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(短編集)
少女ノイズ
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少女ノイズの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.87pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全31件 1~20 1/2ページ
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何処か懐かしさを感じさせる流れなのですよね。 | ||||
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面白かったです。こんな本から読書を始めるといいかもしれないですね。 | ||||
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大学生の主人公と予備校に通う優等生のJKが、街に潜む事件を解決していくミステリー。 特徴的なのは何と言っても語り手と探偵役の女子高生の間に漂う妙に渇いた(しかしその実ウェットな)空気感。各事件の結末もビターというにはあまりに苦く、目を背けたくなるような陰惨なものもある。だが、それが妙にユニークな、近頃の作品が忘れているドライさを醸していて自分は好き。最後の事件だけちょっと真相が急に感じたので、その分だけ星一つ減らすが、全体的にはおもしろかった。 | ||||
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2007年に出た単行本の文庫化。 ミステリ5篇を収める短篇集。 ミステリとしてはひどい。自作自演系の結末が多いし、そうでないものも、これはちょっと……というレベルのトリックが使われており、がっくりである。 解説で有川浩さんが書いているとおり、キャラクター小説として読むべき一冊なのだろう。名探偵たる女子高生は驚くほどの頭脳の冴えを見せつつも、どこか脆さを抱えていて庇護欲をそそる。ワトスン役の青年も変な趣味を隠し持っている。 2人の恋愛の行方の方が、謎そのものより気になる一冊だった。 | ||||
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この本、書店で見たときに帯に 「ミステリ部分ぶっちゃけどうでもいい。 『少女ノイズ』は彼と彼女が 出会い、求め合う、 ただそれだけの恋の物語だ。」 と書かれていたのですが… まぁ、その通りかなぁとw ミステリの部分も楽しめたのですが、主人公の 「殺人現場の写真を撮る」という趣味が有効活用されたのは最後くらいですし、 「欠落した記憶」が関係したのも最初だけですしねw 短編って感じかなぁとw ただ、恋の物語と書いてありますが、確かにそうっちゃそうですが、 少し過程が薄かったり、分かりづらかったりするので じっくり読む人にお勧め!という本ですかねw まぁ、じっくり読んだ結果面白かったからこの評価で…w | ||||
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友人の勧めで、この本を読んでみました。 内容は、殺人現場で写真をとるスカと、殺人を調べるのが好きな皆瀬、天才高校生瞑のミステリー小説です。 どれも淡々としていて、途中で犯人がわかってしまう感じなんですが、最後のトリックの説明のシーンがなかなか面白い小説です。 初めてこういう感じの本を読む方にはお勧めです。 | ||||
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友人の勧めで、この本を読んでみました。 内容は、殺人現場で写真をとるスカと、殺人を調べるのが好きな皆瀬、天才高校生瞑のミステリー小説です。 どれも淡々としていて、途中で犯人がわかってしまう感じなんですが、最後のトリックの説明のシーンがなかなか面白い小説です。 初めてこういう感じの本を読む方にはお勧めです。 | ||||
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あらすじなんかは他の方が書いていますし、ネタばれしちゃうのも嫌なんで省きます。 ノベルは音楽なんかと一緒で人それぞれ肌に合う合わないがあると思うのですが、もうこれは自分にはドンピシャできました。 章分けされて読みやすく、短く簡潔にまとめられる展開はなじみやすく、主軸に置かれてる2人は最後まで目が離せませんでした。 ズブズブの恋愛小説でもないのに、ミステリ系ノベルなのに2人の関係がすごく好きです。 文庫版の購入で、最後にライトノベル作家の有川浩氏による解説があるのですが、それを読んでウンウンと頷いちゃいました。 | ||||
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あらすじなんかは他の方が書いていますし、ネタばれしちゃうのも嫌なんで省きます。ノベルは音楽なんかと一緒で人それぞれ肌に合う合わないがあると思うのですが、もうこれは自分にはドンピシャできました。章分けされて読みやすく、短く簡潔にまとめられる展開はなじみやすく、主軸に置かれてる2人は最後まで目が離せませんでした。ズブズブの恋愛小説でもないのに、ミステリ系ノベルなのに2人の関係がすごく好きです。文庫版の購入で、最後にライトノベル作家の有川浩氏による解説があるのですが、それを読んでウンウンと頷いちゃいました。 | ||||
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まず、ラノベかと言うと違います。「三毛猫」的なものをイメージして頂ければ大体合っているかと。最近のものでは「心霊探偵八雲」とか。 トリックは…短編集ですからこんなものでしょう。その発想はっ!となることはない感じ。途中で犯人は分かります。 で、肝心のキャラ描写ですが (巻末の解説 (有川浩) によると「キャラ小説として解説してくれ」との著者自身の要望らしいので、ここが肝で良いでしょう)、弱い。地の文で「こういうキャラだよ」と描写してあります。登場人物の言動から、「そういうキャラだ」という印象を持てるかというと、難しいですね。 | ||||
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まず、ラノベかと言うと違います。「三毛猫」的なものをイメージして頂ければ大体合っているかと。最近のものでは「心霊探偵八雲」とか。トリックは…短編集ですからこんなものでしょう。その発想はっ!となることはない感じ。途中で犯人は分かります。で、肝心のキャラ描写ですが (巻末の解説 (有川浩) によると「キャラ小説として解説してくれ」との著者自身の要望らしいので、ここが肝で良いでしょう)、弱い。地の文で「こういうキャラだよ」と描写してあります。登場人物の言動から、「そういうキャラだ」という印象を持てるかというと、難しいですね。 | ||||
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まず導入が良い。少女の設定が魅力的。毎度のことながらタイトルセンスも秀逸。カチッとしてブレの少ない文体にも人気作家のそれを感じる。相変わらず完成度も高い。 しかしこの作者は本当にこれでいいのだろうか?と余計かもしれぬことを思ってしまうのも事実だ。 もっとも気になったのは、主人公・スカの対象との距離感である。それが一定ではないが故に、物語として説明的にみえたり、ミステリの謎解き部分も詐欺的に映ってしまう。おそらく作者は自覚してやっているのだろうが、それでも問題に思うのは主人公の認識のレベル(距離感)がいったいどのようなものなのか自然に入ってこないために、素直に物語に感情移入できないことにある。 またこの作品は普通に面白かったのだが、作家のもっているセンスが(少なくともこの作品では)悪い意味で消化されてしまていると、特に小さなところでそう感じてしまった。人気作家の宿命なのかもしれないが、こんな定型的なパーツ−キャラ、物語、ミステリ−を使って一冊の作品を仕上げることにどれだけの意味があるのだろう?ご都合主義的な展開、ご都合主義的なモノローグ……ファンであるがゆえに、このような作品が乱発されることは、はっきりいって悲しい。 それは一言で言ってしまえば、これだけ魅力的なキャラ設定(ヘッドフォン少女など)を使って、でもこのくらいの地点に着地させてしまうのか、という落胆である。 厳しい書き方だが、これでは中高生は騙せても本読みは騙せないのではないだろうか。三 雲氏には、もっと挑戦してほしい。 | ||||
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まず導入が良い。少女の設定が魅力的。毎度のことながらタイトルセンスも秀逸。カチッとしてブレの少ない文体にも人気作家のそれを感じる。相変わらず完成度も高い。 しかしこの作者は本当にこれでいいのだろうか?と余計かもしれぬことを思ってしまうのも事実だ。 もっとも気になったのは、主人公・スカの対象との距離感である。それが一定ではないが故に、物語として説明的にみえたり、ミステリの謎解き部分も詐欺的に映ってしまう。おそらく作者は自覚してやっているのだろうが、それでも問題に思うのは主人公の認識のレベル(距離感)がいったいどのようなものなのか自然に入ってこないために、素直に物語に感情移入できないことにある。 またこの作品は普通に面白かったのだが、作家のもっているセンスが(少なくともこの作品では)悪い意味で消化されてしまていると、特に小さなところでそう感じてしまった。人気作家の宿命なのかもしれないが、こんな定型的なパーツ−キャラ、物語、ミステリ−を使って一冊の作品を仕上げることにどれだけの意味があるのだろう?ご都合主義的な展開、ご都合主義的なモノローグ……ファンであるがゆえに、このような作品が乱発されることは、はっきりいって悲しい。 それは一言で言ってしまえば、これだけ魅力的なキャラ設定(ヘッドフォン少女など)を使って、でもこのくらいの地点に着地させてしまうのか、という落胆である。 厳しい書き方だが、これでは中高生は騙せても本読みは騙せないのではないだろうか。三 雲氏には、もっと挑戦してほしい。 | ||||
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ここ十数年の流れをくむ、ライトノベルとミステリが融合した感じの作品。ミステリ的に結構切れ味がするどいのがなかなか良い。密室トリックもシンプルで面白い。しかし、この作品の探偵役といい、『クビキリサイクル』といい、『GOTH』の森野夜といい、こういう不思議系・電波系の女主人公が、もしブスだったらどうするのだろう、という疑問が残る(それは言いっこなし?)。 | ||||
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ここ十数年の流れをくむ、ライトノベルとミステリが融合した感じの作品。ミステリ的に結構切れ味がするどいのがなかなか良い。密室トリックもシンプルで面白い。しかし、この作品の探偵役といい、『クビキリサイクル』といい、『GOTH』の森野夜といい、こういう不思議系・電波系の女主人公が、もしブスだったらどうするのだろう、という疑問が残る(それは言いっこなし?)。 | ||||
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一つ一つの事件が短く読みやすい推理小説です。 斬新なトリックがなく割と先も読みやすいので本格的な推理小説を読みたい人には向きませんが、登場人物が魅力的なので読んでみて損はないと思います。 個人的には終わり方が爽やかでとても好きです。 | ||||
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一つ一つの事件が短く読みやすい推理小説です。 斬新なトリックがなく割と先も読みやすいので本格的な推理小説を読みたい人には向きませんが、登場人物が魅力的なので読んでみて損はないと思います。 個人的には終わり方が爽やかでとても好きです。 | ||||
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殺人現場の写真を収集している大学生・高須賀克志(「スカ」)と 模範生であることを自らに強いている天才女子高生・斎宮瞑を 主人公にした連作短篇ミステリ。 ◆Crumbling Sky スカと瞑の出会いの話。 スカが小学生時代に遭遇した怪事件を、瞑が解明することに より、彼が特異な習癖を持つに至った理由が明かされます。 ◆四番目の色が散る前に いわゆる〈ミッシング・リンク〉もの。 作中でも瞑が、クリスティの某作に言及するわけですが それ自体、読者を誤導する仕掛けとなっているという趣向。 そこに思春期特有の自意識が絡められることによって 錯綜した真相が導き出される構成は実に見事です。 ◆Fallen Angel Fallen 本作でも、思春期の自意識が重要なファクターとなっています。 サブトリックである〈人間消失〉も効果的。 ◆あなたを見ている ストーカーを刺してしまった少女の事件と、同時期に 別の場所で起きた通り魔事件との関連付けが巧妙。 真相は瞑にとって重いものですが、読者としては 別の意味で口をアングリとさせられてしまいます。 ◆静かな密室 大トリック一閃、です。 用いられる仕掛けから考えて、この話をする ために瞑というキャラが誕生したのでしょう。 全体的に、各篇どれもミステリとしての完成度は高いのですが、 主役二人の猟奇犯罪への執着というキャラ設定と、作品全体の テーマがあまり連関しなかったのが残念。 | ||||
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殺人現場の写真を収集している大学生・高須賀克志(「スカ」)と 模範生であることを自らに強いている天才女子高生・斎宮瞑を 主人公にした連作短篇ミステリ。 ◆Crumbling Sky スカと瞑の出会いの話。 スカが小学生時代に遭遇した怪事件を、瞑が解明することに より、彼が特異な習癖を持つに至った理由が明かされます。 ◆四番目の色が散る前に いわゆる〈ミッシング・リンク〉もの。 作中でも瞑が、クリスティの某作に言及するわけですが それ自体、読者を誤導する仕掛けとなっているという趣向。 そこに思春期特有の自意識が絡められることによって 錯綜した真相が導き出される構成は実に見事です。 ◆Fallen Angel Fallen 本作でも、思春期の自意識が重要なファクターとなっています。 サブトリックである〈人間消失〉も効果的。 ◆あなたを見ている ストーカーを刺してしまった少女の事件と、同時期に 別の場所で起きた通り魔事件との関連付けが巧妙。 真相は瞑にとって重いものですが、読者としては 別の意味で口をアングリとさせられてしまいます。 ◆静かな密室 大トリック一閃、です。 用いられる仕掛けから考えて、この話をする ために瞑というキャラが誕生したのでしょう。 全体的に、各篇どれもミステリとしての完成度は高いのですが、 主役二人の猟奇犯罪への執着というキャラ設定と、作品全体の テーマがあまり連関しなかったのが残念。 | ||||
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とある大学生、高須賀克志は大学の准教授である皆瀬梨夏にバイトを紹介される。それは大手の進学塾の講師。だが受け持つことになった生徒はたった一人。しかも時間になっても講義室に現れない。 生徒の名前は斎宮瞑。彼女と塾の屋上で出会い、会話するようになってから高須賀克志の生活は緩やかに変化する。 不可思議なバイトの意味、欠けていた記憶、瞑の行動の理由、関わった事件の真相――読み進めるにつれ、まるでノイズのような謎は少しずつ消えていく。 5つの章から成り立つ構成で、それぞれが別の事件や謎を主にした内容。よって一つあたりのページ数は少なく、また章の内容や時系列が整理されている為に謎が提示されたと思うとすぐ解答が書かれているという状態。自身も謎を解くべくじっくり考えなら読む人には物足りないだろう。だが事件の全貌や容疑者を把握しながら読むのが苦手な人にはとっつきやすい作品である。 ワトソン的役割を担う主人公はとある恐怖症と性癖を持ち、ホームズ的役割を担う少女は少しやっかいな事情を持つ。そんな別々の意味で危い二人のやりとりはなぜか微笑ましい。読後、もう少し彼らのやりとりを見たかったと思わせる。 内容も装丁もいいのだが、それでもこの値段は財布に優しくない。そんな意味での星4つである。 | ||||
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