空中庭園

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空中庭園の評価:

4.05/5点 レビュー 91件。 D ランク

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平均点4.05pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全161件 121〜140 7/9ページ
No.41
(4pt)

総てを吐き出すということ

何でもオープンにすることをモットーにしている京橋家ではあるが、実はそれぞれに大きな秘密を抱えていたという、怖いながらも当たり前にありそうなお話。
語り手6人の誰もを否定も肯定もせず、淡々と物語が綴られていくが、読み進めるにつけホラーのような怖さが背筋を伝う。特に母のしたたかさには、同姓であってもぞっとした。
総てを吐き出すことは、実は「自分を楽にし、まわりを傷つけること」、この一文には、深く考えさせられた。家族とは薄皮1枚でつながっている、あやういものなのかもしれない。
空中庭園 Amazon書評・レビュー: 空中庭園より
416321450X
No.40
(4pt)

総てを吐き出すということ

何でもオープンにすることをモットーにしている京橋家ではあるが、実はそれぞれに大きな秘密を抱えていたという、怖いながらも当たり前にありそうなお話。
語り手6人の誰もを否定も肯定もせず、淡々と物語が綴られていくが、読み進めるにつけホラーのような怖さが背筋を伝う。特に母のしたたかさには、同姓であってもぞっとした。
総てを吐き出すことは、実は「自分を楽にし、まわりを傷つけること」、この一文には、深く考えさせられた。家族とは薄皮1枚でつながっている、あやういものなのかもしれない。
空中庭園 (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 空中庭園 (文春文庫)より
4167672030
No.39
(4pt)

可愛い感じの方だけど、

郊外の町、団地、ショッピンセンター、家族ごっこへの
冷めた視線に惹かれました。家族はこのまま崩壊してゆくのか・・半分期待してました。
でも崩壊には至らず、ぎりぎりセーフってとこか、それともこれが普通の家族なのか、
わからない。人生の薄暗さを感じます。
空中庭園 Amazon書評・レビュー: 空中庭園より
416321450X
No.38
(4pt)

可愛い感じの方だけど、

郊外の町、団地、ショッピンセンター、家族ごっこへの
冷めた視線に惹かれました。家族はこのまま崩壊してゆくのか・・半分期待してました。
でも崩壊には至らず、ぎりぎりセーフってとこか、それともこれが普通の家族なのか、
わからない。人生の薄暗さを感じます。
空中庭園 (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 空中庭園 (文春文庫)より
4167672030
No.37
(4pt)

あなたの家族も同じではありませんか?

何処にでもある一般家庭を題材にした普通のお話。
しかし、それはあくまで外見上の話であり、実の所、
家族それぞれが、家族にすら明かせない秘密を抱えている。
人間の裏側を描いた点では、今年公開された映画
『ある、スキャンダルの覚書』とテーマは似ている。
相違点は、サラッと描いたか、ドロッと描いたか、だけ。
今作は前者、映画は後者。
フィクションとして捕えれば他人の家庭を覗く気持ちで
ドキドキしつつも楽しく読めるのですが、もし、自分の
家族にも、こんなことがあったらどうしよう、と思うと
いても立ってもいられなくなる、そんな作品ですね。
解説に書かれてあったとおり、
『対岸の彼女』も読んでみようと思います。
空中庭園 Amazon書評・レビュー: 空中庭園より
416321450X
No.36
(4pt)

あなたの家族も同じではありませんか?

何処にでもある一般家庭を題材にした普通のお話。
しかし、それはあくまで外見上の話であり、実の所、
家族それぞれが、家族にすら明かせない秘密を抱えている。
人間の裏側を描いた点では、今年公開された映画
『ある、スキャンダルの覚書』とテーマは似ている。
相違点は、サラッと描いたか、ドロッと描いたか、だけ。
今作は前者、映画は後者。
フィクションとして捕えれば他人の家庭を覗く気持ちで
ドキドキしつつも楽しく読めるのですが、もし、自分の
家族にも、こんなことがあったらどうしよう、と思うと
いても立ってもいられなくなる、そんな作品ですね。
解説に書かれてあったとおり、
『対岸の彼女』も読んでみようと思います。
空中庭園 (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 空中庭園 (文春文庫)より
4167672030
No.35
(4pt)

映画にもなりました

対岸の彼女にいきつくまでの準備作品にも思えるような佳作で良作です。
家族ひとりひとりの目線から書かれた、団地を舞台にした物語。
一見平和で、でもそれぞれ秘密をかかえてる。
複雑な思いがからまって、でも最後は幸せな気持ちになるのがいいですね。
空中庭園 Amazon書評・レビュー: 空中庭園より
416321450X
No.34
(4pt)

映画にもなりました

対岸の彼女にいきつくまでの準備作品にも思えるような佳作で良作です。
家族ひとりひとりの目線から書かれた、団地を舞台にした物語。
一見平和で、でもそれぞれ秘密をかかえてる。
複雑な思いがからまって、でも最後は幸せな気持ちになるのがいいですね。
空中庭園 (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 空中庭園 (文春文庫)より
4167672030
No.33
(4pt)

集合住宅、ショッピングモール、ラブホテル

”秘密を作らない”というモットーのもと営まれているが、
実際はそれぞれが秘密を抱えている家族を、登場人物6人の視点から描いている。
物語の舞台に注目したい。
一家が住む団地、「ディスカバ」ことディスカバリーセンターという
名のショッピングモール、ラブホテル野猿。
マイカーでこそ出てこないが、バス(車)で移動するシーンが多く登場する。
内実は崩壊している――しかし一方では仲良し家族をやっている家族の風景として、
このような典型的な郊外(たぶん地方都市)は誠にふさわしいと思う。
作中の以下のような箇所が印象に残る。
 「ディスカバリー・センターの出現は、(略)この町に住む多くの人間を救ったと、
  あたしは信じている。便利になったことはもちろんだが、
  もっと精神的な意味合いにおいて、だ。」
 「ディスカバリー・センターは、この町のトウキョウであり、
  この町のディズニーランドであり、この町の飛行場であり外国であり、
  更正施設であり職業安定所である。」
  
最後の章からは、曖昧にしか示されてはいないが、
かすかな希望のようなものを感じることができる。
空中庭園 Amazon書評・レビュー: 空中庭園より
416321450X
No.32
(4pt)

集合住宅、ショッピングモール、ラブホテル

”秘密を作らない”というモットーのもと営まれているが、
実際はそれぞれが秘密を抱えている家族を、登場人物6人の視点から描いている。
物語の舞台に注目したい。
一家が住む団地、「ディスカバ」ことディスカバリーセンターという
名のショッピングモール、ラブホテル野猿。
マイカーでこそ出てこないが、バス(車)で移動するシーンが多く登場する。
内実は崩壊している――しかし一方では仲良し家族をやっている家族の風景として、
このような典型的な郊外(たぶん地方都市)は誠にふさわしいと思う。
作中の以下のような箇所が印象に残る。
 「ディスカバリー・センターの出現は、(略)この町に住む多くの人間を救ったと、
  あたしは信じている。便利になったことはもちろんだが、
  もっと精神的な意味合いにおいて、だ。」
 「ディスカバリー・センターは、この町のトウキョウであり、
  この町のディズニーランドであり、この町の飛行場であり外国であり、
  更正施設であり職業安定所である。」
  
最後の章からは、曖昧にしか示されてはいないが、
かすかな希望のようなものを感じることができる。
空中庭園 (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 空中庭園 (文春文庫)より
4167672030
No.31
(5pt)

著書の最高傑作では?

面白かった!ひとりひとりの心情なんかが、すごく共感できるように書き込んであって、一気に読めた。角田光代の本で、一番面白いかも!?私的には、おばあちゃんの章が一番面白かった。おすすめ!
空中庭園 Amazon書評・レビュー: 空中庭園より
416321450X
No.30
(5pt)

著書の最高傑作では?

面白かった!ひとりひとりの心情なんかが、すごく共感できるように書き込んであって、一気に読めた。角田光代の本で、一番面白いかも!?私的には、おばあちゃんの章が一番面白かった。おすすめ!
空中庭園 (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 空中庭園 (文春文庫)より
4167672030
No.29
(3pt)

同じ方向を見ながら

違う事を考えている。ひろく考えると家族とはそーいうものなのかもしれない。軽いタッチで重い事を書いてるので読みやすく一気に読んだ。一話ずつが短編かと思う程ちゃんと作ってあってだけど最後の章でちゃんとおとす。おもしろかった。
空中庭園 Amazon書評・レビュー: 空中庭園より
416321450X
No.28
(3pt)

同じ方向を見ながら

違う事を考えている。ひろく考えると家族とはそーいうものなのかもしれない。軽いタッチで重い事を書いてるので読みやすく一気に読んだ。一話ずつが短編かと思う程ちゃんと作ってあってだけど最後の章でちゃんとおとす。おもしろかった。
空中庭園 (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 空中庭園 (文春文庫)より
4167672030
No.27
(2pt)

でも、考えさせられた。。。

表題作「空中庭園」を含む全6編の短編集。
「ダンチ」に住む家族に焦点を合わせ、彼らと彼らをとりまく人々による、各章ごとに一人称話し手の変わる連作短編。
「家族内に秘密を作らない」というモットーの家族の元、彼らの持つ秘密を各自の視点で、本音で、その光と影の部分を映し出していく。
正直言って、胸くそ悪い小説だった。もっと言うと落ち着かない小説だっと思う。バッドエンドではなく、完全にオープンエンドな小説だが、作者が何を言いたいのか、この話に何を託して求めたのかがさっぱり分からなかった。
角田光代は素晴らしい作家だと思う。表現技法も展開も、何もかも巧いと思う。
今作においてもだ。各自の独白による描写は見事の一言だった。話し手の変わる、その順番なども完璧だった。時間軸やゆるやかに流れる物語や構成の点からも、娘の視点から始まる構成はアレしか無いと思う。
だからこそ残念で仕方ない。もっとやり方があっただろうとか考えてしまう。
前述した「落ち着かなさ」は忍び寄る絶望や崩壊のイメージや、のっぺりとした同じような人物像(それを家族というなら仕方ない)からも来ている。
サブタイトルを付けるなら「パンドラ」だと思う。まだ、希望はある。
映画版では母親の一視点のみだったが、そこにも原作後半に表現された「希望」がクローズアップされての事だろう。
「頑丈な鍵のかかったおそろいのドア。5つのドアそれぞれの向こう側に、きっとグロテスクでみっともない、しかしはたから見たらずいぶんみみっちい秘密がわんさかひしめいて――これから先ずっと繁殖しつつひしめき続けるのだろう」 223ページより
空中庭園 Amazon書評・レビュー: 空中庭園より
416321450X
No.26
(2pt)

でも、考えさせられた。。。

表題作「空中庭園」を含む全6編の短編集。
「ダンチ」に住む家族に焦点を合わせ、彼らと彼らをとりまく人々による、各章ごとに一人称話し手の変わる連作短編。
「家族内に秘密を作らない」というモットーの家族の元、彼らの持つ秘密を各自の視点で、本音で、その光と影の部分を映し出していく。
正直言って、胸くそ悪い小説だった。もっと言うと落ち着かない小説だっと思う。バッドエンドではなく、完全にオープンエンドな小説だが、作者が何を言いたいのか、この話に何を託して求めたのかがさっぱり分からなかった。
角田光代は素晴らしい作家だと思う。表現技法も展開も、何もかも巧いと思う。
今作においてもだ。各自の独白による描写は見事の一言だった。話し手の変わる、その順番なども完璧だった。時間軸やゆるやかに流れる物語や構成の点からも、娘の視点から始まる構成はアレしか無いと思う。
だからこそ残念で仕方ない。もっとやり方があっただろうとか考えてしまう。
前述した「落ち着かなさ」は忍び寄る絶望や崩壊のイメージや、のっぺりとした同じような人物像(それを家族というなら仕方ない)からも来ている。
サブタイトルを付けるなら「パンドラ」だと思う。まだ、希望はある。
映画版では母親の一視点のみだったが、そこにも原作後半に表現された「希望」がクローズアップされての事だろう。
「頑丈な鍵のかかったおそろいのドア。5つのドアそれぞれの向こう側に、きっとグロテスクでみっともない、しかしはたから見たらずいぶんみみっちい秘密がわんさかひしめいて――これから先ずっと繁殖しつつひしめき続けるのだろう」 223ページより
空中庭園 (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 空中庭園 (文春文庫)より
4167672030
No.25
(4pt)

うそも方便のうち?

家族だからこその、透明なドア
それがあるからこその、「明るい我が家」
それぞれが、大きな秘密を抱えつつ、「明るい我が家」
嘘も方便のうちと言いますが・・・
現実問題として、ここまでではなくとも、これに近い「明るい我が家」はたくさんあるのでは?
この本を読んで、「ありえない」と思うか、「ありがち」と思うか。
みんなの意見が聞きたいです。
読んで損はない本と思います。
空中庭園 Amazon書評・レビュー: 空中庭園より
416321450X
No.24
(4pt)

それがあるからこその、「明るい我が家」

家族だからこその、透明なドア
それがあるからこその、「明るい我が家」
それぞれが、大きな秘密を抱えつつ、「明るい我が家」
嘘も方便のうちと言いますが・・・
現実問題として、ここまでではなくとも、これに近い「明るい我が家」はたくさんあるのでは?
この本を読んで、「ありえない」と思うか、「ありがち」と思うか。
みんなの意見が聞きたいです。
読んで損はない本と思います。
空中庭園 (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 空中庭園 (文春文庫)より
4167672030
No.23
(4pt)

壊れたものを壊れたように、ではなく

東京郊外の「ダンチ」で暮らす一家を6人の視点から描いた連作小説。こういった形式は、力量のある人が書かないとつまらない作品になりかねませんが、多少誇張的な感じを受ける箇所はあるものの、それぞれによく書き分けられていておもしろく読みました。人の内側と外側(人の内面と他人の目にうつるその人)はこうも違うのかと興味をそそられます。
各章においても小説全体でも明らかな結論めいたものはないのですが、無理に物語をまとめないことが拡散していくイメージを形成し、行き詰まった一家の状況に救いを与えているような印象を受けました。壊れた家族を描きつつも、どこか開放的な後味が残るのです。
壊れたものを壊れたように描くのではなく、違うアプローチをしているところを好ましく感じました。
解説は石田衣良氏が執筆していますが、著者の感受性の鋭さを伝えるエピソード、作品評もよくて、得した気持ちになります。
空中庭園 (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 空中庭園 (文春文庫)より
4167672030
No.22
(4pt)

家族の難しさ

はたから見たら幸せそうに見える「家族」は
実は形にこだわっただけの幻に過ぎないという
家族の「個」の立場と心理を見事に抉り出した作品。
私はこれで家族を形成したくなくなりました。
しかし同時に家族に対する違和感というのは自分だけが
抱えてる感情ではないと知り、安心感も覚えました。
角田さんの人間の微妙な心の闇をすがすがしく
描ける技術力に感服させられました。
空中庭園 (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 空中庭園 (文春文庫)より
4167672030