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11分間の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.43pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全56件 41~56 3/3ページ
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他のレビューで女性が多いですが、男性でも十分楽しめる作品です。パウロ・コエーリョ自身が男性なので、女を買う男の心理や行動パターンがタイプ別に分類されていたり、いかなる理由で男がSEXの為にお金を払うかの表現も的を射ている。ただ、売る側も買う側もあまり批判的に表現されていない為、女性読者の中にはこの点を不快に思う方もいるかと思います。主人公の極端ともいえるポジティブな思考がアルケミストにも通じ、悲劇的なストーリー展開にも、悲壮感すら感じさせない力強さがあります。SEXをテーマにした内容と興味を引く題名とうらはらに、すごく純粋でポジティブな気持ちにさせてくれる、美しいラブストーリーだと思いました。 | ||||
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さすがにパウロさん!これほどまでにハッキリと主人公にセクシュアリティの聖なる意味を語らせるとは!「アルケミスト」からファンになった方の一部の方はやはり戸惑うでしょう。ストレートなセックス描写もあるので。ですが、まぎれもないこれは魂の物語で「閉じた輪をらせんに変える」処方箋だと思います。誰もが口ごもってハッキリ言ってこなかったことをズバリと書いています。「聖なるセックスというものが存在し、それは瞑想である」と考えてきた人間には同じことを考えてきた識者がいることを再認識させてくれます。素敵! | ||||
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汚く見えるものの中にまことを見出すことに、できるだけ、忠実に再現した作品に感じました。グロテスクにそして、細心の注意を払って書いている文章に、作者のやさしさを感じました。 | ||||
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「マリーア」とゆう名を文学作品にみると、聖母マリアと重ねて比べながら読んでしまう事がある。それもこの作品の、一つの読み方かもしれないが、パウロ・コエーリョ 氏は、あきらかに、イエスの最後を見取ったもう一人のマリア、マグダラのマリアの、聖書で語られていない、娼婦となるまでの人生と、愛(イエスが象徴するアガペー)を悟るまでの心の動きを、彼の想う形で、「ただの娼婦」「マリーア」を通じて表現している。 「11分」とゆう、静かな挑発を感じさせるタイトルには、ただありのままを作品にたくそうとしてる、作者の真摯な姿勢と決意、そして、作品中の「マリーア」のねじれのない精神と視線が、合わさって表れている。 この本から私は大きな事を学んだと思う。それは男であり、まだ未熟な私には大きすぎて、まだ説明出来るほどには把握しきれていない。しかし、再読した時、さらに何かをつかめるのは確信出来る。ずっと大事に本棚に置いておく事になりそうだ。 | ||||
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この本を読んでいると心の扉が開いて、魂が解放されて行くのが分かります。マリーアがよく心の中でいう『失うものは何もない』そう、失ってはいけないのは愛だけです。まだ愛を模索しているマリーアに失うものはなにもなかった。『神聖とはなにか、魂とはなにか、命とはなにか、死とはなにか、それらすべての答えは一つ 愛である。』とはドン ファンの有名な言葉。宗教的に哲学的に愛の全てを問うのは人間の永遠であり、産まれてきた意味。『マリーアは神聖な娼婦』『愛がなければ何も残らない』など人間の根本を理解している作者のメッセージはとても強く、重い。 | ||||
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なぜ売春ができたのかが不思議。とても内容はよい。哲学的に読んだ。人生のバイブルにでもなりそうな本。しかし、売春は女性の私から感じることは、かなり気持ちがすさむこと。単純に割り切ってできて、その上人生を考えることのできる光をもてる女性なんて存在するのだろうか?そこが解決できないから本当は☆5つだけど☆2つ。 | ||||
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他のレビューを眺めて、なんだか女性向け・セックスメインの本だと思われる方がいらっしゃるかもしれませんが、そんなことは全然ありません。私の周囲の男性陣は「楽しめる」と言っているし、他のオトコにも是非読んで欲しいかも。主人公の女の子は、「愛って一体何なのか」という問題と最初から最後まで格闘している、至って健康・純粋な女の子です。娼婦だなどという偏見は読み始めてすぐに吹っ飛びます。日記形式の章が沢山あって、そこには彼女の思いのたけが綴られていくのですが、本当に男の人が書いたんだろうかというぐらい、心の描写が素敵でした。(男性作家の作品に登場する女性の心の機微には大抵違和感を持つ人でも、これならすぐに感情移入できます。)メルヘンチック・ちょっとおどけた風に仕上げている一方、この本は先進諸国の人間向けに体を売る貧しい国の女の子たちに目を向けようという問題提起も兼ねていると思います。それでも、作者のラテン系な底抜けの明るさのお陰で、ちっとも重さを感じさせないので、どんどん読めます。ハリウッドが映画化したら、チンケな恋愛ロマンスになってしまいそうですが、本で読む限りとても心温まるストーリーなので、まだ読んでいない人も是非読んでみてください。ハマりますよ。 | ||||
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”本当の自由の経験とはこういうことだ・・・この世で一番大切なものを、所有することなく、抱きとめること。(p106)”この本をはじめて開いたときに、ぱっと目に飛び込んできたのがこの言葉でした。ものすごくこころに響きました。そして、この一文に、今回わたしがこの本から教えてもらったことのエッセンスが凝縮されているように思います。ほかにもこころに響く言葉がたくさんあります。”ただ、愛を告白してしまったことは、すべてを失うことにつながりかねないので、若干後悔していた。でも、何を失うというのだろう?引き換えに何も求めていないのだから。”(P193)”空に微笑みを向けて、自分が生きていることを、そして、愛している男から何も期待せずにいることを感謝するのだった。””神様、ほんとにどれほど気持ちが良かったことか・・・所有されながら所有しないでいるというのが!””私は愛したい。ただそれだけ。私は誰かを愛さなくてはならない。””互いに愛し合おう。しかし、決して互いを所有しあおうとしてはいけない。”愛と自由とセックスについて、先を行く人からの、とても貴重なメッセージだと感じました。現実に、自分もこんな風に人を愛していこうと思いました。 | ||||
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主人公のような娼婦ではないけれど、かつてはいろんな男とセックスをした。今はつきあっている人はいない。今となっては、セックス(11分間)に到達するまで、もしくはセックスの後別れるまでが面倒なのだ。むなしいのだ。そんな乾いた状態で読んだ。テンポのいい展開、わくわくする恋愛、どきどきする出会い・・。セックスについて正面から向き合った内容で、飽きずに一気に読んでしまった。愛することこそすべて、それを再確認できる物語だ。 | ||||
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愛とsexの核心についてここまで忠実に表現された本は初めて読みました。最初は、宗教色が強いのかな?と戸惑いましたが主人公のマリーアの生き方や強さにとても惹かれました。まだ読み終えていませんでしたが、50ページ程の時点で既にこの本の価値を評価しています。 | ||||
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帯にひかれ、手にしました。少し、文章が難しいのですが、(固い?)女性の強さを感じました。悩みごとがあるときに読むとよいですよ。 | ||||
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まだ読み終わっていないが、感想としてはパウロ・コエリョの作品の中でアルケミストの次ぐらいだと思います。現在、原作(ポルトガル語版)を読んでいますが、読み終わったら日本語版にも挑戦したいと思います。 | ||||
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こんな風にセックスを書いた人はいないように思う。いわゆる経験豊富な人が言いそうな「男なんて、女なんて服を脱いだらみな一緒よ」というのでもない。むしろそういったことと対極をなす。ただ、男と女の側から正直に。あまりにも正直なので目からうろこが落ちる。これを読むと、男女の恋愛や関係は、駆け引きや戦いではないのだと思う。何度も、手を止め、味わいながら読みました。パウロの勇気と才能に拍手です。 | ||||
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人は、常に何かを選択している。生きること、愛すること、冒険を求めること。マリーアには、他の選択肢もあった。けれど、彼女は「娼婦」になることを選んだ。それは彼女の人生の目的、「愛を理解すること」のための一つの手段にすぎない。愛とは何か、経験しなければ分からないこと。いかに自分が自分自身の考えではなく、社会的な、周りの環境から与えられたものを信じているか・・・。この本は、たくさんのことを考えさせてくれました。 | ||||
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「アルケミスト」、「星の巡礼」、「ピエドラ川のほとりで、、、」とどれも大好きですが、この「11分間」は一気に読めるぐらい、はまってしまいました。スピリチュアリティとセクシュアリティの統合ということでしょうか?主人公のような意思の強い女性にあこがれます。そして、彼女にぴったりの男性が登場します。あんな風に愛し、愛されてみたい、、、、読みながら、本当に深いところで、感動しました。愛に精神性を求める、すべての男女におすすめの本です。 | ||||
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人が人と出会うことは奇跡である。人が人を愛することも。主人公マリーアは娼婦を生業としながら常に自分の心の声に耳を傾け深く深く丹念に自分の愛を求めていく。マリーアは娼婦でなければならかったのか?それはわからない。が、愛とセックスの意味を真っ向から探求する姿は修行僧のようであり、娼婦であることは彼女自身が自分で選んだことには間違いない。大切なのは様々な出会いの中で自分の意思で何かを選び取り、選んだ世界で真摯に生きていくこと。そして誰にでも必ずその人だけの愛とセックスがあるということを信じさせてくれる。この本は私の宝物になった。 | ||||
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