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子どもたちは夜と遊ぶ
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【この小説が収録されている参考書籍】
子どもたちは夜と遊ぶの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.86pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全15件 1~15 1/1ページ
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登場人物の人を思う気持ちがとても強い。思い込みで行動して、とてつもなく後悔する行動を起こす。それぞれのキャラクターに感情移入しすぎた。毎回後半の付箋回収は、見事なもの。しかし、後味悪く、モヤモヤが残った。 | ||||
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届いて、梱包からといた所、帯はこの状況(破れ、折れ)で、本体の、カバーもめくれがありました。思わず、中古を注文したのかと思いましたが、新品扱いでビックリです。 | ||||
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登場人物の心情には共感できる点が多々あり、読んでいて引き込まれました。 ただ、殺人の描写に容赦がなく、「ここまでグロテスクな描写を入れなければこの物語は面白くならないのか?」、 「もっと穏やかな表現の仕方でも、辻村さんの主張は伝えられるのではないか?」と思いました。 | ||||
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上下巻併せての感想です。 来月の地元読書会で初司会&初対象本選定の『ぼくのメジャースプーン』をやるので、 前日譚的な内容も含む今作を再読しました。 作品自体の感想としては、重いテーマを含みつつ上下巻で長い割には、救われ切れないままの終わりなのでオススメ出来ません。 最初に読んだ時は、重いテーマが僕の昔の専門分野なので、重要人物に感情移入してラストを『悲劇の中の救い』と捉えて、有りな作品としていましたが、 冷静になって読むと、いくら悲惨な背景があれども許せないし、 他の複数のキャラクターたちの問題も解決されないままで、 『重く不安な要素を複数組み込んだままで終わる、身勝手な作品』のようにも感じます。 ただ、『ぼくのメジャースプーン』の秋先生が力を封印した背景を知れる事は貴重ですし、 メインキャラクターの学生たちが『本日は大安なり』で重要な役割となるので、 名作の『ぼくのメジャースプーン』と『本日は大安なり』を更に楽しむ要素としては評価出来る作品です。 ちなみに今作の事件で秋先生が力を封印するのは分かりますが、 『ぼくのメジャースプーン』で主人公の頼みを許否するほどの理由にはならないと、僕としては思うので、 秋先生の本心としては、どのみち最終的には救うつもりだったのかな?と感じつつ、 次の『ぼくのメジャースプーン』再読を楽しみたいと思います! | ||||
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凍りのくじらがさ、大変つまらなかった。 すごく期待していたぶん、裏切られるのは辛い。作家はわかる人だけに分かればいい、と思っているのだろうけれども、読む方もどれだけ真剣に読んでいるか。 でもたぶん、この作者の作品は好きなような。解説を読んで、自分の読解力の無さを嘆きましたよ。 スロウハイツの神様を読んだ時の興奮が、この「子どもたちは夜に遊ぶ」を少しだけ読んで感じているわけです。 さて、同書上下巻。「僕たちのメジャースプーン」「名前探しの放課後(上下巻)」を本日購入した私の感性が、間違っていないことを期待しています。 多分おもしろいよ。この先生は。 | ||||
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ストーリー自体は引き込まれる。ただ、残酷な描写も多いので、優しい系の内容が好みの人には全くオススメできない。 辻村深月作品がスゴイと思う点は、登場人物が魅力に溢れている点。全ての登場人物が良い意味でも悪い意味でも個性がある。故に、残酷な描写は心が痛むときも多い。 謎解き?の面は本作品は普通。特に意外でも何でもなかった。 作品としてはさすが辻村深月作品だけあって、とても満足できる。ただ、これを読むなら、かがみの孤城、スローハイツの方が面白い。というより、その2作品が面白すぎるため、相対評価が低くなるだけかもしれないが…。 | ||||
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本の背に、直しても戻ってしまうヨレがあり。それだけ残念!それ以外はきれいでした。 | ||||
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近著からデビュー作に遡って読んでいますが、最初の方の作品は長々とストーリーが続き最後に結末を「これでもか」ともってくるタイプで途中過程で間延びする傾向を感じます。 ただ、本作については、登場人物の多さと、ストーリー展開の早さにより「冷たい校舎の時は止まる」よりダラダラ感が少ないです。 でも途中で結末が読めてしまい、「やっぱりね」と思ってしまったところが残念。 | ||||
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丁寧な心理描写や殺害シーンや方法、謎や伏線、そしてその解決と回収には特に真新しさも個性的なものも感じなかったけど、引き込まれるし面白くてどんどん読み進められた。 話自体は、(ネタバレあり↓) あの実は兄妹オチという大嫌いな設定はあったけど(笑)、謎ありハラハラ感あり切なさあり温かみもあり、とてもいい作品。 ただ、苦手な所がある。 辻村さんの作品には多いけど、登場人物たちみんなが自分の気持ちに自らが説明をつけるのがうますぎる。 心情なのにひたすらに「説明された」感が拭えない。 それがあまりにはっきりしっかりしすぎていて、私には理解はできてもそれが感情移入には繋がらなかった。 特に前半、あれだけ謎を散りばめておかれているのに、細かい行動から気持ちに説明をつけるように描写されるような箇所などが、読むのがめんどくさかった。 人に関してはもっと想像させてくれていいのにな、と思います。 だってあれだけ扱いがちょろっとだったあの子、実はキーパーソンだったあの子の人生を想像したら…月子のキャラクターより私にはリアルに感じます。 それが違和感になって、読み終えたときの満足感に繋がらないのが残念です。 | ||||
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「スロウハイツの神様」がとてもよかったので本書を購入したのだが、あちらのほうが好みだった。 もちろんこちらはミステリで向こうはそうではないのだが、 本当に辻村氏はミステリ向きする作家なのかどうか、読了してやや疑問が残った。 確かに読み進めていく中で、すぐに真相がわかったわけではないのだが、完全に予想外だったわけではなく、 こちらが立てたいくつかの予想のうちのひとつが当たっただけで、カタルシスが得られたわけではなかった。 後半になるとキャラの立ち位置がはっきりわかってきて気にならなくなるものの、前半は全体的に説明口調で、 特に月子のしゃべりかたなど容姿としっくりこない部分も引っかかった。 なにより、殺人に及ぶ登場人物の心の動き、周りの反応などがやたらと希薄で、 生々しいシーンを描いているにも関わらず悲壮感があまり伝わってこないのが残念だった。 というか読んでいて気分が悪くなった。 結局、なんの罪もなく殺されていった善良な人々が報われないままで、それに対する不条理を、 悪い意味でまともに処理しないまま物語を収束させていったことが不満 (カミュの「異邦人」のように投げっぱなしではなく、中途半端に正当化しようとしているところが特に)。 虐待などを動機に片付けようとしているところがチープに感じた。 ミステリとしては悪くはなかったと思うが、不快な点が色々とあったために星3つ。 | ||||
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あんまりスッキリしなかったですね。 ミステリーというよりは恋や人間の話って感じです。 すごく「冷たい校舎の時は止まる」に似てるなぁって思いました。 登場人物はみんないい子で良かったです。 人それぞれの好みだと思いますが、私的にはもうちょっとスッキリしたかったです。 | ||||
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上巻以上に下巻の展開は激しく、引き込まれて一気に読みました。 伏線の張り方は凄い。 そこそこ推理小説を読み慣れている人には、犯人やその他細々としたネタが上巻でばれてしまうかもしれませんが、3個分かっても4個分からない・・・くらいには、色んな伏線が、あっと思うところで回収されていて鮮やか。 ただちょっとうーんと思ったのは、分かり易い悲劇と、登場人物のキャラクター的な所。 悲劇の中にも救いがある・・・それはとてもいいメッセージだと思うのですが、些か主人公(犯人?)よりで、劇中の被害者に対する配慮があまりなかったかなぁと思います。 罪を償ってこその救いだと思うので、途中面白かっただけに、結末はちょっと足りない感じがしました。 子供が抱えている苦しみや葛藤には、よく同調した作品だと思います。 だからこそ、小説である上のキャラっぽさや、酔いやすい悲劇、悲劇があるから仕方無かったと安易に思ってしまうような結末は、避けて欲しかったな、と。 子供が求める、可哀そうで悲劇でかっこよくて、同調するわ。という部分に、それ以外の答えを見つけてほしかった。 でもまぁ、推理小説としてはとても面白かったです。 一気に読みたくなると思うので、時間を持って、出来れば夜に、じっくりと読んでみてください。 | ||||
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物語の中盤辺りから終盤にかけて、どんどんページをめくらさせられます。 が、オチにあたる部分が「知らねぇワケねーだろ〜?」的に強引過ぎるのと、登場人物の 描写が浅いせいか、犯罪を犯す人たち(主犯以外も)の動機が弱すぎるような印象を受け ました。 またヒロインが作中、男性から「姫」扱いを受けている設定になっていますが、読んだ男 の意見としては、逆に男に嫌われるタイプの女性のような気がします。 著者の「冷たい校舎・・・」も読みましたが、構成力の面で完成度はかなり劣ると思います。 キビシ目に☆2つにしようかと思いましたが、陳腐ながら 「絶望の中にも必ず希望はあるんだ!」 みたいな読後感が残りましたので☆3つにしました。 | ||||
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物語の途中で、殺伐とした描写が多く見られるので、そこで投げ出したくなる人も いるかもしれません(特に上巻)。出来れば、そこでめげずに読みすすめて欲しい と思います(その部分だけ読み飛ばしても、余り問題はないように思います)。 下巻に入ると、今まで散りばめていたエピソードの意味が少しずつ明らかになって 一気に読み上げる事が出来ます。 | ||||
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サイコ・スリラーと青春ドラマのコラボレーション。新人第二作目とすれば、充分に要求される水準を越えていると思う。 ……と、書いた上で、難癖をつけるわけでは毛頭ないのですが――現在のエンタメ小説界では、大なり小なりキャラクター小説的アプローチがなされているものが多く、それは時代の要請ということもあるのは重々承知してはいるのですが、時にはやはり「おおっ」となってしまうことも間々ありまして、例えば、美人を「美人」と表記してキャラクターを立ち上げてしまうのには、思わずたじろいでしまったりするわけです。――一昔前なら、美人を「美人」と表記したら、社会通念上の肯定性とそれが故の揶揄的なものがニュアンスとしてあったと思うんですが……作者の筆は濃やかで、随時挿入される印象的なエピソードとともに登場人物のパーソナリティは違和感なく肉付けされていく。私たちと地続きの世界にいる等身大の人間たち、なのに皆美形……唯一これを免れている失踪少年の人物造型が一番鮮やかだった。 ともあれ、次作も期待。 | ||||
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