八日目の蝉

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評判

八日目の蝉の評価:

4.06/5点 レビュー 425件。 A ランク

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平均点4.06pt

Amazonレビュー一覧

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※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全735件 181〜200 10/37ページ
No.555
(4pt)

誘拐犯ではあるのですが愛すると言う選択をした女性の物語

矢川澄子著、失われた庭を読んでから八日目の蝉を読みました。

矢川さんは全ての妹たちへ、と言う遺言を残して自殺されてしまっているのですが、遺族の意向により遺言の内容は公表されていないため、矢川さんが私達に伝えたかった事はなんだろう、そういう疑問を私は心の片隅に置いて生きてきました。

八日目の蝉は矢川さんの遺言の内容にかぶっているような気が私はします、矢川さんは人間性を否定するのではなく肯定する事、人を傷つけるのではなく愛すると言う選択があると言う事、そんな事を私達に伝えたかったのではないかと。

角田光代さんの著書と矢川澄子さんの遺言をごっちゃにしてはいけないのですが、人間性を失ってはいけない、愛すると言う事が私達に出来る唯一の選択ではないか、神や悪魔ではない人間はそれ以外の選択(人を傷つける、貶める、殺す)をしても苦しむだけで、自分の心の中の憎むと言う感情ではなく愛するに苦しくても焦点を当てる事が結局は相手だけでなく自分自身を守る事、生かす事につながるんじゃないか?。

八日目の蝉は、ありえない、かなり珍しい事例をタイトルにしているのですが、ありえない、めったにない事を私達は選択して別の未来を見る事ができる、今までとは違う結末、世界を知る事ができる、(もしかしたら矢川さんの遺言も家族の意向で見れる可能性も将来あるわけで)、八日目の蝉は大変ツラい経過を辿ってはいるのですが、人間性を尊重した選択、世界と言うものをほんの少しですがかいま見えた、そういう結末を迎える内容です。

矢川澄子さんの冥福を私は祈る事は出来ないのですが、矢川さんが私達に伝えたかった内容について、私はいつまでも忘れる事は出来ないので、別の物語の中に矢川さんの心情も反映して読んでしまうかもしれません。
八日目の蝉 (中公文庫) Amazon書評・レビュー: 八日目の蝉 (中公文庫)より
4122054257
No.554
(4pt)

誘拐犯ではあるのですが愛すると言う選択をした女性の物語

矢川澄子著、失われた庭を読んでから八日目の蝉を読みました。

矢川さんは全ての妹たちへ、と言う遺言を残して自殺されてしまっているのですが、遺族の意向により遺言の内容は公表されていないため、矢川さんが私達に伝えたかった事はなんだろう、そういう疑問を私は心の片隅に置いて生きてきました。

八日目の蝉は矢川さんの遺言の内容にかぶっているような気が私はします、矢川さんは人間性を否定するのではなく肯定する事、人を傷つけるのではなく愛すると言う選択があると言う事、そんな事を私達に伝えたかったのではないかと。

角田光代さんの著書と矢川澄子さんの遺言をごっちゃにしてはいけないのですが、人間性を失ってはいけない、愛すると言う事が私達に出来る唯一の選択ではないか、神や悪魔ではない人間はそれ以外の選択(人を傷つける、貶める、殺す)をしても苦しむだけで、自分の心の中の憎むと言う感情ではなく愛するに苦しくても焦点を当てる事が結局は相手だけでなく自分自身を守る事、生かす事につながるんじゃないか?。

八日目の蝉は、ありえない、かなり珍しい事例をタイトルにしているのですが、ありえない、めったにない事を私達は選択して別の未来を見る事ができる、今までとは違う結末、世界を知る事ができる、(もしかしたら矢川さんの遺言も家族の意向で見れる可能性も将来あるわけで)、八日目の蝉は大変ツラい経過を辿ってはいるのですが、人間性を尊重した選択、世界と言うものをほんの少しですがかいま見えた、そういう結末を迎える内容です。

矢川澄子さんの冥福を私は祈る事は出来ないのですが、矢川さんが私達に伝えたかった内容について、私はいつまでも忘れる事は出来ないので、別の物語の中に矢川さんの心情も反映して読んでしまうかもしれません。
八日目の蝉 Amazon書評・レビュー: 八日目の蝉より
4120038165
No.553
(4pt)

八日目の蝉の未来

1章の希和子の逃走劇も2章の薫(恵里菜)の現況もすべて「私」で語られる。それを読んでいる読者も「私」と一体になるが、同時に全体を俯瞰し個別のことがらを行ったり来たりするいわば「神」の目を持ってこの物語を追うことになる。
薫と希和子、恵里菜と恵津子/秋山の関係は一体化している。とてもエゴイスティックな人たちだ。自分の延長線上でないと人を愛せないという皮膚感覚の愛、というより愛着。それをさらに延長すれば嬰児殺しにまで行き着く。哺乳類である人間の本能だ。「動物」としての非常に強い縛り。これを克服するにはなにか超越的なものを持たないと難しいことは容易に察しが付く。だが一方で、希和子の薫への愛情は本当に親の愛情なのだろうかと思う。その反面、作者が母親でない実の母恵津子と偽の母希和子という設定は上手く機能していて、薫と希和子、薫と恵津子を見ていると親子といっても血統より皮膚感覚で成立するのではないかと考えさせる。薫は千種とも岸田とも恐ろしく危険な形をとることでしか信頼関係を築けない。とても危うい関係の築き方だが、こんな子はいまきっとたくさんいるのだろう。
「母親」という社会から期待され役割を演じるのは恐ろしくたいへんなことだ。この小説は解説で池澤夏樹がいっているようにフェミニズム小説だ。ろくでもない男しか出てこない。女の闘いとは現代の社会に組み込まれた暴力性といかに闘うかということだろうし、一方、男とは一体何者なのか。

出所後小豆島に渡る勇気がなく、休日や勤務の合間に岡山の港のフェリー乗り場で乗客を眺めることを喜びとする希和子と、岸田の子を身ごもって親に積年の恨みを晴らして、青い空と美しい緑の待つ小豆島に渡ろうとする薫はすれ違う。どんなになろうとも人間には最後には生きていく力がわき上がる、ということがこの小説の基底部をなしているが、その一方でとても憂鬱なトーンに支配されている。いわば、すべてが「後の祭り」の世界なのだ。これでよかったのだという感想も持ちうるが、薫は今後とてつもない困難を背負い込むだろうし、希和子も祭りの後の憂鬱さの中で少し輝いて見えるだけだ。日本社会は益々この憂鬱な色彩を濃くしている。
果たして人間がやり直すということはできるのだろうか?過去を振り返る形でしか未来に顔を向けられないというのではなく、希望を持って未来を切り開くということができるのか?

この小説は現在の日本のこの憂鬱な状況を見事に描いた。善悪というものははっきりしない。目に見えぬ何かのほうが見える何かよりもずっと大事なのだ。
八日目の蝉 (中公文庫) Amazon書評・レビュー: 八日目の蝉 (中公文庫)より
4122054257
No.552
(4pt)

八日目の蝉の未来

1章の希和子の逃走劇も2章の薫(恵里菜)の現況もすべて「私」で語られる。それを読んでいる読者も「私」と一体になるが、同時に全体を俯瞰し個別のことがらを行ったり来たりするいわば「神」の目を持ってこの物語を追うことになる。
薫と希和子、恵里菜と恵津子/秋山の関係は一体化している。とてもエゴイスティックな人たちだ。自分の延長線上でないと人を愛せないという皮膚感覚の愛、というより愛着。それをさらに延長すれば嬰児殺しにまで行き着く。哺乳類である人間の本能だ。「動物」としての非常に強い縛り。これを克服するにはなにか超越的なものを持たないと難しいことは容易に察しが付く。だが一方で、希和子の薫への愛情は本当に親の愛情なのだろうかと思う。その反面、作者が母親でない実の母恵津子と偽の母希和子という設定は上手く機能していて、薫と希和子、薫と恵津子を見ていると親子といっても血統より皮膚感覚で成立するのではないかと考えさせる。薫は千種とも岸田とも恐ろしく危険な形をとることでしか信頼関係を築けない。とても危うい関係の築き方だが、こんな子はいまきっとたくさんいるのだろう。
「母親」という社会から期待され役割を演じるのは恐ろしくたいへんなことだ。この小説は解説で池澤夏樹がいっているようにフェミニズム小説だ。ろくでもない男しか出てこない。女の闘いとは現代の社会に組み込まれた暴力性といかに闘うかということだろうし、一方、男とは一体何者なのか。

出所後小豆島に渡る勇気がなく、休日や勤務の合間に岡山の港のフェリー乗り場で乗客を眺めることを喜びとする希和子と、岸田の子を身ごもって親に積年の恨みを晴らして、青い空と美しい緑の待つ小豆島に渡ろうとする薫はすれ違う。どんなになろうとも人間には最後には生きていく力がわき上がる、ということがこの小説の基底部をなしているが、その一方でとても憂鬱なトーンに支配されている。いわば、すべてが「後の祭り」の世界なのだ。これでよかったのだという感想も持ちうるが、薫は今後とてつもない困難を背負い込むだろうし、希和子も祭りの後の憂鬱さの中で少し輝いて見えるだけだ。日本社会は益々この憂鬱な色彩を濃くしている。
果たして人間がやり直すということはできるのだろうか?過去を振り返る形でしか未来に顔を向けられないというのではなく、希望を持って未来を切り開くということができるのか?

この小説は現在の日本のこの憂鬱な状況を見事に描いた。善悪というものははっきりしない。目に見えぬ何かのほうが見える何かよりもずっと大事なのだ。
八日目の蝉 Amazon書評・レビュー: 八日目の蝉より
4120038165
No.551
(5pt)

タイトルとは裏腹に

角田光代さんのお話は好きなのですが、タイトルの八日目の蝉とはやはり死をイメージしてしまい、長い間手を出せずにいました。
しかし読み始めたら、一気に読み進めていました。
タイトルの死のイメージとは裏腹に、読み終えた時には生に繋がっています。長いトンネルを抜けたように、重々しいテーマを潜り抜け読後感はスッキリとしていることに感動しています。
八日目の蝉 (中公文庫) Amazon書評・レビュー: 八日目の蝉 (中公文庫)より
4122054257
No.550
(5pt)

タイトルとは裏腹に

角田光代さんのお話は好きなのですが、タイトルの八日目の蝉とはやはり死をイメージしてしまい、長い間手を出せずにいました。
しかし読み始めたら、一気に読み進めていました。
タイトルの死のイメージとは裏腹に、読み終えた時には生に繋がっています。長いトンネルを抜けたように、重々しいテーマを潜り抜け読後感はスッキリとしていることに感動しています。
八日目の蝉 Amazon書評・レビュー: 八日目の蝉より
4120038165
No.549
(4pt)

私にとって薫としてではない、恵理菜が主人公でした。そして恵理菜の何もかもがまるで自分の姿でした。今度ドラマ化されるそうです。みようかどうしようか、少し考えています。

私にとって薫としてではない、恵理菜が主人公でした。そして恵理菜の何もかもがまるで自分の姿でした。今度ドラマ化されるそうです。みようかどうしようか、少し考えています。
八日目の蝉 (中公文庫) Amazon書評・レビュー: 八日目の蝉 (中公文庫)より
4122054257
No.548
(4pt)

私にとって薫としてではない、恵理菜が主人公でした。そして恵理菜の何もかもがまるで自分の姿でした。今度ドラマ化されるそうです。みようかどうしようか、少し考えています。

私にとって薫としてではない、恵理菜が主人公でした。そして恵理菜の何もかもがまるで自分の姿でした。今度ドラマ化されるそうです。みようかどうしようか、少し考えています。
八日目の蝉 Amazon書評・レビュー: 八日目の蝉より
4120038165
No.547
(3pt)

悪い夢を見ていたかのような

不倫の後の幸せなど決してないと思ってはいましたが、それにしても作中の2人の主人公には、報われてほしかったと思いました。希和子も恵理菜も後先をもっと考えてほしかった。じゃないと結局、恵理菜の子供まで希和子と同じような運命を辿ってしまいそうで見ていられない。恵理菜はやっぱり4歳までの希和子からの愛情を小豆島で思い出したんだし、出所した希和子に一目会って欲しかった、いや、最後は読者のご想像にお任せするのが、この作品の魅力なのでしょうか? 八日目の蝉はどのような世界をみたのでしょうか? 読み終わった後に悪い夢でも見ていたかのような、暗い気持ちが残りました。
ですが「その子は、ごはんをまだ食べていません!」のシーンには希和子の薫への最後の愛情が感じられて感慨無量でした。
八日目の蝉 Amazon書評・レビュー: 八日目の蝉より
4120038165
No.546
(3pt)

悪い夢を見ていたかのような

不倫の後の幸せなど決してないと思ってはいましたが、それにしても作中の2人の主人公には、報われてほしかったと思いました。希和子も恵理菜も後先をもっと考えてほしかった。じゃないと結局、恵理菜の子供まで希和子と同じような運命を辿ってしまいそうで見ていられない。恵理菜はやっぱり4歳までの希和子からの愛情を小豆島で思い出したんだし、出所した希和子に一目会って欲しかった、いや、最後は読者のご想像にお任せするのが、この作品の魅力なのでしょうか? 八日目の蝉はどのような世界をみたのでしょうか? 読み終わった後に悪い夢でも見ていたかのような、暗い気持ちが残りました。
ですが「その子は、ごはんをまだ食べていません!」のシーンには希和子の薫への最後の愛情が感じられて感慨無量でした。
八日目の蝉 (中公文庫) Amazon書評・レビュー: 八日目の蝉 (中公文庫)より
4122054257
No.545
(4pt)

展開が気になる小説

360ページくらいあるし、字もびっしり書いてあるから、読むのに時間が掛かるかと思ったが、
すごく読みやすい文章で、難しい表現も少なかったから、3時間くらいで読めました。
あと、赤ん坊の誘拐という逃亡劇で、どういう展開が待っているのか気になるので、ついつい読めたっていうのもあります。
だいたいは、こんな展開になるんだろうなって思うと、ホントにその通りで、期待通り進んでくのが読んでて心地よかったです。

名古屋で、謎のおばさんのところに滞在していたエピソードは不気味だったけど、正直何を言いたいのか、エンゼルホームとか小豆島での
生活と比較すると分からなかったです。
小豆島のところも、ちょっと長くてダレた感じがして少し退屈なとこはありました。
あと、主語が無くてちょっと文章が分かりにくかったところや、ポエムみたいに情景が単語みたいに並べられてて、もっと全体が繋がるように
表現されてたら、そこに居る感じが出て良かったかなと思いました。

赤ん坊を育てる喜びとか、愛おしさは、すごく伝わりました。
女性の人しか描けない部分だなと思いました。
ただ、不倫した男を好きだったとはいえ、その男の妻が産んだ子を、なんで可愛いと思ったのかが、今一つ伝わらなかったです。
その誘拐した女の子が大人になって、好きな男(これも不倫男)の子供を可愛いと思い、一人で育てようと思ったのは、合点がいくのですが、、、
八日目の蝉 Amazon書評・レビュー: 八日目の蝉より
4120038165
No.544
(4pt)

展開が気になる小説

360ページくらいあるし、字もびっしり書いてあるから、読むのに時間が掛かるかと思ったが、
すごく読みやすい文章で、難しい表現も少なかったから、3時間くらいで読めました。
あと、赤ん坊の誘拐という逃亡劇で、どういう展開が待っているのか気になるので、ついつい読めたっていうのもあります。
だいたいは、こんな展開になるんだろうなって思うと、ホントにその通りで、期待通り進んでくのが読んでて心地よかったです。

名古屋で、謎のおばさんのところに滞在していたエピソードは不気味だったけど、正直何を言いたいのか、エンゼルホームとか小豆島での
生活と比較すると分からなかったです。
小豆島のところも、ちょっと長くてダレた感じがして少し退屈なとこはありました。
あと、主語が無くてちょっと文章が分かりにくかったところや、ポエムみたいに情景が単語みたいに並べられてて、もっと全体が繋がるように
表現されてたら、そこに居る感じが出て良かったかなと思いました。

赤ん坊を育てる喜びとか、愛おしさは、すごく伝わりました。
女性の人しか描けない部分だなと思いました。
ただ、不倫した男を好きだったとはいえ、その男の妻が産んだ子を、なんで可愛いと思ったのかが、今一つ伝わらなかったです。
その誘拐した女の子が大人になって、好きな男(これも不倫男)の子供を可愛いと思い、一人で育てようと思ったのは、合点がいくのですが、、、
八日目の蝉 (中公文庫) Amazon書評・レビュー: 八日目の蝉 (中公文庫)より
4122054257
No.543
(5pt)

最初の一ページからハラハラドキドキ、一気に読ませる

私は普段はあまり小説を読まないのですが、以前角田光代さんの「紙の月」を読んで非常に面白かったので
この本を選んでみました。

最初の一ページ目から凄いサスペンスで本を手放すことができなくなってしまいました。
本書にはわずか二章しかありません。

第一章は一人称で語られる嬰児誘拐。
犯人の女性の心の動きが手に取るようにわかる。
誘拐に成功して友人・知人の好意にすがり転々と居所を移す私。
そして、なにやらカルト集団のような女性ばかりの組織に身を隠す。
この集団はいったいなにものなのか。
オウム真理教のようにも思えるし、昔あった山岸会をも思わせる。
これ以上、詳細を書いてこれから読む人の興趣を削ぐようなまねはしたくない。
集団の正体は、私はこれからどうなるのか。

第二章は誘拐された嬰児が成人した後の話。
これまた一人称で語られる。
主人公は最後はどうなるのか。
息もつかずに一気に読んだ。

本書は「紙の月」のような犯罪小説ともいえるし
女性小説ともいえる。
というのは、本書の登場人物に男性は2~3人しかいず、それも脇役に過ぎない。

子育ての喜びと悲しみ
犯罪者の心理
カルト集団の組成etc
そして最終章の最後で読者は、「ああよかった。」と安どの吐息を漏らすことだろう。
八日目の蝉 Amazon書評・レビュー: 八日目の蝉より
4120038165
No.542
(5pt)

最初の一ページからハラハラドキドキ、一気に読ませる

私は普段はあまり小説を読まないのですが、以前角田光代さんの「紙の月」を読んで非常に面白かったので
この本を選んでみました。

最初の一ページ目から凄いサスペンスで本を手放すことができなくなってしまいました。
本書にはわずか二章しかありません。

第一章は一人称で語られる嬰児誘拐。
犯人の女性の心の動きが手に取るようにわかる。
誘拐に成功して友人・知人の好意にすがり転々と居所を移す私。
そして、なにやらカルト集団のような女性ばかりの組織に身を隠す。
この集団はいったいなにものなのか。
オウム真理教のようにも思えるし、昔あった山岸会をも思わせる。
これ以上、詳細を書いてこれから読む人の興趣を削ぐようなまねはしたくない。
集団の正体は、私はこれからどうなるのか。

第二章は誘拐された嬰児が成人した後の話。
これまた一人称で語られる。
主人公は最後はどうなるのか。
息もつかずに一気に読んだ。

本書は「紙の月」のような犯罪小説ともいえるし
女性小説ともいえる。
というのは、本書の登場人物に男性は2~3人しかいず、それも脇役に過ぎない。

子育ての喜びと悲しみ
犯罪者の心理
カルト集団の組成etc
そして最終章の最後で読者は、「ああよかった。」と安どの吐息を漏らすことだろう。
八日目の蝉 (中公文庫) Amazon書評・レビュー: 八日目の蝉 (中公文庫)より
4122054257
No.541
(5pt)

「紙の月」と読み比べて

主人公が健気で応援したくなる。
読んだ後、すぐに小豆島に行ってみた。
海も山も穏やかで綺麗だった。
八日目の蝉 (中公文庫) Amazon書評・レビュー: 八日目の蝉 (中公文庫)より
4122054257
No.540
(5pt)

「紙の月」と読み比べて

主人公が健気で応援したくなる。
読んだ後、すぐに小豆島に行ってみた。
海も山も穏やかで綺麗だった。
八日目の蝉 Amazon書評・レビュー: 八日目の蝉より
4120038165
No.539
(4pt)

八日目の蝉

読み始めは延々と逃げるだけかと思うと、少し滅入っていたが、読み進めるにつれ、物語にひきこまれた。
誘拐は許されることではないが、登場人物像全員の幸せを願わずにはいられなかった。
不甲斐なく、女にだらしない男しか出てこないのは残念だったので、星4つ。
八日目の蝉 (中公文庫) Amazon書評・レビュー: 八日目の蝉 (中公文庫)より
4122054257
No.538
(4pt)

八日目の蝉

読み始めは延々と逃げるだけかと思うと、少し滅入っていたが、読み進めるにつれ、物語にひきこまれた。
誘拐は許されることではないが、登場人物像全員の幸せを願わずにはいられなかった。
不甲斐なく、女にだらしない男しか出てこないのは残念だったので、星4つ。
八日目の蝉 Amazon書評・レビュー: 八日目の蝉より
4120038165
No.537
(5pt)

切なく、あたたかく、複雑な思いの残る作品

ドラマを見てから本を読みました。
ドラマも感動的でしたが、本はもっと詳しい、描写が描かれています。
犯罪は重くいけない事だけど、せつなく母親の愛情の気持ち母性など複雑だけど
心に何か残る、色々考えさせられる作品でした。
八日目の蝉 (中公文庫) Amazon書評・レビュー: 八日目の蝉 (中公文庫)より
4122054257
No.536
(5pt)

切なく、あたたかく、複雑な思いの残る作品

ドラマを見てから本を読みました。
ドラマも感動的でしたが、本はもっと詳しい、描写が描かれています。
犯罪は重くいけない事だけど、せつなく母親の愛情の気持ち母性など複雑だけど
心に何か残る、色々考えさせられる作品でした。
八日目の蝉 Amazon書評・レビュー: 八日目の蝉より
4120038165