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ベロニカは死ぬことにした



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ベロニカは死ぬことにしたの評価: 4.00/5点 レビュー 66件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.00pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全66件 21~40 2/4ページ
No.46:
(5pt)

私も死ぬ事にした

失恋した時に「私の心は死んでしまった。生きては行くけど、誰も愛せないかもしれない。男性は必要だけど」と大袈裟に思った事がある。登場人物にも恋愛のもつれでおかしくなった女性がいたので、ああならなくてよかったと思った。でも、今は本当に誰も愛せなくなったので、困った。私も大袈裟だけど、この精神病棟の人達のように傷付きたくないから何かを誤魔化しながら生きている事に気付いた。もう一度元気になりたいと思います。
ベロニカは死ぬことにした (角川文庫)Amazon書評・レビュー:ベロニカは死ぬことにした (角川文庫)より
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No.45:
(5pt)

サナトリウム

パウロ・コエ―リョのベストセラー小説です。寓意的で、観念的な小説です。スロベニアのサナトリウムで展開される物語です。自殺して、目が覚めて数日以内に命がなくなる女性と多重人格の青年を軸に物語が展開していきます。ユーゴスラビアの紛争など政治的なものから、インスリンショックや電気ショックなど精神医学的なものや女性のマスターベーションまで、非常に多彩なテ―マの交錯した小説です。
ベロニカは死ぬことにした (角川文庫)Amazon書評・レビュー:ベロニカは死ぬことにした (角川文庫)より
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No.44:
(4pt)

生きる意味をもう一度考えてしまいました。

司馬遼太郎さんは以前こんなことを言っていました。
現代人はある程度生活ができるようになった。
そうなると、ひとは自殺するようになるだろうと。
これは恐ろしい暗喩だなと思っていました。
この本を読む時、こんなことを考えながら読んでいました。

『物語を話してあげるわ』
『王国全土を崩壊させようとした力のある魔法使いが
全国民が飲む井戸に魔法の薬をいれたの。その水を飲んだ
者はおかしくなるように。
王様とその家族以外はみんなおかしくなった。そして、
王様の決定は馬鹿げたことだと臣民が騒ぎ始めた時、
絶望した王様は自分も狂気の水を飲み、不条理なことを
口走り始めた。その国は近隣諸国よりもおかしな行動を
とっていたけど、その国は平和な日々を送り、王様は
その最期まで国を支配することができましたとさ。』

みんな狂っているのなら、自分も一緒に狂ったほうがいい
・・・という挿話が気になりつつこの本を読みました。

この物語の主人公はベロニカ。彼女は全てに恵まれて
いるにも拘らず、大量の睡眠薬を飲んで死のうとします。
しかし、死ぬことに成功せず、精神病院(ビレット)に
送り込まれてしまいます。そこには、様々な理由で
壁の中に逃げ込んでいる人達が生活しています。
本当は狂ってなんかいないのに。
でも、ガラスの壁の中が居心地がいいと思い込んで
います。
でも、みんなはベロニカの行動を見て考えます。
その中の元弁護士だったマリーはボスニアに行くこと
にします。冒険の危険には1000日分のやすらぎも
安心もかなわないと言って。
ベロニカは後1週間しか心臓がもたないと言われて
改めて生きる意味を考えます。その後に数々の箴言や
挿話がはさまれていて、私たちも迷ってしまいます。
しかし、本当はベロニカの心臓はどうだったのでしょうか。

この作家はアラブ系の人かと思っていましたが、
ブラジル人なんですね。
パウロ・コエーリョという名前もなにか詩人のようで
気になりました。読んでみて良かったですね。


ベロニカは死ぬことにした (角川文庫)Amazon書評・レビュー:ベロニカは死ぬことにした (角川文庫)より
4042750052
No.43:
(3pt)

今一つ…


話の筋は一応わかりましたが、
抽象的な表現、言葉が多くて、
今一つのめりこめなかったし、『消化不良』みたいな気分。

他の方のレビューを見ると、結構“絶賛”されてるから、
「皆さん読解力すごいのね」と感心してます。


ベロニカは死ぬことにした (角川文庫)Amazon書評・レビュー:ベロニカは死ぬことにした (角川文庫)より
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No.42:
(5pt)

いい本

いい本だった。少し「啓蒙的」な嫌いもあるのだが、それで鼻しらむことはまったくなく、それ以上に、物語を包み込む独特の空気感がよく、読んでいてい非常に心地よかった。読んでいる間、自然にカエターノ・ヴェローゾのメロディが頭に浮かんできたのだが、読了して調べてみるとコエーリョもヴェローゾもどちらもブラジル人とのこと。民族特有のある種の濃厚な詩情があって、それが翻訳を通しても伝わってくるのかなと面白く思った。読みおえて周囲を見回すと、それまでより世界が輝いて見えるような話です。
ベロニカは死ぬことにした (角川文庫)Amazon書評・レビュー:ベロニカは死ぬことにした (角川文庫)より
4042750052
No.41:
(5pt)

いやあ死ぬほど面白かったですとしかいいようが。。。

本当に本当に面白かった。

たぶん私が、皮肉をつかって日常を表している文体が好きなだけなのかも知れないけれど。

変にきれいぶった表現しないところが好き。

初めのほうになぜか著者も登場してきたりして。

最後はなんとなくそうなるのかなって途中で考えてて、やっぱ違うなって
思ったことが起こったので二重に裏切られたような気になりました(いい意味で)

女心がわからない人と、まだ子供の人にはわからないと思います。
著者は男性なのになんでこんなに女心がわかるんだ・・・

ちょっと病んでるところもあるし、暗めな話だし、
人によっては好き嫌いが激しい作品だと思います。
でも一応前向きな話です。

内容もそうだけど、書き方がとにかく好きです^^
ベロニカは死ぬことにした (角川文庫)Amazon書評・レビュー:ベロニカは死ぬことにした (角川文庫)より
4042750052
No.40:
(4pt)

ドラマティック。

真ん中あたりまで読むと、なんとなくラストがわかってしまった。
わかってしまったけれど、つまらないとは思わない。
最後まで読ませ、魅せてくれるドラマがある。
ページをどんどんめくってどんどん読んだ。
パウロ・コエーリョの力量は、なかなかだと思う。





ベロニカは死ぬことにした (海外シリーズ)Amazon書評・レビュー:ベロニカは死ぬことにした (海外シリーズ)より
4047913448
No.39:
(5pt)

死ぬことにした人が生きることを意識したらどうなる?

そのタイトルの通り、ベロニカは死ぬことにする。
しかし、未遂に終わった。ベロニカが次に目覚めた場所は精神病院だった。
自殺未遂の影響でベロニカの体は衰退し、もう死が目前の状態だ。
自分は生き返ったのに、死ぬことは確定している。
逃れられない。

しかし、次第に生きたい、という思いが彼女を突き上げ、
残された時を懸命に生きる。その懸命さが周りのものに影響を与え、
周囲も生きる欲望に満ち、人々に変化をあたえてゆく。
死にゆくベロニカが、生きる希望の象徴となった。

実は著者パウロ・コエーリョは、自身も青年時代をそんな施設で
過ごした経験があるというが、著者が昔みた光景が表現されているのだろうか、
情景が目に浮かぶようだ。精神病院の中は通常はなかなか知ることがないから、
その様子を垣間見れるのも興味深い。

そして、設定が面白い。
「死ぬことにした」、と最初から宣言してしまった物語がどう展開されるのか、
興味があって読み始めた。かるい気持ちで読み始めてしまったのだが、
結構考えさせられた本だった。
深夜までかかって一気に読み進めたほど印象的だったのだが、
この本はぜひ元気があるときに読んだ方がいい。

なんと、最後に驚くべき結末がベロニカを待っているのだが、
それは読んでのお楽しみ。決して最後から読まないように、ご注意を!
ベロニカは死ぬことにした (角川文庫)Amazon書評・レビュー:ベロニカは死ぬことにした (角川文庫)より
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No.38:
(3pt)

言いたい事はわかるが…

淡々とした安定した日常の打破を
自殺をすることで実行しようとしたベロニカ。
主人公が女性・年が近いというのもあり
読みはじめの段階で期待しすぎました。
言いたい事はわかる!
が、やはり筆者が男性なせいかラテンなせいかカトリックなせいか
ベロニカが自分を解放する描写の部分には、んんん…と眉間にシワ。
抑圧ってそれ?そんなこと?
どうも、男目線で書かれてて違和感があります。
愛というものを見ている視点は、やはり男女では違うんだなぁと。
なんとか最後まで読みましたが、すぐにしまっちゃいまいました。
女の人が感じる生の抑圧ってもっと違うよ、パウロ(笑
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No.37:
(2pt)

人生の意味を問う

読んで映画「カッコーの巣の上で 」を思い出した。精神病院
で狂人の振りをして暮らしている人がいるところが共通する。
ベロニカと3人の患者はそれぞれ理想と現実のギャップに苦しむ。
そして一度は逃げ出すが、やがて現実に立ち向かう。
著者が言いたいことは上記のようなことだろうが、精神世界
のような描写もあってやや難解。好みは分かれるだろうが私
としては映画「カッコーの巣の上で 」のほうが好み。
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No.36:
(4pt)

 割りと面白いかも・・

 
 中盤辺りから、面白くなるかも。
 まあ何だかですが・・、よろしいのでは・・。
 わたしが思っていた、もしも自殺に失敗した後、
大変なことになったら厭だなあとか。
 毎日が同じ事の繰り返しだから、死んじゃうかなと
思ったりしたのは、わたし中学1年でしたが・・。
 
 ストーリー中、まあ上手く事が運んだから良かったようなものの、
でなければ大変な事に・・。
 著者は入院歴とかあるようで、その辺も詳しそうだし、
薀蓄というか、理論的な思考も結構面白いかも。
 
 それにしても、著者はブラジルなのですね、
映画界のみならず、文学界も世界中が一定レベルに差し掛かって
いるようです。
 読み易い本です。
 アルケミストは買ったまま、まだ放置中・・、読むかなあ・・。
 それは、海外の某結婚詐欺師が、大富豪主婦実業家のその趣味も悪用して、
騙すのにも使われたとか・・、おほほ、凄いですわね、タイトルにもぴったりね・・。
 
 わたしは死ぬ気は無いですな。
 
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No.35:
(3pt)

もう少し読みやすければよかった

タイトルに惹かれて即買いしました。
…が、訳がわかりにくかったため、途中挫折を繰り返し、1年半かけて
やっと読み終わりました。
死に損ねたベロニカと担ぎ込まれた精神病院で出会う人たちを通じて、
心を病むこと、生きることについて考えさせられる話です。
今の時代にあったいい本だと思うのですが、
もう少し読みやすければ、なおいいと思います。
文庫版に期待でしょうか。
ベロニカは死ぬことにした (海外シリーズ)Amazon書評・レビュー:ベロニカは死ぬことにした (海外シリーズ)より
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No.34:
(3pt)

死を意識したとき、真摯に生きることを選べる

この作品は、生きる力のすばらしさと、社会の中、家族の中で自分がよりよく生きていくことの難しさの側面を精神病院という舞台を通じて描いた作品である。
毎日に飽きていたベロニカはわりと気軽に死を選ぶ。
その次に目を覚ましたのは悪名高き精神病院。
後遺症によりあと数日の命だと知らされたベロニカは喜びや悲しみをあえて受け止めないように人とのつながりを最初は避けていく。
が、次第に個性的な周囲の人々とのコミュニケーションを通して、自分の再発見と生きることへの真剣さ、他人への思いやりの大事さを発見していく。
マスターベーションのシーンもひとつの自己発見であり、ピアノを演奏することとなんらかわりがないようにも思われる。
再生したベロニカ。
これからは生の喜びを感じながら幸せに生きていくことができるだろう。
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No.33:
(5pt)

死を前にした中での生きる希望

「ベロニカは死ぬことにした」タイトルからしてショッキングです。でも妙に心惹かれるものがあり手に取りました。
舞台は「狂人」たちが集まる精神病院の中。睡眠薬を飲んで自殺を試みて運ばれたうら若き女性が主人公です。
自殺未遂による薬の多量摂取による後遺症で、あと1週間ほどの命と告げられます・・・。
ー人生の時間は無限にあるように思われがちですが、実際は有限なものです。明日、何が起こるかは誰にも分かりません。
もし、自分があと1週間の命と言われたら・・・?
 そういう普段は見過ごしてしまいがちな事を、考えさせてくれる本でした。
絶望の中に希望を見出す、ひとすじの光のような読後感でした。
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No.32:
(2pt)

評判ほどではない

もしかしたら期待した分点が辛いかもしれませんが、☆2つ。
例えば、精神とかについての話が好きで人には勧めない。
ありきたりだと感じてしまいそう。
私はそういう意味で特に感動しなかったのと、先が読めてしまってがっかりした。
読み手がこういうジャンルの話題に慣れていないのなら読む価値があるかもしれない。
パウロ・コエーリョの話が途中に少し挿入される部分はあとがきで
「賛否両論がある」と述べられていたが、この部分があることで
ベロニカの話がより身近でリアルに感じられるんだと思った。
(実話かどうか、実話だとしたらどの程度が想像による補足か、は)
(私は知らないし、どっちでもいいと思う。)
あと、訳があまりよくないような気がしました。
ベロニカは死ぬことにした (角川文庫)Amazon書評・レビュー:ベロニカは死ぬことにした (角川文庫)より
4042750052
No.31:
(4pt)

ベロニカは死ぬことにした

エンディングにたどり着くまで暗くて憂鬱な話しだと思い込みながら読んでいた。
読み終わってみたらとてもすがすがしい本だった。意外。
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No.30:
(5pt)

翻訳物にしては珍しく面白い。○○することにした、という文体でずっとつながっていく。
変わったタイトルやけど原タイトルの直訳なんやな。
お前が「死にたい」と言って無駄に過ごした今日は昨日死んだ奴が一生懸命生きたかった明日なんだ。
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No.29:
(5pt)

映画から

映画観てから、本へ。
なんという題名!というところから、惹きつけられました。
仕事で精神障害者と関わる機会が多く、精神科病院の設定もリアルだな、という違う視点からも読みました。
狂ってる?狂ってない?
境目はいつも動いていると私は思います。
この作品を通して、精神疾患のこと、少しでもたくさんの方に知ってもらえたらいいな、と思います。
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No.28:
(5pt)

時間が教えてくれたもの、ベロニカ

テレビを見て、ご飯(えさ)を食べ、寝て、社会経済を維持する事を目的とする。
我々は、無意識的に、この目的が、人生になっている。
ほとんどの人は、意識せよそうでないにせよ、自分の人生は、自分の幸福に基づいたものではないように、社会的に、なっている。
なぜなら、自分の消費、生産活動によってのみ、我々の社会は維持されているからだ。
消費、生産活動に必要な知識、技術を取得することが、優先する。
その活動に費やす、資源である時間を、死が遠いものであると思い込んでいるから、結果的に、自分よりもシステムに使うことになってしまう。
そして、社会は、繁栄し続けることになる。
しかしながら、ベロニカは、差し迫る死によって、自分を、自分以外のものを排除して、知ることができたのではないだろうか?
そこで知ったものとは、彼女の存在意味だった。
それは、愛という他者に対する結びつきを、強化させるものだった。
それこそが、彼女が存在してきた意味で、これ以上素晴しいことはない。
そして、彼女のような経験をほとんどの人がしない。
だから、その意味を知ることは、彼女の人生を無意味にしたのではないと思う。
我々は、近づく事によって、真剣に、考え、自分を知ることになるのである。
ベロニカは死ぬことにした (角川文庫)Amazon書評・レビュー:ベロニカは死ぬことにした (角川文庫)より
4042750052
No.27:
(1pt)

どうして?

 なんでこれ売れてるんだ? 
 一歩間違えればDEEP LOVEですよ、これ。
 愛説きすぎですよ。
 奇跡起きすぎですよ。
 文章、下手じゃありません?
 べつに狂気がどうのこうの言うのはいい。正常と異常はかんたんに逆転してしまうということもよくわかった。
 でも、愛説きすぎですよ。
ベロニカは死ぬことにした (角川文庫)Amazon書評・レビュー:ベロニカは死ぬことにした (角川文庫)より
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