンその手の活劇をご堪能ください | ||||
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推理小説を期待して購入しました。実際殺人事件があり、犯人探しあり、の推理小説ではあるのですが、同時に歴史小説(史実どおりかどうかまでは私は詳しくないのでわかりません)の色が濃いものでした。半分推理小説、半分歴史小説というところでしょうか。そのため歴史に興味のない私にとって物語の半分は読んでいても楽しくないものでした。ナポレオンが活躍した時代のヨーロッパに興味があり、推理小説も好きな方ならば最も楽しめるかもしれません。 | ||||
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