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マリオネットK さんのレビュー一覧
マリオネットKさんのページへレビュー数80件
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もともと小学校中~高学年ぐらいを対象として書かれている児童書作品なので当然と言えば当然ですが大人が読むには物足りないです。
(でもミステリファンをニヤリとさせるような小ネタも仕込んでます) 一つ一つはシンプルながらも人間消失トリックを5つも用意しているのは気合が入っており、子供向けではあっても子供騙しではないですね。 本好きの子供をミステリファンに誘導するにはおすすめの一冊(シリーズ)じゃないかな思います。 死なないミステリでほっこりするストーリーなので安心して読め(読ませられ)ます。 |
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中世のフランス、第一次大戦下のドイツ、1989年の日本……3つの時空で生まれ変わりを繰り返す男女たちの壮大なSFミステリー。
ともすれば作者の独りよがりのようなストーリーで、非常に人を選ぶ作品だと思うのですが、それぞれの舞台にそれぞれ謎やトリックを用意した上で、全体を通して大きなストーリーとどんでん返しが用意されており、実際のページ数以上の大作感はあります。 いろんな要素を詰め込みまくった挙句、ほとんど投げっぱなしで終わった前作の『クロック城殺人事件』に比べれば、綺麗にまとまっているのではないかと。 あと、個人的にはちょっとゲームの『クロノ・トリガー』を連想しました。 出来がいいとは言えないかもしれませんが、やろうとしたことは個人的に評価したい一作です。 ▼以下、ネタバレ感想 |
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金田一耕介シリーズの記念すべき第一作目は、横溝正史が江戸川乱歩とならんで20世紀の日本を代表する推理小説家(金田一耕助が明智小五郎と並ぶ日本を代表する名探偵)となった理由がわかるような作品だと思いました。
現在の読者が読んでも、読みやすく面白いこの作品は、一部の推理小説マニアだけでなく、一般大衆の娯楽としての推理小説の地位を高めた横溝御代の偉大さをまさに象徴する作品だと思います。 そして同時に当然のことですが、金田一耕助シリーズ第一作目の70年近く前のこの作品の時点でディクスン・カーやアガサ・クリスティーは推理小説界の大御所中の大御所であることに、その偉大さを改めて感じることとなりました。 ▼以下、ネタバレ感想 |
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あまりにも酷いフジコ、そしてフジコの人生に逆に笑ってしまう。笑うしかねぇ。って話でした。
自分は男性ですが、女性はさらにいやーな気分になりつつ、楽しめるのかな?なんて思いました。 ミステリ抜きにその酷い展開の連続が面白かったですが、結末付近の部分は自分の理解力にも問題があるのかもしれませんがわかり辛かったです。 |
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評判悪いですねぇ、そしてその理由も判りますが、個人的にはたまにはこんなのもアリじゃない?と思いました。
無駄にブラックなのがいらない反感を買ってる所もありそうですね。 「怒ったら負け!笑い飛ばせる度量を持って読もう」と思いながら読みました。 個人的に一話目と二話目が好みです。 |
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前半部分はミステリ成分はほとんどなく、スクールカーストが顕著な小学校のクラス内で2人の「女王」による権力争いの構図が非常に面白いです。
フィクションゆえの大げささと、その中に感じるリアルさが絶妙なバランス。 作中で形勢が目まぐるしく入れ替わるけれど、争いの中心となる「女王」である2人の女子生徒が見ていてどっちも肩入れできない性悪であることで、逆にどっちに転んでも見ているほうには面白いと感じました。 まさに小学生の頃嫌いな子同士の喧嘩を見て楽しむような感覚を思い出せる作品でした(笑) 前半はあくまで導入部分で後半から謎解きに入るのですが、正直面白かった前半から一気に失速したと感じました。 ▼以下、ネタバレ感想 |
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作者の貴志氏は生命保険会社に長年勤めていただけあり、保険関係のエピソード、人物の描写が非常にリアルで面白くて興味深かったです。
それに比べて本来専門外の心理学関係の話はいかにも少し本で読んだり聞きかじった程度の知識で書いているように見えて正直薄っぺらく見えてしまいます。 発表から20年を経た今読むとますますその差が顕著ですね。 (もっともこの作品は心理的な分析で誰の意見が正しいとも間違っているとも断定を避けているだけ、この時期やたら量産されてたエセ心理学を扱った心理捜査物ミステリの大半よりはマトモと言えると思いますが) ミステリよりはホラー、サスペンスの要素が強めの作品と感じました。 ▼以下、ネタバレ感想 |
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キャンプをしていたら火山の噴火が起こり帰りの山道が閉ざされた上に、取り残されたメンバー内で発生する殺人事件。
次の殺人と噴火がいつ起こるかわからないというエライこっちゃな状況に陥る作品。 正体不明の殺人犯さえ運命共同体となり、協力し合いながらの火山からの脱出劇が面白かったです。 しかし登場人物が15人以上もいて、しかもその全員が「キャンプに参加している大学生」という同じような立場なので、誰が誰だか頭に入りません。 |
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【ネタバレかも!?】
(1件の連絡あり)[?]
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設定も面白いし良くまとまっているとは思いますが、上下巻というボリュームが必要だったのかな?と思ってしまう作品です。
同シリーズの時計館とほぼ同じページ数で、内容の密度は半分か下手したら3分の1ぐらいに感じました。 せっかくのクローズドサークル物で殺人数が少ないのも寂しいですね(いっぱい殺されればいいってもんじゃないですが) 決してつまらなかったわけではないのですが、長さの割りに物足りなかったという面で減点しました。 |
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