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プラチナ・ビーズ
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プラチナ・ビーズの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.50pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全24件 21~24 2/2ページ
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秘密の仕掛けで動く、それ自体が謎めいた米軍系統の情報組織に属する……葉山さんが主人公なんでしょうね、やっぱり。出てくる人間で、癖を抱えてない人のが少ないんですけれど(エディさんは、人種的にはなんもないかなー。)、葉山さんは自分が、一体どこの民族に属しているんだかさっぱりわからないという生まれ方をしています、端的に言えばアメリカ系のクォーターのお父さんと、誰だかさっぱりわからんお母さんとの間に生まれてきて露骨に西洋人な見た目。うーん、複雑な。 この話で取り上げられているのは、北朝鮮。その慢性的な飢餓とそれを打破することのできない国の仕組みとそれに絡んだ、陰謀ってホドなんかね、最終的な結論聞いて納得したワタシが変なんでしょうかね。 はっきり言っておきますけど、これは小説としてすごく上手い。情報の目の付け処とかその整理の仕方、自分のそういう情報を扱う時の信念のようなものまでも、見事にストーリーの一要素として成り立たせています。自分の感情を、忍ばせているとか付け加えてるとかじゃないです、それそのものが立派に幾つかの核のひとつ。 極端にシビアな見方をされる中に放り込まれると、誰でも、何故そのように行動するのかを問われるということなのかもしれないです、ここでは、そのような物語りの中に。気紛れで魅力的であろうテロリストよりも、それを動かした子どもや優柔不断な葉山のほうが、ワタシのウエイトは大きくはありましたが……、キャラクタ小説として読めるんでしょうねぇ、これ(笑)。否定しませんわー。 | ||||
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脇役が魅力的。子どもの出し方が絶妙。エピローグでは思わず泣いてしまいました。感傷的な話しじゃないんですけどね。 最後までハイテンションを維持した作者の力量に感動!しました。 | ||||
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情報といえばすぐにスパイ活動を思い描くであろう。この物語の主人公でアナリストの葉山は、どこかに潜入したり、盗聴したりして情報を集めるのではない。面と向かっている人の話の中から情報を見つけ出し、分析していくのである。あらゆるところに情報は転がっており、その中からいかに情報を見つけ出すか、これが大切なのである。情報というものに興味のある方、また、日本、アメリカ、北朝鮮をめぐる諜報戦を描いているので、国際情勢に関心のある方、ぜひ一読を薦める。ちなみに文庫版のための書き下ろし短編も収録されている。 | ||||
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「プラチナ・ビーズ」は鉱物シリーズと言われる3部作の第1作目にあたるわけですが、とにかく面白い。 「プラチナビーズ」も単なる鉱物の名前ではなく、とても大切なものの別名(?)として使われていました。そのことが分った時、「ああ、確かにそう呼んでもいいよね」と思いました。登場人物たちも興味深い人たちが多くて、次を読むのが楽しみな作品です。 | ||||
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