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富豪刑事



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【この小説が収録されている参考書籍】
富豪刑事
富豪刑事 (1978年)
富豪刑事 (新潮文庫)

富豪刑事の評価: 4.03/5点 レビュー 35件。 Cランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.03pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全27件 21~27 2/2ページ
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No.7:
(4pt)

面白いけれど・・・

面白いが、筒井作品としては少し期待はずれのところも。
いろいろな意味で実験的な作品だと思うが、ちょっと空回り気味かもしれない。探偵物としては「ロートレック荘事件」のほうが上。あれは「やられた!」と思った。
富豪刑事 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:富豪刑事 (新潮文庫)より
4101171165
No.6:
(5pt)

TVもいい、原作も笑えた

深キョンのTVを観てから読みました。原作は男が主人公、なのはいいとして”キャデラックを乗り廻し、最高のハバナの葉巻をくゆらせた富豪刑事が次々と事件を解決していく”だなんてあらすじを読んで、日本人離れした彫りの深い面した胸毛の濃い高級ブランドなスーツで着やせするムキムキ男が、自信たっぷりに嫌味に事件を解決しちゃっているのかしら、なんて考えたらすっげーイヤ!と思っちゃいました。でも、読み始めたら全然違う!主人公のイメージ。貴重なる彼の最初のセリフは「あのう」・・・!しかも”いちばんドアに近い席でおずおず片手をあげながら。”謙虚!ってゆーか、まんま深キョンな仕草じゃないですか。(笑)可愛すぎる!初っぱなから笑わせていただきました。この富豪刑事、決して出過ぎず意外と良識と常識を持って任務を全うしていきます。お金に対する感覚だけが富豪ゆえに突拍子もないだけで。(でも彼にとってはフツウの感覚)TV化にあたって主人公を女の子にしたのは良い発想だと思います。高級そうな華々しい出で立ちが嫌味なく演出できますしね。(使う女優を間違えると嫌味になる可能性もあるが深キョンはその点難なくごうかーく!!)それにしても筒井さん、なんで毎回出演してるんですか?(笑)いえ、面白いのでいいんですけれどね。(笑)
富豪刑事 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:富豪刑事 (新潮文庫)より
4101171165
No.5:
(4pt)

初心者向け

 筒井康隆と言う人はブラックユーモアやペーソスの利いたかなりクセの強い作品からNHKでドラマ化されるようなジュブナイルまで守備範囲が広い。この作品は手放しで笑えるようなユーモアミステリー作品に仕上がっているので、筒井作品の毒に免疫のない初心者にも安心して勧められる。 ただ、氏の作品を読み込んでいる筒井ファンにとっては少し軽過ぎる内容かも。でも、やっぱり楽しめる一冊です。
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4101171165
No.4:
(5pt)

面白い小説でした。

 この本には結構センスのいいギャグが出現したり、古畑任三郎のように読者に登場人物が語りかけたり、いわゆる「テンドン」風コントの描写まである。 内容は練られていないようでめちゃくちゃ練られているストーリー。最初の、「大富豪の刑事が金を使いまくって事件を解決する」っていう設定の時点で美味しそうな小説なのだから、これでストーリーまで練られたら面白くて当たり前! ただ、登場刑事達が全員ハリウッドの俳優に例えられているのだが、かなり昔に書かれた小説なので、一人も知っている俳優が出てこなかったのが残念。ミステリーなのにただただわくわくしたり、にやけたり、ほのぼのしたりする。面白い小説でした。
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4101171165
No.3:
(4pt)

金で事件を解決するとは、こういうことか!

筒井氏の本来のフィールドはSFですが、ミステリーの分野でも、「ロートレック荘事件」をはじめとして、いくつも傑作をものしていることでも有名で、本作もその一つです。本作は、その名の通り、ビンボー臭いイメージの強い刑事が大富豪だったら、という話なのですが、たんなるパロディにとどまらず、富豪刑事が、本当に「金の力で事件を解決する」というところがミソです。と言っても、もちろん、ワイロを渡すとかそういうことじゃありません。では、どうするのか。それは読んでのお楽しみです。というわけで、本来の趣向は謎解き以外のところにありますが、それでも、トリックにも手を抜かないところが筒井氏の特徴で、きちんとミステリーとしても楽しめるようになっています。ついでに言えば、本作では、イヤなヤツとして描かれがちな金持ちの主人公が、誰からも好かれる「いいひと」ととして描かれているところも、いかにも筒井氏らしいと思います。
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4101171165
No.2:
(4pt)

珍しく。

筒井康隆風に味付けされた刑事ミステリー。と言うよりは、ミステリーの名を借りた、喜劇とでも言えばいいだろうか。この方にしては珍しく、SFでもドタバタものでもないが、きちんと楽しめる作品に仕上がっているのは流石の一言。ファンも、そうでない方も読んで損は無し。ただ、この作品のイメージで筒井康隆を見ると、他とのギャップに驚くかも知れない。あと、これ一冊で完結しているのが残念と言えば残念。
富豪刑事 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:富豪刑事 (新潮文庫)より
4101171165
No.1:
(4pt)

筒井ファンでなくとも…。

筒井康孝らしい作品。と言ってしまうと楽なのですが、そうとしか言えない。筒井康孝の小説は不合理や御都合主義と言う面を、主人公の特異な設定で綺麗に打ち消してしまっている。そんな独自の手法が冴え渡っています。また小難しい名作とはほぼ無縁で、判り易く、面白いエンターテイメント。ほんと気軽に、面白おかしい物が読みたい人にはお勧め。小難しい顔をして読んでずっと心の中に残る様な物ではなく面白い、でも直ぐ忘れてしまいそうなのに一年位たってふと目にこの小説が目に入ると、あーじゃあこれ読もうかな?とか、あーそんなのもあったね、良い小説だよね。なんて言う小説。書いてからかなりの年月が経っていますが、今だ色褪せない独自の手法は数多くの漫画家に影響与えてます。富豪刑事を元ネタにした漫画ブルジョアデカというのも在ります。
富豪刑事 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:富豪刑事 (新潮文庫)より
4101171165

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