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ももか さんのレビュー一覧

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レビュー数170

全170件 81~100 5/9ページ

※ネタバレかもしれない感想文は閉じた状態で一覧にしています。
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No.90:
(7pt)

今までの小説と比べると、ちょっと物足りないかも!?

よくできている小説だとは思うのですが、今までの本と比べると衝撃度が少なくて物足りなさを感じました。
これまでの彼の小説はミステリーというより、もの悲しさが全体に付きまとっていたように思っていますが
今回は不発?というより、彼が訴えたいと思われる歴史自体を私が把握していないせいなのかもしれません。

7点は辛口かもしれませんが、人に勧めるとなると、気軽に読める小説ではないという観点からです。



湖の男 (創元推理文庫)
アーナルデュル・インドリダソン湖の男 についてのレビュー
No.89:
(7pt)

つまんないと思ったけど、でもキャサリンは頑張った!

今までの思い入れから、7点をつけましたが
正直いって、物足りない感満載です。無理のある設定もありますし。
ライム氏のミステリーと比べると、どうしても読み劣り?がありますが
でも、そんな中、キャサリンは頑張ったと思います。
キャサリンシリーズは、よく家族のことが出てきますが
あまり表に出さずに、捜査に重点を絞った方が読みごたえがあると思うのですが
そこは作者の意図ではないのでしょうね。

煽動者 上 (文春文庫)
ジェフリー・ディーヴァー煽動者 についてのレビュー
No.88:
(7pt)

盛り込みすぎて、ミステリー自体がボンヤリとした印象に。

これだけのものを書けるって、確かに凄い!
読んでる方はついていくのに必死でした。
ただ、ミステリーとして考えた場合、作家の狙いは想像できるのだけど
ちょっと勿体ない感も。

アサドがアサドらしくって、その点は評価が倍になりました。
あと、テレビ番組のプロデューサーが良い味出していました。

特捜部Q―自撮りする女たち─ 上 (ハヤカワ・ミステリ文庫)
No.87:
(7pt)

題名はパッとしませんが、結構面白いです!

最初はグダグダでしたが、話が展開しだすと、どんどん面白くなっていって
最後までワクワク感が止まりませんでした。
前に読んだ「骨」とはまた違って、ミステリー度は此方が高いですね。
もう少し読者を惹きつけるような題名と表紙だったら、もっと売れるのかも!?


汚れた翼(上) (講談社文庫)
ジャン・バーク汚れた翼 についてのレビュー
No.86:
(7pt)

難しいけど、それを超えると、グッときます!

戦争時代の話はハッキリ言って難しくて読み飛ばしそうになりましたが
そこをちゃんと読んでいないと、最後まで何が何やら?サッパリ分からなくなると思います。
がんばってがんばってそこを超えると、物語の全体像が分かると思います。

それにしても、北欧の名前の難しさよ!
もうすでにハリーホーレのファンではあるわけですが、今回のハリーも良かった!
特に会話がいいですよね~、もうウットリものです。
若さがある分、マイクルコナリーの「ハリーボッシュ」を超えた点もあるかも!?
(もちろん、それぞれ良さがあるわけですが)

今回は人間ハリーに触れるところが多かったので、ハリーのイメージが具体化されたように思います。
シリーズものって、こういう構築化?されるところが別の醍醐味ですね。



コマドリの賭け 上 (ランダムハウス講談社文庫)
ジョー・ネスボコマドリの賭け についてのレビュー
No.85:
(7pt)

「ノルディックノアール」うん!いいね!

ジョーネスボ氏の小説で一番初めに読んだのは、確か「スノーマン」だったと思います。
ちょっと毛色の違う?異色の感じに興味を持って、段々と読み進めていきました。

「贖い主」の主人公が、ハリー。
私の大好きなマイクルコナリー氏の小説に登場するのも、ハリー。
ジョーネスボ氏の方がだいぶ年下のようですが(30代前半?)
ハリーボッシュだって若い時があったのだもの、きっとハリーホーレと似たところもあったはず。
どちらも何となく雰囲気が似てるし、女性の好みも似ている?ような。
二人ともこれからも目が離せませんね。ありがとう!ハリー!


贖い主 上 顔なき暗殺者 (集英社文庫)
ジョー・ネスボ贖い主 顔なき暗殺者 についてのレビュー
No.84:
(7pt)

遊園地もの、ちょっぴり切ない青春もの

さすがスティーヴンキングですね!最後まで飽きさせることなく、トントンと進みます。
こういうちょっぴり切ない青春ものって、好きです。
キングが描く少年の様子がこちらにもそのまま伝わってきて、もしかするとキングは多重人格者なのでは?と、思うくらいでした。
どうしてここまで表現できるのでしょうね、ほんと不思議です。

ちゃんとミステリー仕立てになっているのも、キングならではですね。
私としては犯人は誰でもよく?ストーリーをずっと追っていきたい気持ちでした。もっと読みたかったなぁ~。


ジョイランド (文春文庫)
スティーヴン・キングジョイランド についてのレビュー
No.83:
(7pt)

「見知らぬ顔」を先に読むべきでした

途中途中、「見知らぬ顔」に関するものが出てくるので、その点だけがしっくりきませんでしたが
あとは、良く出来たミステリーでした。
前半はミステリーの展開よりも、人々の暮らしぶり(上流階級と下層階級)が面白くて
これだけ詳しく書けるって、すごいな~と。
私が思っている以上に違いがあるのですね。
それを生き生きと描写できるって、この作者は只者ではありません。

今度は「見知らぬ顔」を読んで、しっくりこなかった点を埋めようと思っています。


災いの黒衣 (創元推理文庫)
アン・ペリー災いの黒衣 についてのレビュー
No.82:
(7pt)

マロリーのファンであるならば、マロリーの軌跡として是非とも読まなければならない。

内容としては、ちょっと物足りないというか、マロリーがいつものマロリーらしく?ないので
消化不良ですが、軌跡と考えるならば、この本は外せません。
うまい具合に、登場人物のオーガスタ(マロリーの遺産管理人)と、警察官のリリスが良い味を出しているので
小説としては、面白く出来上がっています。
ただ、マロリーの活躍という点では、もうひとひねり欲しかったところです。


天使の帰郷 (創元推理文庫)
キャロル・オコンネル天使の帰郷 についてのレビュー
No.81:
(7pt)

シリーズものの良さ。

初めてキャロルオコンネル氏の小説を読む方には難しいかもしれません。
登場人物の説明があまりされていないので、何が何だか?の始まりになるかもです。
これで三作目?四作目?になるので、割とすんなりと頭に入っていきました。
マロリーにはマロニーの良さ?があるし、ライカーも欠かせない存在だし
チャールズにいたっては、あなたの方が刑事に向いてるんじゃない?って、言いたくなるし。
出演者ががっちりガードを固めているので、読者側としてはちょっと置いてきぼりの感もあったかな。

マロリーシリーズは10作品ということですが、残り少なくなるのがなんか寂しいな~。
それにしても、どうして「魔術師の夜」はあんなにもつまんなかったんだろう??不思議。

ルート66〈上〉 (創元推理文庫)
キャロル・オコンネルルート66 についてのレビュー
No.80:
(7pt)

読みごたえはあります

以前の小説と比べるとミステリー度がちょっと低いかな~とも思いますが
土台がしっかりしているので読みごたえはあります。
ただ、主人公にイマイチ感情移入できなくて、その点は残念でした。

穢れた風 (創元推理文庫)
ネレ・ノイハウス穢れた風 についてのレビュー
No.79:
(7pt)

ウォーカー氏、最高傑作と謳ってありましたが

期待以上の面白さはありませんでした。
たぶん、これは相性?なのでしょう。
でも、安定さというか、オーソドックスなミステリーと考えれば、彼女の手腕は見事でした!

あと一冊は読みたいなぁ~。

すべて死者は横たわる (講談社文庫)
No.78:
(7pt)

これが一番好きかも!?

ネレノイハウスはこの小説で四作目になります。
今まで読んだ中でこの小説が一番好きですね。
ちょっとした?ロマンスありで、内容も読みやすかったです。
気難しいオリバーも、こんな感じなら仕様がないかな~なんて、ちょっと甘く見てしまう。

原文の小説の刊行と日本での発表順が違う?ため、登場人物のプライバシーが後出し?じゃんけんみたいになってしまいましたが
それは別としても、楽しめるミステリーになっています。
こういう感じの警察ものって、読んだあともスッキリですね!


死体は笑みを招く (創元推理文庫)
ネレ・ノイハウス死体は笑みを招く についてのレビュー
No.77:
(7pt)

タイトル良し!表紙良し!謎解きもなかなかです!

「出口のない農場」の方を先に読んでいたので、似たような小説なのかと思っていたら、これまた違う展開で良い意味で驚きでした。
これはこれで面白かったです。(「出口のない農場」も好みです。)
こちらのほうが正統派ミステリーという感じで、先が全く分からずハラハラドキドキものでした。

この作者は「人の痛み」の描写が上手すぎて、こちらまで身体が痛さを感じるほどでした。
一つ一つの描写が繊細で(これは翻訳者の腕によるところも大きいのでしょうが)
未知の、想像もつかない島の中の出来事が身近に感じられて、違和感がありませんでしたね。

骨の刻印 (ヴィレッジブックス F ヘ 5-2)
サイモン・ベケット骨の刻印 についてのレビュー
No.76:
(7pt)

タイトルと表紙で損しちゃってるかな~!

タイトルと表紙を見た時は、ちょっと幻滅しちゃったんですけど
内容は面白かったです!本格的というか、ちゃんとしたミステリーになってます。
前に読んだ「白雪姫には死んでもらう」もそうですが、もう少しタイトルを考えて欲しいところです。

原題通りに「嫌な女」とか「卑しい女」じゃダメなんでしょうか?

いい感じの警察ものに仕上がっているので、シリーズとしてまた別の小説を読みたいですね。

悪女は自殺しない (創元推理文庫)
ネレ・ノイハウス悪女は自殺しない についてのレビュー
No.75:
(7pt)

この軽さがジョー!

ダルジール警視ものと違って、程よく軽くてユーモアに溢れていて面白かったです。
ダルジール警視ものは事件そのものを解決する面白さがありますが、ジョーの魅力は時々ホロリとしてしまう点と
彼の周りにいる登場人物の個性的な点でしょうか。
(まあ~個性的という点は勿論ダルジール警視ものにも共通していますが)

ジョーシリーズはこれで二作目ですが、これからももっと読みたいですね~。

誰の罪でもなく―私立探偵ジョー・シックススミス (ハヤカワ ポケット ミステリ)
レジナルド・ヒル誰の罪でもなく についてのレビュー
No.74:
(7pt)

「終わりなき道」よりも、こっちが好みかも!

ダラダラと読んだので、読み終わるまで時間がかかりました。
(数か月?)
でも、その割にはストーリーって、覚えているんですね。
普通のミステリーだと、数か月前のあらすじなんて覚えていないのに、これって不思議でした。
たぶん、ハート氏の書く小説って、それぞれが印象深いのでしょうね。

展開としては、納得できないところもありましたが、全体としてみると、よく出来ている小説だと思います。

アイアン・ハウス (ハヤカワ・ポケット・ミステリ)
ジョン・ハートアイアン・ハウス についてのレビュー
No.73:
(7pt)

「楽園」の方ではなくこちらを先に読んでください!

いつもの私の失敗なのですが
先に「楽園」を読んでしまったため、ある程度こちらの本の予想ができました。
でも、でも!そんなこと関係ないくらい面白かったです。

とはいっても、順番通りに読むことをお勧めします。
こちらを先に読んでいたら、「楽園」がもっと楽しめたのかも!?

エデンの風貌がこちらには詳しく書かれているので、その点も魅力的でした。
一種独特の警察もの。今までにない展開で、ワクワクものでした!

邂逅 (シドニー州都警察殺人課) (創元推理文庫)
No.72:
(7pt)

なかなか読み応えがあります!

1920年代の物語。当時の歴史がわかります。
なかなか読み応えがあって、communityを知る良い機会になりました。
もっとオドロオドロしいものかという期待を良い意味で裏切って歴史を紐解く勉強になりました。

こういう生活の場面が詳しく書かれている小説って、大好きです!
食べ物や飲み物や煙草やら。
人間臭くて、私の好みです。
ただミステリーとしては、ちょっと物足りないかな。



処刑の丘
ティモ・サンドベリ処刑の丘 についてのレビュー
No.71:
(7pt)

そこそこ面白いです!

「完璧」とまではいかなくても、そこそこ面白いミステリーに仕上がってます。
タイトルの「完璧な家」ですが、原題の「ビハインド クローズド ドアーズ」でもよかったのではないでしょうか。
「そのドアの向こう」とか「閉ざされたドアの向こう」とか。
捻りのないタイトルにちょっとがっかりでした。

内容は先をもっともっと知りたくなるジェットコースター的展開で、あっという間に読んでしまいました。
ミステリーというよりも、心理的サイコパスでしょうか。

二冊目はまだ出てないようですが、この作者なら、絶対読みます!
完璧な家 (ハーパーBOOKS)
B・A・パリス完璧な家 についてのレビュー