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タッキー さんのレビュー一覧
タッキーさんのページへレビュー数160件
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これを読めば、また最初の『巷説百物語』を読み返したくなります。若かりし又市の理想を追い求める姿が描かれていてすごく良かったです!必殺仕事人ばりのやるかやられるかの緊迫した話もあり、長さを感じない出来でした。
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女性ヒロインの警察ものっていろいろありますが、自分の中でランキング上位に位置する郷間シリーズ。今回は『最後の事件!?』と解説にあり、またそれを匂わせるプロローグ。これは序盤から惹きつけられます。中盤で辞表提出、謹慎処分。しかし、ここから郷間班が結束。この辺りはグッとくるものがありました。ここまで慕われる班長に自分もなりたいと思いました。最後まで一気読みのストーリーでした!
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6つのホラー短編集。印象的なのは後半3作。4作目の『悲鳴』は50ページの間に、何度もゾクッとさせられ、期待を高めつつも、すっと落とす手法が印象的。5作目『ファインダーの向こうに』は心霊写真にちなんだ話で、ちょっとホッコリするいい話。そして最後の『などらきの首』は洞窟に祀られている首を、切り落とされた怪物が取り返しに来るという言い伝えにまつわる話。やっぱりこの人の作品はええです!
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ブックオフで見つけ、面白そうなので、買ってみました。シリーズものだったのですね。ジェフリー・ディーバーが好きなら、間違いなく楽しめます。主人公よりもあいぼうのハリーがいいなぁと思いました。次は1作目から読んでみたいと思います。
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短編4作。二作目『シヴァ・セリム』は、どことなくスタイリッシュな感じの作品。全くミステリー要素はないと言ってもいいのですが、御手洗の優しさと魅力が詰まった一品。余韻が素晴らしく、ミステリーでないのにすごく良かった!最後の『さらば遠い輝き』はレオナの御手洗に対する想いに関する切ない作品。これもミステリーではなかったのですが、この短編集はミステリーでない作品の印象が強く残りました。
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主人公は中学3年の真という男の子と城田という女の子。ふとしたきっかけで、中に入ることができる絵を手に入れた真。そこには城に囚われた女の子が!ゲーム好きの宮部さんなので、てっきり絵の中に入って大冒険、かと思ったのですが、そこは予想が外れました。城田が自分をしっかり持っており共感が持てます。結末もスッキリ。読み終えて、やっぱりうまいなぁと思いました。
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元ヤクザの親分を筆頭とする自殺で死んだ4人組が、地上に舞い戻り、天国に行くために100人の自殺志願者を救うというストーリー。武器は人の心に働きかけるメガホンと自殺志願者を見分ける暗視ゴーグル。死刑制度について問う【13階段】など、社会問題を取り上げた秀逸な作品の多い著者ですが、今作では自殺をテーマに、やはり最後まで読ませる作品でした。
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早くもシリーズ11作目。今回の舞台は、東京湾岸地区。たまたま先日、出張でこの辺りを訪れ、この偶然に、なんとなく嬉しくなりました。今回の物語はそれほど面白いか?と言われれば、それほどでもないかもしれませんが、そこはシリーズものならではで、個々の面々の個性や会話が楽しく、長く読んできたものにとっては、やはり安定の出来映え!特に神谷課長と塔子のシーンは良かったです。今後は塔子鷹野、河上の関係にも注目で、ますます目が離せません。
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巷説シリーズ第3弾。今回、又市は過去の回想でのみ登場、そしてその回想の語り手は一白翁こと百介。シリーズを順に追ってきた人にとってはなんとも感慨深い巻であるとともに、どこか寂しく感じられました。各短編はいつも通りの巷説物語。最終話では一白翁が、とある目的を持って百物語の会に参加。最後まで誰かにしっかりと振り回されており、やっぱり最後まで百介は百介でした。
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テーマは中国残留日本人孤児。そういえば昔、ニュースでよく聞きました。そのときは意味が分かっていませんでしたが。このテーマで敷居が高い気はしますが、読みやすく、すごく勉強になりました。主人公は白杖を持った目の見えない方で、この特性を活かしたトリックは新鮮で秀逸。主人公の世界が暗闇であるのとシンクロして、ストーリーもまさに暗闇の中を歩いている感じが読んでてしました。そして結論は、、闇の中、ではなくスッキリ!良質ミステリーでした!
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前作『犯罪者』がすごく面白かったので、読んでみました。今作もすごく良かったです。修司、鑓水、相馬の主人公三人が絶妙なバランスでいいです。ストーリーは過去の冤罪事件に端を発して、二転三転するストーリー。序盤からの謎の提示により、すごく先が気になる展開に仕立てられています。そして終盤も緊迫感のあるストーリー。こんな司法だったら怖いなと思う一方で、確かにそうかもとも思い、ある意味考えさせられました。
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登場人物は二人。その二人の会話だけで進む短編集。まるでコントのようなノリでした。このナメクジは宇宙人だと主張する女性。自分は44年後の世界から電話をしていると主張する子供。満月に狼男に変身すると主張する男性などなど。サクッと読めて、一風変わったお話しでした。
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やっぱり宮部さんは話を作るのが上手いなぁ、と思いました。本所深川の七不思議をテーマにした7つのショートストーリー。どれも味があってオチもしっかりしていて、言うことなしです。全編通して登場するのが、岡っ引きの茂七親分。この親分、主人公ではありませんが、人情味があっていいです。満足の一冊でした。
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三人組が82歳の大富豪のおばあちゃんを誘拐。その身代金は100億円という誘拐ミステリー。期待したのですが、ちょっとありえなさすぎなのとどんでん返しというか最後のひねりがなく、なんとなく山がないまま終わってしまったなぁという印象。でもこのおばあちゃんのすごさと、三人のその後の姿は、読んでいてすがすがしい感じがしました。
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宮部さんの作品でなぜか読み漏らしていた短編集。表題作は辻斬りの現場を見てしまった話で、なかなか一筋縄ではいかないストーリー。『師走の客』は短いながらも、話の発想と伏線から回収まで楽しい話。そして『迷い鳩』『騒ぐ刀』は霊験お初ものの連作短編。この二つは短編集を出すに当たって改稿したものの、デビュー前に書いた作品だとか。やはり宮部さんはただものではありません。宮部さんの時代物は本当に味があって素晴らしいと改めて思わせられる短編集でした^_^
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古本屋から曰く付きの『迷宮草子』という同人誌を入手した飛鳥と三津田。そこには7つの物語が。作中の謎を解決できなければ、作品と同じ怪異を体験しやがては・・・この同人誌を読んだ読者はいずれも行方不明になっているという死の読書に挑む二人。この設定だけでワクワクします。そしてラストはあぁ今回はそうくるのね的な感じで、二転三転、読者を相変わらず振り回した感がありましたが、個人的にはちょっと余計だった気が。一つひとつの短編はすごく楽しめましたし、なんとも言えない世界を堪能しました。
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ドラマを見てしまっていたので、どうしてもその印象に引きずられて読んでしまいますが、ドラマの渡海役のニノと原作のイメージが微妙に違う印象。でも面白かったです。なんと大学からの研修であのバチスタのぐっちいが意外なところで登場したのもちょっとテンションあがりました。
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どれも不思議な余韻を残す7つの短編。特に印象深いのは、冒頭から続く3つの短編。『再生』では『あっ!そっちか!』、続く『呼子池の怪魚』ではてっきり不気味な結末と思いきや、そして3つ目の『特別料理』ではこれは王道の結末。直球、変化球いろいろ織り交ぜた不気味ワールド満載の短編集でした。
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友人から借りた本。CMで『Qrosの女』として話題になった女性は何者か?ネット上ではいろんな憶測が飛び交う中、週刊誌記者がその女性を守ろうと奮闘!章ごとに一人称を変え、かつ前の章から時間を少し戻したところからスタートさせるという手法はありがちではありますが、見事にハマり、早く知りたい!という気持ちを掻き立てられ、一気に最後まで読ませられました。最後の結末もそうくるか!お見事でした!
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『99%の殺人』ではITを使った殺人、『クラインの壷』ではVRなど、時代を先取りする作品を出してきた岡嶋二人だけに今回は何か?と期待して読んだ一冊。得意の誘拐事件を軸に、今回は広告や報道がテーマ。あまり誰が犯人かというより、トリックに主眼を置いているように思いました。相変わらず読みやすく、また今回は抜群とまではいきませんが、安定の出来栄えでした。
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