ニューゲイトの花嫁
- 歴史ミステリ (189)
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サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
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所謂カーの歴史ミステリシリーズの第1作目とされている。本来ならば『深夜の密使』こそがそれに当たると思うが、あの作品はカーター・ディクスンでもカー・ディクスンでもない別名義で書かれていたせいで、カーの作品とは長らく気づかれなかったようだ。そのため公式的にはこれがカー初の歴史ミステリ作品と云われている。今回は世間の通説にならって、本書を第1作として感想を書くことにする。 | ||||
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※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
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迅速かつ丁寧な対応で安心して取引出来ました。また機会がありましたらよろしくお願いします。 | ||||
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もともとは、「密室トリック」への興味から読み進めてきたディクスン・カーの著作だが、あらかた「傑作」や「佳作」は読み尽くしてしまい、最近は、「歴史ミステリ」に目を向けています。 本作品は、「ビロードの悪魔」、「エドマンド・ゴドフリー卿殺害事件」に続く、3冊目として読了。 発表は1950年の作品です。 本作品、その題名の「ニューゲイト」を目にした瞬間に、「監獄の名前か」――と思ってしまうのも、カー作品の愛好者なら納得していただけるでしょう。 カーの作品を多数読んでいくと、「ニューゲイト監獄」ってお馴染みの名称になってしまうのです。 ただ、「花嫁」というのは、ちょっと「監獄」には似つかわしくない…。 どんな設定の小説なのだろう? 私は、作品紹介はほとんど読まずに、本作品を読み始めたのですが、結果的には、正解だったと思います。 「ニューゲイトの花嫁」とは何を意味するのか? それは、私の想定の範囲を越えていました。 カーの作品には、「気の強い美貌の女性」がしばしば登場します。 彼女達のせいで、フェル博士や、ヘンリー・メリヴェール卿の推理が滞ってしまうこともしばしば。 本作品のヒロイン、キャロラインもそうした女性(本作品に、名探偵は登場しないけれど)ですが、その「無軌道ぶり」は群を抜いています。 また、1815年という時代設定から、ナポレオンが会話の中に登場し、ある登場人物の運命を左右してしまうというのも、歴史ものらしい楽しさが感じられました。 ただ、活劇風の展開は良かったものの、後半、何だか、「普通の推理小説」になってしまったのが、ちょっと残念でした。 (もっとも、レベル的には高い水準にはありますが…) 「ニューゲイトの花嫁」という題名に込められた「設定」をもっと活かしていれば、「傑作」の仲間入りだったと思います。 | ||||
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歴史ミステリーでほとんどが冒険要素ばかりになっているのでミステリーはあんまり読めないや、と言う人でも気軽に読むことが出来ます。基本的に主人公はかなり強い人物で、かなり勇敢です。どんな危機でも自慢の気質でのりきってしまうのですから。謎解きはほとんどありません。主人公の逆転劇を楽しみましょう。 | ||||
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