土の中の子供

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評判

土の中の子供の評価:

3.45/5点 レビュー 86件。 D ランク

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平均点3.45pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全165件 1〜20 1/9ページ
No.165
(4pt)

まだ読み始めだがグッとくる

こういう話を待っていたんだ!
土の中の子供 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 土の中の子供 (新潮文庫)より
4101289522
No.164
(4pt)

まだ読み始めだがグッとくる

こういう話を待っていたんだ!
土の中の子供 Amazon書評・レビュー: 土の中の子供より
4104588040
No.163
(3pt)

正統派の純文学だとは思ったんですけれど・・・。

この小説はよくも悪くも正統派の純文学です。
著者は新潮新人賞出身だから読んでいてそういう傾向が反映されていると思います。
文藝賞出身の小説家はこういう小説を書く印象がないです。
ただ読んでいて芥川賞に受賞する小説だとは思ったんですがちょっと暗すぎだなーって思いました。
日本の純文学って暗すぎる小説が多すぎないかって思う。
この小説は著者のデビュー作みたいに端正な暗さを基調とした小説ではなかったので。
土の中の子供 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 土の中の子供 (新潮文庫)より
4101289522
No.162
(3pt)

正統派の純文学だとは思ったんですけれど・・・。

この小説はよくも悪くも正統派の純文学です。
著者は新潮新人賞出身だから読んでいてそういう傾向が反映されていると思います。
文藝賞出身の小説家はこういう小説を書く印象がないです。
ただ読んでいて芥川賞に受賞する小説だとは思ったんですがちょっと暗すぎだなーって思いました。
日本の純文学って暗すぎる小説が多すぎないかって思う。
この小説は著者のデビュー作みたいに端正な暗さを基調とした小説ではなかったので。
土の中の子供 Amazon書評・レビュー: 土の中の子供より
4104588040
No.161
(3pt)

笑顔のないドキュメンタリのようで、どうも暗いのです

陰鬱な感じである、雨の日に読みたくない 好みが別れそうだ 主人公の迷いと苦しみにはあまり救いが無く余裕もない、ユーモアは救いがあれば・・・最後まで救われない 暗さの緻密さというか文体は確かな物であるが、ともするとドキュメンタリタッチにも見えてしまう
土の中の子供 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 土の中の子供 (新潮文庫)より
4101289522
No.160
(3pt)

笑顔のないドキュメンタリのようで、どうも暗いのです

陰鬱な感じである、雨の日に読みたくない 好みが別れそうだ 主人公の迷いと苦しみにはあまり救いが無く余裕もない、ユーモアは救いがあれば・・・最後まで救われない 暗さの緻密さというか文体は確かな物であるが、ともするとドキュメンタリタッチにも見えてしまう
土の中の子供 Amazon書評・レビュー: 土の中の子供より
4104588040
No.159
(5pt)

ぼくの心を狂わせる

戦中派の女性たち、特に旧制の有名女学校で戦時期に教育を受けたキャラメルママたちは、暴力的な支配を無意識に身に着けた。ぼくの親族を見まわしても、被害者は何人かいる。彼女らは敗北したエリートであって、均し並みに「おまえが男だったら」というセリフを耳にした経験があった。敗北したエリートは社会的浮上のために手段を選ばない。しかも、いまも存命の母は空襲のなか機銃掃射をする戦闘機の若いパイロットを目撃した二十歳前に。かれらはソウル解放のときにも、東京とまったく同じ手法を選んだ。
土の中の子供 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 土の中の子供 (新潮文庫)より
4101289522
No.158
(5pt)

ぼくの心を狂わせる

戦中派の女性たち、特に旧制の有名女学校で戦時期に教育を受けたキャラメルママたちは、暴力的な支配を無意識に身に着けた。ぼくの親族を見まわしても、被害者は何人かいる。彼女らは敗北したエリートであって、均し並みに「おまえが男だったら」というセリフを耳にした経験があった。敗北したエリートは社会的浮上のために手段を選ばない。しかも、いまも存命の母は空襲のなか機銃掃射をする戦闘機の若いパイロットを目撃した二十歳前に。かれらはソウル解放のときにも、東京とまったく同じ手法を選んだ。
土の中の子供 Amazon書評・レビュー: 土の中の子供より
4104588040
No.157
(5pt)

見たくないものを見るために

場面転換の書き方や雰囲気が暗いミニシアター系の映画を見ているようで、それが気に入った。現代において人がもっとも見たくないもの、語りたくはないものを書こうとしている作家なのではないかという気がする。激しい虐待を受けた後の反復強迫的で自棄的な主人公の行動は、児童心理学からの知見のような理論的な部分はあってもまた、そこには自己の感覚を研ぎ澄ませて経験されたものや心的葛藤も十分含まれているように思う。理論や知識に基づいてはいてもなおそれを上回るものが確かに書き込まれていると感じる。この人の作品はリアルタイムで読まなければならない、それが現代の闇と取っ組み合うには必要なのではないかと、そういう気がしてならない。
土の中の子供 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 土の中の子供 (新潮文庫)より
4101289522
No.156
(5pt)

見たくないものを見るために

場面転換の書き方や雰囲気が暗いミニシアター系の映画を見ているようで、それが気に入った。現代において人がもっとも見たくないもの、語りたくはないものを書こうとしている作家なのではないかという気がする。激しい虐待を受けた後の反復強迫的で自棄的な主人公の行動は、児童心理学からの知見のような理論的な部分はあってもまた、そこには自己の感覚を研ぎ澄ませて経験されたものや心的葛藤も十分含まれているように思う。理論や知識に基づいてはいてもなおそれを上回るものが確かに書き込まれていると感じる。この人の作品はリアルタイムで読まなければならない、それが現代の闇と取っ組み合うには必要なのではないかと、そういう気がしてならない。
土の中の子供 Amazon書評・レビュー: 土の中の子供より
4104588040
No.155
(5pt)

超絶技巧小説、再生の物語

アタシの言葉でいえば、『土の中の子供』は超絶技巧小説であり、再生の物語です。

主人公
私:名前がない
職業:タクシードライバー
性別:男
年齢:27歳
主な経歴:親に捨てられ→養親の元で虐待をサバイブ→施設育ち→成人。

タイトルの「土」は様々な意味を持ちます。土とは……

・虐待を受けた私が埋められた山の土であり、
・実親から捨てられ、死に瀕する虐待を受けた過去に対するとらわれであり、
・理不尽な運命である。

これを念頭に置きつつ、私が描かれた印象的な場所は例えば次の3つです。
・「深夜の街」での暴行
・「月のない夜の空」での強盗
・「圧倒的な暗闇の中」で山に埋められた幼少時の私

上記を見ればわかるように、物語は暗く彩られている。
というか、視覚的な暗さ、社会的な暗さ、心理的な暗さ……
読者がこの物語に暗い印象を抱く言葉を意図して選んでいる。

というなかで、もう一人の登場人物、白湯子である。
白湯子は男から捨てられ、赤子を亡くし、アルコールに依存し、
健康保険に加入せず、美しい満月が嫌いで、希望を失い、
私と同棲しているまたしても「暗い!」女だ。

それで、アタシが「あれ?これって面白い」と思った部分は、
白湯子は「白湯」の女にも関わらず、対極にある「アルコール」依存の女という
役割を負ったことでした。
すなわち、「なぜ白湯子という名前なの?」という問いの面白さであり、
この暗い物語のなかで「白湯子」の「白って光を暗示してんじゃないの?」
ってことが物語を読み進めるにつれ、芽生えてきた面白さであった。

こうなってくると、気になってくる言葉がある。
それは「暗」の対極にある「白」や「光」という一文字です。

この「白」や「光」という言葉を噛み砕いた表現が、
私が土の中から這い上がることであり、
私が過去に対するとらわれを乗り越えることであり、
私が理不尽な運命に激しく抗うことである。

ここを描いている圧巻場面が
・「圧倒的な暗闇の中」で山に埋められた幼少時の私
・「月のない夜の空」での強盗

であり、現在、苦境&理不尽にさらされている読み手がここを読めば、
きっと引き付けられる。

それで、私は「月のない夜の空」での強盗場面で2回、「死」にます。
この「死」とは実際に死ぬことではなく、臨死であり、
臨死とは死にかけることです。

1回目:私が強盗から首を絞められた時
2回目:私が強盗から逃れ、車に乗り、カーブを曲がり切れず、激突した時

振り返ってみるまでもなく、
私は幼少時の虐待によって、死にかけていた。
私は「深夜の街」での暴行事件でも、普通に考えれば、死にかけていた。

親から捨てられた私、虐待されていた私、山に埋めれた私、
月のない夜、暗闇、深夜の街……それまでに描かれた理不尽な運命に翻弄される私、
すなわち「土」の中にいる私が描かれるこの暗い物語の中で、
「白」や「光」という一文字、その類の表現がアタシの目を引き付けるわけです。

それで、この「白」「光」という言葉が記述された後、
暗かったこの物語がよき方向へと進むことを示唆する場面があります。
しかもここにいたのが、あの白湯子なのだ!

白湯子「あなたの攻撃した人物はもういないじゃない」
私「何だか、泣きたくなってきたよ」
彼女は笑った。
「……泣けばいいじゃない。ここには私しか、いないだから」。

この暗い物語の中で、笑う場面など一度もなかった物語の中で
初めて「彼女は笑った」。その場面の描き方は
美しい月が光を照らす夜であり、病室にいた子供の声も綺麗に響いていた。
この笑いはすなわち、輝きを放つ笑いであり、笑った人物は他ならぬ白湯子だった!
白を体現する女……白湯子。
白湯子ってだから、この物語を読み解くための大事な鍵なんですね。

こんな対照的な土・暗&白・光の描き方ある?
アタシはここにおいて確信した。
この白湯子の名前は意図して付けてるし、
物語タイトルは、全てが収斂するように意図している。

ところで、アタシにはもう一つ疑問がありました。
なーんで私は主人公のくせに、その名が1度として語られていないのか?
私が幼少時、保護されていた児童施設の施設長ヤマネさんと出会う場面において、
それは示唆されます。そのヤマネさんと私のやり取りはこうです。

私「僕は土の中から生まれたんですよ」
ヤマネ「え?」
私「だから、もう親はいません。今の僕には、もう、関係ありません」

この私は、この土の中から生まれたのだ。その土は
虐待を受けた私が埋められた山の土であり、
実親から捨てられ、死に瀕する虐待を受けた過去に対するとらわれであり、
私の理不尽な運命であり、私はそこから生まれた子供だ。

だから私に親はいないし、関係がない。
名付け親がいない以上、私の名前は最後まで語られない。
「なるほど」アタシは腑に落ちたのです。
それでアタシは最後の記述にびっくりして、
だから『土の中の子供』は回復の物語だといいたい。
すなわち、

「だがその前に、何かの決断も、要求することもできなかった、彼女の子供の墓参りをしようと思った(p116)」。

これです。
私は私に比して、決断も要求すらできなかった、名もなき、白湯子の赤子のことを考えることが
できるようになった。言い換えると、今の私は、「土の中」で死んでいった白湯子の赤子に思いを
はせることができるようになった。私は土の中からようやく這い上がり、
新たな自分として再生したのだ。

この物語は超絶技巧の小説であり、再生の物語として読めるのです。
土の中の子供 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 土の中の子供 (新潮文庫)より
4101289522
No.154
(5pt)

超絶技巧小説、再生の物語

アタシの言葉でいえば、『土の中の子供』は超絶技巧小説であり、再生の物語です。

主人公
私:名前がない
職業:タクシードライバー
性別:男
年齢:27歳
主な経歴:親に捨てられ→養親の元で虐待をサバイブ→施設育ち→成人。

タイトルの「土」は様々な意味を持ちます。土とは……

・虐待を受けた私が埋められた山の土であり、
・実親から捨てられ、死に瀕する虐待を受けた過去に対するとらわれであり、
・理不尽な運命である。

これを念頭に置きつつ、私が描かれた印象的な場所は例えば次の3つです。
・「深夜の街」での暴行
・「月のない夜の空」での強盗
・「圧倒的な暗闇の中」で山に埋められた幼少時の私

上記を見ればわかるように、物語は暗く彩られている。
というか、視覚的な暗さ、社会的な暗さ、心理的な暗さ……
読者がこの物語に暗い印象を抱く言葉を意図して選んでいる。

というなかで、もう一人の登場人物、白湯子である。
白湯子は男から捨てられ、赤子を亡くし、アルコールに依存し、
健康保険に加入せず、美しい満月が嫌いで、希望を失い、
私と同棲しているまたしても「暗い!」女だ。

それで、アタシが「あれ?これって面白い」と思った部分は、
白湯子は「白湯」の女にも関わらず、対極にある「アルコール」依存の女という
役割を負ったことでした。
すなわち、「なぜ白湯子という名前なの?」という問いの面白さであり、
この暗い物語のなかで「白湯子」の「白って光を暗示してんじゃないの?」
ってことが物語を読み進めるにつれ、芽生えてきた面白さであった。

こうなってくると、気になってくる言葉がある。
それは「暗」の対極にある「白」や「光」という一文字です。

この「白」や「光」という言葉を噛み砕いた表現が、
私が土の中から這い上がることであり、
私が過去に対するとらわれを乗り越えることであり、
私が理不尽な運命に激しく抗うことである。

ここを描いている圧巻場面が
・「圧倒的な暗闇の中」で山に埋められた幼少時の私
・「月のない夜の空」での強盗

であり、現在、苦境&理不尽にさらされている読み手がここを読めば、
きっと引き付けられる。

それで、私は「月のない夜の空」での強盗場面で2回、「死」にます。
この「死」とは実際に死ぬことではなく、臨死であり、
臨死とは死にかけることです。

1回目:私が強盗から首を絞められた時
2回目:私が強盗から逃れ、車に乗り、カーブを曲がり切れず、激突した時

振り返ってみるまでもなく、
私は幼少時の虐待によって、死にかけていた。
私は「深夜の街」での暴行事件でも、普通に考えれば、死にかけていた。

親から捨てられた私、虐待されていた私、山に埋めれた私、
月のない夜、暗闇、深夜の街……それまでに描かれた理不尽な運命に翻弄される私、
すなわち「土」の中にいる私が描かれるこの暗い物語の中で、
「白」や「光」という一文字、その類の表現がアタシの目を引き付けるわけです。

それで、この「白」「光」という言葉が記述された後、
暗かったこの物語がよき方向へと進むことを示唆する場面があります。
しかもここにいたのが、あの白湯子なのだ!

白湯子「あなたの攻撃した人物はもういないじゃない」
私「何だか、泣きたくなってきたよ」
彼女は笑った。
「……泣けばいいじゃない。ここには私しか、いないだから」。

この暗い物語の中で、笑う場面など一度もなかった物語の中で
初めて「彼女は笑った」。その場面の描き方は
美しい月が光を照らす夜であり、病室にいた子供の声も綺麗に響いていた。
この笑いはすなわち、輝きを放つ笑いであり、笑った人物は他ならぬ白湯子だった!
白を体現する女……白湯子。
白湯子ってだから、この物語を読み解くための大事な鍵なんですね。

こんな対照的な土・暗&白・光の描き方ある?
アタシはここにおいて確信した。
この白湯子の名前は意図して付けてるし、
物語タイトルは、全てが収斂するように意図している。

ところで、アタシにはもう一つ疑問がありました。
なーんで私は主人公のくせに、その名が1度として語られていないのか?
私が幼少時、保護されていた児童施設の施設長ヤマネさんと出会う場面において、
それは示唆されます。そのヤマネさんと私のやり取りはこうです。

私「僕は土の中から生まれたんですよ」
ヤマネ「え?」
私「だから、もう親はいません。今の僕には、もう、関係ありません」

この私は、この土の中から生まれたのだ。その土は
虐待を受けた私が埋められた山の土であり、
実親から捨てられ、死に瀕する虐待を受けた過去に対するとらわれであり、
私の理不尽な運命であり、私はそこから生まれた子供だ。

だから私に親はいないし、関係がない。
名付け親がいない以上、私の名前は最後まで語られない。
「なるほど」アタシは腑に落ちたのです。
それでアタシは最後の記述にびっくりして、
だから『土の中の子供』は回復の物語だといいたい。
すなわち、

「だがその前に、何かの決断も、要求することもできなかった、彼女の子供の墓参りをしようと思った(p116)」。

これです。
私は私に比して、決断も要求すらできなかった、名もなき、白湯子の赤子のことを考えることが
できるようになった。言い換えると、今の私は、「土の中」で死んでいった白湯子の赤子に思いを
はせることができるようになった。私は土の中からようやく這い上がり、
新たな自分として再生したのだ。

この物語は超絶技巧の小説であり、再生の物語として読めるのです。
土の中の子供 Amazon書評・レビュー: 土の中の子供より
4104588040
No.153
(4pt)

自分を観察する能力

おそらく芥川賞を獲るためには、主人公がこれくらい深い内省をする作品でなければならないのだと思います。90%以上暗い雰囲気のまま物語は進みますが、最後に見せた主人公の強さに溜飲が下がりますね。
土の中の子供 Amazon書評・レビュー: 土の中の子供より
4104588040
No.152
(4pt)

自分を観察する能力

おそらく芥川賞を獲るためには、主人公がこれくらい深い内省をする作品でなければならないのだと思います。90%以上暗い雰囲気のまま物語は進みますが、最後に見せた主人公の強さに溜飲が下がりますね。
土の中の子供 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 土の中の子供 (新潮文庫)より
4101289522
No.151
(4pt)

文章という媒体だからこそ伝わる「私」の受動的省察。

意識が朦朧とし、黒いモヤのかかった「私」の思考には説得力があった。

本に詳しくはないが、梶井基次郎を連想した。
土の中の子供 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 土の中の子供 (新潮文庫)より
4101289522
No.150
(4pt)

文章という媒体だからこそ伝わる「私」の受動的省察。

意識が朦朧とし、黒いモヤのかかった「私」の思考には説得力があった。

本に詳しくはないが、梶井基次郎を連想した。
土の中の子供 Amazon書評・レビュー: 土の中の子供より
4104588040
No.149
(2pt)

読書って楽しいものでは?

少なくともこの作品を読んで楽しい気分、充実感などは感じなかったし、もちろん感動もなかった。自分語りを延々と聞かされている感覚で、何のために読んでいるのか分からなかった。短いので読了はしたけれども、長編なら最後までは読んでないと思う。
 
細かいことを言うと、タクシーであれだけ喋らない主人公が、同居の女性とは筋道の立つ文できちんと会話ができることに違和感を感じる。登場人物のセリフではなく、作者の言葉にしか聞こえない。人物を描くとは、あらゆる場面でその人物が吐くであろうセリフを、喋らせることだ。そこにそう言う人がいて自分の意思で喋っているように描き、そこに作者の作為を感じさせてはいけない。登場人物にそれぞれのセリフを用意できない作者の作品では、全ての人物が作者の分身に見えてくる。(この同居の女性も作者が言いそうな言葉を喋っている)
あと蛇足だが、この主人公が城を読み続けている設定にも大いに違和感を感じる。
 
要するにPTSDの若者がうつ傾向になっている独白と行動を聞かされている訳だけど、誰しもがそういう人に過剰な興味を持っているわけではないし、メッセージ性云々にしても何か明確なものがある感じもない。この作品の存在意義は、近い境遇にある人が共感を感じることができる、ということだろうか?
土の中の子供 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 土の中の子供 (新潮文庫)より
4101289522
No.148
(2pt)

読書って楽しいものでは?

少なくともこの作品を読んで楽しい気分、充実感などは感じなかったし、もちろん感動もなかった。自分語りを延々と聞かされている感覚で、何のために読んでいるのか分からなかった。短いので読了はしたけれども、長編なら最後までは読んでないと思う。
 
細かいことを言うと、タクシーであれだけ喋らない主人公が、同居の女性とは筋道の立つ文できちんと会話ができることに違和感を感じる。登場人物のセリフではなく、作者の言葉にしか聞こえない。人物を描くとは、あらゆる場面でその人物が吐くであろうセリフを、喋らせることだ。そこにそう言う人がいて自分の意思で喋っているように描き、そこに作者の作為を感じさせてはいけない。登場人物にそれぞれのセリフを用意できない作者の作品では、全ての人物が作者の分身に見えてくる。(この同居の女性も作者が言いそうな言葉を喋っている)
あと蛇足だが、この主人公が城を読み続けている設定にも大いに違和感を感じる。
 
要するにPTSDの若者がうつ傾向になっている独白と行動を聞かされている訳だけど、誰しもがそういう人に過剰な興味を持っているわけではないし、メッセージ性云々にしても何か明確なものがある感じもない。この作品の存在意義は、近い境遇にある人が共感を感じることができる、ということだろうか?
土の中の子供 Amazon書評・レビュー: 土の中の子供より
4104588040
No.147
(5pt)

救われた

何も信じずに生涯を終える人は実は少なくないと思う
信じてくれる人の存在があり、それに気づく心が芽生え、自分もそれに正直に応えられるようになるか
土の中から生まれた、私はそう思うことで救われる気がした
土の中の子供 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 土の中の子供 (新潮文庫)より
4101289522
No.146
(5pt)

救われた

何も信じずに生涯を終える人は実は少なくないと思う
信じてくれる人の存在があり、それに気づく心が芽生え、自分もそれに正直に応えられるようになるか
土の中から生まれた、私はそう思うことで救われる気がした
土の中の子供 Amazon書評・レビュー: 土の中の子供より
4104588040