(短編集)

黒い塔の恐怖



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初公開日(参考)1983年03月
分類

短編集

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黒い塔の恐怖 (創元推理文庫―カー短編全集 (118‐21))

1983年04月22日 黒い塔の恐怖 (創元推理文庫―カー短編全集 (118‐21))

今は亡き〈不可能犯罪の巨匠〉ディクスン・カーの、長編小説以外の精華を集大成した一大コレクション。ことに、傑作怪奇譚をはじめ、ラジオ・ドラマ、ホームズもののパロディ、推理小説論等、多方面にわたる業績を集め、巻末に詳細な書誌を付した本巻はカーの足跡をたどる上で逸することのできない一冊となろう。志村敏子 画 (「BOOK」データベースより)




書評・レビュー点数毎のグラフです平均点7.00pt

黒い塔の恐怖の総合評価:7.80/10点レビュー 5件。Cランク


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全1件 1~1 1/1ページ
No.1:
(7pt)

カー問答が読めるだけでも価値アリ!

東京創元社が独自に編んだ短編集。構成はカーによるラジオドラマ脚本とノンシリーズの短編、エッセイと多岐に渡るが、なんと云っても本書ではミステリ書評家に今なお語られる江戸川乱歩によるエッセイ『カー問答』が収録されているのが目玉だろう。

さて独自に編んだ短編集というのはごった煮感が強く、マニアのためのコレクション・アイテムのような趣があるが本書もそうで、カーが世に発表した諸々の文章を完全網羅するという意義は買うが、作品としてどうかと問われれば、玉石混淆だろう。なぜならば今までの短編集でもそうだったが、カーは(というよりもほとんど昔の作家はそうなのだが)短編のアイデアを基にした長編作が多く、本書では「死を賭けるか?」や「あずまやの悪魔」がそれに当るし、また既出の短編の別ヴァージョンという作品もあり(「死んでいた男」、「黒い塔の恐怖」)、何度も同じ話を読まされているような感じがしてしまう。
さらに本書では当時のアメリカ推理作家協会の面々で催されたシャーロック・ホームズのパスティーシュを題材にした寸劇の脚本、そして乱歩によるエッセイ「カー問答」が収録されていることからも短編集というよりも彼の功績を残すための資料的価値の方が勝っている内容である。私にしてみればこの事に対して否定的な立場ではないが、では作品としてどうかと問われればやはり出来栄えは悪いとしか評することが出来ない。

しかしこの余分な収録物と思っていた「カー問答」が本書では最も面白かったのは確か。これが収録され、読むことが出来たことが評価を7点に上げている。つまり私もマニアということなのだ。
散文的になってしまったので纏めると、貴方がコレクターならば、もしくはミステリの求道者ならば本書は必携の書であろう。しかし単なるカーの、ミステリの一読者であるならば本書はお勧めできない。そういった意味で勉強のための1冊と云っておこう。

Tetchy
WHOKS60S
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※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

No.4:
(3pt)

ダグラス グリーン編 埋もれたカー作品集の後半部分 原著1980年 翻訳1983年

原著の前半部分はカー短編全集4として刊行されています。
本書の目玉は「史上最高のゲーム」(1946) 探偵小説の理想を述べたエッセイ(幻のアンソロジーの序文)で、これを読むとJDC/CDは「小説なんてどーでも良い」と考えていたことが判ります。あくまでも作者と読者の対決が主眼なんですね。でも「お前が言うな」と言いたくなることも平気で書いてます。まぁ理想論ですから… 本書の収録作品はこれぞ、という傑作はありませんがJDC/CDファンなら楽しめると思います。
なおp43の詩はBartholomew Dowling作The Revel(East India)、使われた銃は1917年の事件なのでM1911でしょうか。
黒い塔の恐怖 (創元推理文庫―カー短編全集 (118‐21))Amazon書評・レビュー:黒い塔の恐怖 (創元推理文庫―カー短編全集 (118‐21))より
4488118216
No.3:
(5pt)

この作品の冒頭作品のヒロインが魅力的です

勿論、それだけではなく、
密室問答とかカーの寸評とかも面白く
ミステリマニアとして楽しめる本です。
黒い塔の恐怖 (創元推理文庫―カー短編全集 (118‐21))Amazon書評・レビュー:黒い塔の恐怖 (創元推理文庫―カー短編全集 (118‐21))より
4488118216
No.2:
(4pt)

発掘された短編集

カーは不遇な作家で熱狂的なファンをもちながら売上には貢献しないため本国や日本でも忘れられた存在になったりもします。その中でミステリ研究家のグリーンが発掘した単行本未収録の作品を収めた短編集戯曲や評論も収録
黒い塔の恐怖 (創元推理文庫―カー短編全集 (118‐21))Amazon書評・レビュー:黒い塔の恐怖 (創元推理文庫―カー短編全集 (118‐21))より
4488118216
No.1:
(4pt)

発掘された短編集

カーは不遇な作家で
熱狂的なファンをもちながら
売上には貢献しないため本国や日本でも忘れられた存在になったりもします。
その中でミステリ研究家のグリーンが発掘した
単行本未収録の作品を収めた短編集
戯曲や評論も収録
カー短編全集〈5〉黒い塔の恐怖 (1983年) (創元推理文庫)Amazon書評・レビュー:カー短編全集〈5〉黒い塔の恐怖 (1983年) (創元推理文庫)より
B000J7FJ82



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