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(短編集)
光媒の花
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光媒の花の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.06pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全50件 21~40 2/3ページ
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短編集ですが、章ごとに微妙につながっていて、 順番に読む必要があります。 次の章の主人公を見て、前の章を確認してしまう。 短編が嫌いな人でも比較的大丈夫だと思います。 難しい言葉を使っていないわりに、日本語がうまい。 うまい日本語が読めて楽しい。そんな感じにさせてくれる文章です。 | ||||
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短編集だったこともあってか、最後におっと言わせるものはなかったが どの物語も面白い。 ほどよく切ない感じがちょうど良かった。 また、前章のサブキャラクターが次の章では主人公という設定が とても新鮮で楽しむことができた。 | ||||
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なんともいえない悲しみをはらんだ物語にぐいぐい引き込まれました。 読み終えた後にタイトルをしみじみと見直す作品もめずらしかったかな〜。 どんな賛辞も陳腐になってしまいそうでこれ以上評価がかけません。 この作品に出会えて感謝です。 | ||||
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道尾 秀介 光媒の花 40年音信不通だったの女性に薦められ、実用書しか読まない私が、珍しく最後まで読み通せた作品、繊細な女性の様な感性、日常に潜むミステリアス・・・随所に登場するあの嫌いな昆虫どもが、しまいには(最後には)天使からの連絡係の思えるようなリアルさを・・・感じられる・・・かも?! | ||||
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人間は自分の行為の結果として自分の世界を作り上げてしまう事があり、そこから無意識に出る事を願っている。本6つの短編で、その様な人間の心の動きを非常に巧みに描いている。その世界を抜け出すきっかけの象徴として登場する蝶のシーンは非常に美しいものになっている。 個人的には短編小説はあまり好きではないのであるが、この6つの短編は非常によく構成されていて、一つの作品として楽しめた。 | ||||
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それぞれが緩く繋がる6つの話。 途中、児童虐待か、 とやや滅入りそうになったけど、 全体の完成度は高く、驚きました。 終盤にさしかかると、 まるで序盤の暗闇の舞台に徐々に 光がさしこんでいくかのような構成で、 奇しくも、幻想的な光景が目の前に 広がるかのように錯覚。 「光媒」という言葉も効いてます。 本当にいい作品です。 | ||||
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それぞれが緩く繋がる6つの話。 途中、児童虐待か、 とやや滅入りそうになったけど、 全体の完成度は高く、驚きました。 終盤にさしかかると、 まるで序盤の暗闇の舞台に徐々に 光がさしこんでいくかのような構成で、 奇しくも、幻想的な光景が目の前に 広がるかのように錯覚。 「光媒」という言葉も効いてます。 本当にいい作品です。 | ||||
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40代男性です。 ”冬の蝶”に一番感動しました。 エロでグロテスクな部分もあり、大人向けだと思います。 エログロな場面を「世の中、全く納得できないひどいことがあるよなぁ」と思えたので、”切なさ”が伝わってきました。もう少し若い時に読んだら、嫌悪感だけが残ったかもしれません。 | ||||
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40代男性です。 ”冬の蝶”に一番感動しました。 エロでグロテスクな部分もあり、大人向けだと思います。 エログロな場面を「世の中、全く納得できないひどいことがあるよなぁ」と思えたので、”切なさ”が伝わってきました。もう少し若い時に読んだら、嫌悪感だけが残ったかもしれません。 | ||||
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道尾秀介というと「向日葵の〜」が強く印象に残っている。いい印象ではない。悪い印象だ。優れた技術を保持しながらアレはないだろう、というものである。 しかし、本作はその印象を鮮やかに払拭した! 流麗な文章、巧みな構成、心にほんの少しの温もりを残す読後感、文芸的ともとれる「光媒の花」は道尾秀介の多面性を垣間見れる作品だ。 あくまで大きな衝撃をもたらす小説ではない。やさしく──ふわりと蝶が手に舞い降りるように──光で包み込み、ほんの少し温かい、といった印象である。 また同時に、道尾秀介らしく闇も描かれている。その両者あってこそ、「光媒の花」であるのだろう。 手軽に読めるので、ハードカバーだからと肩を恐ばらせず、手に取ってみるといい。 | ||||
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道尾秀介というと「向日葵の〜」が強く印象に残っている。いい印象ではない。悪い印象だ。優れた技術を保持しながらアレはないだろう、というものである。 しかし、本作はその印象を鮮やかに払拭した! 流麗な文章、巧みな構成、心にほんの少しの温もりを残す読後感、文芸的とも捉えれる「光媒の花」は道尾秀介の多面性を垣間見れる作品だ。 あくまで大きな衝撃をもたらす小説ではない。やさしく──ふわりと蝶が手に舞い降りるように──光で包み込み、ほんの少し温かい、といった印象である。 また同時、道尾秀介らしく闇も描かれている。その両者あってこそ、「光媒の花」であるのだろう。 手軽に読めるので、ハードカバーだからと肩を恐がらせず手にとってみるといいだろう。 | ||||
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本を読み終えたとき、思わず「いい小説だった…」とつぶやいてしまった。 6つの物語から成っている。 それぞれの物語の登場人物は、お互いどこかでつながっている。 登場人物たちは、若かったり、年老いていたり、子どもだったりするが、 それぞれにさまざまな事情を抱えて生きている。 それは罪の重さであったり、過去への悔恨であったり、 現在への不安であったり、家族へのゆがんだ感情であったり… そんな普通の、弱さを抱えた人たちの6つの物語。 彼らを儚く彩るように、目立たないが美しい花や蝶が 寄り添うように登場する。 それらが、傷と弱さを抱えた登場人物たちを、そっと見守る 著者自身の姿と重なるのは、気のせいだろうか。 静かに、その物語の中に身を沈めるように読める、 そんな珠玉の1冊である。 | ||||
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本を読み終えたとき、思わず「いい小説だった…」とつぶやいてしまった。 6つの物語から成っている。 それぞれの物語の登場人物は、お互いどこかでつながっている。 登場人物たちは、若かったり、年老いていたり、子どもだったりするが、 それぞれにさまざまな事情を抱えて生きている。 それは罪の重さであったり、過去への悔恨であったり、 現在への不安であったり、家族へのゆがんだ感情であったり… そんな普通の、弱さを抱えた人たちの6つの物語。 彼らを儚く彩るように、目立たないが美しい花や蝶が 寄り添うように登場する。 それらが、傷と弱さを抱えた登場人物たちを、そっと見守る 著者自身の姿と重なるのは、気のせいだろうか。 静かに、その物語の中に身を沈めるように読める、 そんな珠玉の1冊である。 | ||||
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いまさらのレビューですが、直木賞を受賞したことで、これから道尾作品を読もうと思う人がいると思うので、書かせていただきます。 読了してすぐに思ったのは、タイトル通り「らしい」ということでした。 私の思う道尾さん「らしさ」とは「人間に向ける暖かい目線」です。 最初のほうに収録されている作品などは、救いの無い重く暗い話に感じますが、全編を読み終えた時には、なぜか気持ちは前を向いています。 私の考える「良い作品」とは、こうして読者に何かを与えることができるものなので、やはり今回も「良い作品が読めて満足」と感じることが できました。 「書店員が勧める!」などのPOPに惹かれて「向日葵」から入った知人などは、道尾作品を暗いと言って敬遠していますが、ぜひそんな方にも読んでもらいたい と思います。 | ||||
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いまさらのレビューですが、直木賞を受賞したことで、これから道尾作品を読もうと思う人がいると思うので、書かせていただきます。 読了してすぐに思ったのは、タイトル通り「らしい」ということでした。 私の思う道尾さん「らしさ」とは「人間に向ける暖かい目線」です。 最初のほうに収録されている作品などは、救いの無い重く暗い話に感じますが、全編を読み終えた時には、なぜか気持ちは前を向いています。 私の考える「良い作品」とは、こうして読者に何かを与えることができるものなので、やはり今回も「良い作品が読めて満足」と感じることが できました。 「書店員が勧める!」などのPOPに惹かれて「向日葵」から入った知人などは、道尾作品を暗いと言って敬遠していますが、ぜひそんな方にも読んでもらいたい と思います。 | ||||
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この作品は、主人公がそれぞれ異なる全6章から成る連作小説です。 これまで、道尾さんの作品を多く読んできましたが、この作品は特に登場人物の心の機微が丁寧に描かれていると思います。 悲しいときに感じる痛みだとか、そこから立ち直るときのちょっとしたきっかけだとか、これまでに自分も感じてきた情景を追体験するようなほろ苦さを味わいながらも、たのしく読み終えました。 主人公たちが章をまたいで影響しあう話の展開も含めて、完成度の高い作品だとおもいます。 | ||||
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この作品は、主人公がそれぞれ異なる全6章から成る連作小説です。 これまで、道尾さんの作品を多く読んできましたが、この作品は特に登場人物の心の機微が丁寧に描かれていると思います。 悲しいときに感じる痛みだとか、そこから立ち直るときのちょっとしたきっかけだとか、これまでに自分も感じてきた情景を追体験するようなほろ苦さを味わいながらも、たのしく読み終えました。 主人公たちが章をまたいで影響しあう話の展開も含めて、完成度の高い作品だとおもいます。 | ||||
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初めて道尾秀介の著書を読んだのですが、とても気に入りました。文章は綺麗でスマートなのに…正直エロい…あからさまじゃないだけに想像で…とにかく文章では表しにくいのですがオススメです!読んだあとは比較的リサイクルなのですが手放そうか迷ってしまう感じです。 | ||||
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ほんのわずかな描写にとてもひきつけられました。風の描写や匂いの描写や光の描写……。リアルで美しくて、しかも今まで見たことのないような、けれど、間違いなく自分の目の前にあるような。とても力のある文章です。ストーリー自体も練られているので、次のページをめくるのが楽しみでした。しかしながら、ラストの一遍はどうしたものでしょうか? 今までの連作をなんとか無理やりにまとめた感じが否めませんでした。とりあえず「フルキャスト、登場させました」みたいな感じで。それまでの連作が、それぞれ人物が際立っていて、ストーリーが従だったのに対し、ラストの一遍は、つじつま合わせのために、人物が従になってしまったような感じがしました。途中の数編では、あまりの巧さに絶句するほどだっただけに、残念です。 | ||||
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6作の連作短編集。 途中からガラリと雰囲気が変わります。 前半、ダーク。重い。 後半、やさしい。ほんのり甘い。 後半3編はなんだかメレンゲを連想します。 深い深い穴の底に落とされてから、ふわっと掬いあげられる気分。 それでも私は前半3編の方が道尾氏らしさが出ている気がして好き。 まぁ、たまには後味のよい本もいいかも。 | ||||
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