頼子のために

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評判

頼子のためにの評価:

4.02/5点 レビュー 53件。 A ランク

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平均点4.02pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全96件 41〜60 3/5ページ
No.56
(4pt)

学園ハードボイルドの良作

正確には学園ものではないけれど、高校生の被害者を巡って、探偵法月が情報収集する雰囲気は素晴らしく好みだった。
学園という誰もが経験しているあの同調圧力空間で事件が起こり、部外者である誰でもない自由な探偵がパズルのピースを集めて組み立てていくというシュチュエーションにぼくは弱いらしい。
とても良い新本格でした。
頼子のために (講談社ノベルス) Amazon書評・レビュー: 頼子のために (講談社ノベルス)より
4061814869
No.55
(4pt)

論理より情

娘を殺された父親が自殺未遂前に遺した手記に欺瞞を見出した
法月綸太郎がことの真相に迫る物語。

手記と探偵活動のメタ構造になっています。

ロジカルな部分は少なく、手記中の「一昨日」と「一昨々日」の
誤謬、飼猫に餌をやった嘘からの推理くらいなものです。

あとは足を使ったり人任せでパズルのピースを得、絵解きの材料にしますが、
これらをもとに論理的推理を展開するのではなく、あくまで真実に迫る情報を
追加していくにすぎません。
ときにはそれを偶然入手することすらあります。

論理よりも情のほうが勝っており、西村家族とその周辺人物各々の
情念が哀しくも恐ろしく、ラスト、綸太郎のモノローグには
真犯人に対する以上の戦慄がみられ、名状しがたいものがあります。

綸太郎は、人々の苦悩・悪意・その他の情感を推しはかるのに鋭敏で、
本書では心理探偵ぶりを発揮しているように思われます。

※ 写真・自己紹介は無視して下さい
新装版 頼子のために (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 新装版 頼子のために (講談社文庫)より
4062938111
No.54
(4pt)

論理より情

娘を殺された父親が自殺未遂前に遺した手記に欺瞞を見出した
法月綸太郎がことの真相に迫る物語。

手記と探偵活動のメタ構造になっています。

ロジカルな部分は少なく、手記中の「一昨日」と「一昨々日」の
誤謬、飼猫に餌をやった嘘からの推理くらいなものです。

あとは足を使ったり人任せでパズルのピースを得、絵解きの材料にしますが、
これらをもとに論理的推理を展開するのではなく、あくまで真実に迫る情報を
追加していくにすぎません。
ときにはそれを偶然入手することすらあります。

論理よりも情のほうが勝っており、西村家族とその周辺人物各々の
情念が哀しくも恐ろしく、ラスト、綸太郎のモノローグには
真犯人に対する以上の戦慄がみられ、名状しがたいものがあります。

綸太郎は、人々の苦悩・悪意・その他の情感を推しはかるのに鋭敏で、
本書では心理探偵ぶりを発揮しているように思われます。
頼子のために (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 頼子のために (講談社文庫)より
4061854011
No.53
(4pt)

論理より情

娘を殺された父親が自殺未遂前に遺した手記に欺瞞を見出した
法月綸太郎がことの真相に迫る物語。

手記と探偵活動のメタ構造になっています。

ロジカルな部分は少なく、手記中の「一昨日」と「一昨々日」の
誤謬、飼猫に餌をやった嘘からの推理くらいなものです。

あとは足を使ったり人任せでパズルのピースを得、絵解きの材料にしますが、
これらをもとに論理的推理を展開するのではなく、あくまで真実に迫る情報を
追加していくにすぎません。
ときにはそれを偶然入手することすらあります。

論理よりも情のほうが勝っており、西村家族とその周辺人物各々の
情念が哀しくも恐ろしく、ラスト、綸太郎のモノローグには
真犯人に対する以上の戦慄がみられ、名状しがたいものがあります。

綸太郎は、人々の苦悩・悪意・その他の情感を推しはかるのに鋭敏で、
本書では心理探偵ぶりを発揮しているように思われます。
頼子のために (講談社ノベルス) Amazon書評・レビュー: 頼子のために (講談社ノベルス)より
4061814869
No.52
(4pt)

面白いけれど、悲しい物語

犯人が途中で分かりましたが、非常に悲しくなりました。頼子がかわいそう。
頼子のために (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 頼子のために (講談社文庫)より
4061854011
No.51
(4pt)

面白いけれど、悲しい物語

犯人が途中で分かりましたが、非常に悲しくなりました。頼子がかわいそう。
頼子のために (講談社ノベルス) Amazon書評・レビュー: 頼子のために (講談社ノベルス)より
4061814869
No.50
(3pt)

ちょっと笑えるところもあり

冒険、一の悲劇がものすごく面白かったのでこれも読んでみました。

しかし、これまでの真相までのドキドキ感のようなものはなく、静かなストーリーでした。
事件の真相も予想通りで、見事なトリック暴きもなく無理矢理感があり、拍子抜けしました。
オチもいまいち…
期待しすぎたのかもしれません。

しかし、それを差し引いても法月さんの文章はとても素晴らしいと思います。
一つ一つの文章が私にとっては芸術的です。

それだけでも読む価値はあると思いました。

法月綸太郎さんの年齢などは知りませんが、話を通して、このときの法月さんは若かったのではないかと思いました。
時代を象徴するような場所や音楽、日本の当時のヤング文化がたくさん出てきました。

それから、随所にユーモアがありました。
キャラクターなどは他の作品より光っていると思います。
それもこの暗い話に花を添えていて、よかったです。
新装版 頼子のために (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 新装版 頼子のために (講談社文庫)より
4062938111
No.49
(3pt)

ちょっと笑えるところもあり

冒険、一の悲劇がものすごく面白かったのでこれも読んでみました。

しかし、これまでの真相までのドキドキ感のようなものはなく、静かなストーリーでした。
事件の真相も予想通りで、見事なトリック暴きもなく無理矢理感があり、拍子抜けしました。
オチもいまいち…
期待しすぎたのかもしれません。

しかし、それを差し引いても法月さんの文章はとても素晴らしいと思います。
一つ一つの文章が私にとっては芸術的です。

それだけでも読む価値はあると思いました。

法月綸太郎さんの年齢などは知りませんが、話を通して、このときの法月さんは若かったのではないかと思いました。
時代を象徴するような場所や音楽、日本の当時のヤング文化がたくさん出てきました。

それから、随所にユーモアがありました。
キャラクターなどは他の作品より光っていると思います。
それもこの暗い話に花を添えていて、よかったです。
頼子のために (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 頼子のために (講談社文庫)より
4061854011
No.48
(3pt)

ちょっと笑えるところもあり

冒険、一の悲劇がものすごく面白かったのでこれも読んでみました。

しかし、これまでの真相までのドキドキ感のようなものはなく、静かなストーリーでした。
事件の真相も予想通りで、見事なトリック暴きもなく無理矢理感があり、拍子抜けしました。
オチもいまいち…
期待しすぎたのかもしれません。

しかし、それを差し引いても法月さんの文章はとても素晴らしいと思います。
一つ一つの文章が私にとっては芸術的です。

それだけでも読む価値はあると思いました。

法月綸太郎さんの年齢などは知りませんが、話を通して、このときの法月さんは若かったのではないかと思いました。
時代を象徴するような場所や音楽、日本の当時のヤング文化がたくさん出てきました。

それから、随所にユーモアがありました。
キャラクターなどは他の作品より光っていると思います。
それもこの暗い話に花を添えていて、よかったです。
頼子のために (講談社ノベルス) Amazon書評・レビュー: 頼子のために (講談社ノベルス)より
4061814869
No.47
(5pt)

法月探偵もの最高傑作

法月探偵が活躍する長編シリーズとしては個人的には本作が最高傑作ではないかと思うほど作家的成熟を見せ付けた力作。
本作には新本格推理らしい凝った物理トリックやシチュエーションを追求する側面はなく、主人公の手記を元に見えない人間関係や動機の闇を探っていく。東野圭吾の悪意にような雰囲気の作品だが、89年の時点でここまでの作品をものにしている法月氏の成長ぶりは凄いと思わせる。法月探偵シリーズ作としては真っ先にお勧めする作品である。
新装版 頼子のために (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 新装版 頼子のために (講談社文庫)より
4062938111
No.46
(5pt)

法月探偵もの最高傑作

法月探偵が活躍する長編シリーズとしては個人的には本作が最高傑作ではないかと思うほど作家的成熟を見せ付けた力作。
本作には新本格推理らしい凝った物理トリックやシチュエーションを追求する側面はなく、主人公の手記を元に見えない人間関係や動機の闇を探っていく。東野圭吾の悪意にような雰囲気の作品だが、89年の時点でここまでの作品をものにしている法月氏の成長ぶりは凄いと思わせる。法月探偵シリーズ作としては真っ先にお勧めする作品である。
頼子のために (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 頼子のために (講談社文庫)より
4061854011
No.45
(5pt)

法月探偵もの最高傑作

法月探偵が活躍する長編シリーズとしては個人的には本作が最高傑作ではないかと思うほど作家的成熟を見せ付けた力作。
本作には新本格推理らしい凝った物理トリックやシチュエーションを追求する側面はなく、主人公の手記を元に見えない人間関係や動機の闇を探っていく。東野圭吾の悪意にような雰囲気の作品だが、89年の時点でここまでの作品をものにしている法月氏の成長ぶりは凄いと思わせる。法月探偵シリーズ作としては真っ先にお勧めする作品である。
頼子のために (講談社ノベルス) Amazon書評・レビュー: 頼子のために (講談社ノベルス)より
4061814869
No.44
(4pt)

今でも読む価値あり

池上冬樹さんが推薦しているので読んでみました。
さすがに書かれてから二十年以上経っているので、最初の段階で真相はなんとなくでもわかってしまうのですが、
それにしてもよく書けた、読む価値ありのミステリだと思いました。読んでよかった。

まずは、殺された娘の復讐のために殺人を犯してしまった父親の手記を読まされて、
そのあとで探偵、法月が出てきて、謎を解いていくという流れになっています。
手記を読んでいる最中に、なにか違和感のようなものを感じてしまいますが、
それが最後には、そういうことか、とわかり、たたみかけるようにもう一人の人物の真の姿が浮かび上がって、
ゾゾゾッとしてしまいます。
登場人物それぞれの過去や思惑が錯綜して、もつれた糸が解けるとき、
人について考えさせられるような、深さもあって、読み応えのある作品です。
新装版 頼子のために (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 新装版 頼子のために (講談社文庫)より
4062938111
No.43
(4pt)

今でも読む価値あり

池上冬樹さんが推薦しているので読んでみました。
さすがに書かれてから二十年以上経っているので、最初の段階で真相はなんとなくでもわかってしまうのですが、
それにしてもよく書けた、読む価値ありのミステリだと思いました。読んでよかった。

まずは、殺された娘の復讐のために殺人を犯してしまった父親の手記を読まされて、
そのあとで探偵、法月が出てきて、謎を解いていくという流れになっています。
手記を読んでいる最中に、なにか違和感のようなものを感じてしまいますが、
それが最後には、そういうことか、とわかり、たたみかけるようにもう一人の人物の真の姿が浮かび上がって、
ゾゾゾッとしてしまいます。
登場人物それぞれの過去や思惑が錯綜して、もつれた糸が解けるとき、
人について考えさせられるような、深さもあって、読み応えのある作品です。
頼子のために (講談社ノベルス) Amazon書評・レビュー: 頼子のために (講談社ノベルス)より
4061814869
No.42
(4pt)

今でも読む価値あり

池上冬樹さんが推薦しているので読んでみました。
さすがに書かれてから二十年以上経っているので、最初の段階で真相はなんとなくでもわかってしまうのですが、
それにしてもよく書けた、読む価値ありのミステリだと思いました。読んでよかった。

まずは、殺された娘の復讐のために殺人を犯してしまった父親の手記を読まされて、
そのあとで探偵、法月が出てきて、謎を解いていくという流れになっています。
手記を読んでいる最中に、なにか違和感のようなものを感じてしまいますが、
それが最後には、そういうことか、とわかり、たたみかけるようにもう一人の人物の真の姿が浮かび上がって、
ゾゾゾッとしてしまいます。
登場人物それぞれの過去や思惑が錯綜して、もつれた糸が解けるとき、
人について考えさせられるような、深さもあって、読み応えのある作品です。
頼子のために (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 頼子のために (講談社文庫)より
4061854011
No.41
(5pt)

完成度と密度の高い、著者のベスト

本書を読んで思ったことは、設定が松本「点と線」によく似ている、ということだ。
これは作品のネタになるので、詳細を述べるわけにはいかない。

本作で著者がやろうとしたことは、たしかにロス・マクの作品にも見られるアレである。
これもネタなので、言えない。

本作は、評価や感想が、非常に書きにくい作品なのである。
ただ、本作を転機として、著者の作風は謎解きよりも、ヒトの心理の動きに重心がシフトした。
そして、本作が今のところ、著者の作品のベストである。

もちろん、世間的には受賞作「生首〜」や「一の〜」の評価は高い。
だが、作品の密度、完成度、そして著者に及ぼした影響等を考えると、私的には本作がベストだと思う。
ストーリーについては述べない。
ただ、後味の良い作品ではない、とだけ言っておこう。
新装版 頼子のために (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 新装版 頼子のために (講談社文庫)より
4062938111
No.40
(5pt)

完成度と密度の高い、著者のベスト

本書を読んで思ったことは、設定が松本「点と線」によく似ている、ということだ。
これは作品のネタになるので、詳細を述べるわけにはいかない。

本作で著者がやろうとしたことは、たしかにロス・マクの作品にも見られるアレである。
これもネタなので、言えない。

本作は、評価や感想が、非常に書きにくい作品なのである。
ただ、本作を転機として、著者の作風は謎解きよりも、ヒトの心理の動きに重心がシフトした。
そして、本作が今のところ、著者の作品のベストである。

もちろん、世間的には受賞作「生首〜」や「一の〜」の評価は高い。
だが、作品の密度、完成度、そして著者に及ぼした影響等を考えると、私的には本作がベストだと思う。
ストーリーについては述べない。
ただ、後味の良い作品ではない、とだけ言っておこう。
頼子のために (講談社ノベルス) Amazon書評・レビュー: 頼子のために (講談社ノベルス)より
4061814869
No.39
(5pt)

完成度と密度の高い、著者のベスト

本書を読んで思ったことは、設定が松本「点と線」によく似ている、ということだ。
これは作品のネタになるので、詳細を述べるわけにはいかない。

本作で著者がやろうとしたことは、たしかにロス・マクの作品にも見られるアレである。
これもネタなので、言えない。

本作は、評価や感想が、非常に書きにくい作品なのである。
ただ、本作を転機として、著者の作風は謎解きよりも、ヒトの心理の動きに重心がシフトした。
そして、本作が今のところ、著者の作品のベストである。

もちろん、世間的には受賞作「生首〜」や「一の〜」の評価は高い。
だが、作品の密度、完成度、そして著者に及ぼした影響等を考えると、私的には本作がベストだと思う。
ストーリーについては述べない。
ただ、後味の良い作品ではない、とだけ言っておこう。
頼子のために (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 頼子のために (講談社文庫)より
4061854011
No.38
(4pt)

丁寧な作りが窺える良作。

妊娠し殺害された娘の為に復讐する父親の物語と見せかけて、調査によって少しずつ変質していく真相に焦点を当てた作品。全体的に丁寧な作りが好感を持てるし、文章も上手い。推理作家として一皮むけたという印象。
 ただストーリー的にはブライアンの件等で真相が速い時点で割れてしまうのが難か。
新装版 頼子のために (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 新装版 頼子のために (講談社文庫)より
4062938111
No.37
(4pt)

丁寧な作りが窺える良作。

妊娠し殺害された娘の為に復讐する父親の物語と見せかけて、調査によって少しずつ変質していく真相に焦点を当てた作品。全体的に丁寧な作りが好感を持てるし、文章も上手い。推理作家として一皮むけたという印象。 ただストーリー的にはブライアンの件等で真相が速い時点で割れてしまうのが難か。
頼子のために (講談社ノベルス) Amazon書評・レビュー: 頼子のために (講談社ノベルス)より
4061814869