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水生 さんのレビュー一覧
水生さんのページへレビュー数102件
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和製「Yの悲劇」。どの人物も怪しすぎて犯人が全く予想つかなかった。トリックから見立ての必然性まで見事な内容だった。
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映画「謎解きはディナーのあとで」やドラマ「LIAR GAME Season 2」の脚本家の処女作。10章での構成になっている事が余計にそう感じさせるのか、連続ドラマを観ている様な感じだった。ラスト2章でのどんでん返しは爽快だった。
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喜屋武先生また再登場して欲しい。にしても今回は完全に小笠原が脇役に…。そして万能贋作者の登場。
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ドルリー・レーン4部作の完結編。ラスト1章の急展開に引き込まれた。結末はペイシェンスの心情に同調して哀しくなった。この結末を書きたいがための4部作だったことを実感させられる。
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上巻…「聖杯」というキーワードが上巻最後で登場 。気になるのは館長を殺害した人物(複数?)の正体、ダイイングメッセージとその理由(犯人が手出しをできない状態にあるのに犯人らの名前を書き残さなかった理由等) 。犯人らの名前を書き残さなかった理由については秘密裏に解決させたかったからなのか。
中巻…謎と解決が入子の様に繰り返されながらも真相へ迫っていく。暗号の回答方も様々で面白い。 下巻…謎が明らかになるにつれて話が壮大になってくる。真犯人が意外だった。 |
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復讐劇という重苦しいテーマで結末も冷静に考えれば割とエグいのに、死神「千葉」のコミカルなキャラクターがそれを感じさせない。前回以上に面白かった。
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十角館に比べると文章の堅さがとれて現在の綾辻さんの文体に近づいている感じがする。十角館に続いてあの一文に頭を撃ち抜かれた。消失ものではよくあるパターンなのに…。しかし伏線はあとから考えるときちんと張られていた事がわかるので、すべてが明らかになったときは快感である。
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見崎鳴が語るもう一つの「サカキ」の話。階段からの転落死により「幽霊」となってしまった男が自らの死体を探す。ホラーよりもミステリ依りなためか前作と打って変わって穏やかな雰囲気のストーリー展開だった。まだ続きがありそうな終わり方なのが気になる。「ここが夜見山の外でよかった」がツボに入った。
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①ノックス・マシン ②引き立て役倶楽部の陰謀 ③バベルの牢獄 ④論理蒸発ーノックス・マシン2 の4編。 ③以外は「ミステリの歴史」ミステリー×SFといった感じ。②が特に面白かった。
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ここ最近はロジック系のミステリが続いていたので久々にトリック重視のミステリを読んだ。フーダニットを排して密室状況の覆し方に重点を置いていて面白かった。 個人的ベストは消去法による推理が爽快だった「佇む男」と、前3編と一線を一線を画するバカミスの「密室劇場」です。
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裏染天馬シリーズ(あるいは青崎館)2作目。随所に放り込まれるサブカルチャーネタが笑える(分からないのもあるが)。今回はアリバイ崩しもの。これがパズラーと言う物だろうか。犯人を特定する最後の条件となった○○(文字数とは関係無し)には気付けなかったが読み返してみるとさりげなく提示されている。条件を1つ1つ積み上げて犯人を絞っていく過程は読んでいてわくわくさせられた。裏染自身の謎についても今回は少し触れられたのでシリーズを通して徐々に明かされていくと予想。
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碓氷優佳倒叙3部作に続く連作短編集にして最後の碓氷優佳シリーズ。3部作を既読ならば最終話の結末に戦慄させられる。日常の謎の形をとってはいるが、これもある意味では倒叙ものと言える。最後の小春の言葉も切ない。碓氷優佳の純粋で残酷な本質は(3部作を既読の)読者は知ってはいても、これが日常の謎という形をとっているため一時的に忘れてしまう為不意打ちを食らわされる。
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耕助の登場とともに一気にストーリーが加速し解決へ向かう。獄門島に比べるとリアルな動機。耕助登場以降からが特に面白かった。
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森村さん2冊目は短編集。当時の社会問題(現代にも通じる)とミステリーが密接に絡み合っている。島荘ばりの大トリックから結末がゾッとするホラーテイストなものもあって面白かった。
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ガリレオシリーズ2作目の読了。倒叙もの。第1作を読んだ時よりも湯川に人間味が感じられる。石神の情念はタイトル通りの凄まじさを感じる。ロジックによる解明は本格ファンとしては爽快。トリックを誤認させる手法がよかった。
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伊坂さん今年初の読了。死神視点の人間世界が描かれている。個人的ベストは本格ミステリー風味な「吹雪で死神」。確かに突き詰めていけば死神が絡んでいようがいまいが本格ミステリーは「事件のためのシナリオ」が用意されている。「重力ピエロ」とのリンクも面白かった。
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万能鑑定士Qシリーズ第3弾。テーマは「音」。今回も面白かった。
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これを以て東川篤哉さんの既刊(2013年4月現在)全制覇。個人的ベストは「烏賊神家の一族の殺人」と「204号室は燃えているか?」でした。
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藪なのか名医なのか
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主人公が彼女を犯人と確信し、逮捕される前に別れようとするストーリー。動機は石持作品の中では納得できる部類。犯人が確信犯なのはいつもの石持さんらしいが、論理より感情で動いているのは珍しく感じた。幕引きはゾッとした。
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