亜愛一郎の転倒
評判
亜愛一郎の転倒の評価:
4.56/5点 レビュー 18件。 B ランク
Amazonレビュー一覧
Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全45件 41〜45 3/3ページ
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亜愛一郎の転倒の評価:
4.56/5点 レビュー 18件。 B ランク
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完璧な写実性で有名な画家の内縁の妻が服毒死した。
そして、なぜか遺体の手には藁の猫が握られていて…。
前作『狼狽』の「DL2号機事件」と同じテーマが変奏されます。
◆第二話「砂蛾家の消失」
(人家消失)という大ネタですが、
仕掛け自体は至ってシンプル。
動機の必然性の演出が見事です。
◆第三話「珠洲子の装い」
飛行機事故で死んだ流行歌手の名を冠した
映画のオーディションでの出来事。
これぞ逆説、という論理が冴えわたります。
◆第四話「意外な遺骸」
手毬歌に見立てられた他殺死体の謎。
死体の死因がとにかくユニーク。
廻文のお遊びも楽しいです。
◆第五話「ねじれた帽子」
落とした帽子を頑として受け取らない男の謎。
冒頭、無造作に示される伏線が、とにかく洒落ています。
◆第六話「争う四巨頭」
第一線を退いた、同郷の政財界の大物4人。
人目を避けて、彼らが会合するのはなぜなのか?
「知」の喜びや、それまで気づかなかった自分の
嗜好を知ることこそ、人生の醍醐味でしょう。
◆第七話「三郎町路上」
タクシーの後部座席に突然出現した死体の謎。
昆虫学者・響子の姐御っぷりが忘れがたい印象を残します。
◆第八話「病人に刃物」
「転倒」がキーワード。
誰の身にも起き得る危険ですが、
最終的には因果応報というところ。
作中の、勘違いコント風の会話に、現代でも
決して色褪せない著者の洒脱さを感じます。