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11分間
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11分間の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.43pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全56件 21~40 2/3ページ
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ok no problem fine. good enough nice | ||||
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読後、私も真剣に考えたが、主人公と同じように結局は何も解っていない。だがパートナーとこういう腹を割って話し合える事は良い。最愛の人と性の話しあいが出来ない人はたくさんいる。正直に生き正直に話すのは、案外難しい。 | ||||
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前半は、自分も本当は娼婦なんじゃないかと思うぐらいに、考えさせられた。 仕事に対しても、人間関係に対しても。社会で常識の枠に縛られて生きていくこと自体が、なんら彼女たちと 大差ないような気がした。 それでも、後半は、愛を信じず怖れている部分が、自分にも当てはまって。夢って何だろうか?と思える。 誰かと共有できて初めて、夢は実現できるものになるのじゃないか?と気付かされる。 夢が先か、愛が先かは分からないけれど。 そしてその先に性がある。 世界中の多くの人が経験をしているにもかかわらず、何だかタブー視されていて(多分宗教上の教えによる) 本来ならば、もっと豊かなものに人間はできるはずなのに。 パートナーと共有したい本です。 でも、最後の部分は憎いなぁ〜! あのサプライズは女性の多くの永遠の夢かも!(もしかして、男性もですか?) | ||||
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主人公の手記と物語が見事に絡みあい、「性愛」の尊厳をリアルな心理と体験描写で描ききった凄い物語です。 単なる快楽、金だけのための行為、それらある意味下世話な世界をも肯定し、包み込み、超越してしまう愛の力 パウロコエーリョがエロスをテーマに描くと、どんな卑猥と呼ばれる表現でもとことんロマンティックになってしまう。 ただ、リアルな性描写がテンコ盛りなので、 そこらへんは好みが別れるかもしれません。 しかし僕が思うに、この作品も、パウロ氏の一貫したテーマにはなんら変わりなく受け入れられました。 ラストがまたいいんです。 思わず「おお…」と呟いてしまいました。 | ||||
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セクシュアルな要素が強い本でしたが、作品全体を読み終わってみるとちょうど今の季節のように、暖かいというかほんわかとした気持ちになる本でした。売春婦という社会的な尊敬のない仕事をしながらも、自立的に、懸命に生きる主人公が本当に魅力的です。数多くの男性との出会いを通して、男を分類したり、その隠れた弱さを描写する箇所などは大変興味深かったです。 哲学的な部分(定義が難しいですが)が苦手な人は、まずストーリーの流れにだけ注目して読んでも十分おもしろいと思います。ただ、この本を通しての著者のメッセージはそういった哲学的な部分にたくさん埋もれています!むしろ自分自身に問いかけてくるようで、本を読みながら、何度も自分の思考の世界にワープしてしまってました。人生とは?、働くとは?、愛とは?というありふれたテーマに対する自分の理解が、著者との対話を通して深まっていくイメージでしょうか? ただ自分にとって衝撃的だったのは、同じくらいの年齢の女の子の感想がまったく違っていたことです。やはりテーマに沿って、女性の体のこととか、こういうことに対する女性の受け止め方がかなり綿密に女性視点で書いてあるので、どうしてもそちらのほうに気が行ってしまうということなんかな?と思います。 むしろそういう視点で読み返してみると、「男を虜にする極意」みたいなのが、マニュアルっぽくなく自然に物語の中にたくさん埋め込まれているんじゃないかなーと感じました。 だから、物語のメッセージを理解できる聡明な方で、主人公マーリアのように冒険心の強い人なら、読書前後で考え方や行動がガラリと変わってしまうこともあるのではないでしょうか? | ||||
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11分間というタイトルに惹かれ初めてパウロ・コエーリョ 読んでみました。 前半、なんておバカな田舎娘?と思ってましたが読み進むうち、意外な彼女のクールさと実直な部分が見えてくる、、(やや好感)そして最後まで潔く自分のタイミングを知っている利口なマリーアに幸せになってほしいと思い始めている自分。 行く末を案じ、ハラハラドキドキな展開でしたが後半からの流れ、 特にラストはロマンティックで大満足です。 あの、不意打ちにはちょっと泣けました^^ | ||||
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読み終えて面白いな、と感じたのは、訳者が違っても作品が違っても、「ああ、パウロ・コエーリョだ」と嗅ぎ取れるということ。話の展開、登場人物たちはやはり同じ腹(作者)から生まれたものと解る。 難をいえば、本作品と「ピエドラ」は近いような、似ているような、展開であるかもしれないな、ということ。中身は全然違うが。 それにしても、初版のバックカバーに書かれている内容紹介で、角川は3度も「マーリア」と書いているが、第二版以降では直っているのでしょうか? | ||||
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夢を抱いて異国の街で娼婦になってしまった若きブラジル女性の、苦悩と葛藤と愛を描いたお話です。 『性とは、愛とは何か?』という人間の、古今東西変わらぬ疑問を、主人公の視点から描いています。 著者のパウロさんが、様々な女性からインタビューしたことを元に書かれているそうで、非常にリアリティに富んだ内容になっています。 娼婦を続ける事への葛藤、愛に対する絶望、金銭に対する欲求、そんな様々な思いが正直に描かれていて好感を持ちました。 主人公のブラジル女性が、本当の愛をみつけていく過程に感動をおぼえました。 ラストは必見ですよ。 | ||||
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この方の本は他にも何冊か読んだことがあるけど、すごく独特の雰囲気がある。 今回もやっぱり独特の雰囲気のある不思議な本だった。 夢破れ外国でなんとなく娼婦になっちゃった女の子の話しなのに暗さが全然なくて、 どことなくユーモラスなほどの彼女の強さ。エンディングが意外だった。 | ||||
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我々はこの人生で、どの瞬間をとっても、片方の足を御伽噺に、もう片方の足を奈落において生きている 人生はときに、きわめて貪欲だー人は何日も何週間も、何ヶ月も何年も、新しいものを何一つ感じずに過ごすことがある。 ところが、一度ドアが開かれるとー開かれたわずかな隙間から本物のなだれが突入してくる。 ある瞬間、ひとはなにも持っていなかったのに、次の瞬間には持ちきれないほどのものを持つことになる。 サドいわく「私たちは自分自身の限界を見つけたときに始めて自分を知ったといえる」というのだが、たしかにそうだ。 しかし、間違っているともいえる、なぜなら、自分自身について全てを知らなくてもいいのだから。 なるほどなあ〜〜と思った作中の文章であります。 | ||||
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孤独で美しい風俗嬢が運命の人に出会い堕落した生活から救い出されるそんなシンデレラストーリーだと思いこの本を買ったでもこの物語はそんな幻想よりも私に現実を、そしてささやかな夢を見せてくれたストーリーそのものよりも主人公の思考に魅力があり共感する事が多かった作品のテーマは性についてなのかもしれないだが物語を読み感じるのは生きるという事、愛、孤独、大切な何かについて読み終わったあと、泣きたいような、胸が痛いような、不思議な幸福感が私を包んだたくさんの女性にこの本を読んでほしいと思う | ||||
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出張の時に上野の駅中の書店で見かけて何気なく買いました! 読み始めると、ドンドンと引き込まれるストーリーで、 洋書にもかかわらず、思わず本にのめり込んでしまいました! 女性が主人公でSEXについてこんなにまじめに書いた本は、 今まで読んだことがありませんでした! その後、10回位英語で読みました!おかげで英語力もついたかも! それから日本語訳も見つけたので読みました! 気に入った話しは何語で読んでも面白いのです! このお話は以前に読んだアルケミストよりも好きです! とくに大人の女性にはぜひともおすすめの一冊です! | ||||
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テーマで大きく【性について】バーンッ!ってあったけど、読み終えて残るものは日の当たる空の下のように清清しいでした。 女性の気持ちがそのまま書かれていて、とても親近感を覚えました。 媚びない、人らしく女性らしく。 『時間がない!』『お金が無い!』『バタバタ毎日忙しいよ〜!』ってなってるとき、いいかも。 | ||||
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ブラジル娘マリーアがダンサーとしてスカウトされスイスへ。ひょんなことから娼婦となり、客の画家との恋を成就させるハッピーエンドな女の半生。こう書くと通俗的だが、これはブラジル娘のカラダとココロを通して“セックスとは何なのか?”を深く考える作品である。“11分間”とはセックスに費やされる所要時間のことなのだ。なぜ11分間のために人々はここまで翻弄されるのだろうか? ブラジル娘が青春特有の天邪鬼から初恋に破れ、その美貌から雇い主を手玉に取り、やっと取った有給休暇のコパカバーナでダンサーにスカウトされ...という序盤のあっけらかんとした感じがとてもいい。日本の女子高生やOLも共感しきり?の行動と心理が描かれている。 娼婦となってからのマリーアは、したたかであり、冷静にセックスを捉えている。個人的には、“男は女のカラダをまったくわかっていない”という結論で良かった気がする。主人公マリーアが実際に画家と恋に落ちてしまった瞬間から、セックスは観念的で哲学的なものに変容してしまう。マリーアは最後の最後まで抵抗し、それを認めない意志を示すのだが、結局はありがちな“セックス=愛、幻想”に着地してしまう。序盤、中盤のセックスの描き方、捉え方が新鮮なだけに、この終わり方は腑に落ちない。 それにしてもこの小説、名文句数知れずである。 「(男は)殴ったり、大声を出したり、脅しつけたりするかもしれないが、実際には女を死ぬほど怖がっているのだ」 「セックスというのは、コントロールの喪失をコントロールする術のことである」 “11分間”に関心のあるすべての人になんらかの意識の変化、インパクトを与える作品だと思う。 | ||||
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私がパウロの作品を初めて読んだのは大学2年の時。同級生からかりた「ベロニカは死ぬことにした」が最初である。 奇抜なタイトルとそれに屈する事の無い内容。初めて作品の中に引き込まれる本だった。それまで出合った本は正直自分を夢中にさせることは無く、全て国語の教科書のような感覚だった(なんか無礼な感じはするがまさにそんな感じだった)。 一方、この人の作品はそれらと違って、文章を読み始めると勝手に頭がヴィジュアライズを始めて行く。作品の舞台や人間関係、そして個人の心情の全てが映画のように私の頭を駆け巡り広がっていく。現実の世界よりもより現実的。だけど出来過ぎた現実。 それで夢中になった私が手をだしたのがこの「11分間」。「性」という誰しもが意識しなければならない一方で羞恥心を抱えてしまう事柄を、一人の売春婦によって恥ずかしめる事無く、その本質を紐解いて行く。勿論「性」の事だけではなく、彼女の夢や希望を抱える中でそれに達成出来ず現実を苦しんでいる姿がどうしても青年期の生きる私たちの感情とシンクロしてしまう。 結局の所彼女は売春婦を続ける中で自分が進むべき道を決し、それに向かって走り出していく。大体の話の内容はこんな感じなのですが、よりディープな仕上がりです。でも、目を背ける事は全くないと思います。電車の中で読むのはちょっと恥ずかしいかもしれませんが、”ポルノ”ではないので堂々と読みましょう!! | ||||
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実話であるところが読後に明るい余韻を与えてくれる。 性に好奇心の人一倍強い主人公マリアは故郷を飛び出し、都会へ。 マリアは知的でたいへん現実的な性質であるがゆえに、 性の快楽やお金、成功することがどういうものかを、みずから体験しながら、クールに結論を出していく。 そんな彼女に思いがけないことが起きる。愛との出会いである。 そしてセックスが愛とセットになっていることがわかる。ひとりの男性との恋愛を通じて真理に目覚めていくのだ。 パウロ・コエーリョの文体はこの本でも絶妙である。陽気で、どことなくユーモラスで、淡々としていて…。 「11分間」のタイトルの意味はとても面白い。みなさん、ご存じでしたか? | ||||
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パウロコエーリョの中で一番好きな本。女性が、自分の体と心だけで学んだ「本当のこと」が書かれています。全てに関して共感しました。贅沢な体を誰でも持ち備えているのに、なぜそれをどの女も駆使できないのか。なぜ欲しいものを求めないのか。大変簡単な英語で書かれているので、eleven minutesの方も読んでみて欲しいと思います。 | ||||
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ブラジルの田舎で生まれ育ったマリーアは、21歳になると広い世界に憧れてスイスへと発つ。そして22歳になった時、人気の売春婦になっていた。彼女がしたのは決断ではなく選択の連続だったのかもしれない。しかし彼女の中には強く前向きな意思が確かにあった。 マリーアの思い、語る言葉はとても美しく哲学的だ。世界と、ひとりぼっちで人生に立ち向かっていくために生まれてきた人。苦痛と屈辱とものすごい快楽。女と男。愛とセックス…短い、あるいは長すぎる人生の中で、人は様々な経験をして生きていくのだ。 読んでいる最中はとにかくエロくて、また、女性はこれほどまでの洞察と深慮を持ち合わせているのかと驚かされる。そして読み終えてみると純粋なラブストーリーだったとも思う。 | ||||
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よく、海外文庫は一人ひとりの名前を覚えられないので、とっつきにくいという方にもお薦めです。 この本には女性から見た恋愛に必要な事、全てが書かれていると思います。是非男性に読んで頂き、女性が恋愛に求めていることを理解して頂きたいと思います。 | ||||
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ところどころKEYワードがあるのだけれど、聖書のように一章ごとのまとめがあるようで、それが全編を貫いていない。若い娼婦をとりあげて、過剰解釈している印象が強く、人間には身体機能として「性欲」があり、愛する対象がなくても夢精が生じることを、あえて無視している。愛と性と精神性の融合を取り上げているが、男女には「性差」があり、肉体も違う。「性」をもつ意義も元々が違う。娼婦という職業を定義するなら、異性側におこる「対象のない性欲のはけ口」であり、「精神的なつながり」の代わりに「金での契約」という一時的刹那を特徴とする。セックスボランティアという言葉が定着し、まったくのセックスレスが逆に不健全だという現代の風潮のなか、コエーリョは力技で精神的な結論に持っていってしまった気がした。 | ||||
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