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コスプレ幽霊 紅蓮女
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コスプレ幽霊 紅蓮女の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.11pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全9件 1~9 1/1ページ
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人と接するのが極端に苦手・陰気・友達も恋人もいない、さえない・・・さえない国語教師「辺倉史代」29歳。そんな彼女の生き甲斐(喜び)は巷で有名な幽霊「紅蓮女」に変装し、怪奇スポットや自殺の名所で居合わせた人を脅かすこと。それ自体を目的としているので決して居合わした人を傷つけるようなことはせず、むしろマッチ棒などを使った技の後は必ずマッチの燃えカスを拾って片付けるような性格。そんな彼女が徘徊先で遭遇する事件に立ち向かう。 本屋でこの本を発見したときはタイトルのコスプレ幽霊という文字が目にとまり思わずなんじゃこりゃ!?と言ってしまいましたが、よくよく見てみたら上甲 宣之さんの作品。その後タイトルが気になってついつい・・・・最初は暗い女性の話かなと思いましたが、読み終えたときにはそんなことは全然ない内容でした。 時折真剣かなと思ったら笑わしてくれる。 推理ものだけど、たまに現実を無視してる。 そんなとこが良いです。 | ||||
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その携帯はXXの前編となる呪催眠の話を読んだときは二作目はないな・・と正直思ってしまったが、高速バスの中で暇つぶしの為の読む本がなかったのでとりあえず手に取りました。 上甲氏の他の作品のような説明調の文章もそれほど嫌味には感じることなく、主人公、紅蓮女の切なさを感じられたり、時にはクスッと笑わせてくれたり、短編集としてはそれなりに楽しませてくれました。 出来れば続編を期待します。 | ||||
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冴えない29歳の小学校教師辺倉史代。 生徒からも上司である教頭からも馬鹿にされ、 授業は成り立たないし、生徒のこと何一つ分かっていないダメ教師。 しかし彼女には誰にも言えない楽しみがあった。 それは・・・ 都市伝説を絡めた物語で、 その都市伝説を作り出し、紅蓮女に変装し、自ら人を恐怖の底に 叩き込むことを楽しみにしている、ちょっとイッちゃった感じの女性教師。 その紅蓮女が少しずつ少しずつ ただ人を脅かすだけではなく、 何故だか望霊(人に希望を与える亡霊)として、周囲の人の気持ちを救って行く。 この展開はありか?最後までただ人を驚かし続け 自分を慰める女の物語でも良かったのではないか?? などと思ったけれど 最終的にはやはり亡霊ではなく望霊として 終わった紅蓮女を描くことできっと何か伝えたいことがあるんだろうな、と。 そう、きっと自分が思っている以上に人間は何らかの価値があって 生まれ育ってきたんだ、っていう、そんなもの。 まぁ、違ってたら・・・ この紅蓮女が人を脅かす場所として選んだ場所に 芦刈村が登場したり、 しよりに愛子も登場。 『地獄のババ抜き』にした登場した怪しげな女も登場。 いたる所に別作品とのリンクがあり、 それはそれで楽しめました。 | ||||
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地獄のババ抜きの続編ですが、時間は少し遡ります。 地獄のババ抜きで活躍した某女が出てきたりと、 なかなか楽しめました。 今までの三冊で、一番読みやすいかしら? というか、これだけ読んでも、さぞつまらないだろうと(笑 といいつつ、私はもう、上甲の虜です。 一生追いかけます(笑 | ||||
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悪い意味で。 ミステリー小説を探していたのと、あらすじや設定など興味深く、楽しみにして読み始めた。 第1章以外、話の軸となる部分が都合よく登場する人物のひとり語りで進められ、その解決方法もご都合主義。ミステリーかホラーかという前に小説として出版してよいか悪いかを議論するべきではないかと思った。 久々に辛い読書。 とりあえずミステリーと思って読まれないほうが精神的によろしいかと思います。 | ||||
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ダメ女であるヒロインの生きがいは「紅蓮女」に変装して夜の街を徘徊する事。しかし行き先々で奇怪な事件に巻き込まれ…という筋。まるで漫画のような設定であり、ヤングマガジン辺りで連載したら人気が出ると思う。ヒロインの駄目っぷりと紅蓮女になった時の格好良さのギャップに感情移入。 惜しむらくは文章の荒っぽさか。特にエピローグ、あの締めの強引さはちょっといただけないぞ。 | ||||
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陰気で友人も恋人もいない孤独な小学校教師・辺倉史代。そんな彼女の生きがいは、ちまたの噂で有名な「紅蓮女ぐれんおんな」と呼ばれる幽霊の変装をして、人を驚かす事。ポイントは「驚かす」事であり、決して「脅えさせ」たり傷つける事ではない事である。主人公が癒しのために変装(変身)すると必ずや事件に巻き込まれ、しかも知らず知らずに解決してしまうのだ。解決というか怪傑?特殊改造したマッチと技で攻撃も思いのまま!なかなか漫画チックではあるが、引き込まれます。第一話から次第に、「頑張れ!紅蓮女!変身(変装)しちまえ!」とエールを送り、冴えない「辺倉史代」がすこしづつ成長して感情を表現できるニンゲンらしくなるのが見てて嬉しくなります。初めは感情のない陰気なニンゲン「辺倉史代」が、良い?バケモノ「紅蓮女」に変身してるのだが、話が進むにつれて感情豊かな言いたい事を口に出せるバケモノ「紅蓮女」が、ニンゲン「辺倉史代」のカラを打ち破ってしまうのです。最後は「紅蓮女」は炎の中に返り、ニンゲン「辺倉史代」がニンゲンらしく号泣できた、という気持ちの良い終り方でした。(ネタバレになりますか?すいません。) | ||||
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「コスプレ幽霊」! なんだろうと思って思わず手に取ってしまいました(笑) すっとんきょうな設定にもびっくりしましたが、 自分ではない「誰か」になりたい、って思うことあるなぁ、 なんて、わりと共感してしまったりして物語にめり込んでしまいました。 ホラーあり、アクションあり、恋愛ありで、楽しい時間をすごせます。 少しずつ成長していく主人公が可愛いらしい。 | ||||
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ほんとうに異色でした。コスプレして人を夜な夜な怖がらせるのが生きがいの女が主人公で、宿敵どもと戦うというのも、人を食っていますが、独特のチープ(?)な文体と展開がまったく読めない技に、呆気にとられてしまいました。第一夜から第五夜、エピローグまでの短編のオムニバスになっていますが、最初は「何だこの異様な世界は?」というのが、読み進めるうちに、おかしくなってきて、第三夜くらいになると、もう読まずにいられなくなるところがまったく不可解な作品でした。最後には期待とともに主人公を応援している自分がいました。 | ||||
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