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子どもたちは夜と遊ぶ
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【この小説が収録されている参考書籍】
子どもたちは夜と遊ぶの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.86pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全80件 41~60 3/4ページ
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近著からデビュー作に遡って読んでいますが、最初の方の作品は長々とストーリーが続き最後に結末を「これでもか」ともってくるタイプで途中過程で間延びする傾向を感じます。 ただ、本作については、登場人物の多さと、ストーリー展開の早さにより「冷たい校舎の時は止まる」よりダラダラ感が少ないです。 でも途中で結末が読めてしまい、「やっぱりね」と思ってしまったところが残念。 | ||||
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けっこう残酷なお話です 下巻まで一気に読むことをおすすめします | ||||
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ただただそれにつきます 実際に読んでいただくのがよいと思います | ||||
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レビューを強要するならもう評価はしない事にします。必要なのは、レビューか評価かどちらか選んで下さい。 | ||||
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初めはよく解らない、とっつきにくい作品という印象を受けた。 連続殺人のゲームが始まってからは嫌悪感も覚えた。 最後まで読み切ることは決めていたけれど、そのときにいい印象はあまり持たないと思っていた。 しかし、特に終盤の赤川翼の真相と、『i』と『θ』の真実が語られている部分を読むころにはそんな感情はほとんどなくなっていた。 読み終えて一番初めに思ったことは、「子育てって大変だし、難しいんだな」ということ。 そして2番目に頭をよぎったのは、あるTV番組で東進ハイスクールの林修先生が語っていた言葉。 「『教育』っていうのは、教え育てることじゃありません。『教え育つ』なんです。僕らは教えることまでしかできないんです」 物語に出てくる、あの親子やこの親子はこれができていなかったんじゃないか。 もし、できていればiもθも生まれることはなかったし、多くの悲劇も起きなかったんじゃないか、そう思えてならない。 もちろんこれはフィクションだ。 でも現実ではこれに近いか、もっとひどい事件だって起こっている。 まだ未読の人は、そのことを念頭に置いて読まなければいけないと思う。 子育てっていうのは、社会全体でするものだということを誰かが言っていた。 だからこれから親になろうという人はもちろん、たくさんの大人、中高生には読んでほしい。 | ||||
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続く連続殺人。一見関係がなさそうに見える被害者達。 有名大学に通う主人公のひとり木村浅葱だけは、その真実を知る。 上巻だけで全500P。 殺人が主軸になっていることもあって、実に読み応えがある。 しかし、iとθ二人の関係は?iの真の招待は?と、物語に引き込まれ、 読者の関心は高まる一方。 一体ゴールはどこに着地するのであろうか?下巻が楽しみ。 これまで読んだ辻村作品とは異質な内容ながら、繊細さは変わらない。 | ||||
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iとθの連続殺人というゲームの結末は?iの正体は?など、 全てが明らかになる下巻。 真相は悲しくも、未来への希望が見えるものであった。 連続殺人というテーマの影にある人間の弱さ。愛されたい欲望。 読み応えはあったが、考えさせられる内容でもあった。 読者によって、大きく読後の感想が異なるであろう本書。 是非、色々な方に読んで欲しい。 | ||||
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殺人をやむをえぬもののように扱ったり、残酷な場面が読者を楽しませるように思うのはやめて欲しい。 そんな事をしてたら、それが普通になる。社会がダメになる。 そんな嫌な面を持った作品だと思いました。 嫌いです。 少しだけ、優しさを見せた部分があったので1にはしませんでした。 | ||||
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殺人をやむをえぬもののように扱ったり、残酷な場面が読者を楽しませるように思うのはやめて欲しい。 そんな事をしてたら、それが普通になる。社会がダメになる。 そんな嫌な面を持った作品だと思いました。 嫌いです。 少しだけ、優しさを見せた部分があったので1にはしませんでした。 | ||||
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この作品だけで評価するなら、ストーリーは悪くないと思う。 文章は稚拙なところが多い、相変わらずな感じだけど エンタテイメント性の高いお話だと思う。 でも浦沢直樹の「モンスター」を読まずには産まれなかっただろうなって感じですよね。 あまりにも似てる。 そういう意味でこの評価。 | ||||
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キャラクター設定が細かすぎるくらいしてあるので、頭の中で登場人物たちが浮かびやすい。逆に想像に任せる部分が少ないので、そこが物足りない人もいるかもしれない。 大学生の自分探しに、クライムノベルがプラスされた感じ。これが現実だったらラストは引くけど、お話の中だけの世界とすれば爽やかささえ感じるエピローグだった。 話が無駄に長すぎるきらいがあるけど(僕はその無駄が好きなのだが妻は好きじゃないらしい)、またこの人の作品を読んでみたい。 | ||||
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丁寧な心理描写や殺害シーンや方法、謎や伏線、そしてその解決と回収には特に真新しさも個性的なものも感じなかったけど、引き込まれるし面白くてどんどん読み進められた。 話自体は、(ネタバレあり↓) あの実は兄妹オチという大嫌いな設定はあったけど(笑)、謎ありハラハラ感あり切なさあり温かみもあり、とてもいい作品。 ただ、苦手な所がある。 辻村さんの作品には多いけど、登場人物たちみんなが自分の気持ちに自らが説明をつけるのがうますぎる。 心情なのにひたすらに「説明された」感が拭えない。 それがあまりにはっきりしっかりしすぎていて、私には理解はできてもそれが感情移入には繋がらなかった。 特に前半、あれだけ謎を散りばめておかれているのに、細かい行動から気持ちに説明をつけるように描写されるような箇所などが、読むのがめんどくさかった。 人に関してはもっと想像させてくれていいのにな、と思います。 だってあれだけ扱いがちょろっとだったあの子、実はキーパーソンだったあの子の人生を想像したら…月子のキャラクターより私にはリアルに感じます。 それが違和感になって、読み終えたときの満足感に繋がらないのが残念です。 | ||||
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ミステリとして一級品かというと、そうではないかもしれない。犯人の片割れはわかっているし、いずればれるだろうこともわかるから。しかし、タイトル通りの大人になりきれていない”子どもたち”の物語として読むと、何とも切ない。『ぼくのメジャースプーン』に出てきた秋山先生が最後に”力”を使ったのがこの場面だったのかと、他の作品とのリンクも楽しめるし、なによりも月子と浅葱、最後はどうなるの?とハラハラしながら読ませてもらった。 ほんとに、人生には日々のあちこちに小さなボタンの掛け違いがあるんだろうと思う。その掛け違いさえなかったなら、もっと違う結末があっただろうに。月子は個人的に好きなキャラクターではないのだが、あの不器用さは理解できる。だから、浅葱に惹かれるのも理解できる。辻村作品の登場人物は、単なる”いい人”や”いい子”でないのが好き。秋山先生も、自分は傲慢な人間だと言う。それを微塵も恥じていないのが好き。その姿勢に偽善は感じられない。どんな人間にも、暗い部分、イヤな部分があって不器用に生きている、という描き方が好き。だからこそ、個々のそういった部分につい感情移入してしまうのかもしれない。 浅葱が殺人を重ねていくのは読んでいてもつらかったし、ハッピーエンドとはいえない結末だと思うけれど、後味は悪くなく、むしろかすかな希望のようなものを持って読み終えることが出来た、と思う。これだけ重い話を、これだけ長く書いておいて、最後で気分が重くならない、というのはさすがだと思う。 | ||||
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最初は、あちこちに話が飛ぶので時系列がわかりにくくなり、若干読みづらかったのだが、読み進むにつれ毎度のことながらぐんぐん引き込まれた。辻村作品はこれで3作目になるが、人のいい所、悪い所を分けて描いていない所が好きなのかもしれない。月子も恭司も根本的にいい人間であるけれど、一部の人間からは好かれない面を持っているし、孝太にしても努力家で温和、誰にでもやさしい。だが、見方によってはもっと気持ちを表に出して、行動に出せばいいのに、と思うかもしれない。そんな登場人物たちの描き方にリアリティを感じるのか、はたまた誰かの中に自分と共通する部分を見つけるからなのか、これだけの長い作品なのに、簡単に感情移入してしまう。 私は虐待を受けたことはないから、世間全体を恨む気持ちというのも、そのために無関係の人たちを手にかける心理にも共感は出来ないけれど、理解は出来る気がする。自分以外に寄り添える人間がいない孤独感の中で生きてきたら、こうなってしまうのかもしれない、と。孤独ではなくて、孤独感。 ちょっとしたボタンのかけ違いで、物語はどんどん悪い方へ進んでいく。あの時、こうだったら・・・と。それはちょっとした勘違いの積み重ねだったりもするし、行動のタイミングだったりもするのだが、ボタンの掛け違いがなかったら、浅葱の”ゲーム”は始まらなかったのかな、と残念に思う。最近は、ついつい”親”の視点で物語を見てしまったりするのだけれど、今回は月子の視点で読むことが出来たので、浅葱がこれからどうするのか、下巻におおいに期待。 | ||||
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女の子が理由もなく大切にされすぎ。 一定期間しか女性と付き合えない恭司の性格も、主人公本位の設定に思える。 主人公と母親の関係も気持ち悪い。 虐待のエピソードも胸が悪くなるようだったが、いろいろ考えさせられた。エピローグも清々しい。 全体的には丁寧で良かったがトリックの一つに納得出来なかったので★2つ。 | ||||
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登場人物だけでなく、物語の最後までやさしい。 最後の最後に、読み手であるはずの自分が救われた気がした。 途中をすっ飛ばすか熟読するかはあなた次第、といったところでしょうね。 | ||||
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「スロウハイツの神様」がとてもよかったので本書を購入したのだが、あちらのほうが好みだった。 もちろんこちらはミステリで向こうはそうではないのだが、 本当に辻村氏はミステリ向きする作家なのかどうか、読了してやや疑問が残った。 確かに読み進めていく中で、すぐに真相がわかったわけではないのだが、完全に予想外だったわけではなく、 こちらが立てたいくつかの予想のうちのひとつが当たっただけで、カタルシスが得られたわけではなかった。 後半になるとキャラの立ち位置がはっきりわかってきて気にならなくなるものの、前半は全体的に説明口調で、 特に月子のしゃべりかたなど容姿としっくりこない部分も引っかかった。 なにより、殺人に及ぶ登場人物の心の動き、周りの反応などがやたらと希薄で、 生々しいシーンを描いているにも関わらず悲壮感があまり伝わってこないのが残念だった。 というか読んでいて気分が悪くなった。 結局、なんの罪もなく殺されていった善良な人々が報われないままで、それに対する不条理を、 悪い意味でまともに処理しないまま物語を収束させていったことが不満 (カミュの「異邦人」のように投げっぱなしではなく、中途半端に正当化しようとしているところが特に)。 虐待などを動機に片付けようとしているところがチープに感じた。 ミステリとしては悪くはなかったと思うが、不快な点が色々とあったために星3つ。 | ||||
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私的には最後はハッピーエンドで終わるものが好きなのですが、この作品はなかなか面白い終わり方だったので良かったかなと思いました。辻村さんの作品の登場人物の描写はとても想像しやすく、感情移入してしまい、下巻ではほとんど涙でした。これが夢だと良い‥ どうかまた元のあの木村浅葱に戻って‥ 読み終わった今も尚、少し、悲しさや悔しさ等の複雑な気持ちが残っています。やっぱり私にはハッピーエンドの物語が良いですが、なかなか読み応えのある作品でした。辻村さんの作品を読んだ後には必ず何か大切なことが心に残されていると私は思います。素敵な作品をありがとうございました。 | ||||
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あんまりスッキリしなかったですね。 ミステリーというよりは恋や人間の話って感じです。 すごく「冷たい校舎の時は止まる」に似てるなぁって思いました。 登場人物はみんないい子で良かったです。 人それぞれの好みだと思いますが、私的にはもうちょっとスッキリしたかったです。 | ||||
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ミステリーでなく、すれ違った恋のお話。 すれ違い方が大きくて、救いがあまりなくなってしまっただけの恋愛の話。ミステリーとして読むのなら評価は下がるだろうけれど(結末は個人的には推理物としては「うわぁ……」というレベル)、いっそキャラ読みしてしまっても良い話だと思う。 単純にハッピーエンドで終わらなかったところに好感が持てた。酷く空しさを覚えながらもう一度上巻に手を伸ばしました。あと電話にも。このやるせなさと切なさと愛しさを、全部誰かにぶちまけたい! 救われなかったけれど、絶望するだけの話ではないように感じた。はじめて、表紙買いして良かったなぁと思えた作品。 | ||||
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