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タッキー さんのレビュー一覧
タッキーさんのページへレビュー数230件
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現代パートとコナンドイルの活躍する時代のパートを交互に展開しながら、ドイルの日記の一部が失われていた謎に迫ります。。ホームズをライヘンバッハの滝で殺して以降の空白自体のドイルの活動や心境が描かれた作品でフィクションと分かっていながらも、ドイルは本当にニューゲート監獄に収監されたことがあったのか?ドイルとブラムストーカーは本当に親交があったのか?などなど、いろいろ楽しむことができ、ドイルのホームズ物以外の作品やホームズ物をまた読んで見たくなる作品でした!
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元教師で、神様のように人望があった方のお通夜の場面で、家族や故人を慕ってやって来た7人の視点で描かれる作品。視点の入れ替わりが読んでて本当に楽しかったです。神様のようだった故人が実は裏ではとんでもないことをやっていたのではとの疑惑が、話が進むごとに深まります。しかし、当然それだけで終わるわけではなく。最後にはとんでもない事実が。楽しく読めたミステリーでした!
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友人が貸してくれた本。脳科学捜査官の夏希が連続爆破犯に挑みます。脳科学捜査官と言ってますが、残念ながら、脳科学を駆使しているとは感じず、普通の警察物でした。可もなく不可もないストーリーですが、新人にそんな発言権ないやろとか、そこはフツー組織として行動するやろという突っ込みどころは満載!ドーベルマンのアリシアがすごかったです。
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連作短編。最初の方の作品は、設定はいいと思うのですが、うーん、どれもしょぼいというか、えっそれが答え?というえたいのしれないモヤモヤが。まぁ辻褄は合ってるんやけど、それは小説的にはどやねんという答えだったり。しかし、この本の場合は、最後まで読めば、全てガラッと印象の変わるストーリーに、あぁそうゆうことか!と納得!
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最初ただのアル中と思っていた主人公のおじさまが、最後はすごくカッコよく思いました。新宿中央公園で起きた爆発事件の犯人の疑いをかけられた主人公がその事件の真相を追うというありがちなストーリー。ですご、最後には意外な結末が。主人公の味方のヤクザもすごくカッコええです。ただいろんな登場人物がいるわりには主人公とヤクザの相棒くらいしか存在感がないきらいが。それでも読んだ後の余韻がなんとなく心地いい話でした。
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少年法と少年犯罪というテーマのミステリー。少年犯罪を犯した子供たちの更正に疑問を感じる被害者の家族の視点で語られています。途中からのストーリーの意外性と、終盤は序盤で撒かれていた伏線が次々に連続して回収されていくストーリーはお見事。江戸川乱歩賞受賞作というのにもうなずけます!そして最後は主人公は罪を犯した子どもの更正にも理解つつも・・ナイスなミステリでした!
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読んでてなーんとなく想像できつつも、やはりエッとなる井上ワールドのストーリー!この感覚を味わえるときこそが小説の醍醐味だと思います。そんな一冊でした。
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第70回推理作品賞受賞作品ということで、作品自体は面白かったと思います。3章仕立てで、過去と現在と視点を入れ替えながら、倒叙ミステリー的に話を進め、第2章終盤で驚きの展開に。第3章は結論が見え、やや退屈な印象があるかと思って、油断してるとやられました。ただ倒叙ものなので仕方ないのでしょうが、話全体が暗かったのが残念でした。
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軍の誤爆により、飛行中の航空機に穴を開けられ、そこからの生還を目指す航空機パニックもの。中盤付近から一気に緊張感が増し、飽きずに読むことができました。ストーリーはありがちだと思うのですが、この話で特殊なのは、飛行機内の減圧のため脳損傷に陥った乗客の集団が制御不能となり、こちらも敵になっていること。ゾンビのようで本当に怖かった。
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泥棒一家の娘の華は相手が警察官とは知らず和馬と婚約することに。その和馬の一家も警察一家。そんな時にそれぞれの一家に関係する殺人事件が発生。一方、お互いに相手の素性を知らない両家が結婚に向け顔合わせ。泥棒一家も警察一家も個性的な人ばかりで、また泥棒一家の持つユーモアと警察一家の厳格さが絶妙のバランスで一気に読めました。是非続編を出して欲しいところです。
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4つの短編集。表題作は、軽快なテンポで進む密室もの。トリックや動機に疑問は感じるものの、ラストで印象の変わるストーリーに。そして館ものは一度は館での殺人事件を体験したいとして、友人を呼び集めて演劇チックに実践する話。トリックも納得。最後の結末でこれまた、味わいのあるストーリーになっています。どれもサクッと読めるそこそこの短編集でした。
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やっぱりいい。素晴らしい5話でした。一ツ目は何かを奪う代わりに、どんな願いでも叶える神の話。そんな神のために唯一生き残った人が語り手の話で本当に怖い話でした。だんまり姫は会話の方言?とテンポが楽しい話に。そして第4話は、写本をするとその人は自らの寿命を悟ってしまうという書物の話。本の存在がすごく怖くて、そして結末もビックリの話です。怒涛の展開を見せるシリーズ最新作でした!
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戦後直後が舞台のミステリー。トリックは正直ちょっと無理があった感がしました。でもいろいろと怪しげな雰囲気で、時代設定や、京極堂、榎木津、主人公の関口のキャラのバランスがよく、それぞれいい味を出していますので、第2作目に期待して次も読んでみます!しかし長かった(^_^*)
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ドイル財団公認作品。残念ながら、今回はホームズは出てきません。しかし、前半の暗号解読が見事だったり、レストレードやグレグスンなどホームズ作品でお馴染みの刑事たちがホームズについて語る場面など、ファンにはニタリとする場面が盛りだくさん。そこに気をとられていると、最後に見事にやられます。なかなかの作品でした。
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とある感染症にかかったのをきっかけに、手に触れないで物を動かす能力やあらゆる物の過去や未来が見えるといった能力を身に付けることになった3人の主人公。途中からめぐみの能力がどんどん進化。透視の能力もいいですが、やっぱりめぐみの能力の方がどんだけすごいねんって憧れます。ラストは悲惨な結末かと思いきや・・!やっぱり井上夢人の作品は面白いです。満足の一冊でした。
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殺人者に追われっぱなしの3人がいよいよ反撃に転じる後半。そこからは更にスピード感があり、良かったです。隠蔽体質の企業とそれに立ち向かう内部の人間、病気と闘う家族、そして三人の絆、これらをつなぐ子どもを思う親の愛情とが絡み合って絶妙のストーリーでした。
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帯の『クイーン絶賛』に惹かれて買った短編集。乗る人を死に追いやるボート、博物館から消えた古写本、屋敷内に現れる幽霊など、どれも謎は魅力的。が。どれも解決の理屈は分からないでもないのですが、イメージしにくい解決が多く、どこかに図とか、絵とかで説明があれば説得力があるのでしょうが。。自分の理解力、創造力のなさか、作品の問題か、ちょっと残念な作品でした。
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素晴らしいホームズもののパスティーシュ。原作の雰囲気がすごく出ていてホームズファンにはたまらない一冊です。短編6作ですが、何と言っても秀逸なのが、各作品が、原作で引用されている中の知られざる事件を扱っているという構成になっていること。ホームズの魅力がギュッと詰まっていました。
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時効目前の15年前に発生した殺人事件を当時高校生だった容疑者の供述だけから事件の解決に迫っていくというストーリー。怪しげな容疑者がたくさん登場し、そして伏線の回収の仕方もピタリ。そして最後の驚くべきいろいろな事実と爽やかな終わり方。面白かったです。『64』もそうでしたが、広報的な部分が描かれてるなぁと思ってたら、横山さんは元々新聞記者だったのですね。
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なかなかの優れものの4つの短編。独特の大掛かりなトリックから、シンプルなものまでいろいろ楽しめました。なんと言ってもどれも御手洗の魅力に溢れています。中でも良かったのは3つ目の『紫電改研究保存会』。読み飛ばしてしまうところに仕掛けが!シンプルなだけに短編らしくて良かったです。
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