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名前探しの放課後
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名前探しの放課後の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.04pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全94件 81~94 5/5ページ
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この著者の作品は多分全作読んでいます。探してまで読みたいと思ったのは、やはり人物の描写 が優れていたり、文章が上手だったりという色々な要因があるんです。 ですが、この作品を読みながら思っていたのは「また?」という言葉でした。 この著者は「自殺」であったり「頭の良さ」であったり、なんだか世界観が偏っている気が してならないんです。「冷たい校舎の時は止まる」と酷似している。もちろんそれを 違った読み方で読ませる筆力はすごいと思う。 だけど・・・特に「頭の良さ」には異常なほどのだわりがあるのでは?と気になって仕方ないんです。 よほど自分の学力に自信があるのかはたまたコンプレックスがあるのか・・・余計な 想像をして本に入り込めないほどに。舞台になっているのが「学校」だから、と言われればそうかもしれない。 だけど、引き出し少なすぎないですか?私はちょっと飽きてしまいました。 あと気になったのは、他の方もレビューで書かれているように、この著者の他の作品を読んでいないと消化 しきれない結末はいかがなものかと思いました。余計なお世話だと思いますが、今から読者を 狭めてどうするんですか?と心配になってしまいます。私はメジャースプーンを過去に読んでいましたが、 たまたまこの「名前探しの放課後」を辻村作品の中で初めて読んだ人にはなんだか反則のように 感じられるのでは。 この作品はちょっと期待外れだったかも。 | ||||
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背表紙の説明が、「冷たい校舎の時は止まる」に似ていたので、内容が同じなのではないかと心配していたのですが、全く違う視点からの切り口になっており、問題ありませんでした。 読み始めた時は、他のシリーズと似すぎた文章の選び方やキャラクターの心理、それにオールスターなみに出てくる他シリーズのメインキャラクターにがっかりしたのですが、読み終わってみるとこの小説に関してはそれも計算のうちだったのかも、と思わせる作りになっていて、さすがの一言です。 この始まり方の、この落ちは、この作者にしか作れない。 で、結論ですが、この小説読むなら、この作者の他作品読んでからが一番良いと思います。 そうすれば読後感すっきり。 蛇足ですが、キャラクターにとっても魅力があるので、キャラ読みでもかなりいけます。 | ||||
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「初・辻村」作品でした。 小説自体は面白く、特に下巻は一気に読み上げました。 が!しかし。他の方もおっしゃっている通り「初・辻村」で読んではいけなっかたようです(泣) 最後の最後になって「えっこれって伏線となる別作品があるの」という事がわかった時のショック。 おまけに伏線がある事はわかっても、その意味合いが分からないので消化不良に陥っております。 これから、消化不良を取り除くべく伏線に該当すると思われる作品を読むつもりですが(他の方の レビューを見たところ『僕のメジャースプーン』でしょうか?)、あ〜残念でした。 (初・辻村で読んでは駄目よ!という事で星2つです。内容として面白かったと思います。) | ||||
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ミステリーというよりは青春もの。ミステリー的謎解き部分は『冷たい校舎の時は止まる』ほどの驚きはなかったですが、ぎゅっと切なくなるような描写がいくつもありました。読後感も非常にさわやかで良いです。 まず、主人公・いつかくんがいい。イマドキの高校生って感じで、刹那的でちょっとバカっぽいところがあるんだけど、夢に対する迷いとか、あすなに対する想いとか、とても素直で子どもらしくてよかったと思います。 あすなには個人的に結構感情入ってしまいました。「そうそう!」「わかるわかる!」という部分がすごく多い。そういえば私もこんなこと考えていたなぁ……と懐かしくなりました。高校時代のことって意外と忘れていますね。思いだすきっかけになるかもしれません。 他のキャラも相変わらず魅力的。 特にいじめられキャラの彼が気に入りました。変なしゃべり方が面白くてちょっと笑ってしまった。 (今だって広いとは言えないけど)高校生の時ってこんなに狭い世界で生きていたんだなと、改めて思いました。 またこういう高校生ものを読んでみたいなぁ。 辻村さんの作品には必ずといっていいほど恋愛描写が入っているので、ミステリーも味わってラブも味わってと、すごくお得な気分です。 | ||||
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初・辻村作品でした。どなたかが書かれていたように「これを最初に読むんじゃなかった」と後悔しきりです。 ともすれば頭でっかちになりがちな高校生の心情を細やかに描いており、すっかり「感情移入」し「共感」しつつ読んでました。 だがしかし、です。 高レビューが多いですが、私はあの真相には「そりゃないよ」でした。夢中で読んだあの数時間はなんだったんだろう、あのシーンは何だったの?とがっかり。過去作とのリンク部分も「だから何?意味が分からない」です。 どうせ騙すなら心地よく騙して欲しかった。ミステリというジャンル自体敬遠しそうです。 | ||||
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辻村深月はすごい。デビュー作品からずっと読み続けていた私が、この本を読んで改めて思ったのだ。設定はもちろん、構成がとてもよかった。下巻に入ってから、一気に読んでしまった。途中で止められなくなった。無事にアノ日が過ぎた、と思ってからの展開は本当にジェットコースターに乗っているようだった。そして、エピローグでまた驚きがあるなんて。とても満足した本でした。これだから辻村作品はやめられない。 | ||||
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これから初めて辻村さんの本を読もうという人には絶対に勧めない作品です。 「最初に読んだ本があれだからこの作家を好きになった」とは、なりません。 他の作品ですごく感動しているからこそ、言います。 初めて辻村深月を読むなら、何でも良いから他の作品を読んでください。 相変わらずぐいぐいと読ませる作品です。 高校生の気持ちや人間関係の表し方も素晴らしいです。 トリックの実現性はともかくとしても、見事に伏線が敷いてあります。 それでも、この落ちに私は納得が行きません。 美しいラストシーンに集中できないほど動揺し、腹が立って眠れませんでした。 読者があっと驚く仕掛けなら、何でも良いのか?そうじゃないだろう、と。 まだ許せないでいます。 | ||||
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緻密な情景や人物の感情が丁寧に描かれていて、読み始めてすぐに作品の中へ引き込まれてしまいました。それから、青春時代の友情について考えさせられた作品でした。 | ||||
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新作を期待していた分、正直うーんとなってしまいました。 辻村深月作品は全部大好きなのですが、この作品に限っては例外になってしまいました…。 ネタバレになるためあまり詳しくは言えませんが、確かに最後、あの人の正体が判明することで「ああ!」と言わずにはいられないかもしれませんが、それもメジャースプーンを読んでいないと分からないし、それなのに主人公が未来から戻ってきた理由に関わりすぎている気がします。思わず「えーっ」と叫んでしまいました。 私はメジャースプーンを読んでいたので、ああ、そういうことなんだ、と一応納得はできましたが、読んでない人はこれ、どういう風に解釈するんだろう、と不思議に思います。辻村さんの「びっくり」は大好きなのですが、こういう「びっくり」は、なんだかずるいような。 リンクするにしても、例えば伊坂幸太郎さんのように他の作品を読んでいなくても支障がないけれど、知ってたら楽しみがちょっと+α、ぐらいならまだ分かるのですが、知っているのと知らないのとで結末が左右されるのはちょっと違うのでは?と思いました。私だけかもしれませんが…。 そしてこれも詳しくはいえませんが、種明かしの、「全部――だった」には本当に驚かされましたが、これにもガーンときました。ええ、そういっちゃうの?と、感情移入させられていた分、肩すかしを食らったような、裏切られたような、そんな気持ちで読み終えました。 相変わらず感情描写がすばらしく、物語に入り込んだまま一気に読み終えたのですが、やっぱり正直、ガックリ感は残りました。 他の方の意見をのぞいてみても、好感触だった方ばかりのようなので、やはり私だけなのかもしれませんが。 また読み直してみようと思います。 | ||||
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前作「スロウハイツの神様」から約一年ぶりの新作。 前作が、ファンタジーの要素を含まない現実世界で活躍する若いクリエイターたちの物語だったのに対し、本作の主人公依田いつかは三ヶ月間の記憶を持って戻ってきた(入れ替わった?)高校一年生。二学期、十月十一日からスタートするの物語です。 僕はまだ、上巻しか読んでいません。 上巻はいつか君の三ヶ月間の記憶にある「課題」に友達を集めて対処し始めるまでです。ですので、下巻への期待が高まって、高まって仕方がないのですが、友達づきあいの内容が印象的な上巻でした。 主要登場人物6人は、県の中心部に住んで、近い学区の中学校から進学した三人と、 離れた観光地から通ってくる三人です。それぞれ進学への経緯に考えることがあり、明るく過ごしていても、それぞれ事情がある様子です。 特に依田いつかと同じ中学出身の坂崎あすなが、依田いつかに向ける視線と自分自身を思う気持ちが印象的でした。 「勉強しろ」と言いつつ、本当に親が喜ぶ子供とは?を語るあすなが、依田いつかと過ごすプールサイドでの日々は、「欲しい友達ってこういう人だよな。」とつくづく思い知る上巻でした。 では、下巻に読み進みます。 | ||||
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この作者の本は全部読んでいて、どれも面白かったので今回は値段が高かったですが、迷わず購入しました。 「自殺」「学校」「友達」と「恋愛」…この作者を読んだことある人にはお馴染みのワードを中心に物語が進んできます。 気の置けない友達同士の会話は面白く、考え方や、想いなんかも十代の頃に誰もが感じるもので共感ももてます。話のテンポも良く結構楽に読み進めることもできました。 結末も「やられた」と感じる、辻村マジックは健在で面白かったのですが、前の作品を読んでいない、この作品からの読者にはこの「…あぁ!」という感覚があまり感じられないのでは…? と思ったので星4つとなりました。 今までの作品を全部読まれた方は、色々な所に散りばめられた今までの登場人物を見つけてニヤニヤするのがいいと思いますw | ||||
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最後まで読んで,すべて納得できました. 途中のある人物のスポットの違和感,解決してすっきり. この作家さんの書く物語が大好きです. 上巻のレビューにもありますが,ファンとして あの人物たち(知っていればなんとなく気づくけれど) の今が見れてとてもうれしくなりました. 作品が続いても,文章が丁寧なままでとてもよいです. 今後もがんばってほしいです. もっと注目されてもよいのになぁ・・・ | ||||
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よかったです。価格が高いので、躊躇しましたが購入してよかった。 前作までを読んでいる人、絶対に読むべきです。 ぼくの名前がわかります。 | ||||
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本著者初の単行本作品。 それだけに値段が高くて手にしにくい、 という人も多いだろうが、 それを補って余りある魅力を持つ作品。 同著者のほかの作品を読んでいるとさらに楽しめるかも・・・ | ||||
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