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ジャム さんのレビュー一覧

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レビュー数349

全349件 181~200 10/18ページ

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No.169:
(7pt)

奇跡島の不思議の感想

手塚治虫ファンの二階堂黎人らしいカバーの表紙になる作品。徹底的にフーダニットにこだわった野心作!意外な探偵役も良かった。
奇跡島の不思議 (角川文庫)
二階堂黎人奇跡島の不思議 についてのレビュー
No.168: 2人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(7pt)

夏服パースペクティヴの感想

ミステリ的には前回のような大技ではなく、いくつもの密室事件を中心とした小技が炸裂という印象で「大技派」の自分としては複雑すぎるのも相まってやや不満足でしたが・・・それより何より「かわいすぎる」名探偵樋口真由が時にツンツン、時に優しく、時にドジり、時に正義のために怒り・・・という前作以上のキャラ立ちぶりに萌えまくりでした(笑)渉が恋する気持ちもわかるかも(笑)というわけで、第3作にも勿論期待大です!
夏服パースペクティヴ (角川文庫)
長沢樹夏服パースペクティヴ についてのレビュー
No.167:
(8pt)

密室キングダムの感想

次々に起こる密室連続殺人!昭和の天才奇術師の影に潜む昭和という時代が生んだ「アンチ壇上のメフィスト」の闇!本格ミステリの愉しみと昭和型犯罪の闇を鮮やかに描き出した大傑作!

密室キングダム (光文社文庫)
柄刀一密室キングダム についてのレビュー
No.166:
(7pt)

カーニバルの感想

(一輪の花)ビリオン・キラーが企てる未曽有の大惨事「犯罪オリンピック」開幕前夜にJDCの探偵たちは何を想う?そして、悲劇の引き金を引いたある人物の行動とは?流水大説最長作「カーニバル」ここに開幕!相変わらず御大の言葉遊びには翻弄されっぱなしでした(笑)

(二輪の草)ついに人類史上最大の悲劇「犯罪オリンピック」が開幕!犯罪集団「RIZE」の企てる「犯罪革命」に「DOLL」、新総代が就任した新生「JDC」の探偵たちはどう挑む?全13編のエピソードでのお気に入りは、自分の場合最後の「第13週」です。龍宮城之介が仕掛けた「うそつきゲーム」(特にゲーム名が記されていなかったので勝手に命名)が面白かったです(笑)

(三輪の層)止まることを知らない「犯罪オリンピック」にDOLL、JDCの名探偵たちも為すすべなしか?そして、ついに明かされる犯罪組織「RIZE」の驚愕すべき全貌とは?今回のエピソード中で特に良かったのはピラミッド、クリスマス水野兄弟の深き絆が明かされる第20週です!

(四輪の牛)最強美貌探偵九十九十九と犬神夜叉が遭遇した難事件から始まり、「犯罪オリンピック」はいよいよ後半戦開始!「RIZE」の本拠地「神聖城(サンクチャリ)」に集められたJDCの面々の前で明かされる驚愕の真実とは?今更言うまでもなく、相変わらず「流水大説」はスケールが馬鹿でかいです(笑)「人類最後の事件」がどのような結末を迎えるのか最後まで付き合いたいと思います(笑)

(五輪の書)刻一刻と迫る人類滅亡の日「カーニバル・デイ」!最終兵器「コズミック・ボム」発射をJDCの精鋭たちは阻止できるのか?そして、明かされる「ビリオン・キラー」の不可能を可能とした超絶トリックの真相とは?想像の限界を遥かに超えた壮大すぎる事件の真相で、もはやここまでやると「ミステリじゃない!」「小説じゃない!」「大説だ!」と叫びたくなりました(笑)そして、本書を存分に愉しみつくした自分は作中でいう「神人」だと信じたいです(笑)
カーニバル 五輪の書 (講談社文庫)
清涼院流水カーニバル についてのレビュー
No.165:
(7pt)

美濃牛の感想

横溝的世界を現代風にした第2作。牛の育てた方など細かい蘊蓄も楽しい作品。
美濃牛 (講談社文庫)
殊能将之美濃牛 についてのレビュー
No.164:
(7pt)

青酸クリームソーダ 〈鏡家サーガ〉入門編の感想

待望の「鏡家サーガ」第5弾にして、入門編!ぶっ飛んだ長男潤一郎が大活躍?個人的に殺人鬼「灰掛めじか」と探偵「公彦」の関係が良かった。
青酸クリームソーダ〈鏡家サーガ〉入門編 (講談社ノベルス)
No.163:
(8pt)

絡新婦の理の感想

シリーズ第5弾にしてもっとも分厚い京極小説。冒頭の桜のシーンは映画、アニメ化したら美しいと思います。もちろん、推理小説としての質もシリーズ1、2を争う出来!
文庫版 絡新婦の理 (講談社文庫)
京極夏彦絡新婦の理 についてのレビュー
No.162:
(7pt)

『ギロチン城』殺人事件の感想

第3作に次ぎ、高レベルな仕掛け満載の「城シリーズ」第4作!物理トリックの新旗手の真骨頂!第5作「石球城」も楽しみ。
『ギロチン城』殺人事件 (講談社文庫)
北山猛邦『ギロチン城』殺人事件 についてのレビュー
No.161: 1人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(7pt)
【ネタバレかも!?】 (3件の連絡あり)[]   ネタバレを表示する

沙羅は和子の名を呼ぶの感想

「日常の謎」の名手加納朋子が挑む「異世界への冒険」をテーマにした短編集!特に冒頭の生霊の愛らしい女の子が出てきて一気に惹きこまれる「黒いベールの貴婦人」、二重に仕組まれた仕掛けが見事な伝書鳩と謎の男の子と女子大生の一夏のミステリ「フリージング・サマー」、そしてまんまと双子の叙述トリックにひっかけられた「オレンジの半分」が好みだった!ちなみに表題作の「沙羅は和子の名を呼ぶ」は加納さんにしては結構ダークテイストで設定自体は惹かれたんですが、もう少し救いが欲しかったかな。
沙羅は和子の名を呼ぶ (集英社文庫)
加納朋子沙羅は和子の名を呼ぶ についてのレビュー
No.160:
(8pt)

サマー・アポカリプスの感想

矢吹駆シリーズ第2作!前作以上の謎に哲学。不可能犯罪の魅力的な解明。傑作!
サマー・アポカリプス (創元推理文庫―現代日本推理小説叢書)
笠井潔サマー・アポカリプス についてのレビュー
No.159:
(7pt)

天帝妖狐の感想

表題作はもちろん良かったのですが、同収録の「A MASKED BALL」のほうが個人的には好み。一気読みするほど、乙一ワールドに引き込まれました。
天帝妖狐 (集英社文庫)
乙一天帝妖狐 についてのレビュー
No.158:
(8pt)

江戸川乱歩傑作選の感想

探偵小説の巨人、江戸川乱歩の傑作短編集。個人的には「人間椅子」と「屋根裏の散歩者」の怪しい世界が良かった。
江戸川乱歩傑作選 (新潮文庫)
江戸川乱歩江戸川乱歩傑作選 についてのレビュー
No.157:
(7pt)

時の鳥籠 THE ENDLESS RETURNINGの感想

安藤シリーズ第2弾!静かな戦慄を呼ぶ「記憶の果て」と対を成す傑作!
時の鳥籠(上) (講談社文庫)
浦賀和宏時の鳥籠 THE ENDLESS RETURNING についてのレビュー
No.156: 1人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(7pt)

黄昏の囁きの感想

「囁きシリーズ」第3弾!兄伸一の謎の転落死の裏には15年前の「おじぞうさまがわらった」に隠された罪があった?当時の同級生たちにも次々魔の手が迫るなか、弟翔二と兄と親交があった占部が事件の謎に迫る!前作と比べるとこちらはホラーというよりミステリ色が強かったですね。術中には嵌るいまいと思って読んでましたが、まんまと嵌められました(笑)
黄昏の囁き 〈新装改訂版〉 (講談社文庫)
綾辻行人黄昏の囁き についてのレビュー
No.155: 1人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)

密室殺人ゲーム王手飛車取りの感想

ネット上で出会った5人それぞれが実際に計画し実行した殺人を問題とし、互いに推理しあう「リアル殺人ゲーム」開幕!「葉桜」とは違った意味で驚けた歌野本格の新たな代表作!新本格誕生時から温めていたアイデアだというが、今やこんなことが実際に行われていてもおかしくない時代になってしまったのが怖いところか。
密室殺人ゲーム王手飛車取り (講談社文庫)
歌野晶午密室殺人ゲーム王手飛車取り についてのレビュー
No.154: 2人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)

僕を殺した女の感想

「僕」こと「篠井有一」は、朝目覚めるとなんと「女」になっていた!しかも、時は覚醒前の5年後になっていたのだからさあ大変! これは最初は良くあるSFものかと思って読んでいたんですが、きちんと論理的に女になった理由、5年後になった理由、そして自分と同じ顔の「篠井有一」が現れた理由が多重ドンでん返しの末に明かされる本格ミステリになっており、その緻密さに息を巻きました!「記憶喪失」モノミステリーは数あれどここまでSFに頼らずに科学的に解明してみせた作品は他にはないでしょう!これは、おすすめです!
僕を殺した女 (新潮文庫)
北川歩実僕を殺した女 についてのレビュー
No.153:
(8pt)

夏期限定トロピカルパフェ事件の感想

小市民シリーズ第2弾。日常の謎で、ここまで本格ミステリとしての魅力が溢れる作品は他に例がない。「2007 本格ミステリベスト10」で4位に選ばれたのも頷ける満足度。
夏期限定トロピカルパフェ事件 (創元推理文庫)
米澤穂信夏期限定トロピカルパフェ事件 についてのレビュー
No.152:
(8pt)

木製の王子の感想

分刻みの緻密なアリバイトリック!麻耶の徹底的なロジック主義が全面に押し出された傑作!
木製の王子 (講談社文庫)
麻耶雄嵩木製の王子 についてのレビュー
No.151: 6人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)

カラスの親指 by rule of CROW's thumbの感想

「向日葵」の時と同じくまたまた道尾さんにまんまとしてやられましたね!(笑)過去に傷を負った5人の男女が一つ屋根の下で共同生活を送ることになり、彼らはやがて自分たちの人生を再生させるため人生を賭けた「ペテン」を仕掛ける・・・という物語なんですが、いやはやその裏に隠された「あの仕掛け」には脱帽するとともに彼らがそれによって見事再生していくという構成はやはり道尾さんならではで感動しました!
カラスの親指 by rule of CROW’s thumb (講談社文庫)
道尾秀介カラスの親指 by rule of CROW's thumb についてのレビュー
No.150:
(7pt)

告白の感想

2年前に映画化もされて話題になった湊かなえさんのデビュー作ですが、遅ればせながらようやく読みました(笑)先生の幼い娘がクラスメートのAとBに殺され、彼らに復讐していくという話ですが語り手が「先生」から始まって「クラスメイト」、「犯人の母親」、「犯人A」、「B」と移りそれぞれのバックグラウンドが明かされていく様が流れるように読めて、予想よりは結構楽しめました(笑)映画もまだみてないので、この機会にぜひ観てみたいですね。
告白 (双葉文庫) (双葉文庫 み 21-1)
湊かなえ告白 についてのレビュー