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ボランティア・スピリット
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ボランティア・スピリットの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.00pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全8件 1~8 1/1ページ
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分かり易いんだけど、釈然としない感じが残りますね~。 一応全部おさまったけど、私のこのもやもや感はどうしてくれる訳?憤懣袋を破裂させるタイミングないまま、少ずつ空気抜いて畳んでしまうしかなくなっちゃったやん!みたいなw 始め「俗で分かり易いイヤなおばちゃん」だった道子さんが、最後には「如才ないバランスの良い人」に思えてきたから不思議だw | ||||
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「天使などいない」が面白かったので読みましたが、正直期待はずれだったかも。 どれも前半は面白いんだけど、あっさり終わってしまって「え?これで終わり?」って感じ。最後に驚きの展開を期待してしまった私には、ちょっとガッカリでした。 | ||||
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永井 するみとい作家の本を初めて読む。かなり前に購入したが、積読状態。あまり期待せずに読む。 短編集ということもあり、休憩の合間に読む。読み始めると、なかなか面白く。アッと今に読み終えた。 日本語教師のボランティアや外国人労働者のそれぞれの視点からか書かれている。 外国人労働者と日本語教師のボランティアの交流。そこにある偏見。お互いの打算。文化の違いなどを上手く使いながら、ミステリータッチに書かれた本であった。 | ||||
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この話はボランティアを通してみた人間模様。日本語教師の話です。外国人と付き合う難しさ、そしてボランティアと言う難しい職業?をこの本から学べたような気がします。 | ||||
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『ボランティア・スピリット』というタイトルに、何かしら偽善めいたものを感じながら読み進めた作品ですが、日本語教室を舞台に繰り広げられるエピソードは、なかなかどうして生徒も教師も一筋縄ではいかない人たちの集まりだったようで…。連作の形を取っているこの作品は、概して後味の悪いものが多いように思いましたが、実際のところそれこそが現実に近いことだからかもしれません。私自身日本語教師になろうと勉強をしていたとき、これと似た経験を少ししたのですが、時間にルーズであったりプライベートなことをあれこれ詮索されて苛々した当時の感情が蘇り苦笑しながら読みました。資格取得後これといって活動をする訳でない自分が、表題作「ボランティア・スピリット」の主人公・道子の考え方と重なっているように感じた時には別の意味でドキっとしましたが。私もまた「ボランティア=善行」の方程式にはまり「日本語を教える自分」を思い描いて自己満足に浸っていただけかもしれません。反省です。 | ||||
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【天使などいない】を読んで、気になっていたので、永井さんの名前を見つけ即買いしたけれど・・・・初めは、いやにあっさりと展開するんだなぁ~、こんなもんなの?と思ってましたが、だんだんと・・・・これは、グロイ気がする。途中、ぐわーーーっと嫌~な気分を増幅させられて吐き気がしてしまいました。が、取り合えず、なんかあるかも?と一気に最後まで読みました。読後感はそれ程でも無いのですが、なんでこんなのを書くんだろう?と勝手に買って読んでおきながら思ってしまいました。元気な時に読んだほうがいいかな?と思います。 | ||||
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地方都市の市民センターにて、週2回行われている日本語教室。先生側は特に資格もいらず、一方生徒側も月に500円の管理費で習える。そこで起こる日常の事件をミステリータッチで描いた、9編からなる連作短編集です。初読みの永井するみさん。本作品は4年余り雑誌に連載されてたものだが、全体の構成もよく、主要登場人物が上手く繋がっており、読み進めていくうちに、徐々に筆者の筆力アップが垣間見られたような気がした。文章は読みやすくサクサク読めました。まず、先生側の日本人と生徒側の外国人とのお互いの視点のバランスが絶妙!生徒の配偶者や恋人の行動も滑稽に描いている点も見逃せません。女性3人(道子・静乃・香美)それぞれの志願動機からして三者三様で面白い。特に道子!のキャラ設定は全体を通して最も光ってるように思える。ひとことで本作品の特徴を言えば、人間のいやらしさ・醜さ・弱さを『ボランティア=善行』という鏡を通して鋭く抉り出している点だと思う。各編におけるラストの締め方も適度にぼかして、却って印象的なものとなっている。読後、偏見や差別に対する認識が変わった人も多いはず。 | ||||
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「枯れ蔵」「大いなる聴衆」など、舞台設定の凝った読み応えのあるミステリーを書いてきている著者ですが、私としては、短編集の味わいにも高い点を付けたいと思っています。短編では、肩の力を抜いている分、登場人物像がより生き生き描かれているような気がします。表題の「ボランティア・スピリット」の主人公道子は、この作品では専業主婦のアイデンティティの一つとしてボランティアを嫌々ながらしているステレオタイプの中年女性なのですが、この作品や、他のいくつかの作品中で、なかなかいい味を出しています。他にも、道子と対象的に積極的に日本語教師のボランティアをやっている香奈という若い女性や、ナディームという中東出身と思われる日本語学校の生徒のエピソードなど、連作ならではの繋がりのある魅力が出ていると思います。「隣人」「天使などいない」もお勧めの短編集です。 | ||||
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