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サンザシの丘
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サンザシの丘の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.71pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全4件 1~4 1/1ページ
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正直、時代と名前、状況を少し変えて、「砂の器」をそのままなぞったような印象。名前を変えざるを得なかった犯人の暗い過去、犯人の「最後の」名前を突き止めるきっかけが、「偶然テレビで見た」という”あること”が決定打になったこと、犯人が世間の脚光を浴びつつ逮捕にいたる最後・・・。途中、刑事が「それは、人の名前ではなくて地名ではないか」などと言い出す点。「砂の器」では、それが「カメダ」という重要なポイントだった。それと、ミステリーファンならご存知かと思うけど、宮部みゆきの秀逸な作品「火車」の重要なトリックとなった「住宅展示場の写真」も、なんだかパクられていたような気が・・・。刑事たちの地道な捜査の様子、少しづつ真相が見えてくる過程は読み応えがあったが、犯人が被害女性と知り合った経緯がスッポリ抜けていて、したがって、被害女性が「なぜ殺されなくてはならなかったのか」という点が、「とってつけたような」感じになっていて、本の帯とは違う気がした。過去の殺人事件に大半が割かれている。「殺されなければなかった女」と犯人のつながりを、もっと深く描いてほしかった。しかし、福山雅治、三國連太郎(実はここはけっこうポイントなのですが)、さらには水上勉の「飢餓海峡」まで出てきて、「あれもこれも詰め込んで、なんと《砂の器》に・・・」という意気込みは認めるが、松本清張氏との「器の違い」はひしひしと感じた。 | ||||
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正直、時代と名前、状況を少し変えて、「砂の器」をそのままなぞったような印象。名前を変えざるを得なかった犯人の暗い過去、犯人の「最後の」名前を突き止めるきっかけが、「偶然テレビで見た」という”あること”が決定打になったこと、犯人が世間の脚光を浴びつつ逮捕にいたる最後・・・。途中、刑事が「それは、人の名前ではなくて地名ではないか」などと言い出す点。「砂の器」では、それが「カメダ」という重要なポイントだった。それと、ミステリーファンならご存知かと思うけど、宮部みゆきの秀逸な作品「火車」の重要なトリックとなった「住宅展示場の写真」も、なんだかパクられていたような気が・・・。刑事たちの地道な捜査の様子、少しづつ真相が見えてくる過程は読み応えがあったが、犯人が被害女性と知り合った経緯がスッポリ抜けていて、したがって、被害女性が「なぜ殺されなくてはならなかったのか」という点が、「とってつけたような」感じになっていて、本の帯とは違う気がした。過去の殺人事件に大半が割かれている。「殺されなければなかった女」と犯人のつながりを、もっと深く描いてほしかった。しかし、福山雅治、三國連太郎(実はここはけっこうポイントなのですが)、さらには水上勉の「飢餓海峡」まで出てきて、「あれもこれも詰め込んで、なんと《砂の器》に・・・」という意気込みは認めるが、松本清張氏との「器の違い」はひしひしと感じた。 | ||||
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はっきり言って、最初と最後以外は面白くない。途中経過に起伏があまりないし、丁寧に描き過ぎているせいか、とにかく長く感じる。非常に悲しい話であり、内容的には悪くないが主人公の刑事の顔を想像できないくらいキャラが立っておらず、読後すぐに主人公の名前を忘れてしまうくらいだ。ただ、作品としては考えされる面もあり、☆3つとした。「霧のソレア」の様な国際謀略小説を再度書いて欲しいものである。 | ||||
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はっきり言って、最初と最後以外は面白くない。途中経過に起伏があまりないし、丁寧に描き過ぎているせいか、とにかく長く感じる。非常に悲しい話であり、内容的には悪くないが主人公の刑事の顔を想像できないくらいキャラが立っておらず、読後すぐに主人公の名前を忘れてしまうくらいだ。ただ、作品としては考えされる面もあり、☆3つとした。「霧のソレア」の様な国際謀略小説を再度書いて欲しいものである。 | ||||
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