八日目の蝉

【この小説が収録されている参考書籍】

【この小説が載っている参考書籍】

評判

八日目の蝉の評価:

4.06/5点 レビュー 425件。 A ランク

Amazon書評・レビュー点数毎のグラフです

平均点4.06pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全735件 601〜620 31/37ページ
No.135
(4pt)

力のある作品でした。

絆や愛情について、いろいろと考えさせられる作品でした。
特に前半の逃亡劇はリアルで、エンゼルさんなどの団体の中での生活などの描写も面白く、とても引き込まれました。
個人的に、不倫やダメ男にはまる女性の気持ちがどうしても理解できないのと、最後がちょっとご都合主義っぽくまとめちゃった感があったので、☆4つにしていますが、面白い作品だったと思います。読んでよかったです。
八日目の蝉 Amazon書評・レビュー: 八日目の蝉より
4120038165
No.134
(5pt)

思わず子どもを抱きしめたくなった。

一気に読み上げ、涙が止まらなかった。そして、隣で寝ていた我が子を、今までより更に愛しく感じた。

不倫相手の子どもを拐い、犯罪だと分かっていながら薫との生活を望んだ主人公。
薫の成長と共に、主人公が薫に注ぐ深い愛情。わずかな時間でも、彼女は「母」だった。
いつバレるのか、明日にはこの生活が無くなるかもしれない、1日1日がとても重いものだった。
ハッピーエンドになるとは到底思えないながらも、この2人に幸せになって欲しいと願わずにいられなかった。

後半、薫視点の話は、とても胸が苦しかった。両親への苛立ちや、薫のその後の生活が辛かった。

そして薫が「母」になった瞬間、どこから湧いてくるのかその心強さは、同じ未婚の母としてとても共感した。(私は不倫ではないけれど)

「この子と二人なら、きっと大丈夫。私がいるから、こわくないよ。」妊娠が分かった頃、私も同じ気持ちでいたことを思い出し、また涙が出た。

ラストは静かで、ほんの微かな、目を凝らさないと気づかないくらいの希望があった。失った物もあるけど、それでも生きていくんだという、力強さを感じた。

今隣にいる我が子。
この子と一緒に、生きて、この子に世の中の綺麗なもの、全て与えたいと心から思った。



八日目の蝉 Amazon書評・レビュー: 八日目の蝉より
4120038165
No.133
(3pt)

すっきりしない読後感。

あまりにも小説の中に 思いを入れすぎて 読み終えてから何日も引きずってしましました。 
冒頭、アパートに忍び込み妻と別れず自分を捨てた男の家族の生活を垣間見て 寝ている赤ちゃんを連れ去ろうと決意するわけですが、
誘拐犯となる野々宮希和子に 数々の疑問を感じました。
子供に薫と名付けて 生まれてくるはずだった我が子として育てていきますが、赤ちゃんの頃はかわいいばかりだと思うけれど
子供は成長するに連れて 生みの親に顔かたちが似てくるはず。まして女の子なので、だんだん「あの女」に面影が似てきたとき憎いという感情は起きないものなのだろうか。
殺意すら覚えそうだが・・・なんて考えて読んでいたら、
希和子は全然そんなことはなく、全身全霊で薫を守り抜くことだけを考え すべての愛情を注ぎこんでいきます。
親子の情というのは 血のつながりではない というのはわかります。
親子の情・・・というより 絆とでもいうのでしょうか。
それは、特異な環境や想像しがたい体験などをした場合、特に強まるような気がします。
逃亡生活の中で 希和子には 子供がだけがすべてで 自分が生き延びる手段として 無意識に守り抜こうとしていたのかもしれないと思いました。
ここで一番の悲劇は 身勝手な大人たちに翻弄され続けた 恵理菜(薫)の存在だと思います。
「どうして 私なんだろう」 本当にそう思います。
ただ 恵理菜もまた不倫の末に妊娠までしてしまうことが とても残念でした。
小説の中で 登場する人物たちが それそれに思いを抱えていて ちょっと含みを持たせているところが 
現実ではないのに本当にあった事件のあらすじを見ているようで 気が滅入りました。
希和子と恵理菜は、出会うことなくそれぞれの思いを残したままエンディングだったので その先が気になりました。
ちょっと続きを見てみたいです。二人の幸せな日々はは来ないと思います。それぞれが いろんな思いを抱えたまま生きていくのだと思います。
それでも この先が気になって仕方ありません。
今 井上真央主演で映画が公開中です。
ドラマも映画も見ていませんが、いろんなところで井上真央の薫を見てしまい、
薫=井上真央になってしまい、頭の中で中島美嘉の「Dier」が延々なってるし原作を読むのに邪魔でした。
読む時期が悪かったと反省しています。


  

八日目の蝉 (中公文庫) Amazon書評・レビュー: 八日目の蝉 (中公文庫)より
4122054257
No.132
(1pt)

本当に感動作でしょうか・・・・

評判とは違いまったく感動できませんでした・・・

モチーフになった事件の事実より、ストーリーに広がりがないです。

事件をあえて描くんだから掘り下げるのが小説家の仕事だと・・・

誘拐してしまう理由も描き切れてませんし、何より全ての登場人物の描写が浅すぎて、

人物のリアリティーが浮き上がってきません・・・

誘拐した人物とされた人物が同じような人生を歩む、というのも物語として陳腐すぎて笑ってしまいました・・・

ストーリー展開もつまらない、筆の力もない、人間に対する洞察力も感じない、全く売れてる理由がわかりません。

生ゴミと一緒に捨ててしまいました。年に一回出会う不幸な本でした・・・今年はもう出会いませんように。

八日目の蝉 (中公文庫) Amazon書評・レビュー: 八日目の蝉 (中公文庫)より
4122054257
No.131
(4pt)

本当の幸せって

本当の親子とは何なのか,本当の幸せとは何なのかを考えさせられる一冊です.

ある女が不倫相手の赤ちゃんを誘拐するというところから始まるショッキングな展開です.前半部分は赤ちゃんを誘拐した女が逃走しながらその子を育てていく様子が時系列で綴られているのですが,子どもとしては幸せなのかもしれないという場面が多々あります.

そして,後半は本当の両親のもとに戻った子どもが大人になってからの話を回想を交えながら書かれているのですが,「本当の親子なのに...」というストーリです.

本当の幸せって何なんでしょうね?ちょっと重いテーマです.

八日目の蝉 (中公文庫) Amazon書評・レビュー: 八日目の蝉 (中公文庫)より
4122054257
No.130
(1pt)

わからない・・・

こんなに話題になっていると知らずに本を読みました。

読み終えて、ふ〜ん・・と思っていたら映画の評判をみてビックリ。
ものすごく泣く!感動の物語!!となっていて、正直「どこで泣くんだろ?」と思いました。

エンジェルホームの中での物語とか小豆島での出来事とかはぐいぐい引き込まれる感じでした。
ただ、2章の薫が不倫相手との妊娠とか、
希和子の不倫相手のだらしなさ、その奥さんも不倫。
逃亡生活に現れる人たちと、希和子の周りの人たちの落差にも驚きでした。

終わり方も、どうもしっくりこない。

私には、泣きどころがわかりませんでした。
八日目の蝉 Amazon書評・レビュー: 八日目の蝉より
4120038165
No.129
(5pt)

感謝

映画を公開初日に観て、映画館にてパンフと一緒に購入。
映画を先に観ていても、とても読み応えのある作品です。

母の愛、母への愛を考えさせられる作品だが、
実際に子を持つ母の方は、どういう風に感じるんだろうと思った。


そして、私にとっては個人的な思いがとても強い作品でもある。


両親が小豆島で生まれ育ち、
里帰り出産で小豆島で生まれ、
子供の頃は盆・正月に小豆島に帰省する事が
何よりも楽しみであった私。

社会人になってから、
東京で出会った仲の良い友人達を、
いつか連れて行きたいと、
そんな事を思っていた私。


小豆島のシーンでの景色、人々の営み、方言、
それらの描写を読むたび、
「そう、そうやねん。本当にそういうのが沢山あるねん」
と何度も思わせてくれました。

自分の拙い語彙力では表せられなく、
もどかしい想いを何度もさせられた小豆島の魅力。

それを、希和子と薫の幸せだった日々の中で、
恵理奈(薫)の想いで、
こんなにも素晴らしく、そして忠実に表現してくれた事を、
作者の角田光代さんに感謝します。
八日目の蝉 (中公文庫) Amazon書評・レビュー: 八日目の蝉 (中公文庫)より
4122054257
No.128
(1pt)

かなしい女の孤独

高評価なのが意外でした。

逃亡生活の1章では 人との出会いそのものが軽く無意味な感じがしました。
出会っては逃げ、出会っては逃げ…ただ、延々と。
登場人物すべてのキャラも薄い。なので会話も薄っぺらく感じました。

2章は物足りない。葵の悟りが急すぎる。
ラストは2人が出会って何かもう1エピソードがほしかったです。
別にハッピーエンドでなくても、衝突や何か…何が起こってほしかった。
そこで2人が何を思いどう行動するのか、はっきりとしたテーマや作者の意図が感じ取れるような展開が。

その他気に入らなかった点
・悪人が悪人でしか描かれていない。
人間好きな作者か人間嫌いな作者か、作品を読めばわかるような気がします。
作者はおそらく後者でしょう。
特に出てくる男はほとんど悪人です。
作者は男嫌いなのか。

・主人公(1章の希和子、2章の葵)に共感できない。
主人公は不倫という形で人を騙している。
それで騙し癖がついてるからか、当たり前のように他人に嘘をつく。

・逃げ癖が完璧についている主人公に感動できない。
人から愛されることに飢えている孤独な主人公(1章の希和子、2章の葵)。
→自分を唯一愛してくれる男に甘い言葉をささやかれ、愛されても、それでも孤独感は消えない。
→なぜなら自分を愛してくれる男には妻子がいるから
→子供を生めば解決する。
→孤独じゃなくなるから
人生逃げ続けてきた孤独な女。そして自分を愛してくれる人でないと好きになれない女。
その証拠に葵が物心ついた5〜6歳だったら希和子は誘拐しないはずです。
自分のことを母と言って愛してくれる赤ちゃんだから誘拐した。

サスペンス小説が好きな方には おすすめしません。

八日目の蝉 Amazon書評・レビュー: 八日目の蝉より
4120038165
No.127
(3pt)

期待外れ

ドラマが良かったので、原作も楽しみにしてたのですが…。

全体的に淡々と、退屈な文章が続いている印象を受けました。
それでも1章はキワコの心情が上手く表現されていたと思います。

2章は浅い。
伝わってくるものが 私は無かったです。


引き込まれる文章では無かったですが、何とか最後までは読めたので★3つです。

八日目の蝉 (中公文庫) Amazon書評・レビュー: 八日目の蝉 (中公文庫)より
4122054257
No.126
(1pt)

自分には全く理解出来ない作品でした。

映画化でかなり期待して読みましたが、個人的には好きな作品ではありませんでしたね。
なんでこんな話題になったのか理解に苦しみます。
クローズノートに引き続きがっかりした作品でした。
大きな登場人物は誘拐した女性で、後半のその後みたいな感じで大きくなった誘拐された娘が中心になっています。
どうも感情移入もあまり出来ずに、飛ばしながら読みました。
感動作品との事でしたので、どんなオチがあって感動するのかそこだけ読みたくて最後まで頑張りましたが、がっかりでした。
こういう感性の話は女性の読む本なんでしょうね。
やはりこのジャンルは二度と読みません。
八日目の蝉 (中公文庫) Amazon書評・レビュー: 八日目の蝉 (中公文庫)より
4122054257
No.125
(4pt)

やるせない、だけど最後はホッとする。

幸薄い女性が不倫相手の赤ちゃんを誘拐しての逃亡記となれば、読む前から何ともやるせない
話なのだろうと想像していた。

実際、希和子の目を通した1章はあまりにもやるせなく読むのが辛くなる。
普通、小説や映画での主人公視点の逃亡記というものは、それが例え犯罪者であっても通常は
主人公に肩入れしてしまうものだが、この作品はそうではない。
希和子にはいくらかの同情はするものの、子を持つ親の一人としては誘拐そのものが容認出来
ることではないから決して感情移入は出来ない。また、この先到底幸せが待っているとは思え
ない展開が続き空しさを感じつつ読み進めた。

このまま最後まで逃亡記が続くのかと思っていたら、子供が4歳の時に唐突に逃亡は終焉を
迎える。
その先の2章は既に大学生に成長した誘拐された娘の目を通した話となる。

正直やるせない気持ちのまま終わってしまっても仕方がない話でありながら、最終的には
自然な流れで心穏やかに読み終えることが出来た。無理にハッピーエンドに持っていくわけ
でもなく、見事な落としどころだなと角田光代さんの筆力には感服しました。
後味が悪くなくホッとしました。
八日目の蝉 Amazon書評・レビュー: 八日目の蝉より
4120038165
No.124
(4pt)

やるせない、だけど最後はホッとする。

幸薄い女性が不倫相手の赤ちゃんを誘拐しての逃亡記となれば、読む前から何ともやるせない
話なのだろうと想像していた。

実際、希和子の目を通した1章はあまりにもやるせなく読むのが辛くなる。
普通、小説や映画での主人公視点の逃亡記というものは、それが例え犯罪者であっても通常は
主人公に肩入れしてしまうものだが、この作品はそうではない。
希和子にはいくらかの同情はするものの、子を持つ親の一人としては誘拐そのものが容認出来
ることではないから決して感情移入は出来ない。また、この先到底幸せが待っているとは思え
ない展開が続き空しさを感じつつ読み進めた。

このまま最後まで逃亡記が続くのかと思っていたら、子供が4歳の時に唐突に逃亡は終焉を
迎える。
その先の2章は既に大学生に成長した誘拐された娘の目を通した話となる。

正直やるせない気持ちのまま終わってしまっても仕方がない話でありながら、最終的には
自然な流れで心穏やかに読み終えることが出来た。無理にハッピーエンドに持っていくわけ
でもなく、見事な落としどころだなと角田光代さんの筆力には感服しました。
後味が悪くなくホッとしました。
八日目の蝉 (中公文庫) Amazon書評・レビュー: 八日目の蝉 (中公文庫)より
4122054257
No.123
(4pt)

心から読みたいと思った

映画化が決まり、この作品を知り、『映画公開前にどうしても原作を読みたい!』と強く思って手に取りました。

幼子を誘拐し、逃亡しながら育てていく女性。
前半はその女性の視点から、後半は成長した幼かった女の子の視点から、物語がすすんでいきます。


久しぶりに、読みはじめからグイグイ引き込まれる小説に出逢いました。
一気に読み上げてしまいました。
それでも☆4つにしたのは、まだ消化しきれないモヤモヤが残っているから…。

こうやってお話を通じて考えをめぐらす事が、読書の楽しみなのでしょう。

ー秀作です。
八日目の蝉 (中公文庫) Amazon書評・レビュー: 八日目の蝉 (中公文庫)より
4122054257
No.122
(4pt)

無題

女性の情感で書かれた作品で、男性の私には思い及ばない部分もあるんだろうなという感想を持った。
二人の主人公がお互いを思いまた否定しながら、さまざまな人・風景・社会的背景の中で、「悲しい」事なのか「幸せ」なことなのか、8日目の蝉を体験していく。
八日目の蝉 (中公文庫) Amazon書評・レビュー: 八日目の蝉 (中公文庫)より
4122054257
No.121
(3pt)

衝撃で寂しさで終わるせつないストーリー

最近読みました。
不倫相手の子どもを誘拐して 育てる女性の話。

途中で逮捕され
話しの焦点が 誘拐犯から誘拐された子どもに移る。

不倫はしたことないけれど、こんなにせつなくなるものなのかと
読んでいて涙がでてきました。

誘拐された子どもも 普通の生活に戻ってからの
心の葛藤などが描かれていて、とても深い内容でした。

ラストにのぞみを託しましたが
私の希望とは違い あたりまえだけれど少し寂しくてせつない終わりでした。

映画にもなりましたが、永作さんがどのように演じるのか見てみたいです。
八日目の蝉 Amazon書評・レビュー: 八日目の蝉より
4120038165
No.120
(5pt)

誰の中にも持っていきようのない感情に深く揺さぶられる

物語のあらすじは、不倫の末堕胎した女性が不倫相手の家から乳児を連れ去り、育て、見つかり、逮捕され、乳児だったその女の子の成長していく様が書かれている。その女性も妻も男性も、そしてその女児、薫も、それぞれ、ただ幸せを求めていて、感じたくて、そしてつかんだように思えて、またその幸せがスルリと抜けていく。いけない、と思っていても、間違ったことをしていてると頭で分かっていても、感情と本能がただ、そこにある幸せを求めて、また違う道に迷ってしまっていくのだ。自分を誘拐して育ててくれた犯人が実の親よりも親らしかったり、実の子供の誘拐から夫の不倫を知り、誘拐と不倫のショックで夫を許せなくても、一緒に生きていき、子供が発見されても、親らしさをなくしていく女性。誰もが行き場のない感情をもっていて、不器用ながらも必死に生きているその光景に深く心が揺さぶられる。人間の愚かさと悲しさの中にその人が本来持っているであろう、やさしさを感じるのだ。深く心に残る作品。
八日目の蝉 Amazon書評・レビュー: 八日目の蝉より
4120038165
No.119
(5pt)

『対岸の彼女』もどうぞ

NHKのテレビドラマを観た直後に読んだせいか、前半は「テレビドラマ通りだな」(子どもの産まれた家が裕福でない点が違うが)という印象だったが、後半は作家の力量がいかんなく発揮されて、物語にぐいぐい引き込まれていく。
そのほかの角田さんの作品では直木賞を受賞した『対岸の彼女』がおすすめ。素晴らしい小説。短編小説集『ロック母』もよかった。
これらを読んでいて思うのは、角田さんの小説には一行もムダな文がないということ。
八日目の蝉 (中公文庫) Amazon書評・レビュー: 八日目の蝉 (中公文庫)より
4122054257
No.118
(3pt)

小説としてはうまい。

どんどん読ませる、ということには申し分ありません。「不倫」を扱った好きではないものであるにも関わらず、引っ張っていく力があります。
ただ、読み終わり気がついたのは、主要な5人の感覚がおかしい、ということ。この中で1人でもまともなら、こんな話にはならないでしょう。「ご都合主義」という言葉が浮かんでしまった。
べた褒めな書評を見て読んでみたが、少し騙された気がしないでもない。
八日目の蝉 (中公文庫) Amazon書評・レビュー: 八日目の蝉 (中公文庫)より
4122054257
No.117
(5pt)

電車に載るのが楽しくなった

とても面白かったです。角田さんの作品は初めて読みましたが、どんどん引き込まれていきました。正直、映画の宣伝を見てから読んだので、永作博美と井上真央の顔が浮かびながら読んでいましたが…。早く先がしりたくて、電車に乗るのが楽しみになりました。早く映画が見たいです。

八日目の蝉 (中公文庫) Amazon書評・レビュー: 八日目の蝉 (中公文庫)より
4122054257
No.116
(3pt)

後知恵作品に過ぎない

作者の細かい心理描写の巧みさには確かに瞠目すべきところがある。
しかし、この小説のグランドデザインが私には共感できない。
なぜなら、1993年におきた日野市OL不倫放火殺人事件と、80年代後半から
社会問題になったヤマギシズムを下敷きにしているのが見え見えであり、
その2つの現実の事象をさらに超えて輝くような魅力に欠けるからである。
現実の事件を参考にして、ちょっと想像力を働かせてうまいこと小説に
まとめてみました、という以上のものではない。
優れた文学の条件とは、時代を予言してみせることではないか。

八日目の蝉 (中公文庫) Amazon書評・レビュー: 八日目の蝉 (中公文庫)より
4122054257