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egut さんのレビュー一覧
egutさんのページへレビュー数247件
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タイトルのゴシックに沿う雰囲気とキャラが馴染みなく新鮮で、
たまに出てきた古典ミステリの小ネタ遊びもよいです。 アニメっぽく、とても軽い流れなので、 ミステリを読み始める中高生には、とてもハマると思いました。 著者の作品傾向のイメージが良い意味で変わりました。多彩ですね。 |
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【ネタバレかも!?】
(1件の連絡あり)[?]
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"探偵"という単語がでてきますが、いわゆる謎とき本ではなくて、
その探偵の奇特さの設定を生かして世のニートや若者の代弁を描いた話でした。 キャラクターが魅力的で、クスっとくるセリフ回しなど明るくてよいですが、 物語を占める根底が結構重いテーマでして、それの反動表現とも感じました。 普段と違った読書ができたのでこれはこれで良かったです。 哀愁漂い、しんみりしました。 |
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読む時期が遅かった心境です。
美女たちの活躍、妖しい洋館、麻薬事件など時代を感じられました。 また、緻密な展開というよりは感情的に各々が活躍している印象を受けました。 これだけ皆が動きまわり複雑な真相を設けた中で、 ページ数がこのボリュームで読みやすくまとまっているのが良かったです。 ただ、物語に没入できなかったというか、 客観的に離れた位置から物語を眺めたような印象でした。 |
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日本推理作家協会賞を受賞していた先入観から
推理物を期待してしまったのが間違えだと読後に感じました。 女三代にわたる歴史絵巻を見た印象です。 現代編の瞳子が感じたように、その時代に存在しなかったにも関わらず、 戦後からの高度経済成長やバブルの世の中を まるで体験したように情景が浮かぶ物語でした 万葉の時代設定がなんとなく平安時代というか 大昔の物語の非現実世界を漂っていた感覚で読んでました。 (なんとなく竹取物語のかぐや姫と万葉集を連想していたからだと思う。) そんな中、要所要所で1970年、1980年代とリアルな時事も描かれた事によって、 本当にあった激動の日本の物語なんだなと年号によって意識が現実に引き戻される 不思議な体験を得ました。 この作品はミステリを意識して読まないで、 この物語を単純に楽しむのが良いと思います。 その時代毎の人々の思考、世代が変わった時のずれなど、 色々と印象的でした。 ▼以下、ネタバレ感想 |
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囁きシリーズや館シリーズで感じていた
著者の雰囲気を十分に堪能できた作品でした。 ただ、いろんなランキングなどに取り上げられた事が 私には余計な期待を持ってしまい、本格物ではなかった印象が、 物足りなさを感じてしまいました。 そんな事を考えた時に、ふと十角館の当時の事を思い出しました。 私は十角館でミステリの小説にハマった口ですが、 その頃、身の回りにいた私よりも年配で乱歩や横溝、 黄金期の海外ミステリを多く読まれていた読者の方が 十角館をあまり好んでいなかった状況がありました。 この時の感覚がそのまま10年単位でスライドしたんだと思いました。 今の若い世代がどういう物が好みかを研究把握され、 それらの事を巧くミステリに取り入れ昇華している。 そんな事を感じました。 アニメやコミックなど複数のメディア展開など、 これを機にミステリが好きな世代が増えればよいなと思う所と、 デビューから20年経った状況で同じ事をやってのける著者の偉大さを感じた気がしました。 ▼以下、ネタバレ感想 |
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ハイジャック中に起きた謎の殺人事件。
飛行機内の閉鎖空間で何が起きたのか? と、証拠検証や推理、 議論していく展開はとても面白く読めました。 ですが、ハイジャックやこの特殊な空間は 物語の為の舞台設定で必要なのはわかるのですが、 空間内の雰囲気にとても違和感がありました。 200名以上の人質がいる中の緊迫感はなく、 腕に抱いている赤ん坊は最初から動作なし。 (ぐずって泣いたり、暴れたりしないのかな?) 純粋に謎解きを楽しめるように、パニック状況を極力省き、 ハイジャック中と言うことを忘れない程度に イベントを挟む苦労を感じてしまいました。 読んでいて楽しいのですが、 臨場感のない奇妙な違和感には馴染めませんでした。 ▼以下、ネタバレ感想 |
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ネット世界で知り合った面々が、役を演じながら架空遊戯を行うアイディアが良いです。
人物も匿名。それぞれの発言も本心の言葉なのか、役を演じているセリフなのか分からない。 この先どんな展開になるのか読めない魅力があります。 また、見慣れた古典的なミステリを感じさせつつも、 描かれる情景は現代的で文章も読みやすい為、 これからミステリを読む人には薦めやすい本だとも思いました。 個人的な好みとしては、閉じ込められたクローズド・サークルで 場面展開や他者が介入する街中の移動などを無くし、 制限された空間での架空遊戯が見たかったかなと思う所です。 ただ、そう言った限定した空間の殺伐とした雰囲気と本書は違う位置にあり、 爽やかで綺麗にまとまった作品でした。 ▼以下、ネタバレ感想 |
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読後に感じるタイトルが非常に一品です。
罪と罰、自己、相手を思う気持ちなどの心の量りを巧く表しています。 各々の考え方が異なる難しい気持ちを、 秋山先生がぼくに語るようにやさしく丁寧に描かれていました。 純粋な子供心によるぼくの考え方。 物事の経験を得た大人の考え方をする秋山先生。 持っている量りが異なる通り、ぼくの最後の決断は私自身が予想外なもので、 かつ、残念に思いました。 残念と言うのは内容や何かに期待していた意味ではなく、 この気持ちは秋山先生とシンクロしているものだと思います。 とても良い作品なのですが、 考え方の違いと好みによりこの点数にしました。 |
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奇術師の集まる客船ウコン号で起こる奇妙な連続殺人事件。
著者自身が奇術師なのもあり、奇術の情景が良く描かれたミステリです。 また、言葉遊びを用いて回文を散りばめているのが面白いです。 これは、とても泡坂作品らしい作品だと感じました。 背景はちょっと重めな話を扱ってたのですが、 呑んだくれのダメ奇術師と若くて美人の弟子のコンビや 回文遊びなどが相まってユーモアな作品に仕上がっていると思います。 見出しを簡単に抜き出すだけでも 期待を抱き、危険劇、どこまで真(まこと) と言った具合に回文尽くしです。 奇術と回文を巧く用いた作品でした。 ▼以下、ネタバレ感想 |
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絵画の世界や過去の世界の住人に精神が乗り移り、その世界で事件に遭遇する。
不思議な世界の短編集です。 なんともいえない特殊な設定を、硬質に感じる文章で描かれていて少し苦手でした。 ただ、序盤を乗り越え、作風に慣れた頃に挟まれた表題の「ゴーレムの檻」。 これは面白かったです。 檻の内側と外側の空間を反転させると謎の言葉を残して消失した 密室トリックとその動機が斬新でした。 短編集最後に収録された、現代版「ゴーレムの檻」の太陽殿のイシスも 物語の作りが巧い。 序盤、慣れが必要でしたが独特の雰囲気が面白い作品でした。 |
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とりあえず、"殺人事件"を付けてみました。
と言わんばかりの、サラリーマンを対象にした娯楽小説。 主人公は30歳。上司と後輩に挟まれた位置にいるサラリーマン。 アクセク会社の為に一生懸命に働き、休みたいのに休むのが怖い。 仕事の苦悩、家庭での奥さんとのすれ違い。 そんな心境を共感する読者がターゲットだと思います。 一応、登場する人々の場である会社で殺人事件が発生し、 ちゃんと推理をして犯人を導く内容はあるのですが、 ミステリーの要素は少なめです。 なんというか、飲み屋で聞きそうな愚痴、共感してほしい悩みなどが たくさん吐き出されている本でした。 以下、本編とは関係ない雑文です。 ネタばれでもなく、あえてミステリとしてこの本を深読みしてみると、 サラリーマンの苦悩の果てに発生する事件の真犯人は"会社"であるとも感じます。 本文中にも出てきますが、「会社に殺される。」という比喩の活用で、 意外な犯人=会社という構造が面白いと思いました。 ▼以下、ネタバレ感想 |
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【ネタバレかも!?】
(1件の連絡あり)[?]
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トリックメーカーの著者が仕掛けた連続する不可能状況+密室劇。
ドアの開かなくなった事故車から出てきたのは、無傷の男性と内臓を取り出された女性。 事故の直前にすれ違ったドライバーは2人は生きていた事を証言する。 この不可能状況から一気に魅了されました。 その後も関係者の屋敷で起こる怪奇現象や新たな密室。 前作の武家屋敷の殺人を読んだ時の楽しさ同様、 1冊の中にいくつもの仕掛けを施した贅沢な作品でした。 ただ、トリックの奇抜さはとても楽しかったのですが、 「そうだったんだ!」と驚かされたわけではなく、 「そんなことがあったんだ…」と傍観者の気分での読了でした。 何となく思うところですが、 読者が探偵と刑事達から離れた位置で情報を零れ見ている距離感があり、 気持ちが事件に深く介入してなかった気がします。 なので真相を聞いても驚けなかったかな……と。 とは言え、第1の事件の真相のインパクトは強烈だったのは確かなので、 少し残念な読了でした。 それにしても著者からは本格やトリックに対する愛情が強く感じられ今後も読んでみたい作家さんになりました。 ▼以下、ネタバレ感想 |
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