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Hidezo さんのレビュー一覧

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レビュー数238

全238件 61~80 4/12ページ

※ネタバレかもしれない感想文は閉じた状態で一覧にしています。
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No.178:
(9pt)

革命前夜の感想

監視され密告される東ドイツ社会で、国民は様々な思いで生活している。
音楽を求めて留学してきた学生の成長物語だが、激動の東ドイツ情勢を絡めながら壮大な映画のように仕上げている。
読後感もばっちり。

革命前夜
須賀しのぶ革命前夜 についてのレビュー
No.177:
(6pt)

クローバーナイトの感想

忙しくて大変な時は、自分だけが大変だと思い込みがちです。
心に余裕を持って生活したいですね。
ほのぼのした日常に、少しミステリーを加えた作品です。
コアなファンには物足りないかも。

クローバーナイト
辻村深月クローバーナイト についてのレビュー

No.176:

i(アイ)

i

西加奈子

No.176:
(6pt)

iの感想

ミステリーではないですが、読んだので感想を書きます。
シリア生まれで養子として裕福な家庭で生活しているアイが、自身の存在意義について苦悩する話です。
世界で起きている悲惨な事件の犠牲者は、本当は自分だったはずではないのか?
そんな考えに取り憑かれて、贅沢な暮らしに罪悪感を抱えながら生きているアイ。
それに本来存在しないはずの虚数iを絡めたのは面白い発想だと思います。
ただ、読んでいて、ずっと辛くて緊張ばかりでした。映画化でもされるといい映画になるのでしょうね。

i(アイ)
西加奈子i についてのレビュー
No.175:
(7pt)

コーヒーカップいっぱいの愛: 珈琲店タレーランの事件簿6の感想

ミステリーの入門編的作品です。
コアなミステリーファンからしたら物足りないかもしれませんが、
喫茶店のオープン秘話も明かされて、シリーズを読んできた者としては、楽しめた作品です。
優しくて切ないミステリー。

珈琲店タレーランの事件簿6 コーヒーカップいっぱいの愛 (宝島社文庫)
No.174:
(9pt)

祝祭と予感の感想

「蜜蜂と遠雷」に登場する人物のスピンオフ作品で、コンクールの前後で起きている様々な人間ドラマ。
みんな頑張っているけど、日の目を見るのは一部の天才のみ。それでも頑張っている人がたくさんいる。
ビオラの話よかったな。

祝祭と予感 (幻冬舎文庫)
恩田陸祝祭と予感 についてのレビュー
No.173: 1人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(9pt)

月の満ち欠けの感想

前世の記憶が・・・って設定は、正直好きではないのですが、正木瑠璃に関わる人たちの交錯がとてもうまく作られています。
本質はラブストーリーですが、SFでもあり、ミステリーでもあり、話に没頭した作品です。

月の満ち欠け
佐藤正午月の満ち欠け についてのレビュー
No.172:
(7pt)

東京會舘とわたしの感想

ミステリーというジャンルではないです。
辻村作品としても異色な方だと思います。
でも、泣きます。いい話を読みたい人にはオススメです。
東京會舘とわたし(上)旧館
辻村深月東京會舘とわたし についてのレビュー
No.171:
(7pt)

あるキングの感想

怪獣が出てきたときは、これはミスリード的なものか?と思いましたが違いました。
魔女のような女性三人も、最後まで正体は不明。
こういうスタイルと思えば、全体に漂う中世的な雰囲気も味があるものとして楽しめます。

あるキング (徳間文庫)
伊坂幸太郎あるキング についてのレビュー
No.170: 1人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(7pt)
【ネタバレかも!?】 (1件の連絡あり)[]   ネタバレを表示する

向日葵の咲かない夏の感想

伏線や叙述トリック、ミスリードがふんだんに盛り込まれていて、よく練られていると思います。
生まれ変わりの話が出てきた時点で???。しかも、軽いノリ。
軽い感じの少年夏休み冒険記なのか?と思いきや、やっぱり内容はヘビーに。それも振り幅がすごい。
最終的に、全て少年の世界ってこと?
内容が内容だけに、爽やかにスッキリ終わるわけないけど。


向日葵の咲かない夏 (新潮文庫)
道尾秀介向日葵の咲かない夏 についてのレビュー
No.169:
(5pt)

最後のトリックの感想

読み終わってから、「そうゆうジャンルだったのね・・・」って感じの話でした。
残念ながら好みではなかったです。

最後のトリック (河出文庫)
深水黎一郎最後のトリック についてのレビュー
No.168:
(7pt)

ヒポクラテスの憂鬱の感想

法医学教室ものの第二弾。
扱う内容の割にタッチが軽いが、これくらいじゃないとグロになりかねないのかもしれない。
それなりに楽しめました。

ヒポクラテスの憂鬱 (祥伝社文庫)
中山七里ヒポクラテスの憂鬱 についてのレビュー
No.167:
(9pt)

罪の声の感想

丁寧な作品だと思いました。そう、雰囲気は「火車」のような。
グリコ・森永事件をモデルにしたフィクションで、未解決事件の真相を追う話。
ひとつひとつ真実に近づいていく様子に臨場感があります。

罪の声 (講談社文庫)
塩田武士罪の声 についてのレビュー
No.166: 1人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(10pt)

蜜蜂と遠雷の感想

こんなに引き込まれた作品は久々です。
遠回りは無駄ではない。
関係ないようでも、いろいろ経験することでできる成長もある、ということです。
勇気付けられます。

蜜蜂と遠雷
恩田陸蜜蜂と遠雷 についてのレビュー
No.165:
(7pt)

オーパーツ 死を招く至宝の感想

ライトノベル感覚のミステリーです。
小中学生くらいの入門に良いくらいと思います。
トリックがどうというより、オーパーツのうんちくが興味深かったです。恐竜の話なんか面白いですね。
オーパーツ 死を招く至宝 (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ)
蒼井碧オーパーツ 死を招く至宝 についてのレビュー
No.164:
(7pt)

殺戮にいたる病の感想

ずーっとグロ表現が続いて、これで犯人が捕まるだけだったら救いようがない。
でも最後に「えっ???」と。
最後の光景を思い浮かべると、呆気にとられるというより、呆れてしまった。
緊張感が一気になくなり、もはや、コメディーでしかない。

新装版 殺戮にいたる病 (講談社文庫)
我孫子武丸殺戮にいたる病 についてのレビュー
No.163:
(8pt)
【ネタバレかも!?】 (1件の連絡あり)[]   ネタバレを表示する

小説「映画 ドラえもん のび太の月面探査記」の感想

子供向けということを踏まえて読みましょう。
何気ない日常の中に、普段気づかない友情、愛情があふれている事を思い出させる一冊です。
のび太のいいところは背伸びしないところ。自分の限界を知っているところ。
自分の力で頑張っていれば、きっと誰か助けてくれます。
小説 映画ドラえもん のび太の月面探査記
No.162:
(7pt)

真実の10メートル手前の感想

話は面白いと思いますが、大刀洗のキャラ設定について、ここまで好感が持てない雰囲気にしなくても・・・って思ってしまします。
「さよなら妖精」から15年経って、いろいろあったんでしょうけど。

真実の10メートル手前 (創元推理文庫)
米澤穂信真実の10メートル手前 についてのレビュー
No.161:
(9pt)

さよなら妖精の感想

この本にミステリー要素を入れる必要性は感じない。
いらないというわけでなくて、なくても面白いということだ。
昔、コソボがどうとか、サラエボがどうとか、ニュースで耳にしたことを思い出した。
確かに、何が起きていたのか、何を争っていたのか特に関心も持たず、もう終わったこととして忘れてしまっていた。
「王とサーカス」を読んだ後だったので大体の展開は分かっていたが、むしろ、「王とサーカス」で少しだけ触れた事件を解説してもらっている感じで楽しめた。
さよなら妖精 (創元推理文庫)
米澤穂信さよなら妖精 についてのレビュー
No.160: 1人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)

王とサーカスの感想

ジャーナリストがカトマンズ滞在中に遭遇した王室の事件と、軍人が殺された事件の真相を追う物語。
関係のない海外メディアが騒ぎ立てるさまをサーカスに例え、実際に起きた事件もからめて報道のあり方を考えさせる社会派ミステリーってところでしょうか。
話の展開や謎解きに強引さはなく、優等生みたいな作品だと思いますが、それが逆に物足りなさも感じてしまいます。

王とサーカス (創元推理文庫)
米澤穂信王とサーカス についてのレビュー
No.159:
(8pt)

この闇と光の感想

妙に惹きつけられる、ねっとりした感じの物語です。
出だしのレイア姫がどうとかを書店でちらみし、不安を感じながらも帯に惹かれて購入しました。
途中まで現実正解の話なのかファンタジーなのか、時代設定はいつなのか、すべてが謎のまま話は進みます。
真実が明らかになってからの展開も、良かったと思います。
こんな形の歪んだ愛情もありかもしれません。



この闇と光 (角川文庫)
服部まゆみこの闇と光 についてのレビュー