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プラチナ・ビーズ
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プラチナ・ビーズの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.44pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全18件 1~18 1/1ページ
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ドキドキがとまらない | ||||
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面白くて、どんどん読み進めていった。日本はつくづく飽食の国なんだと実感した。北の実情を考えながらも日本の国の在り方を考えさせられた。この作者の作品をもっと読んでみたいと思った。 | ||||
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大変満足しています | ||||
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最初は堅苦しい題材にありがちな癖のある文体とかをイメージして買うのを迷ったんですが、 数行でそれも杞憂だと悟りました。 確かについ身構えてしまいがちなテーマが題材の筈なのに、話を追うことが全く苦になりません。 文体の癖の無さ、展開の見せ方の鮮やかさがたまらない。 そして多分この作者が書きたかった根本が、あくまでどうしようもない状況に翻弄され傷つけられても尚、 足掻いて居場所を掴み取ろうとする人の心や絆に据えられていたからではないかなと。 むしろ重厚な設定と描写の骨子は、瑞々しくさえも感じられる登場人物の心情と絶妙なバランスを織りなしています。 でてくる登場人物がまた魅力的で、ちょっとした仕草の描写にもなんとも言えない色香を感じるのがたまらない。 横浜のカサノバさんが凄まじい存在感です。 余りに濃いキャラばっかりなんで、振り回されながらも懸命な主人公の行動を読んでいると、清涼飲料水飲んでる気分になるバランスも絶妙。 | ||||
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重厚でキャラ萌えもある小説を読みたくて、レビューにひかれて購入。・・・裏切られはしなかったけど、期待しすぎたことを反省してます。主人公の葉山のぐだぐだ感にいらいらして、最後の方はうんざりしながらページめくってました。どこまで平和ボケしてるの・・・?それでよく居場所がないとか祖国がないとかなんとか悩めるね。すごい神経してるわ。そこまであの女性にこだわる必然性を全く感じられず。葉山は何年この世界にいるんでしょうか。国際社会の裏側で犠牲になる人間と接したの、本当に初めてなんでしょうか。魚処刑のときの葛藤も、ちょっとどうかと思いましたよ。早く逃げろよ。いらいら。そんなボケな葉山をフォローする坂上が2割増しでまともに見えたかも。海軍仕込の卑猥語が気持ちいい。軍隊ってどんなものか、とてもよく伝わるし。ガンマニアっぷりも素敵。人格破綻者呼ばわりは妥当だけど、葉山とはワレナベニトジブタでよいコンビ。おとぼけ葉山が「情報」という魔物の本当の魅力に浸っちゃうシーンとか、ちょっとわくわくした。エディはともかく、サーシャはそれなりに期待にこたえてくれるキャラでした。(次にいつあえるやら、ですが)大好きなんですよ、こういうキャラ。何不自由ない贅沢な生活をしながら、たまにボランティア、みたいな。1000万の時計をはめて国境なき医師団に参加する、みたいな。この二人は本当に、考え方が双子のようだ。葉山は「ミスターオリエンタル」を継げるのか?先代の死の謎は解けるのか?楽しみなような、付き合いたくないような。所詮分析官は分析するだけ、というのは筆者の経験からの諦観なのかな。だとしたら、巻が進むうちに、タガが外れて現実離れした大活躍させちゃったりするのかな。期待してます。 | ||||
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重厚でキャラ萌えもある小説を読みたくて、レビューにひかれて購入。 ・・・裏切られはしなかったけど、期待しすぎたことを反省してます。 主人公の葉山のぐだぐだ感にいらいらして、最後の方はうんざりしながらページめくってました。 どこまで平和ボケしてるの・・・? それでよく居場所がないとか祖国がないとかなんとか悩めるね。すごい神経してるわ。 そこまであの女性にこだわる必然性を全く感じられず。 葉山は何年この世界にいるんでしょうか。 国際社会の裏側で犠牲になる人間と接したの、本当に初めてなんでしょうか。 魚処刑のときの葛藤も、ちょっとどうかと思いましたよ。早く逃げろよ。いらいら。 そんなボケな葉山をフォローする坂上が2割増しでまともに見えたかも。 海軍仕込の卑猥語が気持ちいい。軍隊ってどんなものか、とてもよく伝わるし。 ガンマニアっぷりも素敵。人格破綻者呼ばわりは妥当だけど、葉山とはワレナベニトジブタでよいコンビ。 おとぼけ葉山が「情報」という魔物の本当の魅力に浸っちゃうシーンとか、ちょっとわくわくした。 エディはともかく、サーシャはそれなりに期待にこたえてくれるキャラでした。(次にいつあえるやら、ですが) 大好きなんですよ、こういうキャラ。 何不自由ない贅沢な生活をしながら、たまにボランティア、みたいな。 1000万の時計をはめて国境なき医師団に参加する、みたいな。 この二人は本当に、考え方が双子のようだ。 葉山は「ミスターオリエンタル」を継げるのか?先代の死の謎は解けるのか?楽しみなような、付き合いたくないような。 所詮分析官は分析するだけ、というのは筆者の経験からの諦観なのかな。 だとしたら、巻が進むうちに、タガが外れて現実離れした大活躍させちゃったりするのかな。 期待してます。 | ||||
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一気に読んでしまいました。 物事を色々な方面から語ってくれる登場人物が多く、 偏った見方を(できるだけ)せずにいられるところが良かったです。 最後は心が痛かった。 日本人であるということより、ひとりの人間として。 「私は葉山のように悔しくなかった」ということに気づき、 自分は随分おごった考えを持っていという事実を突きつけられました。 | ||||
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デビュー作からいきなり文章の巧い作家さんなのです。この長い話をバランスをとってまとめた気力もすごいし、書いている内容も一般人が意外と知らない隣の国の話で、とてもわくわくして読みました。 でも、どうしていつもオタクなミーハー精神を全開にして、ヤオイ方面のサービスショットを入れるのでしょうか? 登場人物に萌え萌えになってきゃあきゃあ言いたい読者ばかりではありませんのに。つか、その部分がうざいので、☆一つ減点。 | ||||
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作家自身が防衛庁ご出身ということもあり、フィクションとはいえ、ノンフィクションのような気がして夢中になった。これを読んでから、この作家が出している本は必ず読んでいるが、裏切られることはない。作品には作家のその時その時の思いが集約され、登場人物たちは常に憑かれたように情熱的で、悲哀に満ちている。プラチナビーズが何を示しているのかを知ったときには、やはりアジアの一員である日本人であることに対して、じっと考えてしまった。 | ||||
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ジャンル分けすると「スパイ小説」になるんでしょうか。 スパイ小説・・・国家間の複雑な政治的問題が軸となり、およそ人間味のないスーパーマンのような主人公が活躍し(007くらいになると爽快ですが)、最後は予想通りめでたしめでたしで終了する・・・私はあまり好きになれない分野です。 でも!!この小説はスパイ小説でありながら、その定石をまったく踏襲していません。 軸となる北朝鮮の背景は判りやすく簡明に描かれ、登場人物たちは個性的で人間味にあふれ(一人、敵方の謎の人物は眉目秀麗な少女漫画的キャラだけど、それもポジションに合ってて嫌味がない)、ストーリーもどこに向かいどう転がるのか、ページを繰る手を止められません。 特にこの手の国際事情を織り込んだ小説は、やたら日本人の意識改革を叫んでいたり、啓蒙しようとする文章が多くてうんざりするのですが、「北朝鮮の飢餓と日本の飽食」を描きながら、そういった押し付けがまさが全くありません。 するりと物語の中にそういったものを紛れ込ませ、読者に自ら考えさせる、「エンタテイメントの中にある訓え」となっていると思います。 読了後、「プラチナ・ビーズ」というタイトルの意味を、かみ締めずにはいられないはずです。 「あーおもしろかった!」と読み捨てるだけで終わらない物語です。小説として一級品ではないでしょうか。 | ||||
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北朝鮮、アナリスト、経済、などの単語が出るせいで難しげな本なのか と思っていましたが、少年漫画を読むのと同じおもしろさを感じまし た。はじめの方は謎が多い上に、およそ関係のなさそうな事柄の描写が 続くような気がしてやや退屈でしたが、これらの伏線が活きてくる中盤 以降は目が離せなくなりました。プラチナビーズというタイトルの意味を 知る頃にはすっかり魅了され、次巻の「スリーアゲーツ」も続けて読み ました。 「パーフェクトクォーツ」「ソウルキャッツアイ」が発売されるのを 心待ちにしています。 | ||||
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文庫に書き下ろしの短編が入っている。これを読んでも解明されない謎があったので私は星4つに留めた。人物は2/3がなんてことなく男前で、一人は男前ではないがキャラクターがたっている。色々書くと大筋に触れてしまいそうで書けないというのが本音である。と、いうことで一部のシーンで話しを進めようと思う。北朝鮮の飢餓である。プロローグで男が子供と出会う。日本では考えられない程、何一つない家(はたしてコレを家といえるのか疑問である)で出会う。<身体の上には薄く雪が積もっている。払い落とすのも大儀なのか、積もるにまかせたまま、子供は死んだように寝ていた。>男が見た子供の状態である。私たちに飢餓はない。日本は本当に富んだ国である。ここまでになる前に必ず誰かが助けてくれるだ!ろう。親しい友人が一人いればいい。たった一人いるだけで例えこの状況に陥ったとしても、そこから脱することが出来るはずだ。けれども、それは日本だからであるように思う。日本は恵まれすぎている。北朝鮮は本当にこれ程餓えているのか?村一つ、否!もっと沢山の村がこんな状況なのか?私は何一つ知らない。知ろうとしたことがなかった。でも興味がわいてきた。まずはこの文庫の最終ページにある参考文献「北朝鮮からの亡命者 60人の証言」を読んでみることにする。 | ||||
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小説としては一級品の出来だと思います。文章の組み立ては上手いし色々な伏線の張り方も上手い。ただいかんせん冗舌。このストーリーでこんなにページ数喰うってのはちょっと。ネタバレになるので割愛させていただきますが最後のオチ、「プラチナビーズ」の謎も前フリの割りにはしょぼかった様な・・・。ただ本当にハードボイルドが大好きな方は読んで損はしないと思います。 | ||||
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読んだのは3月あたりなのですが、一言で言えば凄い本です! この本を読んで自分の人生観変わったような気がします。 種類としてはハードボイルド(?)なのですが、ただ読み終わった、では終わらない内容だと思います。 おすすめです!!! | ||||
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秘密の仕掛けで動く、それ自体が謎めいた米軍系統の情報組織に属する……葉山さんが主人公なんでしょうね、やっぱり。出てくる人間で、癖を抱えてない人のが少ないんですけれど(エディさんは、人種的にはなんもないかなー。)、葉山さんは自分が、一体どこの民族に属しているんだかさっぱりわからないという生まれ方をしています、端的に言えばアメリカ系のクォーターのお父さんと、誰だかさっぱりわからんお母さんとの間に生まれてきて露骨に西洋人な見た目。うーん、複雑な。 この話で取り上げられているのは、北朝鮮。その慢性的な飢餓とそれを打破することのできない国の仕組みとそれに絡んだ、陰謀ってホドなんかね、最終的な結論聞いて納得したワタシが変なんでしょうかね。 はっきり言っておきますけど、これは小説としてすごく上手い。情報の目の付け処とかその整理の仕方、自分のそういう情報を扱う時の信念のようなものまでも、見事にストーリーの一要素として成り立たせています。自分の感情を、忍ばせているとか付け加えてるとかじゃないです、それそのものが立派に幾つかの核のひとつ。 極端にシビアな見方をされる中に放り込まれると、誰でも、何故そのように行動するのかを問われるということなのかもしれないです、ここでは、そのような物語りの中に。気紛れで魅力的であろうテロリストよりも、それを動かした子どもや優柔不断な葉山のほうが、ワタシのウエイトは大きくはありましたが……、キャラクタ小説として読めるんでしょうねぇ、これ(笑)。否定しませんわー。 | ||||
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脇役が魅力的。子どもの出し方が絶妙。エピローグでは思わず泣いてしまいました。感傷的な話しじゃないんですけどね。 最後までハイテンションを維持した作者の力量に感動!しました。 | ||||
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情報といえばすぐにスパイ活動を思い描くであろう。この物語の主人公でアナリストの葉山は、どこかに潜入したり、盗聴したりして情報を集めるのではない。面と向かっている人の話の中から情報を見つけ出し、分析していくのである。あらゆるところに情報は転がっており、その中からいかに情報を見つけ出すか、これが大切なのである。情報というものに興味のある方、また、日本、アメリカ、北朝鮮をめぐる諜報戦を描いているので、国際情勢に関心のある方、ぜひ一読を薦める。ちなみに文庫版のための書き下ろし短編も収録されている。 | ||||
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「プラチナ・ビーズ」は鉱物シリーズと言われる3部作の第1作目にあたるわけですが、とにかく面白い。 「プラチナビーズ」も単なる鉱物の名前ではなく、とても大切なものの別名(?)として使われていました。そのことが分った時、「ああ、確かにそう呼んでもいいよね」と思いました。登場人物たちも興味深い人たちが多くて、次を読むのが楽しみな作品です。 | ||||
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