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ハサミ男
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ハサミ男の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.81pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全255件 61~80 4/13ページ
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犯人?刑事?被害者?被害者の関係者? 読み終えた時に思います。優秀なのは作者だと。 | ||||
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状態はとても綺麗でした。 | ||||
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残忍な手口で二人の少女を殺害してニュースにもなった「ハサミ男」は、半年ぶりとなる三人目の殺害を計画して目星をつけた、次の被害者となるはずの女子高校生を付け狙っていた。そんな折、「ハサミ男」は偶然にも狙っていた少女が殺害されている現場に出くわし、警察に通報する羽目になる。驚くべきことに少女が殺害された手口は「ハサミ男」によるものと全く同じだった。殺害事件後、物語は所轄の目黒西署の刑事たちと本庁の犯罪心理分析官による捜査パートと、自身の手口を真似てターゲットを殺害した真犯人の独自調査を開始した「ハサミ男」のパートを交互に展開する。 ツイッター等でたびたび評判を目にしたミステリー小説のひとつだった。オチとしては、同様にツイッター上で評価の高かったなかから読んだ、いくつかの他作家の作品と同じ系統であり、どのような傾向のミステリに人気が集まっているかを窺い知ることができた。同じように試した他作品との比較としては、登場人物たちがユニークに描かれていると感じた。自殺未遂を繰り返し別人格を備える主人公の「ハサミ男」、捜査にあたる刑事たちと彼らの関係性、清楚な外見ながらも裏の顔をもつ被害者の少女など。また主要人物だけでなく、大きく扱われない「ハサミ男」のバイト先のスタッフたちの個性も描かれており(岡島部長に好感)、退屈せずに読み通すことができた。捜査員たちによって徐々に犯人包囲網が狭まっていく様子を描いた終盤の展開もスリリングである。余韻を残す終わり方だが、「ハサミ男」のキャラクターを考えると、やや大人しかったようにも思う。 | ||||
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正直ここで酷評されるほど悪い作品だとは感じませんでした 確かに全て読み終わったあと、「あー面白い作り話だった!」とはなりますが……… エンターテイメントとしてはよいものであると思います リアルさを求める方には向かないかもしれませんが、暇な時間を埋めるためにドキドキハラハラを求める人にとてもよい作品ではないかと思います 個人的には終わり方が好きです とりあえず何のレビューも前情報も入れることなく読んでほしいと思います | ||||
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犯人の視点と警察の視点で、交互に描写があります。 終盤で面食らうこと間違いありません。 映像化がされているということなので、そちらもぜひ見てみたいです。 | ||||
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惜しい。 ハサミ男のターゲットと事件犯人のターゲットの一致が偶然という点。 これに何かしら「なるほど」という理屈がつけば最高だった。 これだけのページ数を一日で読ます文章力に脱帽。 | ||||
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美少女ばかりを狙った連続殺人魔、絞殺した死体の喉に必ずハサミを突き立てていくという猟奇性、そして非常に狡猾で用意周到であり、警察の懸命の捜査にもかかわらず、いまだに犯人を特定することすらできてい ない冷酷な怪物、シリアル・キラー。いつしかマスコミは彼のことを「ハサミ男」と呼び、犯人の意志とは無関係に、「ハサミ男」の名にふさわしい、残虐な殺人鬼というイメージを肉付けしていく。そして、その行 為がますます「ハサミ男」という名前だけを一人歩きさせていく……。 本書『ハサミ男』で物語を語るのは、ほかならぬハサミ男本人である。だが、本書の冒頭を見ると、「ハサミ男の三番目の犠牲者は、目黒区鷹番に住んでいた。ところで私は――」と文章がつづく。ハサミ男のことを まるで別人であるかのように語る「私」と名乗る人物は、本書を読み進めていくと、たしかにその過去においてふたりの少女を殺している殺人犯。つまりマスコミが言うところのハサミ男に他ならないことがわかって くる。そう殺人犯が、自身の連続殺人を模倣した、殺人犯を追いかけるという構図が斬新。物語の伏線は、すでに冒頭部分からはじまっているのだ。そしてそういう意味で、本書はまるでハサミ男のように、非常に慎重かつ用心深いミステリーであるとも言える。 思いがけず遺体の第一発見者となってしまったハサミ男。そう、誰かが自分の先を越して、自分の犯行を真似て殺人を行ない、その罪をすべて自分になすりつけようとしていることを知ったハサミ男は、正体不明の皮 肉屋の助言を得て、真犯人を探し出すべく行動を開始する……。 ほかならぬ殺人犯が、もうひとりの殺人犯を追いかける、という設定の意外性もさることながら、頭のいい女の子へのあこがれが殺人願望となるいっほう、自分自身の容姿の醜さへの憎しみが自殺願望へと発展してい く、という、これまでになく屈折した狂気をかかえたハサミ男という人物の存在が、何よりも秀逸だ。じっさい、本書の中には、じつにさまざまな方法で自殺を試みては失敗し、仲間の皮肉たっぷりの言葉を浴びせ られるハサミ男が存在する。そこには私たちの思考ではとうてい理解できそうもない、「心の闇」とでも言うべきものが横たわってる。 はたして、真犯人とは誰なのか。そしてハサミ男の運命は? そのあまりに意外なラストに、きっと読者も仰天してしまうに違いない。そして、著者がしかけた巧みな叙述トリックの妙技にも。 ハサミそのものは、どこの家庭にも普通にある日用品だが、使いようにっては一撃必殺の武器にもなってしまう。「普通」のなかに巧みにまぎれこんだ狂気――それこそが現代の凶悪犯罪に一歩迫るキーワードなのかもしれない。 | ||||
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犯人が意外で面白かった | ||||
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ところどころ流れにツッコミどころはあるものの、結末の読めなさはすごい。面白かったです。 | ||||
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確かに面白い。騙された。 乾いた文体で淡々と描かれる情景、その中には自殺マニアのドタバタな失敗と、それと同列で語られる殺人動機がある。 一人称犯人のフォーマットを使いながらも、連続殺人犯が自分の手法をパクられた現場の目撃者になってしまう、という笑えるほどの皮肉にくるんでしまう技巧は、さりげないのに合理的で見事。 この結末を予想できる人はいないだろう。 自分のような、スレた本格ミステリーファンにこそオススメ。 | ||||
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梱包がビニールなので雨でも安心です。 | ||||
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TVで芸人さんが紹介していたので、興味を持ち購入。一気に読んでしまうほど面白かったのですが、まだスッキリ出来ていないので、もう一度読まないとダメかも… | ||||
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今まで読んだ小説の中で、一番人を選ぶと感じた。 『すべてがFになる』『クビキリサイクル』など賛否両論でおなじみのメフィスト賞だが、これはまさにメフィストの極致ともいうべき作品だ。刺さる人にはとことん刺さる。合わなければいっさい理解できない。 本作はとことん「刺さる要素を詰め込んだ」ミステリー小説だ。 たいていのミステリー小説といえば、提示された証拠から真相を暴く過程を楽しむ「犯人あて」か、すでに犯人が明示された状態でサスペンスを鑑賞する「ドキュメンタリー」か。 ではこの作品はどうか。結論から言えば、どちらでもない。 というより、どちらの要素も持っている。『ハサミ男』が唯一無二なのはまさにこの点だ。 ハサミ男その人を語り部に置いて、自らを騙った人間を暴きだす「犯人あて」。 ハサミ男その人を語り部に置いて、自らの正体を暴きだされる過程を描いた「ドキュメンタリー」。 共存するはずのない二つの要素を、独創的な舞台設定によって実現した。これこそが本作最大の魅力である。 しかもそれだけではなく、大胆な叙述トリックを使った「どんでん返し」までも用意されている。 『ハサミ男』は、『アクロイド殺し』であり『容疑者Xの献身』であり『殺戮にいたる病』でもあるわけだ。 一石三鳥のお得感を、一冊500ページで味わえる。ある意味コスパ最強のエンタメだ。 しかし気取ったセリフ回しや常識はずれな登場人物たちなど、見る人によっては毛嫌いされるのもしかたない。 下手なライトノベルより回りくどい。読ませる文章だが巧いとは言えない。 とくに終盤はもう色々とおかしい。まともな人間など一人もいないような錯覚にさえ陥る。 そんなこんなで、人を選ぶ。それでも僕にとっては、一日で読み終えるに十分な傑作である。 | ||||
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"わたしはアルバイトから帰ると、毎晩、時間をさいて、ハサミの先端を棒やすりで研いだ。数日たつと、ハサミの先端はアイスピックのように尖り、鋭くなった。これで十分だろうか。"1999年発刊の本書は著者のデビュー作にしてメフィスト受賞、2005年には映画化もされた傑作ミステリ。 個人的には、ミステリ好きな友人に熱烈にプッシュされて手にとってみました。 さて、そんな本書は既に2人の美少女を殺害した、研ぎあげたハサミを首に突き立てる連続殺人犯『ハサミ男』"わたし"が自分の手口を真似た殺人が起きたことから、まさかの探偵役として真犯人の調査をはじめるわけですが。 約500ページの本書【残り100ページからラストまでのまさかの展開】にはやはり驚かされました。多少なりと読み進めながら違和感はあったのですが。ああ!こうくるのか!と伏線のまとめ方は見事の一言。 また、何度も自殺を繰り返しては失敗して『医師』と面談する『ハサミ男』"わたし"のキャラクターが、殺人犯であるにも関わらず、どこか日常的な生真面目さがあって、生理的な嫌悪感よりは【何故か魅力的に感じてしまう】のも不思議な読後感でした。(残念ながら著者は既に若くして夭折してしまっていますが。続編とかあるなら読みたかった。) ミステリ小説の傑作を探す方はもちろん、心理小説が好きな方にもオススメ。 | ||||
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とにかく、面白いですよ。 実は以前持っていたのがなくなってしまって、また読みたくて購入しました。 絶対に、結末を知らないまま読み進めて欲しいです。 | ||||
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犯人の内面の描き方が普通ではないと思った。 | ||||
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叙述トリックの傑作にはきまって「二度読み推奨」とかいう惹句がつけられ、叙述トリックであることを無慈悲にも喧伝されてしまう。この小説も例外ではない。もはや他のレビューをちらっと見るだけでばればれなので本レビューでもそのへん言葉を濁さないが、本来、叙述トリックものは有名になってはいけないものなのだ。 さて、本書は本当の意味での「二度読み推奨」本である。 叙述トリックものの「二度読み」というと、作者が仕掛けたトリックを検証するための作業になりがちなのだが、この本の二度読みはそれに留まらない。真相を知って180度変わった視点から読むのがそれだけで楽しくてしかたないのだ。可愛すぎてにやにやしてしまう。これはちょっと他にない感覚である。純粋に、小説そのものがべらぼうに上手い。 もっと長生きして、もっとたくさんの傑作を読ませて欲しかった…。 | ||||
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読み終わったあとに騙された!と思わず口に出してしまいました。 今までたくさんのどんでん返しの本を読んできましたがこの本がいちばん面白かったです。 2回目に改めてよく読むと伏線が散りばめられているので、それを見つけながら読むとさらに面白いです。 作者の方はきっと頭が言い方なんでしょうね、真逆の発想でした。 | ||||
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テレビで見たので10年ぶりに読み返しました。 設定に無理はあると思いつつも、やはりおもしろかったです。 | ||||
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時系列を理解してきちんと読み進めていくべき作品 古典的だが新鮮 社会性もあり、よし | ||||
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