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罪火
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罪火の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.06pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全8件 1~8 1/1ページ
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面白かった。 一気に読み終えて、朝を迎えてた。 凶器の問題がない限り、離人症や多人格の疑いを持つことはなかっただろう。 最後の終わり方も読者が安心する調和であり、安眠できるようにしてくれているところがありがたかった。 | ||||
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修復的司法は難しい問題だと思う。それが果たして被害者の慰めになるのかどうかだが。理絵はその活動に従事しながら、娘を実際に殺された時に、修復的司法が正しいのか悩む。「罪火」はラストで意外な真相が明らかになるのだが救いがない。救いがあるような結末だが、実際には救いはない。少し複雑な気分でした。 | ||||
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頼まれて買った | ||||
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それなりに楽しめたのですが、練りに練った展開というよりは、急に思いついて途中で変更したがための違和感を覚えました。 | ||||
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犯罪者の救済と被害者家族の赦しについての小説。最初から犯人はわかってしまっているので、どのように謎解きになるのか…という感じて読み始めるのだが、最後の最後で「こんな伏線があったのか〜」と罪火というタイトルのわけがわかる仕掛けになってます。 小学校の校長先生をしつつ、人殺しなどの重大犯罪の犯人とその被害者家族との対面を通じての「赦し」に取り組んでいる女性の一人娘が誰かに殺される。犯人として捕まった小学校教師は、「私は死体を強姦したが、殺してはいない」と冤罪を主張。校長先生は、自分自身が保護者になって救済しようとしているある男性が怪しいと思うのだが、怖いのと自分がしてきたことが間違っていると言われるのが耐えられずに真実を追求できないでいる。 なぜ殺された少女は、その犯人の男性を好きになってしまったのか? どうしてその男性は一度は立ち直ったのに再度罪を犯してしまうのか…。その真実を知った校長先生・その彼の結婚相手はどんな行動をとったか。先生という立場で、死姦したという男の有り様は…。 読み終わってどっと疲れる作品ですが、いろいろ考えさせられます。 よく死刑反対の立場の方に「もし自分の家族が不合理に殺されても、死刑を望みませんか…」と意地悪な質問がされますが、この本も重たいテーマです。 | ||||
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この作者の作品は初めて読みましたが、読みやすいという印象です。 ただ題材が重いので、はっきりいって「好み」ではありませんが。 きっかけは昨年の12月に放送された本作のドラマ(再)でした。 ドラマを見て興味を持ったのですが、演出があざとい(原作にはない女の子のシャワー場面とか) ドラマよりは好印象でした。 ドラマは犯人を伏せたまま進行するので、視聴者をミスディレクションさせる意味もあるのでしょうけど、 それまでに女の子の登場場面が多いこともあり、鬱度は原作より遥かに上でした。 それに対して原作は犯人が分かっているため、ショックは少ないのですが、 腑に落ちない描写も多々あります。 【ネタバレになるので詳しくは書けませんが】 若宮が日記を燃やした&そのときの気持ちと、 ラスト間際の文章がつながっていないように読めてしまったのですが。 私が読みきれていないのかもしれませんが、どうも正反対のような印象でした。 それ以外にも、若宮に好意を持つ女性・かおりが犯罪被害者の遺族であるという「偶然」なども、 もう少し別の書き方で処理できなかったものかと思い、残念でした。 それから、ラストが割と綺麗な展開なのも気になります。 若宮とかおりの関係が急というか、このページ数では無理があるように思いました。 もう少し、分量があれば、徐々にで納得できたのですが、勿体ない。 それでも、若宮が最初、被害者に邪な感情を抱いていたことは事実なので、 若宮に全く感情移入できないのが辛いです。 若宮の「更生」もページ数が不足しているように感じました。 ドラマの実況(某掲示板)では「超展開」と好意的な意見も目に付きましたが、 個人的には、そのためにリアリティが薄れてしまったようにも読めたのが残念です。 | ||||
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少年時代に殺人を犯した忍、嫉妬からの逆上で恩師の娘を殺めてしまう。 やがて明らかと成る真実の動機、犯罪加害者と被害者の苦悩。 面白く読む事できました、大門さん作品にはずれなし!! | ||||
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テンポは良く、だらだらとた回想シーンや理屈っぽさがないのでサラッと読めてしまいました。 ただ私は普段ミステリーの中でも本格物よりも、例えば宮部みゆきの「理由」なんかが好きなので人物の心情や外野のキャラクターをもっと 鮮明に書いてヒューマンドラマ要素に厚みを持たせて欲しかったです。 特に人物描写が背景を含めてなんとなく希薄な印象、登場人物のの台詞にリアリティーを感じませんでした。 若宮「…なんだ、どうかしたのかい」とか。 「かい」って??なんか実際あんまり使わなくないかい?? 真犯人若宮の恋人「かおり」もずーっとだれにでも敬語しかしゃべらない。 真面目で清純なキャラクターなんですが、うーん…合鍵までもっている相手に敬語?? ほんとちっさい事なんですがわたしにとってはとても気持ち悪く、リアリティーを感じないのです。 被害者花歩の母親、「町村理絵」は長年家族ぐるみで付き合ってきた教え子若宮をまさかの思いで疑う気持ちと 自分が信じてきた修復的司法を信じたい気持ち、許したい気持ち、犯人に対する怒りや悲しみなどの複雑な心情が 綴られていますが、これまた彼女の人物像も私いまいちつかめませんでした。 彼女の生活感、校長職と大きい子供2人もいて家庭を両立させている女性としてのライフスタイル(旦那さんはどこ?)や住んでいる街や部屋の風景など、 この人はどういう人なんだろう、実際にいたらあんな感じの人かな?と想像させてくれるような描写が欲しかったです。 一見関係ないようですが、こういう人物の背景がもっと描かれていたらもっと共感できて楽しめたのになー、と残念です。 | ||||
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