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万能鑑定士Qの事件簿 I
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万能鑑定士Qの事件簿 Iの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.71pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全113件 101~113 6/6ページ
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結論を言えば非常に面白かった。主人公を含め人間身に溢れ、好感の持てる登場人物が多いため、読んでいて苦痛になるという事は無かった。また、最初のエピソードという事で、主人公の誕生秘話が並行して書かれており、彼女が知識を得て行った経緯が書かれているが、これが非常に参考になったりする。やや作者のウンチクが鼻につく時があるが、まぁ本作品の性質上仕方がない。解説でも言われているが、探偵もモノの数あれど推理力だけでなく、豊富な自然科学と社会常識の知識を駆使する女性探偵はなかなかいない為、彼女の今後の活躍に期待する。 | ||||
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私が小説に求めるもの、それは以下のうちの1つを満たしていることです。・純粋に面白いこと・いろいろと知識が身に付くなど付加価値があること万能鑑定士シリーズは、物や事象に対する鋭い見識と観察力がありそういった知識や視点が実にためになります。知的欲求を満たしてくれます。小説としても面白く、寝る時間を削って一気に読んでしまいました。欠点としては、いささかご都合主義のところがあること、現在と過去と未来の場面が交差するので、少しテンポが悪い所などがあります。ですが、そうした欠点を差し引いても、久しぶりにはまったこのシリーズは私にとっては文句なく★5です。 | ||||
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を、かなえてくれた気分にさせられる話です。赤毛のアンっぽい莉子ががいかに女性版シャーロック・ホームズになるか的な話で第1巻なので誕生編で、第2巻につながります。第3巻からはずっと一話完結です。 | ||||
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題名にもあるように、「万能鑑定士」が活躍するストーリー。 美人で洞察力もあり聡明、しかしどこかしら抜けているヒロインが魅力的であり、万能鑑定士というカテゴリも目をひくものがある。 しかしそれに反比例する主人公の影の薄さと、思わせぶりな終盤がマイナスに感じた。 個人的には一巻はとっかかり、面白いかどうかを判断する巻と考えるほうなので、面白いか面白くないかわからないものを複数巻買うのはきつい。一巻完結にしてほしかった。 角川文庫出版だが、ずいぶんとラノベよりなので、ラノベレーベルで出してもよいのではないかと思う内容。 一巻、二巻を買って初めて全貌が分かるので、購入の際は、二巻同時購入をお勧めする。 | ||||
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「千里眼」シリーズの松岡圭祐氏による新たなミステリーの幕開けです。 今回の主人公は、鑑定士凛田莉子。万能鑑定士を名乗り、その卓越した知識と観察眼でどんなものでも鑑定してしまう若干23歳のスーパーヒロインです。 松岡圭祐氏の描くスーパーヒロインには、千里眼シリーズのスーパー・クール・ビューティ岬美由紀がいますが、彼女が文武両道のカリスマ的な突出した存在であるのに対し、本シリーズの莉子は博学ながらも素朴でおとなしいキャラクターという設定になっており、岬よりも少し人間的というか親近感がわきます。 とはいえ、その知識と観察力は驚愕に値するものであり、やはりスーパーウーマンであることには変わりないわけで、「ありえねぇ」シーンが多発するのは松岡シリーズの鉄板でもあります。 莉子がその類い希なる才能を備置するようになったのは、人間の記憶に関するメカニズムを教わったからなのですが、その内容自体は実にリアルなもので、松岡氏らしい蘊蓄が随所に見られます。情動が記憶のメカニズムに深い関係を有することは脳科学の分野では証明されていますが、それを高い感受性を有する莉子が実践していく件はなかなかに興味深いものがありました。 さて、本書のあらすじですが、都内を浸食していくシールの謎に始まり、国家規模の偽札事件、ハイパーインフレによる日本経済の終焉、という非常に野趣溢れる内容です。松岡ワールドここにあり、といった感じですね。細切れの章立てと小気味よいリーダビリティでどんどんページが進んでいきます。 残念ながら最後に辿り着いた「動機」に肩を落とすことになりましたが、エンターテインメントとしては面白く仕上がっていると思います。 なお、本書は角川文庫でT、Uの2冊で1つのストーリーが完結しますので、購入の際には2冊セットでのご購入をお忘れ無く。 V、Wも既に発売されているので、引き続き読み進めたいと思います。 | ||||
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面白いです。久しぶりにのめり込んで一気に読めました。ただ、まだ一巻しか読んでないけど生い立ちは別の巻で良いんじゃ無いかと思った。あとこの作者の作品はやたら流行りの製品名とかネタを入れるので旬が過ぎると微妙だろうなと思う。少年エースなんてその前はコンプだったわけだし。なので旬が過ぎる前に読むべし。 | ||||
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2冊で一つの話なので、2巻まで読まないと意味がないと思います。 主人公の凜田莉子はすごく魅力があるのですが、ほかの方も書いてるように小笠原記者に魅力がなく鈍い行動にしばしばイラっときました。 主人公の魅力を引き立てる為だとは思いますが… ストーリーや描写にリアリティを感じました。 殺人事件が起きないミステリに個人的にはツボにハマった感じなのですが、多少読者を選ぶ作品ではないかと思います。 時系列が切り替わり入り込みにくいと感じる人も居るかもしれません。 1巻なので、登場人物の紹介もかねてもうすこしわかりやすくした方が多くの人に受け入れられる内容になったかも。 非常に楽しめたので★5つでもよかったのですが、ミステリは多くの名作があるので、一つマイナスにしておきました。 | ||||
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はじめに、 第1巻は完全に助走です。というかスタート地点に立っているだけで、まだ走り出してもない。 購入を検討されている方は第2巻とあわせて購入されることを強く推奨します。 美人で頭の切れる、だけども親しみやすいヒロイン:凜田莉子。 第1巻では彼女の成長にまつわる話が多数書かれてますが、これは凜田莉子というヒロインを身近に感じてもらうためでしょう。 田舎育ちで純粋無垢、ちょっとお馬鹿なのも愛嬌があって何とも可愛い。 読者はここでほんわか気分を十分に満喫して、現代の万能鑑定士:凜田莉子へと視点を戻すことになります。 抜群に冴えた洞察力、豊富な知識に裏打ちされた推理力。まさにQの名に相応しい名探偵。 この第1巻は、そんな彼女のギャップというか、切れ者の中にも愛嬌というか、ヒロインの魅力を楽しむ一冊であると認識したほうがいいでしょう。 だから、本来ならば彼女の魅力を存分に楽しんだすぐ後に2巻目を読んでほしいのです。そして快刀乱麻を断った時の爽快感を味わってほしいのです。 なぜ2冊に分けたのか未だに不思議です。角川が本書の価値を悪戯に下げているようにしか思えません。 別冊で発売されている1、2巻の内容をセットにした限定版が、本来あるべき形なのだと思います。 | ||||
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あらすじとジャケットを見て購入しました。 謎解きを思わせるあらすじでしたが、冒頭でもあまり語られず、途中からはヒロインの長い過去話です。 やっと始点である現代に思ったかと思いきや、さらに先の未来の話に入り、その後すぐにまたヒロインの過去話・・・ と、時間軸がころころと変わり、ストーリーの構成にやや不愉快な気分になりました。 また、ヒロインは冒頭に少し登場しただけなのに、過去話を長々とされても、あまり進んで読む気が致しませんでした。 一、二巻で一冊ということでしたが、一巻を読んでも私は二巻を買う気にはなれません。 この作者の本は初めて読んだので、好みに合わなかっただけかもしれませんが・・・。 | ||||
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表紙が良かったので買ってみました。 たしかに、鑑定士の観点から事件に挑むのはとても新鮮でした。 しかし、事件簿というわりには事件の数が少なく、過去の経緯が長すぎです。 最後にはシリアスな展開のまま次回に続いていました。 私としては、短編集や一冊で読みきれる形にして欲しかったです。 巻末には、この著者の他の作品が紹介されてました。 それによると、巨大な陰謀的なテーマの作品が多かった。 この著者を以前からご存知なかたは抵抗がないと思いますが、初めて読む人気後れしてしまいそうです。 展開が急なのですぐに次の卷を買う気になれませんでした。 | ||||
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松岡圭祐さんの小説は一通り読んでいて、新作が出ないなぁと思っていたところに、 新シリーズが出てきたので、買ってみました。 ライトノベルっぽい装丁で、外で読むのに恥ずかしくてブックカバーをしました。。。 ヒロインの凜田莉子のキャラは、千里眼の岬美由紀のスーパーウーマンっぷりとは違って、 等身大の親しみやすさがあります。それに故郷での周囲との会話も魅力的でした。 ストーリーも日本でのハイパーインフレとそこに至る経緯にある程度の説得力もあり、 犯人探しのミステリー的要素もあり、サラっと読めました。 難点としては、内容的に文庫2冊分のボリュームがない。 もう一つの視点となる雑誌記者・小笠原(男)が愚鈍すぎて魅力がない。 絶賛するほどの可もなく、酷評するほどの不可もなくということで、☆3にしました。 | ||||
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細かな内容紹介は別レビューで記されていますので割愛いたしまして。 「千里眼」シリーズが正直、胡散臭そうで(愛読者の方ごめんなさい)、迷いましたが表紙に心惹かれたので1・2巻セットで購入。 表紙の美女がホームズ張りの推理で事件を解決していく様はやや牽強付会な所もありますが十分に面白く読めました。 ただ、ヒロインの魅力は十分あるのですが、読者の視点反映となる主人公的な位置にある週刊誌記者(小笠原)に魅力が乏しく、(好きな表現ではないですが)空気を読めなく、また韜晦してる訳でなく純粋に記者としての嗅覚が利いてない鈍重な行動がちょこちょこあり読んでてちょっとイラっとするのがどうも・・・ ※このあたりはヒロイン莉子の有能さを引き立てるためにわざとそうしてるかもですが。 あまりそういった読み方をしてはいけないのかもですが、主人公とヒロインのラブっぷりを期待して読むと、この主人公とあまりくっついて欲しくないな・・・といった感情になってしまい面白さが3割ほど減じてしまいました。 続刊以降で小笠原記者が成長して魅力的になってくれれば良いのですが・・・ | ||||
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この物語は、1と2でひとつの話になってます。3は来月発売とのことですが、 エピソードは2で完結します。 23歳の凜田莉子(凛じゃないですよ。お間違えなきよう)は極めて等身大のヒロインであり、 美人で頭がきれて博識ですが、1ではそうなった背景が現在と同時進行で記されます。 この莉子の生い立ちを記す波照間島での描写が秀逸で、時系列が前後しても軸がぶれず、 読者に判りやすさを与え続ける文章力は大変なものだと思います。「催眠」の頃は 人物の視点が章によって変わるたびに若干のギクシャク感を生じさせていたものですが、 すべてがビジュアライズに浮かんでくる文体は大したものです。 莉子とそれを取り巻く人々は親切でヒューマニズムに溢れ、極めて現実的です。 莉子の成長過程、瀬戸内陸に学んで、まずマイナス面と見なされていた感受性の異常な高さを 歴史の記憶力に繋げ、次いで場所ニューロンを利用した地理の記憶力を獲得、さらに 思考力と観察力、計算力へと学ばせていく教育法はリアリティがあって、莉子とともに 成長していく気分になれます。1ではこの過程がなによりとんでもなく面白いです。 謎を暴いていくホームズ的活躍も楽しく読ませますが、力士シールという少し前に流行った アイテムを効果的に使うことでリーダビリティを高めています。 週刊角川という架空雑誌の記者、小笠原悠斗が相棒役ですが、NHKなどテレビ局や他の 出版社も実名で登場するので、ジャーナリストの登場人物が版元の人間になるのも必然でしょう。 「フライデー」が刊行されている日、というのも2の結末への実はヒントになってます。 なにより莉子は明るく、天真爛漫で、飾りっけがない。現実に立脚した魅力的なキャラです。 結末と、途中に出てくる不可解な「経済破綻の未来世界」が何を意味するのか、そして力士シール の真相は、2に譲られます。1の伏線が2で利くので、続けて読むべきです。 分けなくてもいいのに、という人には、1と2が一緒になった単行本も出てます。高いけどね。 驚くべきことに、2まで通じて殺人は一回も起きません。その辺りも「催眠」に回帰してます。 ところで作者が松岡氏だからといって、千里眼の岬美由紀と凜田莉子の無用な比較はやめてほしい。 ジャンルも世界観も違うし(4巻には嵯峨が出るようだが彼は本来「催眠」のキャラである)、 これから成長が描かれる莉子のほうは等身大の魅力であり、美由紀はクラシカルな英雄譚の、 むしろ現実味のない作為っぽさが面白さにつながるキャラである。 読みやすさとテンポ、オーソドックスでストレートな推理物の面白さとキャラの魅力で、 文庫読書でさらりと楽しむのにとても向いていると思います。 | ||||
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