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永遠の0
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永遠の0の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.96pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全2076件 1241~1260 63/104ページ
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ある時期、戦時中の日本で本当に起きていたことが何なのか知りたくてたまらなくなり、太平洋戦争の史実・戦記・評論・手記など内外を問わず読み漁った。特に沖縄戦を描いた「沖縄の島守 内務官僚かく戦えり」を読んだ時、戦時中にもこんなに立派な日本人がいたのかと深く感動し、これ以上の感動に会うことはもうないだろうと思っていた。 それに匹敵する傑作に出会ってしまった。 内容は戦時中を舞台にしたフィクションであるが、太平洋戦争をほぼ俯瞰する戦記と言っても良い。 物語は現代の26歳ニートの若者がかつて特攻隊員として亡くなった祖父の人となりについて、戦時中の祖父を知る老人達の体験談を通じ実像に迫っていく体裁をとる。当時26歳だった祖父が如何に過酷な戦場での日々を過ごしていたかに加え、それぞれの語り手の体験談を通じて太平洋戦争の全貌が明らかになっていく。 予備知識のない人が読めば、当時の日本軍、またエリートと呼ばれこの国を牛耳っていた者達、マスコミに煽られた日本国民の実像に衝撃を受けるだろう。これらは私には既読の本の知識の再確認でしかなかったが、戦場で死の恐怖と闘いながら過ごす日々の凄絶さ、死を覚悟した瞬間の心情などのリアルさは違った。読後、暫く放心状態になってしまう程のリアルさだ。 物語としての美しさも一級品だが、ミッドウェイやドイツで戦闘機の護衛なしに飛んだアメリカの爆撃機パイロットや桜花を抱いた一式陸攻の搭乗員達も特攻隊員と同様、死を覚悟で愛する人達の未来を信じて散っていったというエピソードに胸が熱くなった。見落とされがちな事実を忘れず語らせている点は筆者の慧眼であろう。 語り部の老人達の凛とした佇まいもいい。特にハッキリ語られないが、戦後宮部の妻を救ったヤクザ者の景浦が泣かせる。 景浦が宮部と同じ血が流れる孫の健太郎を不意に抱きしめたその想い、愛おしさが、読者の宮部に対する気持ちに重なるだろうと思う。 私自身の祖父も満洲へ行っていた。 生前大好きだった祖父は今はとっくに他界してしまったが、若き日の祖父もこんな気持ちでいたのかも知れないと思うと無性に懐かしくなった。 | ||||
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文章がとても平易で読みやすく、内容的にもつかみから一気に読ませる。 号泣必至。人前での読書注意 | ||||
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ゼロ戦の性能のすばらしさがよく分かった。 パイロットの技や政略がとてもよかった。 | ||||
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面白かったですけど、そんな感動大作かというとちょっと違うかな。読ませる力はすごいけど、深みのない小説です。上手にいろんな感性の人を刺激するけど、それでおしまい。エンターテイメントとして、優れてますが、岩波でいうなら岩波文庫にもならず、岩波新書にもならず、せいぜいジュニア新書みたいだなと思いました。二度、三度読む本ではないです。戦史を知りたければもっと良い本があるし、感動したければもっとよい本があるし、でも、読みやすくて、ほどほどに心が動いてほどほどに戦史の興味深さがわかるというバランスの良さがあるから、ある意味完成してますし、売れるのもわかります。逆にいえば、作家のエンターティナー性にうまく乗せられているような感じが鼻をついて、作者の手のひらの中で泳がされている嫌みが見えるので、やはり本当の小説家ではないということもわかります。いや、面白いですよ。記憶には残らない本だけど。ケータイ小説の次のステップにいいんじゃないかな。子供向けです。最後まで読ませてくれるけどね、おもしろいけどね。変な小説。 | ||||
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この本は 永久保存したいです。お年寄りはもちろん若い人にも読んで貰いたい一冊です。 | ||||
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来月終戦記念日をむかえるにあたり、この本を読んでよかったと思いました。改めて戦争の恐ろしさや、残された人々の悲しさや苦しみが手にとるように解り、あまり泣かない私ですが、読んでて泣きそうになりました。昔から息子が二人いる私は、今何かあったらこの子たちを差し出さなければならないという気持ちがあった方ですが、これを読んであってはならないこと、日本だけではなく、世界中のお母さん達の為にもと思いました。是非中学生以上の若い方にも読んでいただきたいです。 | ||||
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作者によれば、日本の政治家・軍幹部・官僚は全員馬鹿で、アメリカは利口。 アメリカは戦闘機乗りを大事し、日本は兵士を使い捨て。 アホか? そもそもなぜ戦争になったのか? 無差別大空襲、原爆投下等、民間人を無差別に殺害したのは誰だ? 腐った本で読む価値なし。時間の無駄。 | ||||
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本を読んでる最中、涙が止まらなかった。 長渕剛の「Close your eyes」のPVを思い出し更に泣けた | ||||
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百田尚樹氏を知ったのは、たかじんのTV番組でした。辛口で有名な多数のレギュラー出演者による絶賛の声に、興味を引かれ読んでみました。 フィクションの戦争モノは、好きなジャンルではないので、期待せずに読み始めましたが、見事なストーリー展開に没頭し、一気に読み終えてしまいました。この間、胸を詰まらせる小さな感動の波が度々押し寄せ、最後の大波には、溢れる涙をこらえきれず、号泣してしまいました。 本は、好き嫌いがあるので、私が他人に本を薦めることは、めったにありませんが。これは、薦めるに値する作品です。読もうかどうか迷っていいる人は、迷わず読んで下さい。そして、この感動を味わってください。 素晴らしい作家で、かつ、論客という百田尚樹氏の他の作品と、この本の年末の映画化を楽しみにしています。 | ||||
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私の父親も海軍で戦死をした。実際の状況は一切不明であった。 この本により太平洋戦争の実態と父親の戦死の背景が少し理解できた。 | ||||
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2回目読み返しています。すっきり!!この作者の別のタイトルも買いました。 | ||||
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戦争を知らずの育った私が感想を書いてはいけないと思いました。 でも多くの方に読んでいただきたいです。 悔しさと切なさで涙がこぼれました。 宮部久蔵 真剣に戦争に向き合い、考え、努力をし、戦闘機の腕前えを手にした。 それは全て 妻子のために必ず戻ると約束したことにある。 宮部の最後 きっと私だったら、故障に気づいていても、そのまま戦闘機に乗ったと思う。 それが卑怯者と言われても。 ただ宮部久蔵は戦闘機の故障を知りながら、大石賢一郎(祖父)と戦闘機を交換した。 死の覚悟をした。 宮部久蔵をなんて言っていいのか言葉が見つかりません。 ただ言えるのは自分ならできないということ。 | ||||
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一気に読んでしまった。内容に関しては皆さんが色々書いているので敢えて述べる必要はない。 この本は一人の青年が大戦末期に特攻で亡くなった祖父はどんな人だったのだろう?という興味から始まる。 最初は断片的なイメージの祖父でしたが、クライマックスは感情移入してしまうほどの宮部久蔵になっていました。 その構成力はさすがです。 もう頭の中には宮部久蔵のイメージが出来上がっているから映画は観たくない。 今まで原作を突き抜けた映画は「風とともに去りぬ」以外出会ったことがないからね。 | ||||
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とてもおもしろい小説なのです。小説なのですがまるで戦争の歴史の本を読んでいるような感じがしました。私は今年40歳になりますがこれまで聞いたことのない戦中戦後を生きた人達の思いを、生の声を聞くことができたかのように感じています。作中に描かれていることは作者の創った言葉ではなく本当にその当時を生きた人達の言葉や思いのように感じました。特攻隊だけでなく全ての日本兵やその当時を生きた人達、戦争についての私の思いや考え方がこれまでと少し違ったものになりそうな気がします。 | ||||
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手に取る前は、 単なるゼロ戦の話かと思ったが、 違った。 ミステリーの分野になるのだろうか? 私にはその分野を超えて、 いま必要とされる心の置きどころを 実に、分かりやすい、簡潔な構成と言葉で 伝えてくれた物語であった。 この物語は、現在から祖父の生きた戦争の時代を戦友の言葉で振り返る。 主人公の祖父、宮部久蔵は、 仲間から「臆病者」とうわさされ、 「卑怯者」とさげすまれても 「生きて帰る」という妻との約束にこだわり続けた。 その彼が、なぜ特攻に志願したのか? 戦争の実相。 特攻せざるを得なかった人々の思い。 そこには、 現在と同じように、 マスコミと官僚体制が 知らず知らず、人々をコントロールしている構造がある。 明治維新から続くこの構造を維持させてきた 人々の意識を変えない限り、 また、同じような悲劇が繰り返される。 死んでしまったけれど、生きている宮部久蔵の意思を 継ぐ人々のように、 そして、 宮部久蔵のようにかっこよく生きたい。 | ||||
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この作品を読んでいる時、レビューは書かないことにしようと思いました。 零戦の戦いを描いた作品に20歳の半人前が、安易に評価してはならないと考えさせられたのです。 けれども読み終えた時、どうしても書きたいと思ってしまいました。 この作品を読み終え、解説を読んでいる時に気付きました。 いつのまにか、泣いていたのです。理由がわからず、ただ泣いていました。 しかし、それは決して安易に感動したとかいう理由ではありません。 今の私には、この本を読んで感じたことを正確に伝えられるだけの言葉を持っていません。 それでも、ちゃんと自分が感じたことを受け止めなければならないと思いました。 だからレビューを書きます。戦争経験者の方にとって失礼かもしれません。 そのことを心からお詫びします。 宮部氏の生き方に強く、訴えるものがありました。 宮部氏のような人間が今の日本にいるでしょうか。 軍人でありながら、自分の命を何より大切にし生き残ることを最優先にしていた人。 待つ人への約束を果たそうとする誠実さからくる揺るぎない生きたいという意志。 如何なる状況にも全くブレることなく、約束のため誠実であり続けようとした人。 彼のような生き方をしたいと本当に強く思いました。 特攻隊は、テロリストなのでしょうか。 日本の特攻隊の方々をテロリストだと批判をする方がいます。 確かに特攻という行為に対する批判は、ある部分では避けられないと思います。 特攻によって家族を失った海外の被害者側の方からすれば、 それは殺人といわれても反論できないかもしれません。しかし、私たちは日本人です。 特攻は志願制でしたが戦場で上官に逆らうことは許されず、事実上の強制と受け取れます。 中には生活のためや自分の置かれた状況から、軍に志願して海軍に入隊した人もいます。 特攻隊の方が残した記録は全て軍によって監視、支配された状況で書かれたものです。 上官逆らうことが許されなかった当時、もし本音を書いていたら、どうなったのでしょうか。 これらを考えて特攻隊をテロリストだという考え方は、非常に浅はかだと思います。 私たち日本人にとって特攻隊を始め戦争で戦ってくれた方々は、全員が国を守ってくれた方々です。 命を懸けて戦い、日本を守ろうとしてくれた勇敢な方々を、 偽りの正義に泥酔した低俗なテロリストと一緒にしないでいただきたい。 確かに特攻という行為は人の命を軽視した行為であり、間違っていると言わなければなりません。 なぜたくさんの人が自ら命を捨てるような行為に身を投じなければいけなかったのでしょうか。 間違っているのは特攻により命を失った方ではなく、特攻を命令した人間です。 特攻を命じた人間、「桜花」を始め特攻兵器の発案者は、人間ではありません。 しかもそうした命令を下していただけの人間の多くが終戦後、責任を問われていません。 このことをまず、批判し責任を問うべきです。 「平和な社会と高度経済成長を経て、日本人は豊かさと自由を謳歌し、その代わりに道徳を失った」 「戦後多くの新聞が、国民に愛国心を捨てさせるような論陣を張った。その結果、今日この国ほど自らの国を軽蔑し、売国奴的な政治家や文化人を生み出した国はない。」 この二点に関して、全く反論ができませんでした。今の日本に倫理が存在すると言えるでしょうか。 日本は過去から何も学ぼうとせず、その結果まったく変わることができていない。 戦争で自分の国を守るために戦った人たちは、こんな未来を望まなかったはずです。 「私たちは、熱狂的に死を受け入れたのではない。喜んで特攻攻撃に赴いたのではなかった。 あの時ほど、真剣に家族と国のことを思ったことはなかった。 あの時ほど、自分がなき後の、愛する者の行く末を考えたことはなかった。」 『永遠の0』第一二章「流星」535頁 この一文を読んだ時私は、本当に申し訳なくて、悔しくて、恥ずかしいと思いました。 命を懸けて日本を守ってくださった方たちに対して、自分自身が何もできないという無力感と、 今の日本を見て「きっと絶望されるだろう」と思うと、本当に悔しかった。 もし私が特攻隊員だったら、絶対に許しません。できるならこの国を呪ったでしょう。 今の日本を担っている名ばかりの政治家は、何様のつもりなのでしょうか。 そしてその愚かな政権を見逃している国民は、恥ずかしくないのでしょうか。 私は、以上のようなことを考えさせられました。でも、やっぱり書けなかった。 この本を読み終えた時に涙を流しながら感じた想いのすべてを書くことができませんでした。 もしあなたがこの本を手に取られるのなら、 この本があなたに問いかけるようとするものを真剣に読んであげてください。 そこから、あなたが何を思い、何を感じるのかを真剣に考えてみて下さい。。 それはきっと、あなたの魂の糧になるのだと思います。 | ||||
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友達に薦められて読みましたが小説としてぐいぐいと読ませる優れた作品でした。 戦争物が好きな方も、嫌いな方にも読んで頂きたいし戦争を知らない若い人に是非読んでほしい。学校でも紹介して、戦争について考えてもらいたい作品です | ||||
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新聞記者の姉とその弟が、太平洋戦争下においてある零戦パイロットであった祖父の生きざまを、その孫達が生き残った元同僚にインタビューしながら、知り、その過程で思いもしない事実に突き当たっていく物語である。 生き残って帰還することの是を信じて疑わなかった主人公は、特攻を命じられてなお、生き残る道はあった。しかし、生き残る道を若者に譲った。過去の名も無き戦士達が国家への忠誠心と国民への責任感を持って外敵に立ち向かわなければ、その国が現在の形であったかどうかさえ疑問である。どんな理由があれ、どんな思いがあれ、誰かを生かすために主人公は死んで行った。 今こうして、自分達が生きていられるのは、家族の命の連鎖があったことは言うまでもないが、戦争において徒花と散った若者は、戦争から帰還した人達の身代わりだったのかもしれない。だとすれば、現代や未来を生きる世代の人達の命と彼らは密接に関係している。 この物語を先の大戦の懐古録のような物だと理解すれば、その価値を見失う。自分達がこの世の中を生きられるのは、多くの犠牲の上に成り立っているということがこの物語の主題であり、将来起こるかもしれない有事の際には、一人の国民として、将来の世代の人達にどのような行動ができるのかを、同時に問われているのである。 | ||||
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感動しました。戦争のことは何も知らなくてどこか他人事のように思っていましたが、この本を読んで、日本で起こったことで、まだほんの60年前のことなんだと実感が湧きました。自分に置き換えてみると、主人公のように生きられただろうか、 と考えてしまいました。生きる意味など、人生の核心を深く考えさせられる本だと思いました。 | ||||
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映像が目に大分浮かんできました 宮部の最期神風特攻見事に敵艦に到達、、朽ちる このエピローグは是非とも映画かされた時映像で一番観たいシーンです 心に焼きついた、感動しました あとは他の☆5評価の方達と大体同じ感想です | ||||
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