■スポンサードリンク
名前探しの放課後
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
名前探しの放課後の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.04pt |
■スポンサードリンク
Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全94件 61~80 4/5ページ
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
息子が腰椎椎間板ヘルニアで入院しました。そこの理学療法士の方から教えてもらって購入しました。良かったです。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
息子が腰椎椎間板ヘルニアで入院しました。そこの理学療法士の方から教えてもらって購入しました。良かったです。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
不覚にも、最後は号泣してしまった。 物語の着地点が見えて、ほっとしたところで、あれ?まだ結構先が残ってる!という、、、 辻村さんの作品としては、ツナグ、スロウハイツの神様に続き、大好きな作品でした。(メジャースプーンはイマイチだったけれど。)作品としては長いけれど、登場人物も多くないので、人物把握や感情移入しやすい。 読み終えた後で、すぐにもう一回読み返したくなる作品です | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
タイトルの通り2つの意味で”名前探し”を感じた。 一つは、これから自殺をする予定の「誰か」の”名前”を探すもの、小説の中の主人公達が必死になってその「誰か」の自殺を止めようとすること。 もう一つは、この小説の読者が、ここで登場する複数のキャラクターの”名前”を探すこと。(同作家の他の小説との関わりが深く、場面場面で出てきた人物がどの小説のどこで出てきた人物なのか、各作品でも名字も名前もほとんど登場しないため、他の作品の誰だったのか、名前を探すことになる。)これが2つの意味での”名前探し”だ。 「ぼくのメジャースプーン」、「凍りのクジラ」、「スロウハイツの神様」、「冷たい校舎の時は止まる」など、他の作品とのつながりが強く、これらの話の延長上の物語でもある。 また、この作品はいくつかの仕掛けが用意されているところがすごい。読んでいる途中は、その仕掛けに気付かずただ読み流してしまったが、 読み終わった後、「ああすごいな、そういう意味があったんだ。」と正直驚かされた 辻村さんの本は何冊か読んだが、文章はとても上手いと思う。 そして日ごろから、人間を良く観察している人だとも思った。善意・悪意あるいは、偽善。人間の中にある本質を作品を通して描いているので、小説なのにとてもリアリティーをとても感じた。 少々ネタばれになるので、説明少なく引用するが、特に、P391の『他人の痛みを、自分のイベントにして盛り上がらないで』という坂崎あすなの言葉。この言葉に共感できる人とできない人、分かれるだろうが少なくとも私はこういった考え方をもった登場人物を描ける作者がすごいと思った。またこの考え方、どこか『凍りのクジラ』主人公とも似ているな、と感じた。人の行動・考えを深く追求し、考え・心情描写において、この作者飛び抜けていると思う。 全体を通してとても面白く、ただ綺麗な話ではなく、すごくよく出来た物語だと思った。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
この人の小説の無駄に長いところが好きです。最近の小説にありがちな伏線を完璧に回収してコンパクトにまとまっている話より、こういう話の方が世界観に浸れて好きです。今回は他の作品とのリンクが重要なポイント過ぎたのでマイナスポイントになってしまいましたが、同じ世界で小説の登場人物たちが繋がっているという辻村ワールドは読めば読むほどハマります。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
上巻は、ちょっと田舎の高校生の いい感じに日常感のあふれたミステリー。 駅前のイオンやら、学校のそばの神社やら、 舞台が上手くて、 ちょっとノスタルジックな気分に浸りながら読んだ。 それだけに、下巻を読んで、 ミステリじゃなくて、ファンタジーだったのか! というのはホントに驚いた。 最後の最後で、 先行の辻村作品を読んでないとわかりません、 そもそもミステリではありません、 というのは、ひどすぎる。 非常にいい感じに物語世界に入り込んでたのに、 いきなりはじき出されてしまった。 それだけに怒りを覚える。 ミステリ系はレビューでネタバレされてることが多いので あえて読まなかったのだが、こんなにビックリしたのは初めて。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
最後の最後で、 先行の辻村作品を読んでないとわかりません、 そもそもミステリではありません、 というのは、ひどすぎる。 非常にいい感じに物語世界に入り込んでたのに、 いきなりはじき出されてしまった。 ミステリ系はレビューでネタバレされてることが多いので あえて読まなかったのだが、こんなにビックリしたのは初めて。 ミステリが成立する前提がひっくり返されていて、 困った。 シリーズもの、とちゃんと表記するか、 「先行作品を読んでください」と書いておくとか、 もっと、ファンタジーなんだということをわかるようにするとか、 何かしておいて欲しかった。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
ミスリードはずっと疑ってかかっていたので 新たにキャラが出てこない限り自殺者はあの人だろうと思っていたので、 明かされたときは驚きはなかったのだけれど、 それからの怒涛の展開には正直やられました。 秀人たちのことも上巻でほぼ気づいてしまってたのでどこかで「力」を 使うのかなとか思ってたんですけど、 まさかそれが元凶でしかもそれがわかった瞬間すべての ピースがはまっていく構成もお見事。 非常に面白かったです。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
辻村さんの作品は凄く好きです。ですがこれはあんまり楽しめませんでした。 だらだらと会話が続くのがどうにもこうにも読みにくいです。 何か作者が普段考えていることを無理矢理登場人物に言わせてるようで、(ジャスコのくだりやら何やら) それっていらないじゃん、と思う会話が沢山・・・。 「凍りのくじら」や「スロウハイツの神様」「ゼロ、ハチ、ゼロ、ナナ。」 「本日は大安なり」で感じた、この人すごい上手い!って気持ちをどうしてくれるのかと・・・。 まぁ単純に私には合わなかったんでしょうねぇ。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
辻村作品は初めてだったのですが、上巻が面白かったので続きが気になり、下巻も一気に読んでしまいました。 しかし、ラストの数ページで悪い意味でもやもやした印象だけが残りました。 物語の契機はタイムスリップという、大きな事象です。 ですが、そこから運命をかえようと奔走し、どんどん変わりゆく人間関係。 タイムスリップが実際に起きたのか、なんで起きたのかという解が、もうどうでもよくなる頃には、 物語の本質がしっかりと見えてきます。 その解は、エピローグの途中まで、想像にまかせますといった流れのようで、 読んでいる方としても、それでもいいな、大切なことは残ったから、と思っていました。 ですが、ラスト数ページでとつぜんの「力」発言。 え? なんで水を差すようなこと今更出てくるの? と呆然となり、 あげくにその「力」がなんなのか、まったく明示されずに小説は終わってしまいます。 自分の読解力が悪いのかと解説サイトをチェックしてみると、 この作者の「ぼくのメジャースプーン 」の設定を引っ張ってきているとのこと。 その作品を読んだことがある人にはうれしいファンサービスなのかもしれませんが、 読んでない私にとっては、こんなに目立つ部分にこういう記述をもってくるのなら、 最初からシリーズものとして銘打ってほしかった、とゲンナリしてしまいました。 上下巻とそれなりに長い物語ですが、最後の最後で読後感を良くないものにされてしまった感があり、残念です。 ファンサービスは、知っている人にはにやりとさせられる、でも知らない人は気づかない程度のさじ加減が良いのでは思います。 そうでないのであれば、独立した物語として、きっちりその中で完成してほしかったです。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
辻村さんの作品を読むのは初めてです。 出だしの不思議さで「乾くるみさんの”リピート”みたいに楽しめそう」と思った。 しかし、その後、「退屈。普通の青春ものじゃん。”高校生日記”? 星2つか3つだ。最後まで読むのが苦痛。止めちゃおうかな。」などと思った。 下巻、残り50ページで驚いた。「そんなバカな!」 びっくりしました。 「それまでの800ページは何んだったの?」 「前振りに、ここまでページを割くの?」 などと思いました。 やられました。涙が出そうでした。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
出だしの不思議さで「乾くるみさんの”リピート”みたいに楽しめそう」と思った。 しかし、その後、「退屈。普通の青春ものじゃん。”高校生日記”? 星2つか3つだ。最後まで読むのが苦痛。止めちゃおうかな。」などと思った。 下巻、残り50ページで驚いた。「そんなバカな!」 びっくりしました。 「それまでの800ページは何んだったの?」 「前振りに、ここまでページを割くの?」 などと思いました。 やられました。涙が出そうでした。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
それでは良かった点・魅力的な点から箇条書きにしていきます。 ・「生きている」魅力的なキャラクター達 ・相変わらず魅力的な青春劇 ・相変わらず面白い舞台設定・考証、飽きずに読ませる文章 ・終盤のスピード感 ここまでは前作までの良さを引き継いでいると言えます。 その上で、難点を。(笑 ・「冷たい校舎〜」「子供たちは〜」の緻密で練りに練られたプロットから考えるとかなり雑なネタ一発のプロット、全体にメリハリ・緊迫感の無い構成 ・他の方ももうかなり触れているので書きますが(苦笑)、「他作品との繋がり」もネタ一発めで自己満足的。そもそも他作品を先に読んでいるのが前提というのは… 辻村深月という作家の作品の魅力を構成している青春劇とミステリーの2面の内片側がこの出来では読後の感動も半減です。 とりあえず先に他作品を読む事をお勧めします。 特に前述した二作(特に「子供たち」)は傑作ですよ。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
私はこの作品が辻村深月さんの著作の中で一番好きなのですが、作品同士がリンクしているので、以下の順番で読んだ後で読まれるとより楽しめると思います。1.子どもたちは夜と遊ぶ 上 (1) (講談社文庫 つ 28-3)2.子どもたちは夜と遊ぶ 下 (3) (講談社文庫 つ 28-4)3.凍りのくじら (講談社文庫)4.ぼくのメジャースプーン (講談社文庫)※子どもたちは夜と遊ぶ 中 がありそうに見えますが、上下巻ものなので、ご安心ください。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
正直、一冊で充分にまとめられる内容だと思う。 最後の方になって、ちょっとしたどんでん返しみたいなのがあって、そこで初めて、随所に散りばめられた伏線が活きてくるんだけど、それまでが退屈で仕方ありませんでした。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
なぜか3ヵ月後から戻ってしまった主人公が, 自殺する級友を突き止めて,それを食い止める. 誰の自殺をどうやってとめるのか? そのwho?とhow?がメインテーマかと思いきや 内容的には,一連のイベントを通じた仲間同士の理解や友情が描かれている. 謎解きがあっさりと解決されるところに少し拍子抜けするが, イマドキの高校生の仲間思いで熱血な姿が意外に新鮮である. 辻村作品らしく,少々きれいすぎる青春像かなとは思うが, 表現するのが苦手なだけで,案外,今の高校生も 普通に持ち合わせている感覚なのかなとも思う. 自殺は食い止められるのか? 主人公2人の関係も気になるところで,下巻へと続く. | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
辻村深月さん独特の「起承転結転承」みたいな構成は相変わらず素晴らしく大好きです。 今までの辻村さんの小説を読んできてる人には文句なしでおすすめできますが、この作家初めてな人にはあまりおすすめできないかなぁ・・ 作者さんのコメント通り「第一期集大成」なのだと思います。良くも悪くも。 オチが賛否両論な感じですが私はこの作品を一貫しているテーマ(レビュータイトルにもさせてもらったセリフ)すごくいいと思います。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
正直、設定を見たとき、またこのパターンか と感じました。 また名前のトリックか。また自殺か。またSFか。 しかし想像していたのとは少し毛色が異なりました。 名前探しをだらだらとするのかと思いきや、その名前は序盤で明かされる。 そこからは、いかにその自殺をとめるかが焦点になっていく。 その自殺者を監視していく。 その監視が、つながりになっていく。 この過程を丁寧に描いている。 斜に構えたところもあまりなく、いいですね。 ただやはりところどころに著者の考え方、コンプレックスが見え隠れする。 文章に歪みを感じる。 ちょっと気になる。別に必要ないと思うのだが。 そして最後の種明かし。 完全に「ぼくのメジャースプーン」を読んでいるのが前提になっている。 それを前提に読むと、かなりおもしろい。 監視がつながりになる。 私はこの過程が非常に良いと思った。 でもそれが最後に覆されたのは、ちょっと釈然としない。 私が感動させられたものは偽りだったのか、と。 あと、登場人物が「スロウハイツの神様」とキャラ被っている気がした。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
やっぱり誰かのために何かするって素晴らしい。でもフィクションでの「献身」は、感動させるためのつくりごとにすぎないって思わせない工夫が必要。そのための動機のディテールに富んでいること。この作品は(前回のスロウハイツに引き続き)その意味でとてもリアルに描かれている。しかもこの作品では、「オオカミが来た」と言う少年にたとえられるくらい、周りから軽薄と思われている男の子が、なぜか献身的になるというかたちで、その設定のハードルが一段あげられている。 辻村さんの作品をここまですべて読んできたので、だいたい彼女の仕掛けるトリックの特徴はちょっとつかめてきたのかもしれない。物語の導入に近いp.84-86の会話の内容にまず「違和感」を感じた。彼女の作品はきちんと伏線がはってあるので、こうした「違和感」に耳をすますと、「犯人」がちゃんとわかるようなしかけになっている。ただ最後までその犯人の「動機」がわからなかったし、今回の作品ではその部分はちょっと弱い気もする。でもたぶんこの人が「犯人」なんだろうと推測がつきつつ読んでも、これまでの作品同様まったく変わらず、ラストの種明かしの部分では熱い感動があった。 ここでみなさんが書いている「メジャースプーン」「クジラ」とのキャラクターのリンクは、エピローグでのファンサービスみたいなもので、他作品を読んでいなくてもちゃんと楽しめるはずです。ミステリーの謎解きにはほとんど関わりません。逆にこれを読んでから、「メジャースプーン」などを読んでも、これがあの○○さんだったのねって楽しく読めるでしょう。 彼女の作品の中ではもっとも、人が目をそむけたくなるような負の要素の少ない作品だと思います。そういう意味でもこの作品から入るのも悪くないかなとは思います。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
辻村さんの作品は、好きなんだけどこのあたりの整合性がややおかしいからその部分に絡んで後で発覚するなにかがあるな、とかがわりと最初ですぐわかってしまう。 この作品もそうで、この人物が入っているのが強引過ぎるからたぶんこう、と思ったのがずばりそのものでがっかりしました。 文章は好きなだけに残念です。 あと、毎回登場人物が綺麗すぎる感じがします。 ドロドロしてる部分がきらいなのかな。 ある年齢以上の人にはファンタジーと感じられて読めないかもしれません。 話自体は面白いと思うので、偉そうな言い方をすれば、もっとうまくなってほしいです。 | ||||
| ||||
|
■スポンサードリンク
|
|
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!