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サイン会はいかが?-成風堂書店事件メモ-
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サイン会はいかが?-成風堂書店事件メモ-の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.07pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全29件 1~20 1/2ページ
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真面目なヒューマンドラマのところどころに爆笑節が散りばめられていて、もう大好き。 追記:↑と途中まで読んでいてレビューしていたが、"女の子誘拐"とか薄気味悪い事件が伏線であったりして、コージーでは決してない。読後感は少し悪い。 | ||||
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成風堂書店事件メモシリーズ、第3弾。 本編では5つのエピソードに出会えるが、やはり表題の「サイン会はいかが」が面白い。 本来なら声が掛からない、中規模書店である成風堂に突如持ち上がったサイン会の企画。 実はイケメン人気作家を深く悩ます熱狂的ファンの正体を突き止めるという条件付なのだが、成風堂には、本職すら出し抜く、本屋限定探偵の多絵がいる。 分かりやすく打算的な店長はノリノリで準備を進める。 この店長と主人公の杏子、多絵、作家のやり取りが絶妙で、他の登場人物も正に適材適所。 構成も巧みで、最後はしっかりと落としてくれる。 さらなる続編、スピンオフと、ずっと読みたいシリーズだ。 | ||||
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満足しています | ||||
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今回も本屋限定の探偵さんが大活躍! 読みやすく楽しい内容です。 本屋さんの仕事の大変さも益々わかります 気持ちよく読み終える事ができるので、好きな作品です | ||||
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本屋限定の名探偵が主人公かと思いきや、主人公はあらすじを説明するナレーションのようなもので、名探偵はバイトの子。でも何故か気持ち良く読める。なにより謎解き後のほっこり感が良いです。モヤモヤがスッキリして優しい気持ちになれるのが大好きです。 | ||||
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本屋さんでバイトしたことがあるので、すごく親しみが沸いて一気に読みました。何冊か読みましたが もっと読みたいです。 | ||||
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前作は長編でしたが、今作は第一作同様五作で構成される連作短編に戻ったため、 一作ずつレビューしていきます。 『取り寄せトラップ』 四人の男性から同じ時期に同じ美術全集の中の一冊の注文が相次ぐも刊行年次が古く、 重版未定すなわち事実上の絶版状態であるため取り寄せには応じられない旨の電話を入れると、 四人が四人とも「心当たりがない」と言い、しかも同じことが違うタイトルの本で続いたため、四人は 怒りを露わにしたり気味悪がったりした。 多絵が注文のファイルを確認したところ一人は電話で注文し、残りの三人の注文票の筆跡が同じかつ、 受付をした書店員がすべて異なることからバイトのシフトを逆手に取った同一人物の仕業であると見抜いた折、 もしかしたら自分のせいかも知れないという隣の市に住む若い女性が名乗りを上げ、その四人は昨年崖から 転落死した自分の祖父の釣り仲間であり、祖父が生前、そのうちの一人に横山大観のものである可能性が 高い掛け軸を預けたまま未だ返ってこないという事情を話し出し……というおはなし。 このあと多絵は誰が二冊の本を注文したのがあぶり出すべく、A、B、C、Dの四人に三冊目の架空の 注文の確認の電話をかけるよう杏子に指示することになるのだが、ただ単に 『だれが掛け軸を持っているのか?』ということのみならず、二冊の本を注文した人物の本当の目論見を 露呈させるという綺麗な二段オチになっているだけでなく、『犯人の名前が必ずしも重要とは限らない』 という、読み手の固定概念を壊す展開が、短い文章の中で綺麗にまとまっています。 『君と語る永遠』 成風堂に近隣の小学生が社会科見学に訪れ、書店員にとって斜め上を行くような質問を している一方、独り集団から離れた男の子が手が届きそうにない広辞苑を無理矢理引っ張り 出そうとしていたため、とっさに彼を庇った杏子が頭と肩を打ってしまうが、男の子は杏子を 構う様子もなく、地面に落ちた広辞苑を片手で持ち上げようとしていた。それからと言うもの、 書店に興味を持ったのか、彼は連日のように成風堂を訪れ、書店員たちの邪魔にならない 適確なタイミングで色々と質問するようになった。 一方、少女漫画を見せて幼女を連れ去る事件が連続しており、目撃情報から犯人は 小学校高学年から中学生くらいとみられていた。頑として何も言わない彼に、アリバイが ないという理由で学校の同級生たちに犯人と疑われることとなり……というおはなし。 果たして幼女連れ去り事件の犯人は彼なのか。そして当初は書店での社会科見学に 興味を持たなかった彼がどうして広辞苑に手を伸ばし、書店の業務に興味を持つように なったのかという謎が本章の主題であることは言うまでもないが、前半で事件解決に 必要なすべての情報が提示されておらず、後半の『解答編』で初めて分かる事実が 描かれているため、日常の謎として成立しているかどうかは微妙なところではあります。 『バイト金森くんの告白』 成風堂に新しく入ったバイトやパートを歓迎する席で、彼等の笑える失敗談を肴に和気藹々と 酒を酌み交わす中、大学一年生のバイト・金森くんはどういうわけか 「ぼくは、成風堂で、恋をしました――」という、近隣のお嬢様学校に通う同学年の女子高生との 邂逅をカミングアウトし始めるが、最後に会った日に彼女から手渡された、雑誌の付録だという スナップ写真を入れるフォトアルバムのことを後日調べたところ、「ストーカーの心理」を 特集していた雑誌だった。果たして彼女の真意は何だったのか。 そして金森くんは……というおはなし。 スポイルにはならないので言ってしまうが、本作では初の、多絵が解けなかった謎ではあるものの、 金森くんの純粋かつ純朴さを、そしてコンスタントに雑誌を購入する人間であれば分かる矛盾を 『外野』の立場から描いたストーリーといえるでしょう。 『サイン会はいかが?』 若手人気作家・影平紀真は熱心なファンである「レッドリーフ」に会うべく、会う条件として 本人が提示した暗号文を解かんとするも自分ではままならないため、知恵を借りるべ く「サイン会をファンの正体を当ててくれる店員がいる店でやりたい」と言いだし、その話が出版社の 担当そして営業を経て成風堂に伝わり、店長は中規模書店では縁のないサイン会が開ける チャンスと多絵の推理力をあてにするも、「ただですむとおもうな」「しね」といった穏やかではない言葉が 導き出されたため中止を進言すると、実は「レッドリーフ」は質な嫌がらせをしてくるストーカーであり、 ぜひ捕まえてほしいと言ってきたのだが……というおはなし。 最初の暗号の部分は読者に必要な情報が与えられないまま中盤で回答が提示されるため、 読み手はそこにフォーカスするのではなく、その後の展開である、実は最初の暗号は既に影平が 解いており、自分よりも謎解きに秀でた書店員を探し出すべくあえて分からないふりをしていたこと、 サイン会の前から既に始まっている多絵と「レッドリーフ」との頭脳戦、あまりに意外な犯人そして どうして当初は好意的だった「レッドリーフ」が突如として攻撃的になったのかというもうひとつの謎に 注力すべきだろう。 また、この話の教訓は『終わらせるべきものはちゃんと終わらせないと痛い目に遭う』であるはずです。 『ヤギさんの忘れもの』 常連客の老人・蔵本が懇意にしていたパートの名取が夫の転勤で青森へ引っ越ししてしまったことを 杏子から聞いて気落ちしていた。趣味である写真を彼女に見せる約束をしていたが、それが叶わないままの 別れとなった。 その後、カメラの雑誌を買って帰った蔵本から、写真を無くしてしまったと電話がかかってきたため、杏子は 福沢らとともに封筒に入った写真を探し始めるが……というおはなし。 この話のみならず、ちょくちょくと描写されてきたことだが、(本人にはそんなつもりはないのだが)説明を 勿体ぶる多絵に対し今にも飛びかからんとしている杏子の姿に、彼女がかなり気の短い人物であることを 窺い知ることができます。 それぞれのストーリーはストーリーとして成立はしているし、話も取り上げる題材も悪くないのですが、 解決パートまでに必要な情報が提示されていないという、ミステリとしてはアンフェアな展開のされ方が されているため、残念ではありますが★を1つ減らしています。ミステリの看板を掲げるのであれば (絶対的なルールではないものの)ヴァン・ダインの二十則やノックスの十戒を改めて確認すべきかと。 | ||||
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図書館で借りました。 だんだん推理が鼻についてきた気がしました。 買うのはやめようと思います。 | ||||
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シリーズ三作目ということでワクワクしながら読みました。今作は、短編が五本収録されており、どれも面白かったのですが、個人的には表題にもなっている-サイン会はいかが?-が一番面白かったです。多恵ちゃんは、本屋限定の名探偵というキャッチコピーになっているので、長編での殺人事件よりも、日常を扱う事件のほうがしっくりときます。 杏子さんの人柄の良さと、多恵ちゃんの冴え渡る推理力がいかんなくはっきされていて、面白かったです。 | ||||
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語りは 本屋の社員の杏子さん。でも謎解きは 名門大学で成績優秀で 本屋での働きもテキパキとこなスーパーガール?のタエちゃん。でも手先が不器用で カバーかけら、ラッピングが致命的に下手くそらしい。 殺人とかなくて、短編なので楽しめます。久世番子さんの「暴本」を読んだことあるので、本屋での業務や用語などもスルリと入りました。本屋の仕事も本当に大変だよね、、本屋限定の事件というか、謎というか。とっかかり杏子さんなんですが、謎解きはタエちゃん担当なので このタエちゃんが 謎解きまで 結構 ひっぱります(笑)杏子さんも イライラっ、私も タエちゃん!て揺さぶりたくなります。表題作の「サイン会はいかが?」はタエちゃん以外の全員が イライラMAXだったような、、内藤さん以外。 表題作なので やはり本屋限定とはいえ ミステリー要素は強いです。売れっ子作家のサイン会を催す条件が とあるファンを特定せよという。なかなか考えされられる内容でした。ちょい教訓めいてるかもですが。本屋限定は登場人物も同じく、語りの杏子さん、タエちゃんや その他の書店員のプライベートは不明です。杏子さんて休日はなにして過ごしてるの?話題に出てきません。本屋に勤める 経緯などは一作目で書かれてますが。 杏子さんの見た目も不明、、語りが杏子さんなんで。その他は杏子さん目線で ある程度は書かれています。制服着用なので表紙イラストは微妙ですが、ヘアスタイルなどはこんな感じかもですね。 | ||||
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前2作よりも、明解にすっきり楽しめる感じ。前2作はどちらかというと「本屋さんのお仕事ディティール読み」でしたが、本作はプラス「多絵ちゃんのキャラ読み」で楽しめました。 ストレートかつ健全に、しかも深く密かに、憤り、呆れ、怒る多絵ちゃんがとても好ましく映りました。 | ||||
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中に入っている「君と語る永遠」を読む度に泣いてしまう。父親になったこともないのに・・・・。息子として父を見送ったからだろうか? | ||||
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配達赤ずきんの成風堂のメンバーと活躍に、また会えました! とてもうれしい。 本屋さんを舞台にした、ちょっとした謎のお話です。 心がほっこりするエピソード、成風堂メンバーのキャラクターなども前シリーズより出来上がっていて、ところどころ声を出して笑ってしまいました。 | ||||
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しっかりものの書店員・杏子さんと、名探偵アルバイト・多絵さんのコンビが活躍する"書店"ミステリの第2短編集。 同じ書籍を4人の人が取り寄せし、そのどれもが実際には取り寄せを希望していないという謎を描いた「取り寄せトラップ」から、人気ミステリ作家に届いたファンレターを書いた相手の正体を探る「サイン会はいかが?」など5編の短編小説。 日常の謎から、書店を舞台にした本格的な事件まで、振れ幅は大きいのですが、探偵役・多絵さんのほんわかとした雰囲気(でも、結構鋭いトゲをもっていたりしますが)に、すっと物語の世界にダイブできる作品です。 表題作の「サイン会はいかが?」も楽しいのですが、個人的は社会科見学で書店を訪れた小学生の謎の行動を解き明かす「君と語る永遠」が心に染みます。 絶賛ではないのですが、次の作品も読んでみたいなぁと思える作品です。 | ||||
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本屋が舞台の事件簿とあって本屋のことが隅々までよくわからる。 ほのぼのミステリー。 | ||||
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2007年に出た単行本の文庫化。 「成風堂書店事件メモ」シリーズの第3作。7編を収める短編集。 書店の裏話は面白い。本の注文と取り寄せ、雑誌の付録、作家のサイン会など、読んでいて「へえ、そうなのか」と感心させられる。しかし、ミステリとしては大いに不満が残る。推理の過程、手掛かり、真相、論拠のいずれにも欠点があると思う。 えっと、この調子で書き続けて行くつもりなの? | ||||
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成風堂通信を同梱している。 サイン会が11月10日だというが、曜日が書いていない。 何年かも書いていない。今年の11月10日に訪問してみよう。 ところで住所は何処なんだろう。 | ||||
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書店員探偵シリーズの第3弾。表題作を含む短編集(2冊目)です。 前作に引き続き、読んでいてとても楽しい。登場人物が生き生きとしている。落語で言う「くすぐり」も散らしてあって、本好きはにやりとさせられる。他の作品のときと同じことの繰り返しになってしまうけど、やはり作者の書店への愛が感じられますね。(解説の坂木司も同じことを言ってますが。) 収録作のなかでもお気に入りは「君と語る永遠」ですね。最後の3ページ、読みながらあやうく泣きそうになってしまった。これは『探偵ナイトスクープ』並みでした・・・。 | ||||
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『成風堂書店事件メモシリーズ』の3作目で,07年04月の単行本の文庫化になります. 長編だった前作とは異なり,1作目と同じ書店を中心に据えた『書店の謎』の短編集で, 主人公ら以外の店員も多く登場するなど,これまでより書店の雰囲気が伝わる印象です. ただ,他の作品でもありましたが無理に『謎』や『書店』を絡めているようにも映り, どうも合っていないと言いますか,『作り過ぎ」,『狙い過ぎ』に思え気になりますし, 探偵役の女の子思わせぶりな言い回しも,時折ハナにつくことがあって引っ掛かりました. また,前作で少し触れられた内面への掘り下げは行われず,こちらも物足りなさが残ります. おなじみ書店や出版社,問屋の事情など『裏側』が描かれる様子も興味深く読めるのですが, わかりやすく伝えようとする余りか,丁寧な描写や説明が却って冗長になっているところも…. なお,巻末の解説は坂木司さん.電子書籍から実際の書店や書籍,流通を語られていますが, 取って付けたかのように作品と結びつけるそれは,『解説』としての役割を果たしていません. | ||||
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今回は文庫化第1作である「配達あかずきん」から一冊(長編「晩夏に捧ぐ」)置いての短編集である。本書でも5編収録されている。 私は本書に限らず、短編集が好きだ。良い所は、一話が短い(本書ではバラバラで25ページほどのものから100ページほどのものまで)、つまり少しの時間に読めること(長編だとこうはいかない。時間を置き過ぎると内容を忘れてしまう)、長編より著者の味がよく出ているように思えるからだ。 本書収録作の中でお気に入りは、最も短い作品である「ヤギさんの忘れもの」。じつにほほえましい作品であった。 | ||||
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