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永遠の0



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【この小説が収録されている参考書籍】
永遠の0 (ゼロ)
永遠の0 (講談社文庫)

永遠の0の評価: 3.96/5点 レビュー 2076件。 Sランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.96pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全2076件 1361~1380 69/104ページ
No.716:
(5pt)

映画が始まる前に・・・

イイカゲン良い歳ですが 幼い頃から 日本史が嫌いで これまで全く興味の無い 「過去の出来事」の ≪ 1つ ≫でした。
勿論 世界世論的にも 色々な意見のある出来事なので 個人的な心情を書く事は出来ませんが・・・・

コレを読んで その後は ひたすら 太平洋戦争に関わる書物にDVDを買いあさり出しました。
永遠の0 (講談社文庫)Amazon書評・レビュー:永遠の0 (講談社文庫)より
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No.715:
(5pt)

戦後レジームの変革へ

もしかしたら、この1冊のベストセラーと、12月に予定される映画化が、安倍総理が有言不実行の「戦後レジームの変革」と「日本の復興」を実現するかもしれない。そんな期待さえ抱かせる力作である。100万部が売れたというから、その一般読者100万人以上が、作中に新聞記者として登場する「口舌の徒」を除き、みな大いなる感動を以て先の大戦で戦った日本人将兵の武勇を知り、日本という国と民族が世界史の中で果たした歴史的功績に気づくインパクトは測り知れない。

この本はフィクションであるが、その記述はラバウル航空隊の戦闘機搭乗員達、特攻隊員らの凄絶な闘いの真の姿と勇気を描き切っている。文学作品というよりも寧ろ戦記として価値があり、日露戦争の実相を描いた「此の一戦(水野広徳)」「肉弾(櫻井忠温」」に匹敵し、先きの大戦の日本人にとっての本当の意味を絵解きしてくれている。

主人公宮部久蔵は幕府御家人を祖父に、倒産した実業家を父にもち、プロの将棋指しになりそこねた男、命を惜しむ変わり種の特攻隊員という設定である。零戦の戦闘経過の詳細、その「神話的奇跡」とも謂える開戦初期の対米戦捷、つづられたエピソードの一つ一つが感動的であり、心を揺さぶられるのは「此の一戦」や「肉弾」と変わらない。嘗ての帝国軍人の精強さの背景も読みとれ、昭和の時代に入っても日本人の尚武の心は脈々と伝承されていたことが伺える。櫻井忠温の「国の歴史を詳かに記して、後世の子孫をして永く忘れざらしむ」役割をこの本も果たしたといっていい。

ミッドウエイ敗北の原因が日本海軍の「驕り」という説は、この当時のゼロ戦の性能と航空戦隊の実力を知る時、頷ける。熟練搭乗員がこっそり体力作りに励んでいたことも意外だった。特攻隊員をテロリストと同視する新聞記者へ元特攻隊員が「特攻の標的、米空母は一般市民を無差別に爆撃した爆撃機戦闘機を積んでいたが911テロは貿易センタービルの無辜の市民を狙った。特攻は激しい反撃と弾幕のなかを突っ込んだがテロには反撃はない。」と主張する場面も説得力がある。「戦前の日本人は天皇を神様だと誰も信じていなかった」というのも本当だろう。

高級将校すべてが悪役にされているのが瑕瑾と言えば言えるかもしれない。一部には確かに傲慢で無能な者がいたかもしれないが、世界最強、最精鋭の軍隊の中核を担った男たちであり、陸士、海兵の人材達である。少数の例外があるからといって一概に全否定することは誇張である。

兵の命を軽んじた作戦、封建時代の遺制たる階級意識は確かに旧軍の欠陥だった。あの時代に宮部や美濃部氏(実在)のような強い個人がもっと多く居たらと惜しまれる。この弊を除き、旧軍の強さを引き継げば、自衛隊と称する日本の陸海空軍は再び世界最強の軍隊になる可能性を秘める。

それにしても主人公のような英雄が多数輩出した日本は誇るべき国である。国家に「ことあるとき」これら雄々しき者が登場する国であったればこそ明治の偉業と民族の独立が成し遂げられたのだろう。明治と同様、昭和の大東亜戦争も日本の英雄時代だったといえる。

生前の坂井三郎氏と親しく話したことがあるが、とてもあえだけの偉業を成し遂げた英雄とは外見上みえないごく普通の紳士だった。その著書「大空のサムライ」を読んでも通常の読者は知識こそ得ても坂井氏の偉大さを実感できない。この本で私は初めて坂井氏ら搭乗員の凄さを実感した。そして証言者に語らせる言葉で4年間の大東亜戦争時代の西太平洋での戦闘の実態を実感できた。先の戦争につき種々書籍を読み漁りおおよそ理解したつもりにはなっていたが、この本で戦争の全体像を掴めた。何も知らない若い世代にとっては入門書として有益であると同時に、多少の知識を有するものには出口、総括書となろう。

それにしても、米国を欧州戦線に参加させるため、日本に最初の1発を撃たせ戦争に引きずり込み、ここに描かれた日米双方の多くの勇士を無慈悲にも戦わせ殺させたルーズベルトとその徒党こそ憎むべき存在、東京はじめ全国の都市を火の海にしたルメイら、広島・長崎に核兵器を落とし一般市民を虐殺したトルーマン等こそ悪魔であった。以上
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No.714:
(4pt)

純粋に良かった

戦時中のことは生まれていないので知りえない世界ですが、知らない人間が読むのにはいいと思います。知らないからこそ、戦時中のことを知りたいと思わせてくれる作品だったからです。ただ、最後の部分が急ぎ足だったように思います。久蔵さんとおばあちゃんの馴れ初めがあったらなぁ。その辺があったら、もっと泣けたかなぁ。
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No.713:
(3pt)

実話を織り込んだ物語…

戦争を風化させないためにも、若者が読める無いようだと思います。
大学生の子どもたちにも読ませました。今後、家族の会話で話題になるか楽しみです。
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No.712:
(4pt)

8月にまたゆっくり読みたいです

タイトルからはどんな話なのか想像つかないまま、人に勧められて読みだしました。
ゼロ戦のことだとわかってきて、戦争の話なのに飛行機に乗ってカッコいいっていうのを前面に出すような話だったらちょっと嫌だなぁと思いながら読みました。
でも、それは杞憂でした。8月にまたじっくり読みたい本です。。。

ガダルカナルで一緒だった長谷川(石岡)、赤城で真珠湾に向かった伊藤、小隊でガダルカナル戦を共にした井崎、ラバウルの整備兵だった永井、瑞鶴でマリアナ沖海戦を戦った谷川、特攻要員・桜花の搭乗員だった岡部、特攻要員だった武田、沖縄戦で直掩機に乗っていた景浦、鹿屋基地の通信員だった大西、特攻隊員の大石。。。
多くの証言者に語らせ、宮部の人物像や辿ってきた道のりをを少しずつ明らかにしていく。。。一人の人がここまで色々経験し距離的に移動しているのは小説ならではですね。
粋な仕掛けが最後にいくつかあって、驚かせていただきました。
この小説は、戦争体験を持たれる方が読んでも嫌な気分にならない本だと思います。
特攻「志願」は、読みながら胃が痛くなってきました。記録の裏にあるものを考えることは、とても大事ですね。。。

人前では恥ずかしくて愛だの妻だのは語らない風潮だったと思うので、同じ年代の方々と比べ、宮部さんや大石さんはかなり西洋的な感覚を持った方だなあという気がします。。。

小説自体の本題からはかけ離れてしまいますが、「真珠湾攻撃は意図的なだまし討ちではなくうっかりミスで通告前に攻撃した」という定説について、2012年12月8日の日本経済新聞朝刊「真珠湾攻撃の通告遅れ 大使館の怠慢説に反証 通信記録を九大教授発見 外務省の故意か」という記事があり、残念ながら「うっかり」だけではないかもしれないようです。。。
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No.711:
(4pt)

自分にとって大切なものを見つめなおす作品

物語は、主人公が祖父である宮部久蔵について調査を進めていくという手順で話を進めていきます。宮部久蔵という人間を知っていくうちに、話に引き込まれ飽きが来ない感情移入しやすい作品でした。フィクションであるので、物語の書かれている内容の一部が実際に本当か嘘かの判別は難しいです。しかし、人の心情の細かな描写には、とても心が惹かれました。
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No.710:
(5pt)

アラフォー女性 戦争物は嫌いです

戦争の話は毛嫌いして、まったく読みません。
書店で店員さんにお薦めされたのと、
帯で児玉清さんお薦めがあったので一応購入。
しかし購入して2カ月放ったらかして、
遂に買い置きの本がつきたので
仕方なく手に取りました。

読み始めると、読みやすく、貪る様に読み、片時も離さず
読み終わった時点でもぅ1度読みなおしました。

胸に来る物がありましたが2度読んでも涙が出ませんでした。

涙が出なかったなぁーと思いながら、
友人にお薦めしようと話を掻い摘んで説明しようと
口を開いた途端、涙が止まらなくなりました。

出来たら日本人は読んで欲しい。
色んな言語で翻訳して欲しい。
私の夫は外人ですが日本の戦争物にもの凄く興味があります。
話を掻い摘んでしようとすると今でも涙が込み上げて支離滅裂になるので
是非、色々な言語で翻訳本を出して頂きたいです。

私の人生観(戦争に対する)を変えた1冊でした。
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No.709:
(5pt)

泣きすぎて人相変わった

本を読みなれないスマホ依存症の私にとって、あまりにも分厚い一冊・・・おまけに戦争の話?なんかカタイしつまらないなあ。 なんて、読み始めは思っていたのに・・・・ 文章力のない私に上手な感想はかけないけれど、とにかく読んでよかった、この本に出会えてよかった!と叫びたい気分です。 ティッシュをお供に時間のたっぷりある時に読みましょう。
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No.708:
(5pt)

楽しみに読んでます。

書店では売り切れだったので購入しました。在庫がありよかったです。読みたかったので嬉しい。
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No.707:
(1pt)

この小説を絶賛する人はもう一度戦争をしてしまうのでは?

極端なことを言ってすみません。しかし、この違和感は・・・。
まず、小説として。ストーリは安っぽいです。そして人物描写や設定は浅い・・・、浅すぎます。
主人公?の宮部とか、新聞記者のアホななんとかとか。その他全部。
これ、泣けますか?まあ、最後のところはほろっときましたけど、生理的なものですね。

この小説がウケているのはなぜなんでしょ?やっぱり特攻隊をはじめとしてあの戦争で死んでいった人を悲しんでですか?
私は戦記や戦史はそれほど詳しいわけではないですが、ここに書かれていることはベースとしては常識でしょ?細部は別として。
それを今初めて聞いたように、感動した!泣いた!・・・・、そして、これが100万部だか200万部だか売れていると!
なぜなんだろう?とずっと考えていました。

一つの仮説を思いつきました。当事者ではないのですね。表面しかわからないし見てない。
だから、こんなチープな仕掛けで泣けるんです。感動できるんです。
そのような人々は昔もいたのですね。だから、戦争指導を誤った高級軍人をのうのうと生きさせてしまった。
そして、今もいます。たくさん。だから、経産省や原子力保安院の役人はのうのうとしているのです。

そんな人間が日本人の大多数を占めれば、また道を誤りますよね。
なんだか日本を逃げ出したくなってきました。息子は留学させようかな?でも、どこへ?
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No.706:
(3pt)

この設定どこかで...

探偵ナイトスクープの3本目の感動作のパターンだ。 戦中の先祖の謎を辿る子孫...
百田さんは同番組の元作家。良くも悪くも百田ワールド全開かな。
私は泣けなかったけど、泣けないからと言って駄作だとは思わない。きっと西田局長は号泣するだろうな。
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No.705:
(5pt)

通勤電車内で読むときは要注意…!?

“司法試験崩れでニートのぼくは、出版業界に働く姉に頼まれて、60年も昔に特攻隊員として亡くなったと言う、思い出一つ無い実の祖父についての調査を始める。
戦友会の紹介で当時の祖父を知る元海軍少尉を探し出すと、そこで彼の口から出た一言は、元々気乗りのしなかったぼくを更に打ちのめす言葉だった。
「おまえの祖父は、とても臆病で卑劣な男だった」と…。“

物語は姉と主人公の僕が、特攻隊員として亡くなったという祖父についての証言を集める中で、祖父の本当の人物像へと迫って行くと共に、現在の自分達自身の思いの変化に気付き、更には今まで知らなかった真実に直面するという多面的な展開で構成されて行きます。
分厚い本ですが、口語体が多いせいも有ってか、割合とスラスラと読み進めました。

この物語を読むと、人の命が文字通りに紙切れ一枚よりも軽く扱われた時代が、嘗てのこの国に間違い無く存在したのだという事がハッキリと見て取れます。日本人の優れた長所だけでは無くて、思わず目を背けたくなる様な短所も垣間見えて来ます。
嘗てこの国には、尊敬に値する名も無き人達だけでは無くて、醜悪な保身に走る利己主義者達が少なからず居た事も良く分かりました。
零戦の栄光と悲劇・頂点と奈落が、まるで目の前に厳然と現れたかの様に、語り部達の口から、とてもきめ細かく、とてもつぶさに語られて行きます。

中盤以降(特に五〜六章以降)、思わず嗚咽が漏れて溢れ出てくる涙のせいで、先が読み進められなくなる場面が幾度か出て来ました。
今までの人生に於いて電車の中で涙を堪えるのに苦労した経験は、これが3回目です。通勤電車内で読む時には要注意を…大きめのマスクを付ける等して、周りの人達に怪訝がられない様に気を付けましょう…w

一部には作品の構成について賛否両論有る様ですが…かの芥川龍之介は当時、「只の古典の焼き直しだ」と揶揄された様ですし、グリム童話はそもそもが伝承の集大成、整理・寄せ集めされたものでしか有りません。それにも拘らず現代の文学評価に於いて、これ等の作品群に“何の価値も無い”等と言うレッテルを貼る輩は先ず見当たらない事でしょう。
この本を読んで、坂井三郎さんや西澤廣義さん達の事について、もっともっと知りたくもなりました。

時間の波に洗われて、いぶし銀の輝きを放ち出す作品を『本物』と呼びます。この作品の行間にも間違い無く『本物』として長く語り継がれ得る魂が宿っています。
12月の映画公開を、今からとても楽しみにしています…。
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No.704:
(3pt)

内容とタイトルが結びつかない。どこが「永遠」なの?

「行列のできる法律相談所」で北村弁護士と東野幸治が「涙が止まらない」と言っていたから、「たまには感動して心を揺さぶられてみたい」と思って買ってみましたが、はっきり言って残念でした。

売り方だと思うんです。最後に期待させすぎてたと思います。単純に長すぎ。

いろんな文献を参考にしたようですが、そういった史実をもとにした描写は不要。感動させたいならもっと手短に宮部の話を進めるべきだったと思います。手法としてはダビンチコードっぽかったですね。取材した内容とオリジナルとストーリーを同時進行させるという。太平洋戦争はテーマが重いだけにさまざまな受け取り方があると思います。Amazonのレビューで星1〜2くらいつけてる人の裏付けの方が説得力がありました。実名が上がった人物や実際の戦闘の描写はウィキペディアの方が数段詳しいし。だから歴史として紹介する文献として500ページ強のボリュームは持たずに、淡々とオリジナルのストーリーを進めて、「史実を知りたかったら・・・で調べてください」程度にとどめても良かったと思います。実名はそれぞれ1回ずつくらいにとどめてよかったんじゃないかなあ。

ネタバレですが、宮部が特攻を志願した明確な理由が記述されていないのはダメですね。「多分精神的に疲れ切ったんじゃないか」みたいに説明されていましたが、「生きて帰る」と言っていた人物が覆しての志願ですから、相当な理由があったと思います。その説明がなかった。だいたい後半へ進むにつれ、登場人物の描写が簡素化されていきましたね。疲れたのかな?

最後も・・・まあテレビの脚本家が書いたかって感じ。映画製作になることを見据えての演出だったのかな、との印象も受けました。おもいっきり商売するために出版したのであれば、太平洋戦争を題材にしたのは不謹慎ともとれますね。ちょっとはジーンときましたが、たとえば娘とプリキュアの映画を見に行って、途中寝ていてもクライマックスで目が覚めればなぜか泣けてきてしまうんですけど、そういうエンターテイメントの公式が埋め込まれていたんじゃないかとも受け取れます。

ただ一つこの本を読んで勉強になったとすれば(もともと勉強を目的とした購入ではありません、感動して泣きたかったのです)、筆者が当時の大本営や参謀の姿勢を、現代の政治、官僚、企業の上層部に例えて批判し、現代の日本に警告することをテーマとしていたのならば一石を投じたと思います。史実が異なるとの批判もレビューの中にあったのでなんとも言えませんが、史実に詳しくない私はそう受け止めました。

まあ、安い内容。多分あまり記憶には残らないでしょう。
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No.703:
(4pt)

確かに面白いけど、ありえない感が強い

当時の若い人たちの真摯な考えや、他人を思いやる心の尊さ、そしてエリート将校の情けなさなど十分に表現されており、一気に読み終えました。また、深く感動もしました。
しかし、読み込むにつけ、あまりにも時間軸に沿った証人の登場に、「ありえないだろ」感が深まりました。小説だから仕方ないことでしょうが、どこかにドキュメンタリーを求めていたので。無責任体質の当時の外務省や軍令部、南雲中将ら指揮官の責任に触れた部分は真実だと思うのに、この部分も結局は「小説」なのかと思ったのが残念でした。
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No.702:
(5pt)

「永遠の0」は永遠に0です。

小説「永遠の0」は、非常に素晴らしい作品だと思います。このことを夢にも疑うものではありません。しかも、小説であるからこそ実話とは異なる部分があるのは当然です。それを、とやかく言うのは野暮な話です。しかし、小説がいつの間にか現実として認識されることはこれまでにも度々です。故に1点だけ現実との違いを指摘させていただきたく存じ上げます。
戦闘機搭乗員中、操縦技量優秀者で爆装突入を昭和20年8月14日までに命令された者は誰一人いません。取り分け、日中戦争からの歴戦のエースは、そう多くはいません。負傷もせずに最後まで戦力として戦えた搭乗員は、数える程しかいません。戦中派エースですら大切な時期に、わざわざ日中戦争からのスーパーエースをやすやすと一回の爆装突入で失うような愚行はいくら切羽詰っても実施してはおりません。爆装機よりも直掩機の任務の方が圧倒的に操縦技量を要しますので、例外なくこの任務についておりました。沖縄戦ではこのようなエース中ただ一人、操縦35期のベテラン長田延義上飛曹が未帰還となっておりますが、爆装機ではなく直掩機でした。
故に、宮部久蔵が実在する人物であれば、組織的に爆装突入は阻止されたはずです。爆装突入は、階級とは拘わりなく、練度の低い若い搭乗員に限られていました。この事実は絶対に無視できない事実です。
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No.701:
(4pt)

社会に貢献できる作品だと思います

確かにパッチワーク的作品感はあるのかもしれないが、日本で戦争があったことが忘れ去られようとしている現代の若者にとって、当時に焦点を当て改めて色々と考えさせられる良い作品だと思います。
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No.700:
(5pt)

すばらしい!!

僕はまだ十代ですがこの本は十分賞賛に値する傑作だと思います!!
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No.699:
(4pt)

感動!そして残った2つの謎

遅ればせながら読了し、実に感動しました。宮部に感情移入しまくりでした。特攻で死んでしまうことはわかっていながら、なんとか生き延びてもらえないかと思わずにいられませんでした。太平洋戦争の経緯はある程度知っていますが、こうした海軍のパイロットの立場からの本はあまり読んだことがなく新鮮でした。後半はずっと涙ぐみつつ、そして多分皆さんと少し違う箇所で完全に落涙しました。
作中のメディア批判の部分は自らを猛省しつつ、もし自分が当時の戦争推進の世論という中で、反戦か、少なくとも無謀な作戦を批判するように論じることが果たしてできただろうかと考え、その難しさと覚悟の必要を思いました。ただ宮部は自らの信念で軍の空気に抗い、命の大切さを説き、特攻に疑問を呈したわけです。仮に宮部がマスコミ関係者だったら、批判覚悟で反戦の論陣を張ったのでしょうか。想像は膨らみます。いずれにしろレビューを読んで、マスコミ不信を抱いている方の多さを改めて感じ反省しました。ただ、過剰に不信感を抱かれている節はあり、何かを暴きこそすれ、隠したりするつもりのない自分としては、どうすればそうした過度な不信を払拭できるか悩ましく感じています。

そして皆さんのレビューを少し読みましたが、読後に自分が感じた、残った2つの謎についてあまり触れられていませんでした。多分自分の読み方が浅かったのだと思うので、もしご見解がおありの方がいたらお聞かせください。

'@ なぜ「死にたくないと言っていた宮部が特攻を志願したのか」の最終的答えは?→終戦間際は「海軍総特攻」だったからということでいいのでしょうか。
'A 特攻に出た宮部は、大石に生き残りのくじを託したうえで、なぜなお、愛する妻のために生きようとしなかったのか?不時着を試みず、空母に特攻したのでしょう→自らの命を救った大石に生き残りのくじを託したことで吹っ切れたのか?佐伯が言及した特攻に出た教え子たちへの思いか?軍人としての使命・責任に最後は殉じたのか?沖縄戦を戦っている人への思いか?特攻への抗議を自らの体で示したのか?

なお、特攻をテロリストと断じる意見にはまったく賛同できない一方、特攻に喜んで行った人もまったくいないわけではないのだとは思います。作中で否定されている洗脳とまでは思いませんが、軍国教育が根底にあったのはたしかでしょう。そうした戦前の体制批判は控えめにしたのは、賛否両論となるため、読者が宮部の生き様に集中できなくなる懸念への配慮なのでしょうか。
物語としては結果的にはそれでよかったのだと思いますが。

いずれにしろ良作。子どもにもいずれ読ませたいと思います。
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No.698:
(5pt)

二回目の方が泣けました

私は、牧場を経営していて、牛を飼っています。

その私の牛飼い哲学に、相通じるものがあります。

当牧場のホームページで「永遠の0」の感想を書きましたので、時間のある方はお立ち寄りください。

http://matsui-f.com/
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No.697:
(5pt)

作者の功績は大きい

この本を読まれてる方が200万人以上はいる。
戦後の平和ボケしている現代人が200万人以上も読んでいる。
今までは先の大戦について敬遠するだけや、知ろうとしない人
戦後の間違った教育によって昔の日本に嫌悪感を持っている人たちが
この永遠のゼロを手にとって、真実を知っていくきっかけと
なるでしょう。愛国心を育てるきっかけとなるでしょう。
そのタブーの領域へ、一歩足を踏み入れさせてくれた
作者の功績はとても大きいと思います。
今の日本の繁栄、私たちが幸せに生きていられるのは
先人達が命を懸けて守ってくれた未来なのですから・・・。
その英霊達が祀られている、靖国神社への参拝の意味
日本人としてどうあるべきか。
今までそんな事を思うことすらなかった人たちに
一石を投じたのは、素晴らしい功績だと思います。
この国に生まれてよかった。そう誇りに思える一冊だと思う。
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