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激走
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激走の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.23pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全12件 1~12 1/1ページ
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2005年に出た単行本の文庫化。大幅に加筆修正されているらしい。 福岡国際マラソンをテーマにした小説で、犯罪や殺人も出てくるものの、どちらかというと結末の意外性を狙ったトリック小説というべきか。同時にスポーツ小説でもあり、著者の他のミステリ作品とはちょっと傾向が違う。 伏線の張り方が巧みで、結末に至って、「そういうことだったのか!」とすべてが氷解するカタルシスがたまらない。久しぶりに爽快な興奮を覚えた。 | ||||
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全編福岡マラソンの手に汗握るレースシーンが活写されており、リアルタイム形式で進行する。レース自体の勝敗を巡る駆け引きだけでも面白いが、それに加えて、走行中のランナーの死亡事故やマラソンに集まった各選手の過去の因縁などの要素を絡めて、一瞬足りとも気の抜けないスポーツミステリーに仕上がっている。 特に主人公のペースメイカーのある目的が本書の最大の謎だが、ラストでそれが明らかになると、思わず「そういう事だったのか!」と驚くことまちがいなしである。マラソンのレース構成をうまく取り入れて一種の叙述トリック大落ち系のミステリー仕立てになっているのが見事である。 | ||||
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速く手元にとどき、思っていたよりもきれいな本でした。 初めての利用で不安でしたが、解消されました。 | ||||
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12月の初旬に行われる福岡国際マラソンが舞台となっているミステリーです。章立ても42.195から始まって1Kmづつ減って行くという体裁を取っているようだ。レースをテレビで観戦しているような気になるね。一人一人の心理描写が巧みだったね。そのため、レースとしてどうなるんだろうという気にはなった。ただ、ミステリーとしては若干無理があるような気がするな。 注目点は、レースの結果だったり、途中で二階堂が殺されるんだけど、そのトリックは何か?やったのは誰か?ということかな。注目はペースメーカーと努める市川という選手ですね。あとは、選手間のライバル関係ですかね。 解説は瀬古利彦氏ですね。ペースメーカーの存在は記録を期待させるものですが、勝負という点では面白くないですよね。ペースメーカーが先導しているときは勝負が動かないということですからね。あと書いてあったことは、ライバル関係ですね。今はライバルといっても仲がいいんですかね。勝負で勝つか負けるかということでその人の人生は大きく変わっていくと思う。そのため、勝負にたいする意気込みというか闘志がすごい選手というものも出てほしいのだけどね。 | ||||
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オリンピックの選考会も兼ねている福岡国際マラソンの様子を 複数の参加選手の視点で描いた作品 一番クローズアップされていた選手は ペースメーカーを務めている選手だった 本レースではペースメーカーは20キロ地点まで イーブンペースで先導する役割をになっている そして、その後は自由に走っても良い契約になっている もちろん、途中棄権してもよい 彼の秘めた野望が判明したときは その意外性に驚きつつも、 ものすごく感動してしまうものだった ミステリ作家でもある著者の性なのか その他にも、選手がレース中に死亡する事故(事件)が起きる こちらは少々、蛇足的だったようにも感じた | ||||
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オリンピックの選考会も兼ねている福岡国際マラソンの様子を 複数の参加選手の視点で描いた作品 一番クローズアップされていた選手は ペースメーカーを務めている選手だった 本レースではペースメーカーは20キロ地点まで イーブンペースで先導する役割をになっている そして、その後は自由に走っても良い契約になっている もちろん、途中棄権してもよい 彼の秘めた野望が判明したときは その意外性に驚きつつも、 ものすごく感動してしまうものだった ミステリ作家でもある著者の性なのか その他にも、選手がレース中に死亡する事故(事件)が起きる こちらは少々、蛇足的だったようにも感じた | ||||
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レース開始から終了までの、ランナー数名と先導する白バイ警官の心理が描写される。 世界記録というキーワードなど、序盤からの伏線が終盤で無理なくつながり、すっきりする。 「マラソン大会中の殺人」は想像がつかなかったが、種明かしまで読んで、なるほどと思えた。 某選手が根性だけで一流マラソンランナーの実力を身に付けた、という部分はやや苦しいか。 | ||||
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マラソン中毒者ですが、少しマラソンが怖くなりました。 しかし、ストーリーは、かなり引き込まれました。 面白かったです。 | ||||
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読み終えた後の高揚感が続いています。 あたかも自分が福岡を失踪するランナーのように。 マラソンは、プロアスリートとアマチュアが共存可能なスポーツです。 そんな特殊性から、自分もランナーとなり、この小説に入り込む事も比較的用意です。 もちろん、これはマラソンというスポーツを題材にした事が一つと、 小気味よいテンポと絡み合う登場人物の面白さによるものだと思います。 通常、面白いミステリーを読み終えた後は、満足感と、さぁ次は何を読もうかなと 新しい読み物を探す事が楽しみなのですが、今回ばかりは、面白い本と同時に マラソン中継を楽しみにしている自分が居ます。 スポーツの面白さ、読み物としての面白さ。 両方を兼ね備えた非常に卓越した本かと思います。 | ||||
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ペースメーカーとして20キロまでの先導を請け負った元ハーフマラソ記録保持者「市川尚久」の心理模様を中心に、北京オリンピックの代表選考会を兼ねた第61回福岡国際マラソンの42.195キロを舞台にランナーや監督、コーチ、支援者、実況のTVアナウンサー、先導の白バイ警察官等々の様々な思惑や企みを織り込みながらタッタッタと足音や息使いが聞こえてきそうなり臨場感たっぷりに仕上げられたスポーツ物ミステリー。 誰が一位になるかという興味とともに出場者の過去の軋轢とリベンジ、パラリンピックの代表選考会の予選も絡んで面白い読み物に仕上がっている。 | ||||
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何という題名?!それが第一印象。。 被害者も犯人も全力疾走! 42.195キロの道のりには怨恨・愛憎・衝動がいっぱいです。 一冊読み終えて。。読み手も燃え尽きた感で、超すっきりw | ||||
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面白かった! マラソンというスポーツはたいへんメンタルなものであり、ランナー同士の熾烈な「駆け引き」があるということは知っていたが、それを見事にミステリに仕上げている。 福岡国際マラソンというまさにマラソンランナーにとっての「晴れ舞台」を背景に、レースそのものの展開がミステリを構成するという趣向は新鮮だ。 そして同時に、マラソンというスポーツの「素晴らしさ」と「怖さ」をともに伝えることに成功している本書は、すぐれたスポーツ小説でもある。お買い得です。 | ||||
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