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なおひろ さんのレビュー一覧

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レビュー数586

全586件 561~580 29/30ページ

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No.26: 1人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(4pt)

『瑠璃城』殺人事件の感想

3つの異なる時間と場所で起こる殺人事件、生まれ変わる3人の運命が絡み合いながら話は進みます。SF的な設定と物理的なトリックが書きたいのでしょう、やり切っている感じはします。それぞれの時代の書き分けはどうなるのかと興味を持ちましたが、段々関係無くなって行くのが凄かった。今作は妙に引き込まれてしまい、とにかくめちゃくちゃなんですが、結構面白かったです。ただ読む人は選ぶと思いますので、オススメはしません。SF本格みたいな物を探している方がいらっしゃれば、どうぞ。
『瑠璃城』殺人事件 (講談社文庫)
北山猛邦『瑠璃城』殺人事件 についてのレビュー
No.25:
(3pt)

『クロック城』殺人事件の感想

SFと言うのかファンタジーと言うのか、架空世界で起きる連続殺人事件であります。一応本格推理なのですが、設定が現実世界では無いので、そこに突っ込みたい所が満載の為、トリックや動機がどうこうと言う問題では無いです。読んだ事が無いのですが、ライトノベルってこんな感じの話の事を言うんですかね。少々残酷な場面もありますが、少年少女のみなさんでしたら楽しめるのかも知れません。大人の方々が読むにはちょっと厳しいです。付いて行けなかったので、オススメいたしません。
「クロック城」殺人事件 (講談社文庫 き 53-1)
北山猛邦『クロック城』殺人事件 についてのレビュー
No.24:
(5pt)

時の渚の感想

元刑事の私立探偵が人探しをする、と言うのがメインストーリーです。警察がすごく協力的に情報喋り過ぎですし、とにかく出会う人がみんな良い人ばかりで、ほとんど苦労なく捜索は進みます。その為途中はいまいちつまらなく感じました。それだけで終われば何でも無い話なのですが、終盤意外な真相が明かされて親子の絆について考えさせられる事になり、最後は思わず泣けてきます。全体的にアイデアを良く練ってうまくまとめていますし、後半の感傷的な雰囲気も個人的には好きでした。
時の渚 (文春文庫)
笹本稜平時の渚 についてのレビュー
No.23: 2人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(5pt)

ボトルネックの感想

狭義のミステリーではありません。パラレルワールドと言う設定を使ったSF青春小説です。設定は重く、主人公は暗く、読んでいて楽しい気分にはなりませんでした。ただ、誰しも若い頃明るく楽しい事ばかりでは無かったはずで、何となく自分の昔を思い出しながらシンミリ読みました。現役の中高生はこの話にどういう感想を持つのか、そこは興味がありますね。全体を覆う暗さはマイナス、先を読ませる謎はプラス。総合すると、評価はふつうです。

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ボトルネック
米澤穂信ボトルネック についてのレビュー
No.22:
(6pt)

ST 警視庁科学特捜班の感想

異なる能力を持つ5人の科学特捜班が活躍する警察小説と言う事ですが、雰囲気はかなり劇画的です。作者も確信犯で、メンバーの容貌は美男美女ばかり、超能力的な力と逆に弱点も持っています。しかも名前にそれぞれ赤とか青とかの色が付いていたり、ゴレンジャーとかサイボーグ009を思い出させます。まだ1作目のためか、全員のキャラ付けとか見せ場が物足りない感じもしましたが、シリーズの他の作品も読んでみたくなりました。文章も読み易く、エンターテイメントに徹していて気持ちが良いですね。
ST 警視庁科学特捜班 エピソード1<新装版> (講談社文庫)
今野敏ST 警視庁科学特捜班 についてのレビュー
No.21: 2人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)

ミステリ・オペラ 宿命城殺人事件の感想

作者の熱量に圧倒されました。作中作で(それだけではなく他の人の話なども混じり結構ごちゃごちゃしていますが)50年の時間、空間を行き来します。過去、現在の両方で不可解な事件が相次いで起こり、どう決着をつけるのか終盤まで全く分かりません。それぞれ明らかにされていく真相には、少し物足りないトリックも含まれますが、探偵小説としてはこう言った物を入れ込む事も必要だったのでしょう。過去の文章の部分で、自分には読めない漢字が沢山出て来るのに閉口しましたが、雰囲気は十分楽しめました。各ランキング上位であり、日本推理作家協会賞受賞作との事ですが、一般の方には決して勧めません。しかしこのサイトに来る様な方々なら読んでおくべき作品です。ぜひ挑戦して下さい。
ミステリ・オペラ―宿命城殺人事件 (ハヤカワ・ミステリワールド)
No.20:
(4pt)

北京原人の日の感想

著者の作品を初めて読みましたので作風が良く分かりませんが、なんとも不思議な印象のお話でした。基本的に歴史ミステリーなのですが、史実とフィクションの融合された感じは、普段このジャンルを全く読まない私にはとても面白かったです。しかしユーモアミステリーのタッチで書かれているので、読み易いですが内容に合わなかったです。また登場人物も、探偵、犯人、刑事、すべてにリアリティが全く感じられず、誰にも感情移入出来ませんでした。歴史的事件の裏に隠された真実を暴く、と言う推理の過程は良かったと思いますので、非常に勿体ない作品でした。
北京原人の日 (講談社文庫)
鯨統一郎北京原人の日 についてのレビュー
No.19:
(5pt)

警察庁から来た男の感想

面白く読む事が出来ました。深みとか重みみたいな物は感じません。都合良く手がかりが次々現れ、ラストの解決までノンストップで進みます。サスペンスドラマでも見ているかの様に、ストレス無く楽しめると思います。警官の血みたいな物を期待してはいけませんが、これはこれで有りでしょう。
警察庁から来た男 (ハルキ文庫)
佐々木譲警察庁から来た男 についてのレビュー
No.18:
(7pt)

あした蜉蝣の旅の感想

評価が難しい。著者の初期作品群への思いが強すぎ、この作品に対する期待が大きすぎたのかも知れない。ずいぶん久しぶりに著作を読んだが、相変わらずシミタツ節は美しく、主人公の言動や大人達の純愛にはニヤニヤ、イライラと楽しませてもらった。だからツマラナイとは言いたくない。ただ、長い。この半分の分量で、もっと熱い話が読みたかった。

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あした蜉蝣の旅
志水辰夫あした蜉蝣の旅 についてのレビュー
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(1pt)

イニシエーション・ラブの感想

裏表紙から引用ですが、最後から二行目で全く違った物語に変貌する、と言われると何か仕掛けられてるのだろうな、と警戒しながら読む事になります。おかげで何をされているのかは、途中すぐ分かってしまいます。なぜこんなに評価が高いのか分かりません。とにかく言えるのは、これは完全に恋愛小説であり、全くミステリーではありません。

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イニシエーション・ラブ (文春文庫)
乾くるみイニシエーション・ラブ についてのレビュー
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(6pt)

月の扉の感想

本格推理とファンタジーの融合と言う感じのお話です。背景となるキャンプと師匠の設定、微妙な動機、リアリティの無い登場人物達とその会話、その割には不思議と気にせずに読めました。
ただし途中から最後まで延々続けられる推理は、論理的には破たんせず結構面白いものの、この状況で長々しゃべりすぎあまりに緊張感がない。周りに大勢の人がいるはずの設定とは全く思えません。
警察側のパートもあまりにも軽すぎる。ハイジャックと言う設定が必要なら、もう少しうまく出来なかったのか、と不満が残りました。ただ、空港でのラストは良かったです。トータルで見ればまずまず平均点。
月の扉 (光文社文庫)
石持浅海月の扉 についてのレビュー
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(7pt)

超・殺人事件 推理作家の苦悩の感想

推理作家を主人公とした内幕物の短編集です。作家、編集者、評論家、読者すべてに対して、かなり自虐的なブラックジョークで書かれており、結構読者を選ぶかもしれません。しかし個人的には、著者の関西系の悪乗りと、小説に対する深い愛情を感じ、かなり面白かったです。ミステリ初心者にはオススメしませんが、マニアであれば必ず楽しめると思います。実績と能力がある東野圭吾だから許される佳作。
超・殺人事件 (角川文庫)
東野圭吾超・殺人事件 推理作家の苦悩 についてのレビュー
No.14: 2人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(6pt)

イン・ザ・プールの感想

主人公の医者がかなりめちゃくちゃな設定で、真剣に治療しているのかどうか良く分からない所が面白かったです。出て来る患者の症状は様々ですが、笑って読みながら、もし自分がなってしまったら、と少し怖くもなりました。最後は一応それぞれ解決して終わっているので、後味も良く、気軽に読めて良かったと思います。ただ、念のため言いますが、ミステリーの要素は全くありませんので。50冊目。
イン・ザ・プール (文春文庫)
奥田英朗イン・ザ・プール についてのレビュー
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(9pt)

ラットマンの感想

エアロスミスを聴くのは好きですが、自分では楽器演奏は出来ません。それでもこの作品では、バンドを続ける人間関係の楽しさ、難しさが味わえました。ミステリーとしても、先の見えないどんでん返しの連続で、かなり完成度は高いです。

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ラットマン (光文社文庫)
道尾秀介ラットマン についてのレビュー
No.12:
(5pt)

閃光の感想

三億円事件の真相を背景に、それが原因となり現代で起こる連続殺人を捜査して行く警察小説、と言う事になります。前半は、同じ様な説明表現や単語の繰り返しが気になり、文章が読み辛くテンポが悪いと感じました。登場人物にもいまいち感情移入出来ず、そのわりに数が多いため場面も時間もコロコロ展開してしまうので、物語に入り込むまで時間がかかりました。しかし中盤からはかなりテンションが上がってきて、緊張感を保ったままラストまで一気に読む事が出来ます。力作と言って良いと思いますが、いっそノンフィクションにした方が良かったかも知れませんね。主人公の刑事の行動にリアリティがなさすぎて、警察小説としては中途半端に感じます。
閃光 (角川文庫)
永瀬隼介閃光 についてのレビュー
No.11:
(6pt)

館島の感想

ユーモアミステリーでありながら、クローズドサークルで起こる密室殺人を私立探偵が謎解きする本格推理、という珍しい感じの話でした。メイントリックの大胆さ、犯行動機など突っ込めばキリがありません。しかし、それを拒絶せず受け入れられれば、論理的には破たんしておらず、結構良く出来ていると思います。個人的には気楽に読めて楽しめました。
館島 (創元推理文庫)
東川篤哉館島 についてのレビュー
No.10: 4人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(10pt)

第三の時効の感想

文句なしに面白い。どの話も最後に意外な真相が明かされ、何とも言えない余韻を残して鮮やかに解決します。濃密な本格ミステリーと言う点でも楽しめますが、この作品をここまで高めているのは、主人公達の強烈なキャラクターでしょう。みんなどこかが壊れている、そんな感じがあり、捜査にかける執念は物凄いのですが、同じくらい警察内での手柄争いにも必死です。その凄まじく暑苦しい状況を、冷静な視線で淡々と描いている。1話読み終わる度、心にグッと来ます。単に謎解きがすごいだけでは無い。満点です、これこそ傑作。
第三の時効 (集英社文庫)
横山秀夫第三の時効 についてのレビュー
No.9: 3人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(9pt)

赤朽葉家の伝説の感想

すごく楽しめたお話でした。著者渾身の傑作と言えるでしょう。普通の謎解き小説とは少し違いますが、三世代の女性の人生とそれぞれの時代の空気をシミジミ味わう事ができ、素晴らしい作品だと思います。個人的な好みでは、第二部の展開が結構突飛で付いて行けない所があるのと、全体を通した恋愛の描写や考え方が女性目線なので、その部分に違和感を感じた所がマイナスでした。しかし、第一部の幻想的な雰囲気は最高でしたし、物語の序盤から張られた伏線がきれいに回収され、さわやかなエンディングを迎える第三部は非常に良い読後感で、ぜひ多くの方にオススメしたい作品です。

赤朽葉家の伝説
桜庭一樹赤朽葉家の伝説 についてのレビュー
No.8:
(4pt)

傷だらけの天使 魔都に天使のハンマーをの感想

元ネタのドラマに対する思い入れで評価は分かれると思います。私はほとんど見ていないので、ドラマのテイストが良く分かりませんが、ユーモアを利かせ過ぎた表現に違和感を感じてしまいました。センチメンタルで、いつもやせ我慢している主人公は非常に魅力的でありますが、もう少しハードボイルドに徹した文体の方が楽しめたかと思います。また、ネット世界と現実世界の書き分けが少し分かりづらく混乱してしまいました。
傷だらけの天使 魔都に天使のハンマーを
No.7: 1人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(5pt)
【ネタバレかも!?】 (1件の連絡あり)[]   ネタバレを表示する

陽気なギャングが地球を回すの感想

今回は主人公の息子が自閉症との設定で、他にも途中で脚に障害を持つ少年が出てきます。病人を出さないと話にアクセントが付けられないとでも思っているのか、逆にそれでも前向きな人物というプラスの意味にしたいのか、いずれにしても相変わらず私には必然性が感じられないハンディキャップの使われ方が残念です。ただ今回は比較的明るい世界観であり、ばらまかれた伏線が最後にきちんと回収される所は、良く考えられていて好感が持てました。伊坂幸太郎にしては、めずらしく後味の良い読後感を味わえました。
陽気なギャングが地球を回す (祥伝社文庫)
伊坂幸太郎陽気なギャングが地球を回す についてのレビュー