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ベロニカは死ぬことにした
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ベロニカは死ぬことにしたの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.00pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全10件 1~10 1/1ページ
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知り合いの死にたがりが死んだ。ベンツ全損どろこじゃすまない迷惑をこうむった この本を読んで、ああそういうことだったのかと思うところがあった 傷は今も痛む 何も変わらないが、教訓を得た感じがした 素人に手に入る精神疾患の本を何百と読んでもわからなかったことだ いわゆる精神病院脱出ものねとはすにかまえていたら、ラストでほんわり アルケミストの作者だと知ってああ、と思った 何十とある精神病院のスーパーヒーローや脱出ものとは違う 作者の人間性ゆえだろう | ||||
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ヴァージンスイサイズに通じるような、女性の?自殺願望特有の被害者ぶりながらの選民思想のような、悟りすました感じがどうもいただけません。 拒否反応までではなくとも、「あっそ、だから?」ってなってしまう。 「スロベニアがどこにあるのか世界に知らしめようと思ったから」という自殺理由も、自殺の劇性をかわいらしさでやわらげようという魂胆なのかもしれないが、結局は醒めた目で傲慢不遜に生を否定しつつも、どこかで自分だけを特別視してる、という自殺願望者の歪んだ自己愛みたいなものが感じられてダメでした。 自殺を描くのは難しいのだと思います。 | ||||
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話の筋は一応わかりましたが、 抽象的な表現、言葉が多くて、 今一つのめりこめなかったし、『消化不良』みたいな気分。 他の方のレビューを見ると、結構“絶賛”されてるから、 「皆さん読解力すごいのね」と感心してます。 | ||||
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淡々とした安定した日常の打破を 自殺をすることで実行しようとしたベロニカ。 主人公が女性・年が近いというのもあり 読みはじめの段階で期待しすぎました。 言いたい事はわかる! が、やはり筆者が男性なせいかラテンなせいかカトリックなせいか ベロニカが自分を解放する描写の部分には、んんん…と眉間にシワ。 抑圧ってそれ?そんなこと? どうも、男目線で書かれてて違和感があります。 愛というものを見ている視点は、やはり男女では違うんだなぁと。 なんとか最後まで読みましたが、すぐにしまっちゃいまいました。 女の人が感じる生の抑圧ってもっと違うよ、パウロ(笑 | ||||
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タイトルに惹かれて即買いしました。 …が、訳がわかりにくかったため、途中挫折を繰り返し、1年半かけて やっと読み終わりました。 死に損ねたベロニカと担ぎ込まれた精神病院で出会う人たちを通じて、 心を病むこと、生きることについて考えさせられる話です。 今の時代にあったいい本だと思うのですが、 もう少し読みやすければ、なおいいと思います。 文庫版に期待でしょうか。 | ||||
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この作品は、生きる力のすばらしさと、社会の中、家族の中で自分がよりよく生きていくことの難しさの側面を精神病院という舞台を通じて描いた作品である。 毎日に飽きていたベロニカはわりと気軽に死を選ぶ。 その次に目を覚ましたのは悪名高き精神病院。 後遺症によりあと数日の命だと知らされたベロニカは喜びや悲しみをあえて受け止めないように人とのつながりを最初は避けていく。 が、次第に個性的な周囲の人々とのコミュニケーションを通して、自分の再発見と生きることへの真剣さ、他人への思いやりの大事さを発見していく。 マスターベーションのシーンもひとつの自己発見であり、ピアノを演奏することとなんらかわりがないようにも思われる。 再生したベロニカ。 これからは生の喜びを感じながら幸せに生きていくことができるだろう。 | ||||
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表紙にひかれて高校のときに読みました。結構、感動したのですが訳がとてもわかりにくいように思えました。原書を忠実に訳した、という感じです。お話自体はとても素晴らしいのですが、訳がどうも好きになれません。文庫版は訳に多少手が入れられているようなので、また読みたいと思います。 | ||||
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精神病院を舞台とした、魂の解放の物語。主人公の自殺未遂美女ベロニカが、何人かの登場人物から影響を受け、また、彼らに影響を与えながら、話が進む。「自分らしく生きる」って、どういうことか本当に分かってますか?という質問を投げかけられ、「私はこういうことだと思う」という著者の主張が、物語に込められている。 物語や比喩でメッセージを伝える、というよりは、登場人物の会話やナレーションで主張を朴訥に書き出している、という印象を強く受ける。そういう意味では、文芸作品、というより、哲学書のようだ。 また、訳がかなり不自然なほど無味乾燥なものになっている。これは著者の文体に忠実に訳した結果なのか、それとも・・・・そのへんは原文を読んだ方にしか分からない。 とにかく、文章の美しさ、表現の味わいを求める方にはお勧めできない。 | ||||
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パウロ・コエーリョの作品は、いろんな意味で考えさせられることが多い。 その中でも心の中のタナトスを描いたのが、この作品であると思う。 生き続けても得るものはなく、苦悩する可能性が増えていくだろう人生に見切りをつけた主人公。 しかし自殺は未遂に終わり精神病院に収容される。 後遺症で一週間の命と宣告され、再び生きることの意味を考え始めた。 生きることの意味を探し求め、患者達との交流もまじえてストーリーは展開していく。 なんでもない日常に疑問を持ってしまった時、人は死を選ぶのだろうか。それはその人の価値観だから、責められるものではないと思う。正常な人間と精神に異常をきたした人間との違いは人数の違いだけだという話を持ち出しておきながら、最後には皆が医学的に回復の兆しを見せ始めたというところで終わっている。ひとつ気になったのは、多重人格の男性も絡めているけれど、どう見ても自閉症。誤訳か? 自分の人生を自分らしく生きろ、と言いたかったんだろう。「アルケミスト」が完成されていただけに、もう少し精神世界を掘り下げてみて欲しかった。 | ||||
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文末のくくりが、「・・・した」「・・・であった」「・・・だった」等いやと言うほど「た」が多用され過ぎていて読みにくかったです。原作がいくら良くても、訳者のせいで魅力が台無しになる事があるけれど、これもそれの一つ。それから文の作り方が、中学生の英文訳のようなんです。私は英語が出来ないので、原作とどれくらい違いがあるかは分かりませんが、この本の訳はかなり杜撰だと言えるでしょう。だけど内容自体は面白いので星三つ。だからその分残念です・・。 | ||||
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