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マリオネットK さんのレビュー一覧
マリオネットKさんのページへレビュー数78件
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核ミサイルが落ちたと思しき世界で核シェルターの中に命からがら逃げ込み、外の世界の情勢不明、何時出ることができるかも判らない状況で起こる連続殺人事件という、まさに究極のクローズドサークル物。
この中では他にすることは無いとばかりに、閉じ込められたメンバー内の2人の探偵役(?)により繰り広げられる密室トリックの検証をはじめとする、推理論議の濃密さが半端ないです。 実際のページ数の印象を遥かに超えた読み応えを感じました。 一度読んだだけでは理解しきれていない部分が多々あると思わされたので、いつか再読したいとはずっと考えているのですが あまりにこってりした料理のように、良くも悪くもいつまで経ってもお腹一杯気分にされてしまっている作品です。 ▼以下、ネタバレ感想 |
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さまざまな特技や個性を持った大学サークルメンバーが力を合わせて事件を解決する青春ミステリ。
あかずの間研究会のメンバーが好きになれるかどうかで続編も読みたいと思うか、評価が変動しそうです。 他の人の感想を見ても肝心のヒロインが不評っぽいですね。 処女作でありながら膨大かつ緻密なロジックで真相を解明していく流れは感心しました。 ただ、作品そのもののノリがライトなだけに、もっと短い内容にまとめた方がよかったかなぁとも思うところです。 島田氏の『斜め屋敷の犯罪』をリスペクトしているだけに、建物を利用したメイントリックは現実的かはともかくスケールが大きく面白いです。 ▼以下、ネタバレ感想 |
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作者の泡坂氏は奇術愛好家で知られるだけあり、奇術の知識と愛が溢れた作品となっており、またその特殊な構成が確実に世界に二つとない作品を産んだと感じました。
物語は三部構成となっておりそれぞれ 一部は主人公たちのセミプロ奇術クラブのショーの様子が描かれる(ドタバタコメディのような舞台の裏で殺人事件発生) 二部は主人公が書いたという奇術トリック短編集小説という作中作(この作品は殺人の見立てに使われ、また中身に真相の伏線が隠される) 三部は主人公たちが奇術愛好者たちが集う世界的なイベントに参加する模様が描かれる(そして事件の解決へ) といった形ですが、この作品の凄い所は上記の通り一部~三部それぞれがまったく違う、場面・構成の話でありながらそれぞれ ・その部だけでもそれが一つの物語として成立している ・物語としてだけでなくそれぞれ奇術への雑学辞典・奇術界の裏側的な一種のエッセイ・コラムとしての側面がある ・その上で一部~三部を通すことで殺人事件に対する、問題提示編、ヒント編、解決編としての一貫した物語となる という点だと思います。 三部構成の形で奇術の世界・雑学がさまざまな側面からユーモラスかつリアルに描かれつつ、全体を通して殺人事件の発生から解決までを描いた物語になっているのです。 その内容を実際に面白いと感じるかは人それぞれでしょうが、この独創的すぎる構成には驚くほかないです。 その2つとない作風と、奇術という普段あまり馴染みのない世界の知識を豊富に与えてもらったことからか、発表から40年近く経った今読んでも古さは感じませんでした。 ちなみに私は作中通していろんな形で奇術のネタや薀蓄を読めるのは、基本的には自分の知らない世界を知れ、楽しんで読めたのですが 三部の「奇術講義会」の部分で主人公が約15ページに渡る延々の講義をする所のつまらなさだけは拷問レベルに感じました。 ▼以下、ネタバレ感想 |
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探偵役が表紙のコスプレしている写真の女の子のイメージのまんま、常に牛若丸みたいな格好している、ツンデレ気質な中性的な美形の隻眼(オッドアイ)の少女という、厨二要素満載な時点ですでに、惹かれる人と拒絶反応示す人が分かれそうな作品です。(ちなみに自分は好きです)
さらに作中で主役が代替わりをして、三代の因縁の物語になるという、少年漫画のようなストーリーです。 横溝先生の名作を連想させる(というか明らかにパロ)な舞台設定も雰囲気に一躍買っています。 突っ込みどころも多い作品ですが、一気に読ませる勢いとインパクトの強さは確かな作品でした。 自分がもし高校生ぐらいの年齢でこれを読んでいたら絶賛していたんじゃないかなと思います。 ▼以下、ネタバレ感想 |
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短めで手軽に読める上に、クセもなく、謎の真相もわかってしまえば極めてシンプルなので初心者や気軽に読書したい方にオススメだと思いました。
出来がいいので、もちろん本格的(?)に推理小説を楽しみたい人にもオススメできる一冊です。 |
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タイトル、表紙、作者
あらゆる条件がまるでこの作品をホラーのように思わせていましたがホラーじゃなくむしろ心温まるお話で良かったです(笑) 目が見えず一人暮らしをする女性、その家にこっそり潜り込み、住み続ける殺人容疑者。 2人の主人公の交互に感情移入をして物語にすっかり入ってしまいました。 |
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ベストセラーになった小説でいろんなミステリサイトでもオススメされている作品ですが、どう考えてもオススメできるような作品ではないです。
決して駄作というわけではありません。ただどう考えても万人受けする内容ではない、というか通常の感性の人なら間違いなく気持ち悪いと感じる作品だからです。 ですので単に「話題作だから」「評判だから」という理由で読もうとしている方がいたら、ちょっと待った、をかけたいと思います。 始まりから終わりまでとにかく終始「気持ち悪い」作品でした。 気持ち悪いの種類が、実際にグロテスクな場面もあれば、登場人物の言動に胸糞の悪さを覚えるところもあれば、そういった表面的な部分の奥にある説明できないモヤモヤしたような気持ち悪さもあるという、もうあらゆる面で気持ち悪い作品です。 しかし、それでも一気に読まされてしまいましたし、二周目もまた違った視点で読みたくなります。 ▼以下、ネタバレ感想 |
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