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Hidezo さんのレビュー一覧

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レビュー数57

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No.57: 1人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(9pt)

同志少女よ、敵を撃ての感想

戦争ものですが、地理や独ソ戦争のことはよく知らないので、少し知識を入れてからの方が理解しやすいかもしれません。
タイトルの伏線回収は、ここで来たか!って感じでした。

同志少女よ、敵を撃て (ハヤカワ文庫JA)
逢坂冬馬同志少女よ、敵を撃て についてのレビュー
No.56:
(9pt)

ビブリア古書堂の事件手帖IV 扉子たちと継がれる道の感想

夏目漱石と鎌倉文庫に関する史実を聞くだけでも面白い。
その本に関する謎と回収もさすがと思いました。

ビブリア古書堂の事件手帖IV ~扉子たちと継がれる道~ (メディアワークス文庫)
No.55:
(9pt)

777 トリプルセブンの感想

安定の面白さ。
今回も、個性豊かで憎めない殺し屋が多数登場します。
狭い場所で、誰にもバレずに大事件が起きている。さすがプロの仕事。

777 トリプルセブン
伊坂幸太郎777 トリプルセブン についてのレビュー
No.54: 1人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(10pt)

流浪の月の感想

誘拐された少女と誘拐した大学生との関係。
こんな話だとは想像もつきませんでした。
いびつな人間の、一人で生きていくしかないという諦めと、でも何かに縋りたいという思い。
救いようがない小説になりかねない題材を、すごく綺麗な小説にまとめていると思います。
本屋大賞も納得です。

流浪の月 (創元文芸文庫)
凪良ゆう流浪の月 についてのレビュー
No.53: 3人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(9pt)

黒牢城の感想

時代小説とミステリーの融合は新しい。
原田マハさんの美術物のように、本当にあったかのような錯覚を覚える作品です。
題材が織田信長と一向宗一派の戦いを元にしているので、ミステリーがなくても面白いと思います。
時代小説初心者なので、難しい漢字がたくさんあって、辞書を片手に読みました。

黒牢城 (角川文庫)
米澤穂信黒牢城 についてのレビュー
No.52:
(9pt)

Another(アナザー)の感想

今更ながら読みました。
こういうのは予備知識は入れずに、先入観なしで楽しむのが良いです。

Another
綾辻行人Another(アナザー) についてのレビュー
No.51: 3人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(9pt)

リボルバーの感想

2019年にゴッホが自殺に使ったとされる拳銃がオークションに出されました。
それにさかのぼった時代背景。オークション会社に持ち込まれた拳銃はどういう物語を見てきたのか。
ゴッホ、ゴーギャンが新しいものを求めて苦悩しながら作品を残していく様子など、フィクションながら、いつも本当に起きたことのように錯覚させられます。
ゴッホ愛に満ちた物語と思います。

リボルバー
原田マハリボルバー についてのレビュー
No.50:
(9pt)

チョコレートコスモスの感想

ミステリーではないですが、とても面白かったです。
演劇を題材にしたオーディションもので、「蜜蜂と遠雷」を生み出す原点的作品と思います。
オーディションの結末をどう持っていくのか、気になって止まりませんでした。


チョコレートコスモス
恩田陸チョコレートコスモス についてのレビュー
No.49: 1人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(9pt)

サロメの感想

結核で若くして世を去った、天才挿絵画家オーブリー・ビアズリーを題材とした物語。
「サロメ」の誕生とオーブリーの生涯、彼を取り巻く様々な人間関係は、いつもながら、実際にあった話のような錯覚を覚えます。
内容も怪しく蠱惑的で、この表紙が物語っています。久々に夢中になった本でした。

サロメ (文春文庫)
原田マハサロメ についてのレビュー
No.48:
(9pt)

革命前夜の感想

監視され密告される東ドイツ社会で、国民は様々な思いで生活している。
音楽を求めて留学してきた学生の成長物語だが、激動の東ドイツ情勢を絡めながら壮大な映画のように仕上げている。
読後感もばっちり。

革命前夜
須賀しのぶ革命前夜 についてのレビュー
No.47:
(9pt)

祝祭と予感の感想

「蜜蜂と遠雷」に登場する人物のスピンオフ作品で、コンクールの前後で起きている様々な人間ドラマ。
みんな頑張っているけど、日の目を見るのは一部の天才のみ。それでも頑張っている人がたくさんいる。
ビオラの話よかったな。

祝祭と予感 (幻冬舎文庫)
恩田陸祝祭と予感 についてのレビュー
No.46: 1人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(9pt)

月の満ち欠けの感想

前世の記憶が・・・って設定は、正直好きではないのですが、正木瑠璃に関わる人たちの交錯がとてもうまく作られています。
本質はラブストーリーですが、SFでもあり、ミステリーでもあり、話に没頭した作品です。

月の満ち欠け
佐藤正午月の満ち欠け についてのレビュー
No.45:
(9pt)

罪の声の感想

丁寧な作品だと思いました。そう、雰囲気は「火車」のような。
グリコ・森永事件をモデルにしたフィクションで、未解決事件の真相を追う話。
ひとつひとつ真実に近づいていく様子に臨場感があります。

罪の声 (講談社文庫)
塩田武士罪の声 についてのレビュー
No.44: 1人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(10pt)

蜜蜂と遠雷の感想

こんなに引き込まれた作品は久々です。
遠回りは無駄ではない。
関係ないようでも、いろいろ経験することでできる成長もある、ということです。
勇気付けられます。

蜜蜂と遠雷
恩田陸蜜蜂と遠雷 についてのレビュー
No.43:
(9pt)

さよなら妖精の感想

この本にミステリー要素を入れる必要性は感じない。
いらないというわけでなくて、なくても面白いということだ。
昔、コソボがどうとか、サラエボがどうとか、ニュースで耳にしたことを思い出した。
確かに、何が起きていたのか、何を争っていたのか特に関心も持たず、もう終わったこととして忘れてしまっていた。
「王とサーカス」を読んだ後だったので大体の展開は分かっていたが、むしろ、「王とサーカス」で少しだけ触れた事件を解説してもらっている感じで楽しめた。
さよなら妖精 (創元推理文庫)
米澤穂信さよなら妖精 についてのレビュー
No.42: 1人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(9pt)

ビブリア古書堂の事件手帖 扉子と不思議な客人たちの感想

安定した面白さです。
ミステリー感は少ないかもしれませんが、ほのぼのした日常の中で起きたちょっとした出来事。
何より、読んだことある本が出てくると嬉しいですね。

ビブリア古書堂の事件手帖 ~扉子と不思議な客人たち~ (メディアワークス文庫)

No.41:

噂 (新潮文庫)

荻原浩

No.41:
(9pt)

噂の感想

最後、「こうきたか!」って。
事件が始まって犯人がわかるまでの進捗が本当に少しずつで、きっと登場人物の背景や人間関係を折り込みながら、丁寧に丁寧に作り上げた結果なんでしょう。
作者がにやけながら最後の一行を書いている光景が浮かんだ。

噂 (新潮文庫)
荻原浩 についてのレビュー

No.40:

幻夏 (角川文庫)

幻夏

太田愛

No.40: 1人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(9pt)

幻夏の感想

とにかく緻密だ。
事細かに練られた設定があり、終盤の事件の真相に向けて緻密に伏線がはられていく。
少し長過ぎてテンポが悪く感じたが、終盤のたたみかけるような展開のためには、この緩急が必要なのかもしれない。
作者は「相棒」の脚本家でもあるらしく、儚い真相と結末は杉下右京が語っているかのようで納得。
幻夏 (角川文庫)
太田愛幻夏 についてのレビュー
No.39:
(10pt)

イノセント・デイズの感想

表紙が怖くて避けていました。
死刑を宣告された「田中幸乃」を形成するに至った過去のエピソードが、パズルのピースのように一つずつはめ込まれ、
最終的に放火殺人事件の真相へとつながります。
きれいな話が好きな人には合わないかもしれませんが、個人的には久々にはまった作品です。

イノセント・デイズ (新潮文庫)
早見和真イノセント・デイズ についてのレビュー
No.38: 1人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(10pt)

アルバトロスは羽ばたかないの感想

一つ一つのエピソードがしっかりしていて、それぞれに意味を含ませつつ、最後の章で明らかになる大掛かりな仕掛けに繋がります。
読んでいて、引っかかるところはあったんだよねぇ。
最後まで騙されました。

アルバトロスは羽ばたかない (創元推理文庫)
七河迦南アルバトロスは羽ばたかない についてのレビュー


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