原子炉の蟹

【この小説が収録されている参考書籍】

【この小説が載っている参考書籍】

評判

原子炉の蟹の評価:

4.12/5点 レビュー 17件。 B ランク

Amazon書評・レビュー点数毎のグラフです

平均点4.12pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全36件 1〜20 1/2ページ
No.36
(4pt)

事実は小説よりも奇なり。

帯の宣伝文句は
「今だからわかる、この小説の凄さが」

この本の初版が1981年、最初の文庫化が84年。火曜サスペンス劇場枠でのTVドラマ化が87年(私が原作を初めて読んだのは、このドラマを見た後)この謳い文句にウソはなかった。
東海村での臨界事故や双葉町で起きた原発事故と、この本を改めて重ね合わせてみて、電力会社の隠蔽体質や現場で作業に当たる下請け労働者の苛酷さが、40年近く経ってもまったく変わっていないことに驚かされた。
ただ、そちらの描写に重きが置かれ過ぎ、犯行の動機や殺人トリックの解明がお留守になった感が否めなかったので、減点1。
ついでにドラマ版の再放送もやってくれないだろうか、日テレさん。
原子炉の蟹 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 原子炉の蟹 (講談社文庫)より
4061833103
No.35
(4pt)

事実は小説よりも奇なり。

帯の宣伝文句は
「今だからわかる、この小説の凄さが」

この本の初版が1981年、最初の文庫化が84年。火曜サスペンス劇場枠でのTVドラマ化が87年(私が原作を初めて読んだのは、このドラマを見た後)この謳い文句にウソはなかった。
東海村での臨界事故や双葉町で起きた原発事故と、この本を改めて重ね合わせてみて、電力会社の隠蔽体質や現場で作業に当たる下請け労働者の苛酷さが、40年近く経ってもまったく変わっていないことに驚かされた。
ただ、そちらの描写に重きが置かれ過ぎ、犯行の動機や殺人トリックの解明がお留守になった感が否めなかったので、減点1。
ついでにドラマ版の再放送もやってくれないだろうか、日テレさん。
原子炉の蟹 (1981年) Amazon書評・レビュー: 原子炉の蟹 (1981年)より
B000J7VQQQ
No.34
(4pt)

事実は小説よりも奇なり。

帯の宣伝文句は
「今だからわかる、この小説の凄さが」

この本の初版が1981年、最初の文庫化が84年。火曜サスペンス劇場枠でのTVドラマ化が87年(私が原作を初めて読んだのは、このドラマを見た後)この謳い文句にウソはなかった。
東海村や双葉町で起きた原発事故と、この本を改めて重ね合わせてみて、電力会社の隠蔽体質や現場で作業に当たる下請け労働者の苛酷さが、40年近く経ってもまったく変わっていないことに驚かされた。
ただ、そちらの描写に重きが置かれ過ぎ、犯行の動機や殺人トリックの解明がお留守になった感が否めなかったので、減点1。
ついでにドラマ版の再放送もやってくれないだろうか、日テレさん。
新装版 原子炉の蟹 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 新装版 原子炉の蟹 (講談社文庫)より
406277111X
No.33
(5pt)

今を世界を予言したかのような、30年前のミステリー!

本書は、スリーマイル島原発事故の翌年――1981年に出版された。
「原子炉建屋」という最先端の密室での殺人事件を扱う推理小説だ。
原子炉建屋……それは物理的な密室であり、社会的な密室でもある。
そこには「隠蔽」体質も伴う。
「フクシマ」でも同じではなかったか。

30年前の推理小説とは思えぬほど、「現代」と符合している点が多い。
問題をなかったことにする隠蔽体質は、
東電や「官」だけに由来するのではない。
「民」にも内在するというのが、この本の「ミソ」でもあるだろう。
我々は完全なる被害者ではないのだ。

決して、カタルシスのある推理小説ではない。
むしろ問題提起のまま終わる感じだ。
しかしそのことが、「隠蔽」「密室」の空恐ろしさを表してもいる。
原発への賛否にかかわらず、読んでおきたい一冊である。
原子炉の蟹 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 原子炉の蟹 (講談社文庫)より
4061833103
No.32
(5pt)

今を世界を予言したかのような、30年前のミステリー!

本書は、スリーマイル島原発事故の翌年――1981年に出版された。
「原子炉建屋」という最先端の密室での殺人事件を扱う推理小説だ。
原子炉建屋……それは物理的な密室であり、社会的な密室でもある。
そこには「隠蔽」体質も伴う。
「フクシマ」でも同じではなかったか。

30年前の推理小説とは思えぬほど、「現代」と符合している点が多い。
問題をなかったことにする隠蔽体質は、
東電や「官」だけに由来するのではない。
「民」にも内在するというのが、この本の「ミソ」でもあるだろう。
我々は完全なる被害者ではないのだ。

決して、カタルシスのある推理小説ではない。
むしろ問題提起のまま終わる感じだ。
しかしそのことが、「隠蔽」「密室」の空恐ろしさを表してもいる。
原発への賛否にかかわらず、読んでおきたい一冊である。
原子炉の蟹 (1981年) Amazon書評・レビュー: 原子炉の蟹 (1981年)より
B000J7VQQQ
No.31
(5pt)

今を世界を予言したかのような、30年前のミステリー!

本書は、スリーマイル島原発事故の翌年――1981年に出版された。
「原子炉建屋」という最先端の密室での殺人事件を扱う推理小説だ。
原子炉建屋……それは物理的な密室であり、社会的な密室でもある。
そこには「隠蔽」体質も伴う。
「フクシマ」でも同じではなかったか。

30年前の推理小説とは思えぬほど、「現代」と符合している点が多い。
問題をなかったことにする隠蔽体質は、
東電や「官」だけに由来するのではない。
「民」にも内在するというのが、この本の「ミソ」でもあるだろう。
我々は完全なる被害者ではないのだ。

決して、カタルシスのある推理小説ではない。
むしろ問題提起のまま終わる感じだ。
しかしそのことが、「隠蔽」「密室」の空恐ろしさを表してもいる。
原発への賛否にかかわらず、読んでおきたい一冊である。
新装版 原子炉の蟹 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 新装版 原子炉の蟹 (講談社文庫)より
406277111X
No.30
(5pt)

とても良い❗

日経の書評家の記事を見て買いました。30数年前の作品を感じさせない面白さでした。
原子炉の蟹 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 原子炉の蟹 (講談社文庫)より
4061833103
No.29
(5pt)

とても良い❗

日経の書評家の記事を見て買いました。30数年前の作品を感じさせない面白さでした。
原子炉の蟹 (1981年) Amazon書評・レビュー: 原子炉の蟹 (1981年)より
B000J7VQQQ
No.28
(5pt)

とても良い❗

日経の書評家の記事を見て買いました。30数年前の作品を感じさせない面白さでした。
新装版 原子炉の蟹 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 新装版 原子炉の蟹 (講談社文庫)より
406277111X
No.27
(4pt)

火曜サスペンス劇場でドラマ化

原発を題材にしたミステリー。昔、火サスでドラマ化されてました。
原子炉の蟹 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 原子炉の蟹 (講談社文庫)より
4061833103
No.26
(4pt)

火曜サスペンス劇場でドラマ化

原発を題材にしたミステリー。昔、火サスでドラマ化されてました。
原子炉の蟹 (1981年) Amazon書評・レビュー: 原子炉の蟹 (1981年)より
B000J7VQQQ
No.25
(4pt)

火曜サスペンス劇場でドラマ化

原発を題材にしたミステリー。昔、火サスでドラマ化されてました。
新装版 原子炉の蟹 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 新装版 原子炉の蟹 (講談社文庫)より
406277111X
No.24
(5pt)

今から30年以上も前に書かれたとは思えない。

今から30年以上前に書かれた社会派ミステリー。さすがに描写に時代を感じるが、5年前の福島第一原発事故を予言したかのような仔細な原発作業の描写に驚く。また、原発を舞台にした密室トリックにも説得力があり、読み応えがあった。

九十九里浜原発の建屋で起きた殺人事件を追う新聞記者が組織により隠蔽された真実に迫る。
新装版 原子炉の蟹 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 新装版 原子炉の蟹 (講談社文庫)より
406277111X
No.23
(4pt)

原発を巡る陰謀と闇をサルカニ合戦になぞらえて描く

発売当時も原発をモチーフにした斬新な発想で話題を読んだが、当時よりも原発安全神話の崩壊した現在読んだ方がより内容の恐ろしさが切実感を伴って迫って来るであろう。
原発行政の情報隠ぺい体質と裏で杜撰な原発内部の実態を描いているが、重厚な社会派サスペンスというよりは、原子炉内の密室殺人や、サルカニ合戦になぞらえての見たて殺人など、本格趣向の方が強いエンターティメント路線の推理作品に仕上がっている。
原発とサルカニ合戦?という読む前の違和感も読後はそういうことかと納得できるであろう。
原発の闇を突きながら、ケレン味溢れる本格推理に仕立てた点が本書の読みどころであり、特定業界の情報小説と本格推理要素が求められる江戸川乱歩賞にまさにぴったりの作品である。
新装版 原子炉の蟹 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 新装版 原子炉の蟹 (講談社文庫)より
406277111X
No.22
(4pt)

原発を巡る陰謀と闇をサルカニ合戦になぞらえて描く

発売当時も原発をモチーフにした斬新な発想で話題を読んだが、当時よりも原発安全神話の崩壊した現在読んだ方がより内容の恐ろしさが切実感を伴って迫って来るであろう。
原発行政の情報隠ぺい体質と裏で杜撰な原発内部の実態を描いているが、重厚な社会派サスペンスというよりは、原子炉内の密室殺人や、サルカニ合戦になぞらえての見たて殺人など、本格趣向の方が強いエンターティメント路線の推理作品に仕上がっている。
原発とサルカニ合戦?という読む前の違和感も読後はそういうことかと納得できるであろう。
原発の闇を突きながら、ケレン味溢れる本格推理に仕立てた点が本書の読みどころであり、特定業界の情報小説と本格推理要素が求められる江戸川乱歩賞にまさにぴったりの作品である。
新装版 原子炉の蟹 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 新装版 原子炉の蟹 (講談社文庫)より
406277111X
No.21
(4pt)

社会派だけにとどまらない

週間文春1981ベスト10 総合1位

房総電業 高瀬社長に端を発し、九十九里浜原発内で密室殺人事件がおこる。
中央新聞の曾我と、同千葉支局に原田は、千葉日々 京林からの情報をもとに調査を開始する。 ・・・

作者が新聞社を定年退社後にものした江戸川乱歩賞受賞作。原発の内外の実情が記者ならではの視点で、詳細に描かれており、社会派推理小説との評価があるようだ。

が、原子力発電所という機密性の高い舞台設定で、密室状態つくりあげるために、このテーマを選択したように思える。ここで発生する連続殺人も「サルカニ合戦」の見立てがあって、社会派という範疇にだけ留まってはいない印象を受けた。一見無理がありそうな展開も、それほど違和感なく、ラストまで読みすすめることができた。

ただ、犯人候補となる(はず?)の序盤の登場人物が、何事もなく消えてしまうのは、ちと不満。応募作がゆえの枚数が制約となっているのかなぁ。
原子炉の蟹 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 原子炉の蟹 (講談社文庫)より
4061833103
No.20
(4pt)

社会派だけにとどまらない

週間文春1981ベスト10 総合1位

房総電業 高瀬社長に端を発し、九十九里浜原発内で密室殺人事件がおこる。
中央新聞の曾我と、同千葉支局に原田は、千葉日々 京林からの情報をもとに調査を開始する。 ・・・

作者が新聞社を定年退社後にものした江戸川乱歩賞受賞作。原発の内外の実情が記者ならではの視点で、詳細に描かれており、社会派推理小説との評価があるようだ。

が、原子力発電所という機密性の高い舞台設定で、密室状態つくりあげるために、このテーマを選択したように思える。ここで発生する連続殺人も「サルカニ合戦」の見立てがあって、社会派という範疇にだけ留まってはいない印象を受けた。一見無理がありそうな展開も、それほど違和感なく、ラストまで読みすすめることができた。

ただ、犯人候補となる(はず?)の序盤の登場人物が、何事もなく消えてしまうのは、ちと不満。応募作がゆえの枚数が制約となっているのかなぁ。
原子炉の蟹 (1981年) Amazon書評・レビュー: 原子炉の蟹 (1981年)より
B000J7VQQQ
No.19
(4pt)

社会派だけにとどまらない

週間文春1981ベスト10 総合1位

房総電業 高瀬社長に端を発し、九十九里浜原発内で密室殺人事件がおこる。
中央新聞の曾我と、同千葉支局に原田は、千葉日々 京林からの情報をもとに調査を開始する。 ・・・

作者が新聞社を定年退社後にものした江戸川乱歩賞受賞作。原発の内外の実情が記者ならではの視点で、詳細に描かれており、社会派推理小説との評価があるようだ。

が、原子力発電所という機密性の高い舞台設定で、密室状態つくりあげるために、このテーマを選択したように思える。ここで発生する連続殺人も「サルカニ合戦」の見立てがあって、社会派という範疇にだけ留まってはいない印象を受けた。一見無理がありそうな展開も、それほど違和感なく、ラストまで読みすすめることができた。

ただ、犯人候補となる(はず?)の序盤の登場人物が、何事もなく消えてしまうのは、ちと不満。応募作がゆえの枚数が制約となっているのかなぁ。
新装版 原子炉の蟹 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 新装版 原子炉の蟹 (講談社文庫)より
406277111X
No.18
(3pt)

発表当時は…

過去の江戸川乱歩賞の作品を読んでみたいと手に取りました。時代背景が違うんですが…大企業の隠蔽体質は変わらずで描かれています。この頃から原発に大きな問題があったのだと考えさせられました。
推理小説として、やはり今読むとつらい文章があります。まだ古典に入らぬ年数ですし…当時としては最高の作品だったんでしょうね。
(写楽の方、まだ読んでいません)
原子炉の蟹・写楽殺人事件―江戸川乱歩賞全集〈13〉 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 原子炉の蟹・写楽殺人事件―江戸川乱歩賞全集〈13〉 (講談社文庫)より
406273530X
No.17
(5pt)

古くなっていない原子炉情報ミステリー

情報ミステリーの黄金時代の傑作の一つだが、なにぶん題材が最先端の原子炉だし、もう三十年も経ったので、情報はすっかり古くなったと思っていた。しかし、ニュースで原発の内部事情をいろいろ教えられ、久々にこの本を読み返してみると、どうも、情報はあまり古くなっていないらしい。不思議なことである。
原子炉の蟹 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 原子炉の蟹 (講談社文庫)より
4061833103