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子どもたちは夜と遊ぶ
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【この小説が収録されている参考書籍】
子どもたちは夜と遊ぶの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.86pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全80件 21~40 2/4ページ
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上下巻併せての感想です。 来月の地元読書会で初司会&初対象本選定の『ぼくのメジャースプーン』をやるので、 前日譚的な内容も含む今作を再読しました。 作品自体の感想としては、重いテーマを含みつつ上下巻で長い割には、救われ切れないままの終わりなのでオススメ出来ません。 最初に読んだ時は、重いテーマが僕の昔の専門分野なので、重要人物に感情移入してラストを『悲劇の中の救い』と捉えて、有りな作品としていましたが、 冷静になって読むと、いくら悲惨な背景があれども許せないし、 他の複数のキャラクターたちの問題も解決されないままで、 『重く不安な要素を複数組み込んだままで終わる、身勝手な作品』のようにも感じます。 ただ、『ぼくのメジャースプーン』の秋先生が力を封印した背景を知れる事は貴重ですし、 メインキャラクターの学生たちが『本日は大安なり』で重要な役割となるので、 名作の『ぼくのメジャースプーン』と『本日は大安なり』を更に楽しむ要素としては評価出来る作品です。 ちなみに今作の事件で秋先生が力を封印するのは分かりますが、 『ぼくのメジャースプーン』で主人公の頼みを許否するほどの理由にはならないと、僕としては思うので、 秋先生の本心としては、どのみち最終的には救うつもりだったのかな?と感じつつ、 次の『ぼくのメジャースプーン』再読を楽しみたいと思います! | ||||
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魅力的な登場人物、一人一人の目線で話が進むので、先が気になってどんどん読み進んでしまった。 殺害の描写はちょっとグロテスクなところ、サイコ的な雰囲気も多く、苦手な人もいるかもしれないが、人物の魅力でカバーされてた気がする。 犯人は途中から読めてしまったけど、人間関係などは、そこか!なるほど!となる驚きがあって、下巻の最後まで楽しめて満足だった。 | ||||
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残酷な描写が多いので、そういうのが嫌な人には勧められません。 しかし、上巻のかなり早い段階でほぼ多重人格者だなということが何故か分かったので、登場人物たちの結末はどうなるのかのみ、気になって最後まで読みました。 多重人格という設定は、ストーリーを組み立てる上ではある意味なんでも有りになります。 なので、過去の細かい事情は、ただの枝葉の部分と感じてしまいました。 辻村さんの作品は好きなので、ほとんど読みましたがこの作品に関しては読中、読後感はよくなかったです。 そう来たか!という驚きもありつつ、 月子の結末に関しては、若さゆえの浅はかな判断が招いた残念な形にしか思えなかった。 浅葱が好き勝手やって終了、当たり前ですが、スポットライトがそちらに当たっているので、その他の亡くなった方は忘れさられていると感じました。 救われない感だけが残りました。 | ||||
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ほんとにこの方は! よくこのような作品をかけるものだなと、敬服いたします。 前半で散りばめた日常を(と、言ってもヤバいくらい非日常な話題なのだが)一気に収束するものたから、読む目に暇がなくなる。 しかし、このその筆力に抗わなければ、この先生の作品は面白味が半減する。 その心情を噛み砕くようにしてじっくり味わってください。 終いが読めるとか、トリックがとかそういうのとは違う素晴らしいミステリです。 間違いなくおすすめです。 | ||||
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凍りのくじらがさ、大変つまらなかった。 すごく期待していたぶん、裏切られるのは辛い。作家はわかる人だけに分かればいい、と思っているのだろうけれども、読む方もどれだけ真剣に読んでいるか。 でもたぶん、この作者の作品は好きなような。解説を読んで、自分の読解力の無さを嘆きましたよ。 スロウハイツの神様を読んだ時の興奮が、この「子どもたちは夜に遊ぶ」を少しだけ読んで感じているわけです。 さて、同書上下巻。「僕たちのメジャースプーン」「名前探しの放課後(上下巻)」を本日購入した私の感性が、間違っていないことを期待しています。 多分おもしろいよ。この先生は。 | ||||
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『鍵のない夢を見る』から筆者の女性の心理描写の上手さに惹かれ、本書を読みました。辻村深月さんは心理描写とミスリードが本当に巧みです。後半部分で明かされる真実には、浅葱と一緒に驚き泣いてしまいました。 真相は予想できるものでしたが、文章が読みやすくその他諸々の部分で★5です。 登場人物皆人間らしく魅力的なのですが、その中でも月子が一番好きです。 | ||||
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エピローグで、浅葱が自分の気持ちを伝えることができ、少し救われた気がします。 iの正体には少しがっかりしたというか、もっと違った展開を期待していました。 女友達との関係での描写、つくづく上手だなぁ。 うまく言葉で言い表せない感情を、代弁してくれているように思います。 | ||||
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ストーリー自体は引き込まれる。ただ、残酷な描写も多いので、優しい系の内容が好みの人には全くオススメできない。 辻村深月作品がスゴイと思う点は、登場人物が魅力に溢れている点。全ての登場人物が良い意味でも悪い意味でも個性がある。故に、残酷な描写は心が痛むときも多い。 謎解き?の面は本作品は普通。特に意外でも何でもなかった。 作品としてはさすが辻村深月作品だけあって、とても満足できる。ただ、これを読むなら、かがみの孤城、スローハイツの方が面白い。というより、その2作品が面白すぎるため、相対評価が低くなるだけかもしれないが…。 | ||||
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初めてこの作者の小説を読みましが、ページをめくる手が止まりませんでした笑残酷な描写もありましたが、読み終わった後にはうるっとくる作品でした! | ||||
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留学生を決める論文で最優秀を取りながら,匿名のまま名乗り出ることもなく辞退した「i」. 「i」を探した木村浅葱のところに,数年後,再び現れた「i」は殺人ゲームを持ちかける. 上巻は,登場の人物のイントロダクション的なエピソードに始まり 殺人ゲームを始めた2人の経緯から始まる. 典型的な優等生の孤塚,その彼女の月子,孤塚と同じ研究室の大学院生・木村浅葱, 自堕落な孤塚のルームメイトや自己チューな月子の友人など,登場人物が多い. 序盤は少々煩雑な印象を受けるが,それぞれに小説内での役割と見せ場があり, 必然性のあるキャラクター達である. 最初は愉快犯的に始まった殺人ゲームは,ちょっとしたトラブルから, 犯人は自己保身のために罪を重ねていかなければならなくなる. 罪の意識は犯人にどのような変化を与えるのか? やや冗長な部分も感じられるものの, 下巻で待ち受ける結末への関心を持たせる導入になっている. | ||||
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手違いから,周辺の人間を手にかけることになった「θ」. 殺人ゲームの最後に待つ真相とは? 遊び感覚で始まった殺人ゲームは,自分の知り合いを手にかけたことで, 自己保身のための後戻りできない綱渡りと化した. 罪の意識と,それでもゲームをやめようとしない「i」によって, 次の殺人を強いられる犯人の精神状態が読み応えがある. 上巻で刑事に語らせた「殺人には精神エネルギーが必要だ」という言葉を この下巻ではうまく表現している. また,大学生達の人間関係も丁寧に描きこまれていて, 殺人ゲームの加害者と被害者の思惑と,殺人によって引き起こされる心理状態の変化に 説得力を持たせる効果を産んでいる. 辻村氏の作品の中ではサスペンス色の強い異色作であるが,この辺りの描きこみはさすがである. | ||||
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今回初めて読む作家である。 売れている方なのでそれなりに期待して読んだが、どうやら期待値を上げ過ぎたらしい。 文章や表現の幼さから、著者がかなり若い頃に書いたのだろう、と感じる。 登場人物たちにリアリティや説得力が無く、感情移入も共感もできない。 いずれも、高校生~大学生くらいの女の子が創造するキャラクターだな、という印象で、心理描写も拙い。 長い話で、これだけのページ数を使っているのに、ストーリーに厚みが無い。 「i」の正体は、かなり序盤で見当がついてしまう。よく見るネタである。 しかし使い古されたネタも描き方次第では魅力的になるはず。そうはなっていないのが残念だ。 中学生や高校生の時に読めば、もう少し感じ方は違ったのかもしれない。 | ||||
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辻村さんの他の作品でも見られる小説の終盤で出てくる「え!なに!」がここでも登場します。ミステリーとしては仕掛けが多いのが評価されるのかもしれませんが、文学としてみるとそれがストーリーに深みを与えているのか疑問なものもあります。今回も疑問に思いました。「え!」→「なるほど深いね」ではなく、「え!」→「そ、そーなんだ。でもそれ必要な展開?もやもや」でした。 | ||||
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私の期待が高すぎたのか、いまひとつな感じも・・・ 辻村深月ファンですけど、通勤のながら読みでした。 | ||||
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すごーく期待して購入したので、その割には・・・でした。辻村深月は大好きですが・・・。 | ||||
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本の背に、直しても戻ってしまうヨレがあり。それだけ残念!それ以外はきれいでした。 | ||||
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内容が気になって一気に読んでしまいました。ただ、グロテスクな描写も多く一人の時に読むのは少し怖いです。 | ||||
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まるでそこで見ているような気持にさせる殺害の描写が、なんとも この小説を引き立たせている、 と思う。 私は面白く読ませていただいたが、どっぷりハマって読まれる方は 人が次々と死ぬので、気を付けて読まれることをお薦めします。 わたしとしては上巻を読み終わるころには下巻をkindleでポチッと ためらわずに行けちゃうくらい先を急いでしまいました。 | ||||
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ネット上で作者の小説は「冷たい校舎の時は止まる」を読んだ後は この「子どもたちは夜と遊ぶ」を読むことを薦めておりましたので、 こちらの上巻から読みはじめました。 上巻で広げた伏線とミスリードが上手に丁寧に明かされて行く様は、 読む者の心を惹きつけます。 若干「i」への種明しは、これでよいのかと疑問に思いましたが、 感動を呼ぶエンディングに、充分満足の小説でした。 ちなみに 「冷たい校舎の時は止まる」と「子どもたちは夜と遊ぶ」は 登場人物はリンクがしていないと思います。 なぜこの順番で読んだ方が良いのだろう? その先を読んで見ないと分からないのかも知れません。 順番的には 「ぼくのメジャースプーン」とのこと。 先ほどポチッとダウンロードしてしまいました。 いまから楽しみです。 | ||||
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登場人物がとても魅力的でそれぞれの個性が活かされています。 ミステリー要素は強いですが、これは切ない切ない純愛物語です。 殺人のシーンはグロテスクな描写もあり、嫌いな人はダメかもしれないが、辻村さんの作品はただ怖がらせるだけではない、とわかっているので私はしっかりと読めました。 相変わらずカラクリもあって、種明かしされた時はス〜っとします。私は個人的に恭司に一番惹かれていて、だから最後にスポットを当ててくれてとても嬉しかったです。 ただ、月子の種明かしは全くもって「してやられた」だったので、今から上巻を読み返そうと思います(笑) 辻村さんの本は2度3度読み返すとさらに楽しめるので大好きです。 | ||||
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